2023/12/06

海外留学に持っていってよかったものは?留学時の持ち物の注意点も紹介

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この記事を書いた人

イギリス/リーズ大学在籍
Yukina Yukina
ニューヨークに短期留学後、医療従事者として勤務。
専門学校卒業後、現在はイギリスのリーズ大学にて社会学を専攻。

海外留学の準備においては、留学に必要な持ち物や持っていってよかったアイテムを計画的に準備していくことが大切です。

新しい環境で快適な生活を送るためには、洋服、ビザやパスポート、銀行カード、健康保険などの重要な書類が必要になります。

また、健康や安全を考慮し、医薬品や旅行保険も準備しておくことが重要です。

留学前にしっかり用意しておくことで、留学生活を安心して過ごせるでしょう。

本記事では、海外留学時に持っていくと役立つアイテムや注意点について紹介します。

目次

海外留学するときに必要な持ち物

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まずは、留学する際に必要なアイテムを紹介します。

持ち物によっては、入手するまでに時間がかかるものもあるため、早めの準備を心がけましょう。

パスポート

留学する際に欠かせないアイテムの一つが、パスポートです。

パスポートの有効期限によっては入国できない国もあるため、事前にパスポートの有効期限を確認することが大切です。

また、パスポートは、空港での出入国手続きで必要となるため、手荷物に入れておきましょう。

さらに、予備のコピーも持っておくと安心です。

留学中はパスポートが身分証明書として機能するため、年齢確認として提示を求められることもあります。

ただし、パスポートのコピーでは認められない場合も多いため、注意しましょう。

現金・クレジットカード

お金に関しては、日本円と現地通貨の両方を用意しましょう。

現地通貨を持っておくことで、留学先へ到着した際の交通費などに役立ちます。

また、海外ではキャッシュレスの普及が進んでいるため、クレジットカードも必要不可欠です。

多くの場所でクレジットカードが利用でき、便利かつ安全です。

クレジットカードを作る際は、事前にカードの手数料や利用限度額について確認しましょう。

ちなみに、私は、イギリス生活で現金を使うことはほとんどありません。

日本から持参したクレジットカードと、現地で開設した銀行のデビットカードを使い分けています。

友達と割り勘するときなども、デビットカードで済ませますが、万が一カードが使用できなくなったときに備えて少額の現金を持ち歩いています。

多額の現金を持ち歩くことは、防犯上、おすすめはできません。

航空券

留学する際は、往復分の航空券を購入しておくと安心です。

理由としては、入国審査で復路の航空券の提示が求められるケースがあるためです。

とくに学生ビザの場合、長期滞在になるため、帰国時期の目処が立たず、帰りの航空券を購入しない方も多いと思います。

しかし、帰国便の手配をしていない場合、不法滞在目的だと怪しまれ、入国拒否される可能性があります。

帰りの航空券を手配しておくことで、問題なく入国できるでしょう。

短期留学などの場合は、帰国時の航空券をかならず購入してから出国することをおすすめします。

海外保険証書

安全な留学生活を送るためには、海外保険の加入が必要不可欠です。

海外保険に加入すると、留学先での急病やケガや盗難などの予測不能な事態に備え、治療費や補償をカバーしてくれます。

学生ビザをもつ留学生の場合、入学時やビザ申請時に保険の加入が義務付けられることもあります。

また、保険証書は入国審査の際に求められる場合があるため、かならず持参しましょう。

万が一のトラブルに備えて、保険の内容や連絡先を把握しておくことも大切です。

個人的な経験からいえることですが、海外保険に加入していて本当によかったです。

ものもらいが悪化し、ロンドンで手術を受けた際、保険に入っていたおかげで支払額は一切かかりませんでした。

健康な方であっても、環境の変化やストレスによって急に体調を崩してしまうこともよくあるため、海外留学保険の加入を強くおすすめします。

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ビザ関連書類

パスポートの次に大切といえる持ち物として挙げられるのが、ビザ関連書類です。

ビザにはいくつか種類があり、留学方法や留学先の国によっても、条件や必要書類などがそれぞれ異なります。

そのため、留学先が決まった時点で、ビザについての情報を確認しましょう。

また、ビザの取得には時間がかかるため、早めに手続きを進めることが大切です。

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入学許可証

留学中、大学や語学学校に通う場合は、入学許可証がかならず必要です。

入学許可証は、留学先の教育機関から発行される正式な証明書で、学校への入学が許可されたことを示します。

また、入国審査で入学許可証の提示を求められることもあります。

本当に留学目的で入国をしているのか、所属する学校が正当であるかなどを証明するための重要な書類です。

私も、ニューヨークへ語学留学した際に、入国審査で入学許可証の提示を求められました。

入学許可証を取得するには、学校の手続きや申請が必要なため、提出書類が何かなど、しっかり確認しましょう。

常備薬

急な体調不良や健康トラブルがあっても、薬が手元にあれば、安心ですよね。

現地の医薬品は成分が強いこともあるため、風邪や体調不良に備えて、風邪薬や胃腸薬、鎮痛剤、目薬などは事前に準備しておくと良いでしょう。

アレルギー症状がある方は、症状を和らげるための薬も用意する必要があります。

現地の薬局や医療機関での購入も可能ですが、自身の体調に合う薬を持っておくことで、留学生活を快適に過ごす助けになります。

また、万が一、入国審査で薬について聞かれた際に説明できるよう、薬の英語名をメモしておくことをおすすめします。

海外留学に持っていってよかったもの

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次に、留学時に持っていってよかったアイテムを紹介します。

留学が初めての方は、何を持っていけば良いか迷うこともあるでしょう。

以下では、実際に留学を経験した私が、とくに役に立ったアイテムを解説します。

スマートフォン

現代人にとって手放せないスマートフォンは、留学生活でも必要不可欠なアイテムです。

とくに、SIMフリーの機種をもつと便利です。

SIMフリーの機種は、現地で購入したSIMカードを入れることで、現地の通信サービスを利用できるようになります。

現地の通信サービスが使えるようになると、インターネットにアクセスしたり、地元の電話番号を使って連絡が取れます。

さらに、現地での情報収集や地図アプリの利用、SNSを通じたコミュニケーションなど、留学生活をスムーズに進めることに役立ちます。

私は、イギリスの “giffgaff” というSIMカードを利用しています。

“giffgaff” は、SIMカードを日本へ無料配送してくれるため、出国前に設定を済ませておけば、イギリスに到着すると同時に利用できます。

これは本当に役に立ちました!

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パソコン・タブレット

パソコンやタブレットは、留学時の必需品として、おすすめのアイテムです。

近年、デジタル化が進む学校が増え、講義で使うレジュメや課題の提出方法など、多くの学習活動がオンラインでおこなわれています。

パソコンやタブレットがあれば、学業や研究がスムーズに進むばかりか、必要なファイルや資料に手軽にアクセスできます。

また、効率的な学習が可能なため、学業成績の向上にも寄与します。

私が在籍するリーズ大学では、パソコンかタブレットのどちらかを持っているのが前提となって授業が進んでいます。

リーディング資料はすべてオンラインで入手できるものを扱い、エッセイやテストも完全にオンラインでの提出となっています。

海外の大学では、大量のエッセイを書くので、パソコンやタブレットは今や必須といえますね!

電源プラグ・変圧器

海外は、日本とコンセントの形が異なるため、現地の電源プラグに対応できるアダプターが必要です。

また、国によって電圧も異なるため、日本から持参した電化製品を使いたい場合は、変圧器を用意しましょう。

私は、日本から持ってきた海外対応のヘアドライヤーを使っています。

ドライヤー自体が電圧を変えられるようになっているため、電源プラグだけで使用できます。

ただし、日本から持参した電化製品を長期間使用することにより、海外の電圧に耐えきれず、故障してしまう可能性も考えられます。

とくに、長期留学を検討している方は、電化製品を現地で購入することも一つの手です。

国際運転免許証

留学時に車を運転する機会がある場合、国際免許証を持っていくと良いでしょう。

国際免許証は、日本で普通免許証を取得している方が、留学先で車を運転するために必要な証明書で、現地の交通ルールを遵守するためには欠かせません。

国際免許証の発行は、日本で手続きをおこないます。

普通免許証を取得している方であれば、必要な書類を提出することで取得できます。

留学先で車を運転する可能性がある場合、事前に国際免許証を取得しておくことで、現地での移動やアクティビティをスムーズに楽しみましょう。

衣類・タオル

スーツケースに荷物を詰める際に、とくにかさばるのは洋服といえます。

洋服は、現地で購入することも考え、5日分程度の着回しできる服があれば十分です。

また、気候や季節に合わせた服装を選び、洗濯がしやすく早乾性のものを選ぶと便利です。

私は、現地購入を前提として、本当に最小限のものを持参しました。

タオルについては、最低限の枚数があれば問題ありません。

宿泊先や学校で提供されることもありますが、寮生活ではタオルの提供はないため、持参したほうがいいかもしれません。

もし、タオルを持参する際には、軽量でコンパクトなマイクロファイバータオルが便利です。

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外出用のカバン

外出用のコンパクトなカバンは、持っていくべきアイテムの一つといえます。

小さいカバンがあると、観光や買い物、学校への通学時など、移動する際に非常に役立ちます。

また、盗難防止のため、カバンの口がしっかり締まるタイプを選ぶことが重要です。

留学先では新しい環境や状況に慣れないこともあり、盗難に注意することが大切です。

私は、通学時にキャンバス地のトートバッグを使っており、そのほかにもリュックと小さいバッグも持参しています。

リュックは、一時帰国時やちょっとした遠出に行くときなどに重宝しています。

体温計

体温計は、留学先で急な体調不良に見舞われた際、すぐに体温を測れるため、手元にあると安心できるアイテムです。

留学先では新しい環境への適応や気温、食事の変化などが影響する可能性が高いため、体調を崩しやすくなります。

現地で体温計を購入も可能ですが、国によっては摂氏表記(℃)と華氏表記(°F)の違いがあります。

持ち物に余裕があれば、事前に持参をおすすめします。

折り畳み傘

折り畳み傘は、あらかじめ日本で購入しておくことをおすすめします。

とくに、日本の折りたたみ傘は、海外と比較して質が高く、信頼できる品質です。

海外でも購入できますが、折りたたみ傘の種類が少なく、価格が高い場合があります。

留学先での急な天候変化や雨に備え、折りたたみ傘を持参しましょう。

イギリスは頻繁に雨が降るので、イギリス留学をする方は必須です!

スリッパ・サンダル

海外では、室内に土足で入ることが一般的です。

そのため、留学時には室内用のスリッパやサンダルがあると便利です。

現地で購入も可能ですが、自身の好みやサイズに合わせて事前に購入すると良いでしょう。

快適で清潔な環境を保ちながら、留学生活を充実させるために、スリッパとサンダルは必須アイテムといえます。

化粧品・スキンケア用品

肌の健康を保つために、化粧品やスキンケア用品を持参することが重要です。

新しい環境では、水や気候、環境の変化により肌荒れを引き起こすことがあります。

そのため、使い慣れている化粧品を持っていくと良いでしょう。

留学先でのストレスや環境の変化による肌トラブルを予防し、健康的な肌を維持するために、適切な化粧品やスキンケア用品を持参しましょう。

衛生用品

爪切りや耳かきなどの衛生用品も持参すると、とても便利です。

とくに、日本製の衛生用品は品質が高く、安心して利用できます。

また、自身が使い慣れている日本製の衛生用品を持参することで、留学先での使用感や安心感が違います。

安心・快適な生活のために、日本製の衛生用品を持ち歩き、留学先での日常生活を円滑に過ごしましょう。

電子辞書

留学時に持参するべき必需品として、日本製の電子辞書は非常に便利です。

留学時の英語学習の際や、日常生活のなかでわからない単語に出くわしたときに、すぐに調べられます。

現地でも電子辞書は購入可能ですが、日本語に対応したものを見つけるのが難しい場合があります。

持ち運びが簡単な電子辞書を持参することで、言葉の壁を感じた際の手助けとなります。

スマホで調べられるため、私は持参しませんでした。

文房具

日本の文房具は、とても高品質です。

学校に通う際には、ノートやペン、鉛筆などが必要になることが多いため、自身で使い慣れた文房具を持参すると良いでしょう。

また、機内での入国カードや税関申請書の記入時にも、文房具があると便利です。

あらかじめ書類を記入しておくことで、到着後の入国手続きがスムーズに進みます。

日本製のものは現地で購入できるものもありますが、すこし高いため、持参することをおすすめします。

海外留学に必要なかったもの

次に、私が海外留学時に日本から持参したもののなかで、持参する必要のなかったものを紹介します。

不要な荷物を減らすことで、留学時の移動が楽になります。

日本の食品

留学時に欠かせないと思われがちな日本食は、海外でも販売されているため、持参する必要はありません。

近年、世界中で日本食の人気が高まっており、国や地域によって品揃えは異なるものの、多くのスーパーマーケットやアジア食材店などで日本食が購入できます。

また、日本食レストランがある国もあるため、日本食が恋しくなることは少ないといえます。

現地の食文化を楽しみつつ、必要に応じて日本の食品を現地調達しましょう。

必要以上の衣類

前述したとおり、洋服は必要最低限で十分であり、必要に応じて現地で購入することも考えましょう。

過剰に衣類を持ち運ぶと荷物が増え、現地での移動や収納が困難になります。

足りない衣服や季節ごとのアイテムは、現地で購入することで対応しましょう。

また、現地でのショッピングは、地域の文化や流行を体験する良い機会でもあります。

私の経験上、大学生活では、おしゃれするタイミングはほとんどありません。

そのため、過度なおしゃれ着やハイヒールなどは、必要になったら現地で揃えることをお勧めします。

留学時の持ち物についての注意点

最後に、留学時の持ち物についての注意点を紹介します。

搭乗する航空会社の預け入れ荷物の規定を確認する

留学の荷物を準備する際は、事前に航空会社の預け入れ荷物の規定を確認しましょう。

航空会社によって荷物の重量制限が異なるため、制限内に荷物を収めるよう気を付ける必要があります。

できるだけ荷物を最小限に抑え、必要なものだけを持参すると、移動がスムーズになります。

留学先の持ち込めないものを確認する

留学先における持ち込み制限や申請が必要なアイテムは異なるため、事前に確認が必須です。

国や地域によって規制が異なるため、持ち込めないものや事前に申請が必要なものがあるかもしれません。

そのため、出発前に留学先の関連機関や航空会社のウェブサイトで確認しましょう。

規制に従い、持ち込みが制限されているものを事前に把握することで、問題を避けられます。

高価なものは持っていかない

高価なアクセサリーや洋服を持参することは、犯罪や盗難のリスクを高める可能性があります。

留学先では、地域や状況によって治安が異なるため、高価なものを身に着けることで狙われてしまう危険性が高まります。

安全を最優先に考え、高価なものは携帯しないようにしましょう。

また、飛行機搭乗の際は、パソコンなどの高価なものは、かならず手荷物として機内に持ち込みましょう。

残念ながら、海外では荷物がなくなってしまう、「ロストバゲージ」が起こり得ます。

私はiPhoneユーザーのため、スーツケースのなかにAirTagを入れて、万が一の事態に備えています。

留学の準備は早めに進めよう

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留学をする際には、留学先の文化や規制を理解し、慎重な判断が求められます。

安全性を考慮して、海外保険に入ったり、高価なものは持っていかないことも重要です。

また、留学準備を進めるときは、現地で手に入るものは現地調達する考えももつことが大切です。

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