2023/11/28

高校生の留学費用の目安は?内訳や費用を安く抑えるポイントも解説

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バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

留学を検討している方は、大学生や社会人のみならず、近年では高校生も増加傾向にあります。

高校生のうちに留学をすると、語学の習得はもちろんのこと、早い段階から国際感覚を身に付けることで、将来の選択肢を広げられることが大きなメリットです。

では、高校生の留学にかかる費用はどのくらいなのでしょうか。

今回は、高校生の留学費用の相場について紹介します。

さらに、留学費用の内訳や費用を安く抑えるためのポイントやおすすめの渡航先なども併せて紹介します。

目次

高校生の海外留学の主な種類

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留学を検討する際は、どの留学方法が最適かを確認することが大切です。

高校生の海外留学は、主に私費留学と交換留学の2種類が主流となっています。

それぞれの留学の特徴やメリットについて、順番にチェックしましょう。

私費留学

私費留学は、その名のとおり、民間の留学エージェントなどを利用して、自己負担でおこなう留学方法です。

留学形式はさまざまで、1週間から数か月の短期留学をはじめ、1学期や1年以上といった長期滞在で単位の取得や卒業を目的とする正規留学まで、さまざまあります。

私費留学は、留学先や滞在期間の自由度が高く、自分の希望に合わせた留学プランを実現できる点が大きなメリットです。

一方で、留学費用が高額になる傾向があるため、入念な資金計画が必要です。

交換留学

交換留学は、自治体や高校を通じて留学する制度で、渡航期間は10か月から1年程度です。

私費留学よりも費用を抑えられる点が大きなメリットであり、一部の交換留学制度では渡航先の学校の学費が完全に免除される場合もあります。

一方で、留学先や滞在期間は指定されていることが多く、自由度が低いというデメリットがあります。

また、語学力のテストと面接に合格しないと留学が許可されないため、交換留学制度を利用する場合は、語学勉強と面接対策をしっかりとおこないましょう。

高校生の海外留学先の主な種類

高校生が留学をする場合、以下3つが主な留学先となります。

3つの留学先

  • 公立学校
  • 私立学校
  • ボーディングスクール

公立学校は学校の種類が多く、学費も安いため、留学費用を抑えたい方におすすめです。

ただし、留学生を受け入れていない学校も存在するため、事前に調べておきましょう。

私立学校は、公立学校以上に勉強に力を入れている学校が多く、勉強に集中して取り組みたい方におすすめです。

ボーディングスクールは全寮制の学校で、少人数で質の高い教育が受けられます。

寮生活を通じて自立心を養いながら、現地の生徒や教師と深い交流をしたい方におすすめです。

高校生の海外留学のスケジュール例

1年間の長期留学をする場合の国別のスケジュール例を紹介します。

日本の学校は、通常4月に新学期が始まりますが、留学先の国によって新学期の開始時期は異なります。

たとえば、イギリス、アメリカ、カナダの高校は通常9月に新学期が始まり、6月に終了するスケジュールが一般的です。

一方、オーストラリア、ニュージーランドの学校は、日本と同じ4月から3月までのスケジュールを採用している学校と、2月から12月までのスケジュールを採用している学校があります。

国や学校によってスケジュールの詳細が異なるため、留学先を検討する際にあらかじめ確認しておきましょう。

高校生の海外留学に必要な費用

 渡航費

航空券は、シーズンや航空会社によって価格が大きく変動します。

各国の航空券にかかる費用の目安は、以下のとおりです。

国名費用(往復)
アメリカ約12〜25万円
カナダ約14〜25万円
オーストラリア約10〜25万円
ニュージーランド約10〜22万円
イギリス約14〜30万円

渡航費を安く抑えたい場合は、格安航空会社の利用がおすすめです。

ただし、格安航空会社は多くの場合、乗り継ぎが必要であり、目的地に到着するまでに時間がかかります。

フライト時間の長い国へ渡航する際は、大手航空会社のチケットを手配することが安全で確実でしょう。

ビザ

長期間海外へ滞在する場合、滞在する国のビザが必要です。

高校生の海外留学の場合は、学生ビザを取得することが一般的です。

ただし、学生ビザの取得条件や費用は滞在先によって異なるため、必要な書類や最新情報については各国大使館の公式HPから確認しましょう。

また、私費留学で渡航する場合は、すべての手続きを自分でおこなう必要があります。

1人で準備をする自信がなければ、留学エージェントに手続きを依頼することも一つの方法です。

留学エージェントは留学に関する知識や経験が豊富なため、ビザの手続きが確実に、かつスムーズに完了します!

学費

学費は、留学の形式によって変動します。

交換留学の場合、現地で通う学校の学費は免除されることが一般的です。

一方、私費留学は渡航期間や留学先、また在籍する学校が公立か私立かによって大きく異なります。

どの程度の学費まで許容できるかについては、事前に確認しておくべきでしょう。

また、学校によっては学費に教材費や入学金が含まれていないケースもあるため、細かい学費の内訳もかならず確認してください。

生活費

生活費には、通学費や食費、通信料、交際費などが含まれます。

滞在先によっても異なりますが、月2〜3万程度が目安になるでしょう。

ただし、物価が高い国では生活費も増えるため、注意が必要です。

また、為替レートによっては物価が安い国に滞在しても、生活費の出費が大きくなります。

とくに、円安の傾向が続く昨今は、現地での生活費も高騰している傾向があります。

したがって、留学生活では日常の生活で不自由を感じない程度に節約を意識しましょう。

【国・留学方法別】高校生の留学費用目安

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国別の高校生の海外留学にかかる費用の目安は、以下のとおりです。

国名留学形式費用(1年間)
アメリカ交換留学
私費留学
交換留学:約150〜170万円
私費留学:約300~800万円
カナダ交換留学
私費留学
交換留学:約150〜220万円
私費留学:約200~600万円
オーストラリア交換留学
私費留学
交換留学:約150〜170万円
私費留学:約200~500万円
ニュージーランド交換留学
私費留学
交換留学:約170万円
私費留学:約200~500万円
イギリス私費留学約400~900万円

留学形式や渡航先によって、費用が大きく上下することがわかります。

上記を踏まえて、各国の留学の特徴についてみていきましょう。

アメリカ留学

アメリカで1年間の留学を検討する場合、交換留学の場合は約150〜170万円、私費留学の場合は約300〜800万円が費用の目安になります。

アメリカの教育水準は世界でもトップクラスであり、留学生の受け入れも多いため、海外留学においておすすめの国といえます。

なお、アメリカでは高校までが義務教育となっており、公立校は学費が無料となっています。

ただし、公立高校が受け入れているのは主に交換留学生のみです。

私立校を希望する場合は、私費留学を選択しましょう。

私立の場合の費用相場は、約250万円前後となります。

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カナダ留学

カナダへ1年間留学する場合、交換留学なら約150〜220万円、私費留学なら約200〜600万円が費用の目安になります。

公立の費用相場は約200〜260万円、私立は約250〜450万円です。

カナダでは、渡航先の州や地域によって学費が変動するため、しっかり情報収集をしましょう。

また、夏場は観光シーズンのため航空券が高騰する傾向にあります。

渡航費を節約したい場合は、時期をずらすことがおすすめです。

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オーストラリア留学

オーストラリアで1年間の留学をする場合、交換留学なら約150〜170万円、私費留学なら約200〜500万円が費用の目安になります。

公立の費用相場は約200〜250万円、私立は約250〜450万円です。

オーストラリアは、アメリカと中国に次ぐ世界で3番目に日本人が多い国であるため、留学先でも孤独を感じにくく、初めて海外で長期滞在する方にもぴったりといえます。

また、観光立国でもあるため、週末を利用してショッピングやアクティビティを楽しめる点もオーストラリア留学の魅力といえます。

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ニュージーランド留学

ニュージーランドへ1年間留学をする場合、交換留学なら約170万円、私費留学なら約200〜500万円が費用の目安です。

また、公立の費用相場は約100万円、私立は約120〜400万円となります。

ニュージーランドは羊と酪農のイメージが強い国ですが、オークランドなどの都市部は日本の都心と変わらないレベルで発展しています。

留学生の受け入れにも慣れており、日常生活で不便を感じることは少ないでしょう。

イギリス留学

イギリスで1年間の留学を検討する場合、費用の目安は約400~900万円です。

イギリスの公立学校は留学生を受け入れていないため、イギリス留学を希望する方は私立学校への私費留学が唯一の選択肢となります。

本場のイギリス英語が学べるだけでなく、新旧の伝統や歴史、文化にも触れることができる点がイギリス留学の魅力です。

また、イギリスの食事が不味いと心配する方も多いですが、最近では食事の質が改善傾向にあるため、安心してください。

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高校生の海外留学、手頃な国は?

英語を学びたい場合、さまざまな国が選択肢に挙がるため、どこへ留学するか迷ってしまう方もいるでしょう。

手ごろな費用で高校生が海外留学をする場合は、以下の国がおすすめです。

ニュージーランド

ニュージーランドは、主要な英語圏のなかでも比較的学費が安い国です。

毎年多くの留学生を受け入れており、留学先や滞在先の選択肢が豊富で、過ごしやすいとされています。

また、治安が良好な点もニュージーランドの大きな魅力です。

置き引きやスリなどの軽犯罪は都市部を中心に発生していますが、凶悪犯罪の発生率は低いため、高校生にとって安心できる留学先といえます。

カナダ

カナダも、ニュージーランドと同じく留学生の受け入れが進んでいる国であり、高い教育水準と世界有数の大学卒業率を誇ります。

自分で考える力を養いたい方や、得意分野を重点的に伸ばしたい方にとっては、とくにカナダの教育と相性が良いでしょう。

一般的に留学費用が高いイメージをもたれがちですが、留学プログラムは教育委員会によって独自に運営されているため、費用を抑えて留学できる学区も存在します。

地方を選ぶことで生活費を抑えることも可能です!

留学費用を抑える方法

最後に、海外留学の費用を抑える方法について紹介します。

費用を抑えて海外留学をしたい方にとって、必見の情報となるため、かならず確認しましょう。

交換留学や短期留学を選ぶ

費用を抑えて海外留学をする場合は、交換留学か短期留学を選ぶことがおすすめです。

交換留学は、基本的に現地での学費や滞在費がかからないため、おすすめの留学方法です。

また、留学費用は渡航期間の長さに比例して高くなるため、期間を短くすることで費用を削減できます。

長期留学を検討している方は、下見を兼ねて短期留学することも一つの手です。

もちろん、留学の目的や計画に応じて期間を検討することが大切です。

留学費用を抑えることばかりにこだわりすぎず、目的に合った留学プランを検討することをおすすめします。

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奨学金を活用する

必要に応じて、奨学金の活用も検討しましょう。

奨学金には、公的機関や自治体などが運営しているものもあり、代表例として「日本学生支援機構」や「トビタテ!留学JAPAN」などがあります。

奨学金には貸与型と給付型の2種類が存在し、給付型の奨学金は返済義務が発生しません。

ただし、成績優秀者のみが対象など、厳しい条件が設定されているケースがほとんどです。

奨学金の支援内容や要件は支援機関によって異なるため、早めにリサーチしておきましょう。

渡航費・生活費の安い国・地域を選ぶ

渡航費や生活費の安い国、地域を選ぶのも、留学費用を抑える有効な方法です。

航空券の費用は観光シーズンに値上がりする傾向にあるため、オフシーズンを狙うと安く購入できます。

また、物価が安い国を選べば長期留学でも生活費を抑えることが可能です。

そのなかでも、マルタやフィリピン、マレーシアなどが狙い目の国として挙げられます。

最近では、東南アジアの語学学校でも自然な英語を身に付けられるため、検討する価値があります。

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まとめ

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海外留学は、人生で何度も経験できるものではない、特別な経験です。

留学の目的や予算、在籍する学校の特色などから総合的に判断して、自分にあった渡航先を選ぶことが大切です。

高校生留学に最適な留学先がわからない方や、なるべく費用を抑えて留学を検討したい方は、ぜひ一度、バークレーハウスにご相談ください。

日本で初めてアメリカへの正規留学を実現させた留学スクールとしてのノウハウを活用し、留学を実現するお手伝いをします。

また、留学してから役立つ英語スキルを留学前につけるレッスンも行っています。

留学を検討している方は、無料カウンセリングへお越しください!

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