2022/01/04

英検2級の合格に必要な単語数とは?おすすめの勉強方法をご紹介!

この記事を書いた人

バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

英検の2級の受検を検討している方の中には、「英検2級の英単語の数はどのくらい?」「英検2級を勉強したいけど、忙しくてなかなか勉強できない」「英検2級の頻出単語を中心に覚えたい」などの悩みや疑問を抱えている方は多いはずです。

今回は、英検2級の難易度・英単語数・頻出単語・勉強法やおすすめの参考書まで紹介します。

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目次

英検2級の基本情報

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まず、英検2級の難易度などの基本的な情報を紹介します。

英検2級の全体像を理解することで、「どのような勉強」を「どれだけ勉強したら良いか」が理解できます。

難易度を知ることで、今の実力と合っているかどうかも確認しましょう。

英検2級の一次試験の内容

英検2級の一次試験の内容について紹介します。

英検2級は「筆記で行うリーディング・ライティング・リスニング」の一次試験と「面接形式のスピーキング」の二次試験があります。

まずは一次試験の内容について紹介します。
一次試験は、筆記試験のリーディングとライティングで85分、リスニング25分の合計110分で行われます。

リーディングは38問で、その内訳は「会話文・短文」が20問、「説明文」が6問、「Eメール・説明文」を見て質問に答える問題が6問です。

回答はすべて4択の選択式です。
ライティングは1問のみです。

指定されたテーマについて、英作文を書く記述式になります。

リーディングとライティングでは文法や英単語の語彙力などが求められます。

リスニングは30問で、会話文が15問、「物語文、説明文」の15問です。

リスニングは、すべて4択の選択問題となっています。

英検2級の二次試験の内容

英検2級の二次試験は面接で時間は7分で終了します。

問題数は5問です。

「音読」が1問、「文章を読んで質問に答える問題」が1問、「イラストを見て質問に答える問題」が1問、「カードを選びそのテーマについて意見を述べる問題」が1問、最後に「日常生活について自分の意見を述べる問題」が1問と、5問それぞれ内容が違っています。

発音やボキャブラリー、文法、コミュニケーションの積極性などが評価の対象です。

ここでも語彙力が重要となります。

また、面接ではきちんとした発音で話すことができるかどうかも大切になってきます。

単語を覚える際には発音も意識しましょう。

なお一次試験に合格したにもかかわらず、二次試験で残念ながら不合格だった場合、再度試験の申込みをする際に、一次試験に合格していることを事前に申請をすると一次試験が免除されます。

ただし、この免除の期間は1年間のみになっておりますので、有効期限に注意してください。

英検2級の難易度は?

英検2級の難易度(レベル)について紹介します。

英検2級は「高校卒業」程度の難易度です。

そのため、高校で学ぶ英語の内容が問われます。

語学のコミュニケーション能力別のレベルを示す国際標準規格「CEFR(セファール):ヨーロッパ言語共通参照枠」と英検2級を照らし合わせると、英検2級は、CEFRレベルB1です。

参考:文部科学省「各試験団体のデータによるCEFRとの対照表」

英検2級の難易度(レベル)の詳細は、上記の「英検2級のレベルとは?おすすめの勉強方法は?」で紹介しています。
英検2級の受験をご検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

英検2級に必要な英単語数

ここでは、英検2級に必要な英単語数について紹介します。

英検2級に必要な単語数は約5,000語といわれています。

英検準2級に必要な単語数が約3,500語なので、英検準2級を合格していれば、それに1,500語程度プラスして覚える必要があります。

この単語数の他にも熟語も必要になってきます。

中学校で習った動詞でも、さまざまな熟語がありますので、それらも習得しておかなければなりません。

また、英検2級はビジネスシーンの英単語も追加されます。

日常的に普段あまり目にしないような高度な英単語の理解も求められます。

品詞別の英検2級の英単語10選

英検2級に必要な単語は約5,000語と非常に多いです。

そのため、効率的に勉強をしていかないと、時間がいくらあっても足りません。

そこで、過去の出題傾向から品詞別に頻繁に出題される単語を10語ずつ紹介します。

これから紹介する単語の中で知らない単語があれば、最初に覚えていきましょう。

「動詞」の頻出単語10選

  • apply for(〜に申し込む)
  • adapt(適応する)
  • adopt(〜を採用する)
  • argue(~を主張する)
  • book(~を予約する)
  • discuss(~について話し合う)
  • develop(~を開発する)
  • exaggerate(~を誇張する)
  • increase(~を増やす)
  • offer(~を提供する)

全体的にビジネスシーンで使われる単語が多くなります。

また、似たような意味や、似たようなスペルの単語も多く出題され、しっかりと覚えないと意味を間違えてしまいます。

「自動詞」なのか「他動詞」なのかも理解しておくと良いでしょう。

「名詞」の頻出単語10選

  • measure(対策)
  • diet(食事)
  • facility(施設)
  • electricity(電気・電力)
  • benefit(利益)
  • anticipation(期待)
  • acquaintance(知り合い)
  • decline(減少)
  • president(社長・大統領)
  • pollution(汚染)

名詞も動詞と同じで、ビジネスや経済で使う単語が多く出題されます。

また「measure(測定する・対策)」のように動詞が名詞となり、違う意味で使われることも多いです。

「diet(食事)」のように、日本語で「ダイエット」と使われている意味とは別の意味の単語もあります。

「形容詞」の頻出単語10選

  • additional(追加の)
  • extra(追加の)
  • increasing(ますますの)
  • available(利用できる)
  • extreme(極端な)
  • rare(まれな)
  • steady(一定の)
  • upset(うろたえた)
  • harmful(有害な)
  • likely(〜しそうな)

「additional」と「extra」のように同じ意味でも、別の単語が使われる場合があります。

「increasing」は動詞の頻出単語として紹介した「increase」の形容詞です。

形容詞として使われているのか、動詞の現在進行形なのかも間違わないようにしないといけません。

「副詞」の頻出単語10選

  • frequently(頻繁に)
  • immediately(すぐに)
  • actually(実際に)
  • relatively(比較的)
  • gradually(徐々に)
  • pretty(かなり)
  • slightly(少し)
  • chemically(化学的に)
  • indeed(確かに)
  • nevertheless(それにもかかわらず)

「frequently」や「immediately」などのように、長いスペルの単語も覚えければなりません。

副詞は接尾語の「-ly」がつくことが多いので、比較的長いスペルの単語が多いです。

丸暗記をするのではなく、単語を接尾語や語幹などに分解して理解していくと覚えやすくなるでしょう。

英検2級の「単語」のおすすめの勉強方法

ここまで英検2級に必要な単語数や頻出単語を紹介しましたが、2級は準2級と比べても難易度の高い単語になっています。

そこで効率的に学習できる勉強法について紹介します。

例文とあわせて単語を覚える

おすすめの勉強法が「例文とあわせて単語を覚える」勉強方法です。

頻出単語でも紹介しましたが、英検2級では同じ単語でも文脈によって意味が変わってくる単語も多く出題されます。

この場合、例文で前後の単語もまとめて覚えることをおすすめします。

また、単語も大事ですが、それと同じくらい熟語も大切です。

熟語も例文とあわせて覚えた方が効果的です。単語を単体で覚えるのではなく、例文で覚えるようにしましょう。

スケジュール管理をする

英検2級で覚える英単語は約5,000語と膨大な量のため、短期間で覚えることは難しいです。

最初は「たくさん覚えるぞ」と意気込んでもモチベーションがどんどん下がり、途中で挫折してしまいます。

そこであらかじめスケジュールを組んで、時間で区切って覚える単語数を決めましょう。

1ヶ月で〇語」、「1週間で〇語」、「1日〇語」と大きい単位から逆算していきます。

単語を覚えるには継続が大切ですので、無理のない続けられる数に設定してください。

時間を区切ることで区切りごとに達成感を味わえるので、無理なく継続できるようになるのです。

英字新聞を読む

「英字新聞を読む」勉強方法もあります。英検2級では、ビジネスや経済、金融、政治に関連する単語が出題します。

英字新聞では、そのような分野を扱っているので、英検2級の対策としては最適です。

さらに、長文読解も必要になってきますので、英字新聞を読むことで、長文を読むのにも慣れてくるのです。

英単語を覚えながら英字新聞を読むと最初は全然読めなかった英語がどんどん読めるようになってきます。

自分の英語力の上達ぶりも実感できるようになります。

最近では無料で読めるアプリもあるので、ぜひ英字新聞を読む習慣を取り入れてみてください。

英検2級におすすめの単語学習教材3選

ここでは、英検2級の単語学習に特化した参考書を紹介します。

英単語の学習は長期的な学習になります。

体系的に学べて、学習しやすい教材を紹介します。

なお、紹介している順番はランキング形式ではありませんので自分に合った参考書を探してみてください。

英検2級 英単語 1750 英検ランク順

最初に紹介するのは「英検2級 英単語 1750 英検ランク順」です。

この教材の特徴は、過去問を分析して出題頻度の高い単語の「ランク順」に勉強できる点です。

発音やリスニングは付録のデジタル音声で学べます。この音声には有効期限がないので、安心して使えます。

英検2級 でる順パス単 5訂版

次にご紹介する教材は、「英検2級 でる順パス単 5訂版」です。こちらの教材も過去5年分の過去問を調べて、出題頻度の高い順に掲載してあります。

章末には、チェックテストもついているので、学習できたかどうかも確認できます。

出る順で最短合格!英検準2級単熟語EX

最後におすすめの教材が「出る順で最短合格!英検2級単熟語EX」です。

こちらも過去問を7年分調べて出題頻度が高い順に単語が掲載されています。

掲載数は単語、熟語、構文、会話表現など含めて約1,800語です。

英検2級合格に向けて計画的に単語を覚えよう!

英検2級は単語数も多く、内容も高度になっております。

計画的にコツコツと学習していくことで、それがだんだんと単語力の向上につながります。

それによりモチベーションアップにもなるのです。

ぜひ計画的に無理のないペースで学習していきましょう。

単語力を上げながら、効率良く最短で合格を目指す場合は、独学より英検対策専門の講師が在籍するスクールで学んだほうが、効果が得られるでしょう。

独学で単語力は、養えるかもしれませんが、文法構造の理解やライティング力、リスニング力、スピーキング力は、英検に精通した講師の指導を受けると、格段に成果が上がります。

バークレーハウス語学センターは英検を熟知した、日本人・ネイティブ講師による徹底指導で、英検合格へ導きます。

独学では難しい、ライティングの添削や面接形式のスピーキング対策も40年以上にわたり培ってきた日本人学習者への的確かつ効果的な指導法で対応します。

バークレーハウス語学センターの英検対策の詳細は、こちらの「実用英語技能検定」でご覧いただけます。

英検1級から5級まで、すべての級の対策コースをご用意しています。

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