2021/12/27

イギリス大学院留学は社会人もできる?費用、持ち物、コロナについて

この記事を書いた人

Y.D
学習院大学文学部卒業
吉田 大輝 Yoshida Daiki
大学卒業後、バークレーハウスでスクールカウンセラーとして勤務。
IELTS対策を中心に、各種試験対策に励む生徒たちをサポートする中で渡英を決意。現在はイギリスのリーズ大学大学院にて翻訳コース、異文化コミュニケーションを専攻。

イギリス留学に興味があるけれど、どんな準備をすればいいのかわからない方もいるかと思います。

費用はいくらかかるのか、ホームステイと寮はどっちがいいのか、コロナ禍でも留学はできるのか…など、いろいろな不安があるはずです。

そんな皆さんの不安や疑問を解決するため、イギリス大学院留学に関する準備をまとめました。

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目次

留学準備について

留学準備は、留学費用や持ち物、滞在先の手配など、やることがたくさんあります。

また、具体的に何を持っていけばいいかわからず、悩んでいる方も多いことでしょう。

以下では、私の体験談をもとに、留学時に持っていく金額、家探しの方法、持ち物について解説します。

イギリス留学にかかった費用

イギリスの通貨はスターリングポンド(£)です。

1ポンドあたり約150円(2021年12月現在)のレートで取引されています。

以下は、実際に私が留学中にかかっている費用の内訳です。

学費(1年間)£20,250約300万円
家賃(1か月)£452約68,000円
食費(1か月)£140約21,000円
娯楽・交際費(1か月)£100約15,000円
日用品代(1か月)£50約7,500円
吉田さん
吉田さん

外食は基本的に高いので、食費や娯楽費は多めに見積もるのがおすすめです!

留学時にはいくら持っていくべき?

次に、留学の期間ごとに生活費の目安について紹介します。

なお、住んでいる場所の物価や生活水準によっても左右されるため、おおまかな目安としてとらえてください。

3か月留学の場合

家賃£1,200~1,600約18~24万円
食費£400~600約6~9万円
娯楽費£250~400約4~6万円
日用品代£150~200約2~3万円
総額£2,000~2,800約30~42万円

6か月(半年)留学の場合

家賃£2,000~3,200約30~48万円
食費£800~1,200約12~18万円
娯楽費£500~800約8~12万円
日用品代£300~400約4~6万円
総額£3,600~5,400約54~84万円
吉田さん
吉田さん

上の表には航空券、保険代、学費は含まれていないので注意してください!

留学中の家探しは?

留学中の滞在先はいくつか選択肢がありますが、大学の寮に申し込むのが一般的です。

基本的に大学付属の寮が複数あるため、好みに応じて選択できます。

また、もっと外国人とのコミュニケーションを楽しみたい方は、ホームステイやシェアハウスを選ぶのもおすすめです。

吉田さん
吉田さん

私は大学の寮ではなく、プライベートでシェアハウスを申し込みました!

大学の寮を希望する方は、大学のコースが始まる前までに、申し込みを完了させる必要があります。

留学生の寮を確保してくれる大学もあるため、留学中の滞在先探しに不安がある方は、寮保証制度がある大学も検討してみてください。

寮のメリット
  • 大学が直接管理していて安心感がある
  • 同じ大学の学生と住むため、友達がつくりやすい
寮のデメリット
  • 一緒に住む学生を選べない(同じ国からの留学生ばかりが住んでいることも…)
  • シェアハウスに比べて料金が高い

ホームステイ

ホームステイでは、地元のイギリス人家族と一緒に住むことができます。

まずは、大学がホームステイの募集をしているか、大学のホームページを確認してみてください。

大学によって申し込み方法が異なるため、手順や必要書類はよくチェックしておく必要があります。

また、一部の大学では、Unipol Student Homesという団体が運営している場合もあります。

Unipolが提供するホストファミリーは独自の基準を満たしているため、留学生も安心して申込みできます。

ホームステイでは、平日の朝食と夕食、休日の3食が用意されるケースが一般的です。

ホームステイのメリット
  • イギリス人とたくさんコミュニケーションをとれる
  • 現地の文化や暮らしを体験できる
  • 毎日食事が用意される
ホームステイのデメリット
  • ホームステイ先の家族によって差がある

シェアハウス

ホームステイと同じく、大学がシェアハウスを運営している場合があります。

まずは、大学のホームページを確認してみましょう。

大学公認のシェアハウスに申し込めれば安心ですが、一般的には自分で先を探して手配することになります。

私は、先ほど紹介したUnipolを利用してシェアハウスを申し込みました。

Unipolでは、家賃や人数、立地、部屋の大きさなどの条件を細かく設定できます。

Unipolは、運営団体が所有する物件のほか、一般の方が貸し出している部屋もあるため、選択肢が豊富です。

希望の滞在先を選んだあとは、Contact Detailからオーナーに直接連絡して交渉します。

シェアハウスのメリット
  • 大学の寮よりも安い
  • 好みに合った部屋を選べる
シェアハウスのデメリット
  • 物件探しに手間や時間がかかる

留学時の持ち物

留学時の持ち物にはいろいろなものがありますが、中でも注意すべきものについて紹介します。

私が実際に困ったものを中心に紹介していきますので、ぜひチェックしてください。

私が滞在先に着いて驚いたのは、寝具がないことです。

留学生向けの滞在先なら当然寝具はあるものだと思っていましたが、用意されていたのはベッドのみでした。

吉田さん
吉田さん

1週間くらい枕も布団もない状態で寝ていました…笑

大学によっては、留学生向けに生活必需品を寮に発送してくれる有料サービスを提供しているので、確認してみるといいかもしれません。

到着のタイミングに合わせて、IKEAオンラインやAmazonで購入するのもおすすめです。

また、食器や調理器具も忘れがちなポイントです。

包丁やフライパンなどは渡航時に危険物と判断されて持参できませんが、スプーンやフォーク、マグカップは持っていくとよいでしょう。

吉田さん
吉田さん

電子レンジで調理できるタッパーもおすすめです!

留学エージェントは利用するべき?

留学エージェントの利用を悩んでいる方もいると思います。

私は留学エージェントの利用をおすすめします。

ただし、留学エージェントごとに得意とする国や地域があるため、ある程度希望する国を決めてから相談しましょう。

エージェントに相談すると、さまざまな大学のコースを比較しつつ紹介してもらえます。

また、留学のプロが出願書類や手順を確認してくれるため、一人で出願するよりも安心感があります。

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現在のイギリスの状況

いま留学を検討している方にとって、もっとも気になっているのは新型コロナウイルスではないでしょうか。

ヨーロッパの中でも感染拡大が深刻な地域として報道されており、不安を感じている方も多いかと思います。

以下では、イギリスの現在の感染状況を赤裸々に紹介します。

イギリスの新型コロナウイルス感染状況

2021年12月現在、イギリス国内の感染状況は、日本と比べると正直かなり悪いです。

イギリス全土の感染者数も増加傾向にあり、一日の新規感染者数は4万人を超えています。

町全体の様子をみても、コロナ前と変わらずマスクをしない人が多いのですが、つい先日屋内でのマスク着用義務が出ました。

そのため、大学においても図書館や教室をはじめ、公共の場ではマスク着用が求められるようになりました。

また、公共交通機関やショッピングセンターのマスク着用も義務づけられています。

イギリスのコロナに関する規制は随時更新されているので、政府のホームページから確認できます。

吉田さん
吉田さん

自分の身は自分で守る意識が大切!

大学や語学学校の授業

2021年12月現在、私が履修している授業はすべて対面で実施されています。

ただし、同じ学内でも人数の多いクラスやコースはオンラインで実施しているので、気になる方は大学に問い合わせてみるといいかもしれません。

また、通常の授業は対面ですが、録画データをあとで視聴できたり、出席できない生徒向けにオンライン授業を実施していたりすることもあります。

吉田さん
吉田さん

受講方法の多様化には便利な面も…!

飲食店

イギリスの飲食店は、コロナ前と変わらない状態で営業しています。

従業員はマスクを着用していますが、お客さんはマスクをしていませんし、日本でおなじみのアクリル板や消毒液などもありません。

また、隣の人との距離が近く、全体的に密に感じることが多いです。

とくにパブやバーでは混雑した店内で飲食をするので、不安に感じる方はそのような場所に行くことを控えましょう。

イベントやライブ

イベントやライブは、運営団体によって規制が異なりますので、事前に確認をしましょう。

また、12月15日からは人数規制に該当するイベントに参加する場合、ワクチン接種証明書が必須となっています。

イベントに関する規制は随時更新されているので、政府ホームページやニュースなどの確認をおすすめします。

ロックダウン中の生活

私が渡英した2021年の秋以降、一度もロックダウンはしていません。

しかし、今後ロックダウンの可能性がないわけではなく、気になっている方もいるかと思います。

そこでイギリス人の友人から聞いた話を紹介します。

ロックダウン中の生活
  • 外出(買い物や運動など)は1日につき1回まで
  • 大学の授業はすべてオンライン実施
  • 同居人以外と会うことは原則禁止
  • 公共交通機関(電車や飛行機など)の停止
  • スーパーマーケットでの数量制限(トイレットペーパーやパスタなど)
吉田さん
吉田さん

かなりストレスフルな生活だったそうです…!

イギリスの治安

次に、イギリスの治安について説明します。

留学先を決めるにあたって、現地の治安は大きな懸念になりますよね。

以下では、私の経験談、現地のイギリス人から聞いた話をもとに、イギリス各地の治安について紹介します。

治安がいいエリア

イギリスでは、都市部よりも田舎の方が安全な傾向にあります。

地理的なところでいうと、イングランドの南側の方が治安のいいエリアが多くなっています。

南部は裕福な方が多いのに対して、北部は貧しい方が多いのが理由です。

吉田さん
吉田さん

個人的には、治安がよく温泉街としても有名なBathをおすすめします!

治安が悪い地域

治安の悪い場所は、都市部に集中しています。

とくにロンドンやマンチェスターのような大都市では、スリや窃盗などの軽犯罪が多発しています。

また、どんな地域であっても深夜に一人で外出するのは危険です。

治安がいい街であっても日本と同じような感覚で外出するのはやめましょう。

留学や観光におすすめの街

留学におすすめの都市を一つあげるとしたらWarwickです。

中世の趣を感じられるWarwick城、シェイクスピアの故郷であるStratford Upon Avonなどの観光地が近くにあり、歴史あふれる綺麗な街並みが人気です。

また、バーミンガムにも電車で30分ほどと近く、大都市ならではの異文化体験や買い物も楽しめます。

そのため、学びと遊びのバランスのとれた留学生活が送れるでしょう。

イギリス大学院留学のメリット

留学を検討する際、国ごとにどんなメリットがあるのかは必ず調べておくべきです。

以下では、イギリス大学院留学のメリットについて紹介します。

1年間で修士号を取得できる

専攻やコースによって違う部分もありますが、イギリスの大学院留学 (修士号) は基本的に1年間となっています。

そのため、生活費を安く抑えたい方や、短い期間で学位を取得したい方にはおすすめです。

さまざまな国籍の人と出会える

イギリスの大学院は現地のネイティブ学生よりも、国際留学生の方が比率が多いです。

そのため、授業やそれ以外の場面でも多様性を身近に学ぶことができます。

質の高い教育を受けられる

世界大学ランキングをみると、イギリスの大学がたくさんランクインしています。

さらに、イギリスの大学は国立であることが多く、政府によって教育の管理がされています。

そのため、教育水準の高い授業を受けられます。

イギリス大学院留学のデメリット

留学を検討するうえでメリットだけでなく、デメリットも把握しておくことが大切です。

いざ留学に行ってから不満があると困るので、しっかり事前に確認しておきましょう。

以下では、イギリス大学院留学のデメリットについて紹介します。

学費が高い

イギリスの大学は、世界的にみても学費が高いといわれています。

学部や専攻、為替レートによって金額は変動しますが、高額であることには変わりありません。

金銭面に不安がある方は、早い段階でIELTSのスコアを取得して、奨学金を申し込むことをおすすめします。

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スケジュール的に忙しい

イギリスの大学院は1年間で修士号を取得できますが、その分ハードな学習計画が組まれています。

そのため、留学生活中は課題や試験に追われる日々になる可能性が高いです。

ゆっくりと留学生活を満喫したい方には、イギリスの大学院は向いていないかもしれません。

現役留学生の吉田さんからメッセージ

今回の記事では、イギリス大学院留学に関する疑問と回答をまとめてみました。

読者の中には、イギリス留学を控えている方、留学先に悩んでいる方など、いろいろな方がいるかと思います。

この記事を通じて、留学に対する悩みや不安が少しでも解消されれば、とてもうれしく思います。

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