2023/10/20

海外留学に利用できるローン6選!ローンの選び方や注意点も解説

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バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

海外留学を検討するにあたって、一番ネックになりやすいのが留学費用です。

短期間の留学であればそれほど高額な費用は必要ないですが、1年以上の長期留学をする場合、学費や渡航費などを含め、数百万円以上かかることもあります。

もし留学費用に不安を抱えているのであれば、海外留学用ローンの利用を検討することをおすすめします。

本記事では、留学費用に不安がある方に向けて、ローンの種類や選び方、注意点について解説します。

また、下記の記事ではカプランビジネススクールで取得可能な奨学金についても解説しています。

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目次

留学費用のためのローンとは

ローンとは、一般的に金融機関からお金を借り、毎月決められた金額を返済する仕組みを指します。

ローンはあくまで融資のため、返済することが前提です。

ローンには住宅ローンや自動車ローンなどがあり、海外留学ローンは教育ローンの一種です。

海外留学ローンは、公的ローンと民間ローンの2種類に分類され、それぞれ異なったメリットがあるため、利用者の目的に合ったものを選ぶことが大切です。

以下では、公的ローンと民間ローンのそれぞれの特徴を解説します。

公的ローンとは

公的ローンとは、その名のとおり、公的機関のローンを指します。

一般的に、留学用の公的ローンといえば、日本政策金融公庫が挙げられます。

日本政策金融公庫とは、国が提供する教育ローンのことで、通常、学生1人当たり350万円までの融資が受けられます。

しかし、3か月以上の海外留学の場合は、最大450万円までの融資が可能です。

返済期間は最長18年で、返済開始から終了まで金利が変化しない固定金利制を採用しています。

民間ローンとは

民間ローンとは、都市銀行や地方銀行、信用金庫などの民間金融機関が融資するローンのことです。

ローンを組むための条件や借りられる金額や金利などは、融資をおこなう金融機関によって異なるため、場合によっては公的ローンよりも良い条件で融資を受けられることもあります。

公的ローンが一般的に固定金利制度を用いているのに対し、民間ローンは変動金利制を採用していることが多いです。

民間ローンは、資金に余裕がある方の利用が向いています!

ローンと奨学金の違い

ローンとよく比較されるもう一つの支援制度として、奨学金が挙げられます。

ローンも奨学金も、学生に対して金銭的な支援を提供することが目的です。

しかし、具体的な条件や内容を比較してみると、まったく異なる制度であることがわかります。

奨学金は、一般的に成績が優秀な学生や一定の収入ラインを下回る家庭など、厳しい条件が設定されていることがほとんどです。

また、奨学金は給付型と貸与型の2種類が存在しています。

給付型奨学金は、返済義務のない奨学金のことで、貸与型奨学金は返済義務のある奨学金のことです。

さらに、奨学金は基本的に融資を受けた学生本人が返済義務を背負うのに対して、ローンは学生の保護者が返済義務を背負います。

このように、ローンと奨学金は異なる制度のため、どちらを利用するかを慎重に判断することが重要です。 

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海外留学ローンのメリット・デメリット

留学費用に不安を抱えている方にとって、海外留学ローンは心強い存在です。

しかし、融資を受ける前にローンの長所と短所をきちんと理解しておく必要があります。

具体的にどのようなメリットとデメリットが存在するのか、それぞれみていきましょう。

海外留学ローンのメリット

海外留学ローンを利用する最大のメリットは、限られた資金であっても留学を実現できる点です。

海外留学をするにあたって、経済的な理由で留学を諦める方は決して珍しくありません。

しかし、海外留学ローンを利用することで、入学金や教材費を含めた学費はもちろん、さらには住居費など、留学に必要な費用を借りることが可能です。

一方、奨学金は一定以上の成績条件を満たす成績優秀者のみが対象など、条件が厳しいケースが多いです。

しかし、海外留学ローンにはそれほど厳しい制約がないため、奨学金よりも簡単に利用できます。

海外留学ローンのデメリット

海外留学ローンは、利用金額がどうしても高くなってしまうため、返済期間が長くなることがあります。

返済期間が長引くと利息の支払いも必然的に多くなり、将来的には住宅ローンなどの支払いに大きな影響を及ぼす可能性もあるでしょう。

さらに、返済総額が大きくなることも海外留学ローンのデメリットの一つです。

帰国後に定職に就けたとしても、初任給は低いことが一般的なため、返済が困難な状況になることも予想されます。

そのため、海外留学ローンを利用する際には、長期的なライフプランを含めて検討することが必要です。 

海外留学に利用できるローンおすすめ6選

ここからは、海外留学で利用できる、おすすめのローンを6つ紹介します。

以下で紹介するローンにはそれぞれ異なるメリットがあるため、慎重に検討し、自分に合っているローンを選びましょう。

日本政策金融公庫

日本政策金融公庫は、教育一般貸付とも呼ばれる、国の教育ローンです。

教育一般貸付は原則1人当たりの融資限度が350万円ですが、3か月以上の海外留学をする場合、450万円まで融資を受けられます。

資金使途の幅も広く設定されており、受験にかかった費用や入学金などの学校納付金、そして学生の国民年金費用まで対応可能です。

教育一般貸付は固定金利制を採用しており、2023年9月現在の金利は年1.95%となっています。

また、在学期間中は利息のみを返済するオプションも提供されているため、安定した返済をおこなえるのも嬉しいポイントです。

労働金庫(ろうきん)

労働金庫とは、労働組合や生協に加入している方々が、お互いに助け合うために設立された協同組織の福祉金融機関です。

「ろうきん」とも呼ばれ、会員である労働者の経済的な福祉や生活に関わる活動を支援することを主な目的としています。

そのため、同じ金融機関である銀行とは異なり営利を目的としておらず、社会的なサポートが優先されています。

労働金庫は全国13のエリアにあり、労働組合や生活協同組合に加入していると利用可能です。

ただし、各労働金庫は独自の融資条件を設定しているため、あらかじめ調べておきましょう。

みずほ銀行

みずほ銀行は、日本を代表するメガバンクの一つです。

みずほ銀行では教育ローンを提供しており、最大300万円までの融資が担保や証人なしで利用できます。

この教育ローンは学費だけでなく、留学関連の費用や教科書代など、教育に関する資金全般をカバーできます。

また、借り入れから最長5年間の元金返済据置が設定されており、在学中の返済額を抑えることが可能です。

金利については変動金利と固定金利の2種類があり、2023年9月時点で変動金利が3.475%、固定金利が4.45%に設定されています。

三菱東京UFJ銀行

三菱東京UFJ銀行もみずほ銀行と同じく、メガバンクとして知られている金融機関です。

三菱東京UFJ銀行の教育ローンは、借入期間が最低6か月以上から最大10年以内まで、借り入れ可能な金額は30万円以上から500万円の範囲内で利用できます。

ただし、教育ローンは通常、学校に納付する学費や入学金が対象としています。

そのため、学費以外を利用目的とする場合は、事前に相談する必要があります。

教育ローンはWeb契約ができ、公式サイトではローンの返済シミュレーションもおこなえます。

返済計画を事前に立てておきたい方は、ぜひチェックしてみてください!

三井住友銀行

三井住友銀行は、みずほ銀行と三菱東京UFJ銀行と並び、日本の3大メガバンクの一つであり、大手金融機関です。

三井住友銀行の教育ローンは、最大300万円まで借り入れが可能で、最短で即日融資も受けられます。

有担保型の教育ローンを利用する場合は、最大3,000万円まで借りることが可能です。

しかし、教育ローンで借りたお金は、主に学校に納付する資金としての使用が認められています。

借入期間は最長10年まで設定されており、教育ローンを組む際に保証人が不要なのも、三井住友銀行の教育ローンの特徴の一つです。

地方銀行・信用金庫

地域の地方銀行や信用金庫においても、教育ローンを利用できる場合があります。

たとえば、千葉銀行では当座貸越方式を用いて、最大1,000万円までの融資が可能です。

借りたお金は入学金や授業料に限らず、渡航費としても使用できます。

在学期間中は利息のみの支払いも可能なため、計画的な返済プランを立てられるのも魅力です。

また、競争が激しい地方銀行の場合は、融資先を増やすために審査が都市銀行に比べて通りやすくなっていることもあります。

そのため、メガバンクだけでなく、地方の銀行や信用金庫も候補に入れて調べると良いでしょう。 

海外留学ローンを選ぶポイント

海外留学ローンは多くの金融機関で提供されているため、どれを選んで良いのか迷う方も多いと思います。

海外留学ローンを選ぶ際は、以下のポイントに注目して検討してみましょう。

必要な留学資金の額を明確にする

海外留学ローンを利用する際は、まずは自分が必要な資金の総額を明確にしましょう。

留学には、学費や渡航費・生活費など、さまざまな費用が必要です。

しかし、海外留学ローンを提供している金融機関によって、借りられるお金の限度額や認められているお金の使用目的などが異なります。

最適な海外留学ローンを選ぶために、あらかじめ借りるお金の金額をはっきりさせておきましょう。

ローンの条件を確認する

自分に合った海外留学ローンを選ぶために、利用するローンの条件にも注目しましょう。

海外留学ローンは、提供する金融機関によって条件が大きく異なります。

たとえば、融資を受けるための年収の上限が設けられているローンもあれば、条件によって借りられるお金の金額が大きく変わるローンもあります。

海外留学ローンを選ぶ前に、提供している金融機関のウェブサイトを確認するなどして、ローンの条件をチェックしておきましょう。

毎月の返済額を調整できるか確認する

海外留学ローンを選ぶ際は、毎月の返済額を調整できるものを選びましょう。

海外留学に必要な金額は非常に大きく、数百万円単位でローンを組むケースも珍しくありません。

そのため、海外留学ローンの返済は長期的な計画を立てる必要があります。

在学期間中の返済は利子のみの支払いや、ボーナス月にまとめて返済するなど、無理のない返済プランを組めるサービスや特例があるかを前もって確認しておきましょう。

海外留学ローンの注意点

最後に、海外留学ローンを利用するにあたって、ローンの注意点について紹介します。

留学後の生活にも関わるため、かならずチェックしてください。

本当に返済できる金額か検討する

海外留学ローンを利用する際は、返済が本当に可能かどうかをしっかり検討しましょう。

ローンは、端的に言ってしまえば借金です。

返済に失敗すると、ブラックリストに載ってしまい、以降の金融機関での融資申請が難しくなる可能性があります。

そのため、事前にどれくらいの金額を返済できるのか、実際に返済の見通しはたつのかを考えておきましょう。

返済が難しい場合は、留学計画自体を見直すことも考えましょう!

社会人は退職すると利用が難しい

海外留学ローンは、社会人が留学する場合でも問題なく利用できます。

しかし、会社を退職して留学に行く場合、返済の見込みがないため、本人名義でのローン利用は難しいといえます。

もし退職しても海外留学ローンを利用したい場合は、親や配偶者の名義での借り入れが必要となります。

まとめ

海外留学ローンは、留学費用の問題を解決できる心強い存在です。

将来的には返済する必要がありますが、きちんとした返済計画を立てれば、借りたお金を確実に完済できます。

本記事を参考に、自分に合った海外留学ローンを選択し、留学の実現を目指しましょう。

留学に関する疑問や不安を抱えている方は、ぜひ一度、バークレーハウスへご相談ください。

バークレーハウスは英語スクールとして50年以上のノウハウをもち、IELTS公式テストセンターを運営する企業として、語学対策も提供しています。

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