2026/01/06

英検バンドとは?意味・見方・CSEスコアとの関係をわかりやすく解説

英検バンド

この記事を書いた人

バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。
  • 英検バンドって何を示す数字?
  • G2+7 や G3+8 の意味は?
  • CSEスコアとの違いは?

英検には「バンド」という独自の指標があり、合格ラインまでの距離や、自分の強み・弱点を把握するための重要な目安として使われています。


本記事では、英検バンドの意味、見方、CSEスコアとの関係、合否別の読み取り方、技能別バンドの活用方法までをわかりやすく解説します。

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目次

英検バンドとは?

まずは、英検バンドを正しく理解するために、バンドの定義・導入された背景・CSEスコアとの違いを順を追って解説します。

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英検バンドの定義

英検バンドとは、受験者のスコアが合格基準からどれだけ離れているかを示す指標です。

英検では級ごとに「合格基準値」が設定されており、その基準に対して、どれくらい上回っているかあるいは、どれくらい不足しているかを 「G2+7」「G3−4」 といった形式で表示します。

バンドの「+」「−」は、合格ラインとの距離を表しており、合否の可能性や到達度を直感的に判断できる重要な数値です。

このバンドは、単なる正答数ではなく、試験回ごとの難易度を考慮した相対評価として算出されます。

そのため、同じ素点であっても、受験回によってバンド値が異なる場合があります。

バンド値を確認することで、合格にどれだけ近いか、あとどれくらい伸ばす必要があるかが明確になります。

「点数」ではなく「合格までの距離」を一目で把握できる点が、英検バンド最大の特徴です。

英検バンドが導入された背景

英検バンドが導入された背景には、受験者が自分の合格可能性をより正確に把握できるようにするという目的があります。

従来の英検では、正答数(素点)だけが結果として示されていました。

しかし、同じ級でも試験回ごとに難易度が異なる、正答数が同じでも試験によって評価が変わるといった問題があり、「あとどれくらいで合格なのか」が分かりにくいという課題がありました。

そこで導入されたのが、英検バンドとCSEスコアです。

バンドは「合格基準との距離」を、CSEスコアは「英語力そのもの」を示す役割を担っています。

この2つの指標を併用することで、合格にどれくらい近いか、どの技能が強くどこが弱いかを客観的に把握できるようになり、学習計画を立てやすくなりました。


英検バンドは、結果を次の学習につなげるために生まれた指標といえます。

英検CSEスコアとの違いと共通点

英検バンドとCSEスコアは混同されがちですが、役割はまったく異なります。

簡単に整理すると、以下のようになります。

  • 英検バンド:合格基準を基準にした相対評価

    例)G2+3(合格ラインより3ポイント上)
  • 英検CSEスコア:各技能の英語力を数値化した絶対評価 → 各技能1000点満点で算出され、級や技能を超えた比較が可能

共通点としては、どちらも単なる正答数ではなく、試験の難易度を考慮した調整がおこなわれている点が挙げられます。

そのため、試験回ごとの難易度差があっても、公平性が保たれています。

バンドとCSEスコアをあわせて見ることで合格ラインを超えられそうか、英語力のどの技能に課題があるかをより正確に判断でき、効率的な英検対策につなげることが可能になります。

英検バンドの見方を完全解説

英検の成績表に表示される「バンド」は、合格ラインからどれくらい離れているかを示す、非常に重要な指標です。

ここでは、英検バンドの構造・具体的な読み方・合否別の解釈方法を順を追って解説し、成績表を正しく読み取れるようにしていきます。

英検バンドの基本構造

英検バンドは、G(Grade=受験級)の合格基準値を中心に、どれだけ上回っているか、または下回っているかを示す相対評価の指標です。

表記は「G+数字」「G−数字」の形式で示され、合格ラインを起点として上下に広がる仕組みになっています。以下が例です。

  • G2+5:2級の合格基準より5ポイント上
  • G3−4:3級の合格基準より4ポイント下

このように、「あとどれくらいで合格か」「どれだけ余裕があったか」が一目で分かるのがバンドの特徴です。

英検バンドは、合否だけでなく合格可能性や現在地を判断するもっとも分かりやすい指標といえます。

G2+7・G3+8などの読み方

英検バンドで多くの人が戸惑うのが、「G2+7」「G3+8」といった数値の意味です。

この数字は、合格基準から何ポイント上(または下)に位置しているかを示しています。

プラスの数値が大きいほど、合格ラインを大きく超えており、その級に対して十分な実力がある状態と判断できます。

一方、マイナスの数値が大きい場合は、合格基準から距離があり、語彙力・文法力・読解力など、基礎的な英語力の底上げが必要な状態を意味します。

読み方のポイントはシンプルです。

  • G(級)+ 数字:合格ラインより上 → 実力に余裕がある
  • G(級)− 数字:合格ラインより下 → 実力が不足している

このように理解すると、バンドの意味が直感的につかめます。

合格だった場合のバンドの見方

英検に合格した場合、バンドはどれくらい余裕をもって合格できたかを判断する材料になります。

プラスの数値が大きいほど、その級に対して安定した実力があることを示します。

目安の例

  • G2+1〜+3:合格ラインをギリギリ超えている(安定性は低め)
  • G2+4〜+7:標準的な合格
  • G2+8以上:余裕を持って合格(次の級に挑戦できる実力)

合格ライン付近(+1〜+3)の場合、技能ごとのバンドにばらつきが出やすく、とくにリスニングやライティングなど一部技能が弱いケースが多く見られます。

合格後もバンドを確認することで、「この級の中で自分がどの位置にいるのか」が分かり、次の級へ進むか、基礎を固め直すかの判断がしやすくなります。

不合格だった場合のバンドの見方

不合格だった場合、英検バンドは次回合格までの距離を示す重要な指標になります。

マイナスの幅を見ることで、必要な学習量や課題の深さを具体的に把握できます。

目安の例

  • G2−1〜−3:あと一歩、次回合格の可能性が高い
  • G2−4〜−6:実力不足、基礎の補強が必要
  • G2−7以下:大幅な学習計画の見直しが必要

たとえば G2−2 の場合、あと数問正解すれば合格できる水準であり、弱点技能を重点的に対策すれば、次回合格が十分に狙えます。

一方、マイナス幅が大きい場合は、語彙不足・時間配分の甘さ・長文処理力不足など、根本的な英語力の改善が必要です。

不合格であっても、バンドを確認することで「何が足りなかったのか」「どれくらい努力すれば届くのか」を冷静に分析できる点が、英検バンドの大きな価値といえます。

バンドの最大・最小値の目安

英検バンドには、級ごとにおおよその上限値・下限値が存在します。

また、一次試験・二次試験のどちらかによっても、表示されるバンドの範囲は異なります。

参考として、級別のバンド数値の目安を次にまとめて確認していきましょう。

一次試験の最大値と最小値

最大(合格)最小(不合格)
1級20-78
準1級18-69
2級17-58
準2級18-51
3級21-42
4級15-24
5級17-28

二次試験の最大値と最小値

最大(合格)最小(不合格)
1級10-25
準1級9-20
2級8-18
準2級7-16
3級8-14

英検バンドの活用方法

英検バンドは、成績表を読み解くだけの指標ではありません。


合格までの最短ルートを見つけるための「戦略ツール」として活用することで、学習効率を大きく高めることができます。

ここでは、英検バンドをどのように使えば、無駄のない学習につながるのか、実践的な活用方法を紹介します。

自分の強み・弱点を把握する

英検バンドをもっとも効果的に活用する方法は、自分の強みと弱点を客観的に把握することです。

成績表では、総合バンド、技能別(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)のスコアをあわせて確認できます。

これにより、どの技能が合格を妨げているのかが明確になります。

たとえば、総合バンドが G2−3 で、技能別スコアの中でもリスニング、ライティングがとくに低い場合、合格のカギは「リスニングとライティングの強化」であることが一目で分かります。

このように、やみくもに全技能を勉強する、得意な分野ばかりを繰り返すといった非効率な学習を避け、弱点に絞った対策ができるのが英検バンドの大きなメリットです。

結果として、短期間でも効率よくスコアを伸ばしやすくなります。

また、英検バンドと技能別スコアを継続的に分析することで、次に受験する級では、どの技能から対策すべきか長期的にどの力を伸ばしていくべきかといった判断もしやすくなり、中長期の学習戦略にも役立ちます。

合格までの距離から学習計画を立てる

英検バンドの大きな強みは、合格までの距離が数値でひと目に分かる点にあります。

合格ラインとの差(=バンドのプラス・マイナス)を基準にすれば、無駄のない学習計画を立てることができます。

バンド別の学習目安は、次のとおりです。

  • G2−1〜−3 → 次回合格が十分に狙える水準:弱点部分を短期集中で補強すれば対応可能

  • G2−4〜−6 → やや実力不足の状態:1〜2か月の学習期間を確保し、語彙力・文法力の底上げが必要

  • G2−7以下 → 合格まで距離がある段階:長期的な計画を立て、基礎から積み直すのが効果的

このように、バンド値を見ることで必要な学習量や期間を具体的に把握できます。

さらに、技能別スコアと組み合わせれば、どの技能に週あたり何時間程度取り組むべきかも判断しやすくなります。

学習量が可視化されることで、模試を受ける適切なタイミング、次回受験のベストな時期といった点も見通しやすくなり、精度の高い学習スケジュールを立てることができます。

英検バンドは、単なる成績評価ではありません。合格への最短ルートを示してくれる「計画ツール」として活用できる点こそが、最大のメリットです。

英検CSEスコアとCEFRとの関係性

英検の成績表には「CSEスコア」も記載されており、英検バンドとあわせて確認することで、自分の英語力をより客観的に把握できます。

ここでは、英検CSEスコアの意味と、国際的な指標であるCEFRとの対応関係について、わかりやすく解説します。

英検CSEスコアとは?

英検CSEスコアとは、英語4技能(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)を国際基準に基づいて数値化したスコアです。

各技能は 0〜750点、4技能の合計である総合スコアは 0〜3000点 の範囲で算出されます。

CSEスコアは、単なる正答数(素点)とは異なり、各技能を「英語運用能力のレベル」として公平に評価する仕組みです。


試験回ごとの難易度差を考慮した調整がおこなわれるため、どの回を受験しても英語力を公平に比較できる点が大きな特徴です。

英検バンドが「合格までの距離」を示す指標であるのに対し、CSEスコアは受験者の英語力そのものを示す“実力の絶対値”を表します。

CEFRと英検CSEスコア範囲

英検CSEスコアは、国際的な英語力の指標を英検の各級に対応させたスコア尺度です。

国際標準規格である CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠) に対応しており、自分の英語力を国際的な視点で把握できる点が大きな特徴です。

CEFRとは、言語の習得状況や運用能力を評価するために作られた国際的な指標で、英語に限らず、すべての言語に共通して用いられています。

同じ基準で語学力を比較できるため、「どの程度その言語を使いこなせるか」を客観的に把握できます。

CEFRのレベルは、以下の順で段階的に上がっていきます。

A1 → A2 → B1 → B2 → C1 → C2

以下では、CEFRと英検4技能総合CSEスコアの範囲、各級の合格スコアを一覧で整理します。

CEFRに対応していることで、「日常会話をどの程度こなせるのか」「学術的な内容をどこまで扱えるのか」といった、自分の英語運用レベルを大まかに把握できるようになります。

英検バンドを使って最短で合格に近づく

英検バンドは、合格ラインまでの距離を数値で把握できる唯一の指標です。

バンドを正しく理解することで、自分が今どの位置にいるのか、どの技能を優先して伸ばすべきかが明確になります。

さらに、CSEスコアやCEFRとあわせて分析すれば、英語力の国際基準での位置づけや、次の級へ進む適切なタイミング、大学入試・留学での活用可能性もより正確に判断できるようになります。

英検バンドを活用して弱点を可視化し、必要な技能に絞って学習することで、最短ルートで合格に近づくことが可能です。


次回の受験では、ぜひこの指標を活かし、確実な合格をつかみ取りましょう。

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