2024/02/06

カナダのバンクーバーはどんなところ?留学先として選ぶメリットとは

canada-vancouver_thumbnail

この記事を書いた人

バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

バンクーバーは、温暖な気候や治安の良さから、カナダのなかでも人気のある留学先です。

日本の商品も手に入りやすいため、海外留学が初めての方でも安心して生活しやすいでしょう。

しかし、その人気の高さから、物価や留学費用が気になるという方もいるかもしれません。

本記事では、カナダ留学でバンクーバーを選ぶメリットやデメリット、留学費用の目安などを詳しく解説します。

カナダのどの都市へ留学するか迷っている方は、ぜひ参考にしてください!

目次

カナダ留学でバンクーバーを選ぶ8つのメリット

canada-vancouver1

バンクーバーは、日本人留学生にも人気のある魅力的な都市です。

以下では、カナダ留学でバンクーバーを選ぶ8つのメリットについて詳しく紹介します。

多様なニーズに応えてくれる

バンクーバーはカナダのなかでも学校の数が多く、留学生一人ひとりの多様なニーズに応えてくれる都市です。

たとえば、語学留学を希望する場合、語学学校、専門学校、コミュニティカレッジ、大学といった幅広い選択肢のなかから、自分に合った学校を見つけることが可能です。

また、専門スキルを学びつつインターンシップをしたり、コミュニティカレッジから4年制大学、大学院への正規留学を目指してもいいでしょう。

このことから、バンクーバーは、留学生の多岐にわたるニーズに柔軟に対応してくれる点が大きな魅力といえます。

カナダのほかの都市よりも温暖で過ごしやすい

バンクーバーは、カナダのなかでも比較的温暖な地域に位置しており、ほかの都市に比べて過ごしやすいことがメリットの1つです。

冬(12月から2月)の平均気温は3度から4度で、東京よりすこし寒いものの、ほかのカナダの都市ほど厳しい寒さではありません。

夏(6月から8月)の平均気温は15度から18度で、日本の春秋くらいの過ごしやすい気候です。

厳しい寒さや暑さがないため、体調管理がしやすく、学業に集中しやすい環境といえます。

アジア系が多く、現地生活に馴染みやすい

バンクーバーは留学生や移民が多く住んでおり、多様性豊かな都市として知られています。

異文化を尊重する雰囲気があり、留学生に優しい都市といえるでしょう。

カナダ政府の調査によると、バンクーバーの留学生の国籍は、主に以下のとおりです。

バンクーバーの留学生の国籍

  • 1位:中国
  • 2位:インド
  • 3位:アメリカ
  • 4位:日本
  • 5位:韓国

中国や韓国などのアジア系の留学生が多いため、日本人留学生も現地の生活に馴染みやすいでしょう。

出典:International Students in BC’s education systems

治安がよくて住みやすい

バンクーバーはカナダのなかでも治安が良く、住みやすい都市としても知られています。

Economist Intelligence Unit が発表した「世界でもっとも住みやすい都市(The Global Liveability Index 2023)」で、バンクーバーは世界で5位にランクインし、カナダの都市のなかではトップの結果となりました。

このランキングは、世界173都市の安定性、医療、文化、環境、教育、インフラなどの各要素を総合的に評価したものです。

世界的にも住みやすさが証明されているバンクーバーであれば、初めての留学でも安心して生活しやすいでしょう。

しかし、バンクーバーは治安が良いとされていますが、日本以上に安全というわけではありません。

夜遅くに一人で出歩くことは極力控えたり、貴重品は肌見離さず持ち歩くなど、基本的な安全対策は怠らないように心がけましょう。

出典:https://lifevancouver.jp/global-liveability-index2023

質の高い語学学校に通える

バンクーバー留学では、質の高い語学学校に通える可能性が高いでしょう。

バンクーバーは、100校以上もの語学学校が競い合う激戦区です。

各学校が留学生獲得のために、独自の特徴を打ち出しているため、学校の質が全体的に高いとされています。

多くの学校が優れたコースやカリキュラムを提供しており、自分の希望にあった学校を見つけやすい環境が整っています。

日本人向けの飲食店・小売店などが多い

バンクーバーには日本人がたくさん住んでおり、日系企業も数多く進出している都市です。

そのため、日本食レストランや日本の商品を取り扱う小売店などが充実していることが特徴です。

留学中の生活では、環境の変化でストレスを感じやすいため、気軽に日本食を食べたり、日本の商品が手に入れられることは大きなメリットといえます。

また、世界各地の料理が食べられるのも魅力の一つです。

バンクーバーには、ブリティッシュコロンビア大学(UBC)とサイモンフレイザー大学(SFU)という一流大学が2校もあり、世界中から入学希望者が集まっています。

そのため、バンクーバーには世界各地の高級レストランが点在しており、美味しい料理が楽しめる環境が整っています。

日本からアクセスしやすい 

バンクーバーは成田発の直行便が複数あり、日本からアクセスがしやすいです。

フライト時間は約9時間かかりますが、乗り換えがないため、余計な移動時間や待ち時間が発生しません。

日本への一時帰国や、家族、友人の訪問予定がある方にとって、アクセスのしやすさは大きなメリットとなるでしょう。

本格的なスポーツが楽しめる

バンクーバーは、利便性の高い都市でありながら、豊かな自然にも恵まれており、学業の合間に本格的なスポーツも楽しめる都市です。

たとえば、マリンスポーツやカナディアンロッキー山脈のバンフ国立公園でのスキーなど、自然豊かな環境でアクティビティが楽しめるのは、バンクーバーならではでしょう。

自然のなかで体を動かし、心身ともにリフレッシュすることで、学業への良い影響も期待できます。

バンクーバー留学のデメリット

魅力的な面が多いバンクーバーですが、いくつかのデメリットが存在します。

以下では、バンクーバー留学のデメリットを3つ紹介します。

留学してから慌てることがないよう、事前にしっかりチェックしておきましょう。

物価が高い

バンクーバーは、カナダのなかでも物価の高い都市として知られています。

とくに、家賃は上昇傾向にあり、留学生向けのシェアハウスの家賃も例外ではありません。

また、カナダの消費税には連邦消費税(GST)と州税(PST)があります。

連邦消費税(GST)はカナダ全土一律5%ですが、PSTは州によって異なる点が特徴です。

バンクーバーがあるブリティッシュ・コロンビア州では、基本的に7%の州税(PST)と5%の連邦消費税(GST)がかかります。

そのため、日用品や衣類などを購入する際には、消費税が合計12%かかることになります。

ただし、カナダでは品目によって課税率が異なり、バンクーバーでは食品は非課税(0%)、書籍はGSTのみ(5%)など、消費税がかからないまたは安い商品も存在します。

留学中は、外食にプラスしてチップ代も加算されるため、生活費が高額になりがちです。

自炊中心の生活を心がけることで、生活費がぐっと抑えられるでしょう!

冬は雨の日が多い

バンクーバーは厳しい寒さではありませんが、冬は雨の日が多くなります。

とくに、11から2月にかけて雨の日が続くため、積極的にアクティビティや観光も楽しみたい方には、冬のバンクーバーはおすすめできません。

バンクーバーのベストシーズンは、6月から9月といわれています。

晴れの日が多い時期に留学したい方や、屋外のアクティビティを満喫したいという方は、冬を避けて渡航することがおすすめです。

都会的な雰囲気は感じにくい

バンクーバーは都心部に位置しながらも、都会と自然が融合した都市です。

海や山に恵まれており、トロントに比べると都会的な雰囲気は感じにくいかもしれません。

そのため、週末に都会へ出かけることが好きな方にとっては、すこし物足りなさを感じる可能性もあります。

しかし、誘惑が少ない分、学業に専念しやすい環境ともいえるでしょう。

バンクーバー留学にかかる費用の内訳

canada-vancouver3

前述したとおり、バンクーバーはカナダのなかでも物価が高いため、留学費用が予算内に収まるか心配な方もいるのではないでしょうか。

以下では、バンクーバー留学にかかる費用の目安について項目別に解説します。

学費

カナダの4年制大学はほとんどが公立ですが、カナダでは公立大学の授業料が州ごとに異なります。

とくに、ブリティッシュ・コロンビア州の大学の授業料は、カナダのなかでもほかの州に比べて高い水準となっています。

バンクーバー留学にかかる、1年間の学費の目安は、以下のとおりです。

留学方法費用
語学学校90〜120万円程度
大学100〜290万円程度

生活費

バンクーバーでの滞在費の目安は、どの滞在方法を選択するかによって異なります。

1か月あたりでかかる、滞在方法別の費用の目安は、以下のとおりです。

滞在方法費用
ホームステイ7〜10万円程度
ルームシェア5〜8万円程度
9〜12万円程度

ホームステイの費用には、基本的に食費や光熱費が含まれています。

ルームシェアは、ほかの留学生や地元の学生と一緒にマンションやアパートを借り、部屋を共有する滞在方法です。

良いルームメイトが見つかれば、滞在費は安く抑えることが可能です。

ただし、食費は含まれていないため、自炊が難しい場合は食費が高くつくかもしれません。

また、寮の費用は時期によって変動し、ハイシーズンになると費用が上昇傾向にあります。

光熱費に関しては、家賃や滞在費に含まれているケースがほとんどですが、自己負担になる場合は、ひと月あたり5,000円程度と考えてください。

その他の費用

バンクーバー留学にかかる、その他の費用の目安は以下のとおりです。

その他の項目費用
渡航費7〜20万円程度
海外旅行保険代8〜12万円程度(1年)
ビザ1〜2万円程度
交通費1万円程度(1か月)

渡航費は、シーズンや航空路線によって大きく差が出る項目です。

オフシーズンでは約7万円の航空券もありますが、ハイシーズンになると20万円程度に上昇することもあります。

そのため、早めに航空券を購入しておくことが重要といえます。

また、半年以上の留学の場合は、学生ビザかワーキングホリデービザの申請が必要です。

ビザ申請には、約1〜2万円程度の費用がかかります。

滞在先から学校までの交通費は、1か月あたり1万円程度が目安です。

そのほか、日々の支出にも余裕をもたせるため、留学資金を十分に準備しておきましょう。

バンクーバー留学の費用を抑える方法

バンクーバー留学にかかる費用は、工夫次第で安く抑えられる項目もあります。

以下では、留学費用を抑える具体的な方法について解説します。

航空券や語学学校が安い時期にする

バンクーバーでは、冬の時期に航空券と学費が安くなります。

一般的に、国際航空券は需要の高低により価格に大きな変動があります。

そのため、バンクーバーへの航空券も、ハイシーズンとオフシーズンでは10万以上の金額差が生じる可能性があります。

学費に関しても、1月から2月のオフシーズンは留学生が減るため、冬の時期は各学校が学費割引などのキャンペーンをおこなっているケースが多いです。

バンクーバーへの留学費用を抑えたい方は、航空券や学費が安い冬の時期を選ぶといいでしょう。

ホームステイやルームシェアをする

滞在費を抑えたい方には、ホームステイかルームシェアがおすすめです。

ホームステイでは、3食付きが一般的なため、食費を抑えることが可能です。

とくに、料理が苦手な方にとって、節約効果が高いでしょう。

ルームシェアの場合、バンクーバーの中心部からすこし離れたエリアから探すと、手頃な家賃の物件が見つかります。

ルームメイトの人数が多いほど、家賃も安くなるでしょう!

海外旅行保険をできる限り安く抑える

海外旅行保険はかならず加入しておきたいものですが、費用が高額になりがちです。

しかし、保険会社によっては、キャンペーンや割引プランを提供している会社もあります。

保険に加入する際は、複数の会社から見積もりを取得し、比較検討することが大切です。

また、クレジットカードに付帯している海外旅行保険が使える場合もあります。

利用しているカードの保険の適用条件や補償内容をあらかじめチェックしておくといいでしょう。

\ 海外留学保険について詳しく知りたい方はコチラ!/
関連記事
非公開: 海外留学の保険選びを失敗しないポイント、保険の必要性や選び方を解説

非公開: 海外留学の保険選びを失敗しないポイント、保険の必要性や選び方を解説

続きを読む

カナダ留学でバンクーバーを選ぶ際によくある質問

最後にカナダ留学でバンクーバーを選ぶ際によくある質問についてお答えします。

カナダ留学をする際、都市選びは留学生活を左右する大きな決断となります。

留学においてクリアすべき疑問や課題について理解を深めるためにも、しっかり確認しておきましょう。

バンクーバー留学がおすすめな人は?

初めて海外留学をする方や、グローバルな英語力を身につけたい方は、バンクーバー留学がおすすめです。

とくに、バンクーバーは留学生が多く集まる都市のため、英語力に自信がない初心者の方でもサポートを受けやすい環境といえます。

日本人も多く住んでおり、日本の商品も手に入りやすいため、海外留学が初めての方でも安心して生活できます。

また、カナダ英語は訛りが少なく、きれいな英語で理解しやすいといわれています。

世界で通じる英語を身につけたいという方に、とくにおすすめです。

バンクーバー留学に必要な持ち物は?

バンクーバーの冬は頻繁に雨が降るため、折り畳み傘や防水加工された靴など、雨天対策のアイテムがあると便利です。

一方で、夏のバンクーバーは日差しが強いため、紫外線対策としてサングラスや日焼け止めを持っていくといいでしょう。

また、留学中に体調を崩さないためにも、現地の気候に合わせた持ち物の準備が大切です。

\ 現役留学生が徹底紹介!/
関連記事
海外留学に持っていってよかったものは?留学時の持ち物の注意点も紹介

海外留学に持っていってよかったものは?留学時の持ち物の注意点も紹介

続きを読む

まとめ

canada-vancouver2

バンクーバーはカナダのなかでも語学学校の数が多く、留学生一人ひとりのニーズに応えてくれる都市です。

治安が良く、日本人が多く住んでいるため、海外留学が初めての方でも安心して過ごせるでしょう。

また、バンクーバー留学の費用を抑えたい方は、航空券や学費が安い冬の時期を選んだり、ホームステイやルームシェアを選ぶといった方法がおすすめです。

バークレーハウスでは、海外留学を検討している方に向けた留学サービスを提供しています。

とくに、専門知識が求められる正規留学のサポートに強く、アメリカとカナダ留学に関しては絶対的な自信があります。

英語試験対策や学校選び、出願書類のお手伝いまで、ワンストップでサポートが可能です。

海外留学を検討されている方は、まずは無料相談をご利用ください。

https://berkeleyhouse.co.jp/wp-content/uploads/2024/07/ryugaku-seminar-newbie_cta.jpg
Page
top