2023/10/06

海外留学に無料で行ける?学費・滞在費を無料にする方法や注意点を解説

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この記事を書いた人

バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

海外留学を考える際、できるだけ費用を抑えて留学したいと考える方は多いのではないでしょうか。

無料、または安く留学できる方法を調べている方のために、費用を抑えて海外留学を実現する方法について紹介します。

奨学金、交換留学、学費無料の国、ボランティアや仕事を通じた留学など、費用を抑えて海外留学を実現するためのポイントを紹介します。

さらに、海外留学費用を賄うためのおすすめの奨学金を3つ紹介します。

この記事を参考にして、夢の実現のために役立ててください!

目次

無料で海外留学を実現する方法とは?

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実際に無料で海外留学が可能であるのかと、疑問に思った方も少なくないはずです。

無料で留学できる方法は、以下のとおりです。

海外留学が無料でできる方法

  • 奨学金の活用
  • 交換留学の活用
  • 無料の学校の活用
  • ボランティア制度の活動
  • 働くことを目的に留学する

学費、生活費、渡航費をカバーする奨学金、交換留学、無料の学校、ボランティアや働きながらの留学を利用して、滞在費を無料にする方法が考えられます。

自分に合った方法をみつけてみてください!

1. 奨学金を活用して海外留学する

奨学金を受けるにはさまざまな条件があり、審査が厳しいと感じる方もいるかもしれません。

しかし、奨学金を活用することは、もっとも堅実な方法といえます。

海外留学で活用できる奨学金制度や受給条件、支給額の目安について、詳しく紹介します。

海外留学できる奨学金制度とは?

海外留学で使える奨学金制度があります。

奨学金によって種類や条件は異なり、奨学金を提供している団体もさまざまです。

具体的には、以下のような奨学金があります。

奨学金の種類

  • 日本政府、地方自治体、民間団体が提供する奨学金
  • 留学先の国の政府から支給される奨学金
  • 返済不要の給付型奨学金
  • 返済が必要な貸与型奨学金

奨学金には受給のための条件があり、受給金額も異なるため、自分の条件に合っているか、事前に確認が必要です。

奨学金受給のための条件

応募条件は奨学金によって異なり、主な応募条件は以下のとおりです。

  • 学業成績
  • 経済支援の必要性
  • 特定の研究分野においての成果
  • 社会貢献の期待度
  • 進学を希望する学校・国
  • 日本国内の在籍学校
  • 居住地
  • 年齢制限など

支給される奨学金の目安

応募する奨学金によって、支給される金額が異なります。

奨学金の支給方法や費用などもさまざまです。

支給方法には、一度に支給される一括支給と、月ごとまたは年ごとに支給される方法があります。

支給される費用の項目としては、一般的に以下のようなものが挙げられます。

  • 航空券代金
  • ホームステイの滞在費用
  • 学費
  • 生活費

2. 交換留学を活用して海外留学する

高校生や大学生が海外留学費用をできるだけ抑える方法としておすすめできるのは、交換留学制度を利用することです。

交換留学にはどんなメリットがあり、どの条件が必要で、免除される費用とは何なのでしょうか。

海外留学のための交換留学制度とは?

交換留学制度は、高校生・大学生にとって利用価値の高い制度です。

交換留学では、日本の大学の学費を納める代わりに、留学先の大学の学費が免除されます。

そのため、日本で大学に行く学費と変わらず海外留学ができるのです。

さらに、留学先で取得した単位は、日本の大学の単位として認められることもあります。

そして、大学の留学制度を使うことで、大学独自の奨学金に申し込めたり、大学からの支援を受けられるチャンスもあります。

交換留学のための条件

交換留学をするためには、在籍する学校が指定する書類選考や面接がおこなわれることが一般的です。

また、十分な英語力を証明するために、IELTSやTOEFLのスコアの提示が必要とされます。

交換留学で免除される費用の目安

交換留学では、学費のみ支払われるケースが一般的です。

ただし、高校生の場合は、滞在費や渡航費も支給されることがあります。

大学生の交換留学では、寮が準備されることがあるため、事前に確認してみましょう。

また、免除される費用が十分ではないと感じる場合は、ほかの奨学金の申請をすることもおすすめです。

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3. 学費が無料の国に海外留学する

一部の国では、留学中の学費が無料となるケースが存在します。

海外留学の費用を抑えたい方は、留学先の候補として検討してみると良いでしょう。

また、現地で無料の英語レッスンを受講するなど、できるだけお金をかけずに英語力を向上させる方法も探してみましょう。

ただし、学費以外の費用については別途用意する必要があるため、注意が必要です。

学費が無料の国へ留学する

ヨーロッパには、大学の学費が無料となる国があります。

ノルウェーとドイツ・アイスランドは、留学生の学費が無料です。

ただし、ヨーロッパにおいては大学の学費が無料となる国が多いですが、EU/EEA圏内の学生であるなどの条件があるため、事前によく確認しましょう。

現地の無料レッスンを受講する

教会などでボランティアによる英語教育、語学学校付属のフリースクールがあります。

しかし、これらは現地に行かないとわからない情報が多いため、現地の知り合いや留学経験者に話を聞くなど、事前の情報収集が必要です。

無料で参加できるものをみつけたら、積極的に参加してみると良いでしょう!

必要となる学費以外の費用

学費が免除される場合でも、滞在費や渡航費などの生活費は自己負担が必要です。

また、生活費の補助を受けるためには、奨学金の申請や現地でのアルバイトなどが必要になる場合もあるでしょう。

4. ボランティアを目的とした海外留学をする

留学費用が無料になる条件として、留学先でボランティア活動に参加する必要がある場合があります。

そのため、ボランティアを目的とした留学についても検討してみましょう。

ボランティア留学を選ぶ際のポイントや、ボランティア留学に必要な費用について詳しく紹介します。

ボランティアを目的とした海外留学とは?

ボランティアを目的とした海外留学では、渡航費を含めて完全無料となることは難しいかもしれません。

しかし、基本的に宿泊費・食費は無料となり、さらにはお金には代え難い、貴重な経験が得られるかもしれません。

ボランティア留学を選ぶポイント

ボランティア留学の費用は、参加する団体やプログラムによって異なります。

NGO・NPO団体を通じたプログラムでは、参加費は比較的低く、渡航費は別途支払う必要があります。

しかし、宿泊費や食費は、多くの場合無料で提供されます。

一方で、旅行会社経由のボランティア留学の場合は、参加に必要な費用がすべて含まれていますが、割高な傾向にあります。

留学プログラムを選ぶ際には、これらの違いを考慮することが重要です。

ボランティア留学に必要な費用の目安

ボランティア留学には、基本的に参加費が必要です。

参加費は、主に宿泊費・食費などに使われます。

また、渡航費と、個人で必要な滞在中の費用などは自己負担となります。

ボランティアの種類によっては少額の報酬が出る可能性もあるため、自分が参加したいボランティアの内容を事前に確認しておきましょう。

5. 働くことを目的として海外留学する

留学費用を抑えて留学する方法として、働きながら語学学習をするという選択肢もあります。

学校だけではなく、実践的な英語スキルを学べる機会が広がります。

海外で働くことを目的とした留学には、どのような職種があるのでしょうか。

また、働きながら海外留学を実現するための条件や注意点、必要となる費用を確認しましょう。

働くことを目的とした海外留学とは?

留学費用を自己負担せずに賄う方法の一つとして、現地での労働と学費の交換制度があります。

フィリピン、カナダ、または農場での労働などが具体例として挙げられます。

働きながら海外留学するための条件

忘れてはいけないポイントは、海外で働くためにはビザが必要であるということです。

ワーキングホリデー、学生ビザ、インターンシップなど、働ける時間などの条件を事前に確認し、正しいビザを取得する必要があります。

申請するビザは国によっても条件が異なるため、留学先のビザの条件を確認しましょう。

必要となる海外留学のための費用の目安

語学学校などの授業料を始め、渡航費・滞在費などは自己負担となります。

これらの費用をカバーするために、現地で働くことが必要になる場合もあるでしょう。

また、現地で働く以外の経験もしたい場合は、前もっていくらか資金を準備していくことが必要です。

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海外留学を格安で実行するためのポイント

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海外旅行を格安で実行するために、注意すべきポイントについて解説します。

物価が安い国に留学する、航空チケットの安い時期に留学する、海外留学の手配はできる限り自分でするなど、いくつかの方法があります。

物価の安い国に留学する

物価が安い国では、食費や滞在費などの費用が安価で済むため、経済的なメリットがあります。

完全に無料とはいえませんが、物価の安い国を選ぶことで、リーズナブルな費用で海外留学を実現できます。

航空券の安い時期に留学する

留学費用を抑えるためには、渡航費用をできるだけ削減することが重要です。

航空券の格安期間は、主にオフシーズンにあります。

日本の長期休暇時期などは航空券が高くなる傾向にあるため、購入を避けるべきといえます。

また、事前に予約をおこなうことで航空運賃が割引されることもあるため、こまめに価格をチェックしましょう。

海外留学の手配は自分でする

すべての手続きを留学エージェントに任せると高額になることがあります。

海外留学の手配は自分でするか、無料で相談に乗ってくれるエージェントを探すことがおすすめです。

海外留学費用のための奨学金おすすめ3選

奨学金には、返済不要の給付型と返済必要の貸与型の2種類に分けられます。

これらの奨学金は公的な機関から提供される公的奨学金と、私的な団体や機関から提供される民間奨学金に区分けされます。

給付型奨学金は、貸与型奨学金と比べて、条件や審査が一般的に厳格です。

以下では、海外留学の際に利用できる奨学金について紹介します。

日本学生支援機構(JASSO)

日本学生支援機構は、国が支援している代表的な奨学金制度です。

この制度は、留学先機関(大学、大学院など)が決まっている方や留学中の方が対象です。

また、社会人であっても、修士もしくは博士の学位取得を目的とした留学であれば、受給資格があります。

この制度には、給付型と貸与型の2つのタイプがあります。

トビタテ!留学JAPAN

トビタテ!留学JAPANは、日本の大学や高校に在籍する学生や生徒を対象とする奨学金制度です。

この奨学金は留学に限らず、インターンシップ、ボランティア活動、研究など多岐にわたる活動に適用され、返済が不要です。

伊藤国際教育交流財団

社会人向けの奨学金が少ないなかで、伊藤国際教育交流財団は社会人向けの奨学金を提供している数少ない機関です。

この奨学金は、海外の大学などの修士課程に留学する日本人を対象としていますが、30歳以上の応募者は「留学を希望する理由」を提出する必要があります。

また、このプログラムも返金が必要ありません。

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まとめ

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奨学金を活用することで、留学費用を効果的に軽減し、留学の実現が可能となります。

留学を検討する際には、奨学金制度を綿密に調査し、最適な方法を見つけることが重要です。

多くの方が、無料で海外留学が実現可能かどうかに疑念を抱くことがありますが、実際には留学費用を大幅に削減できる、さまざまな手段が存在します。

奨学金制度の活用だけではなく、交換留学、ボランティア制度などを上手に利用することで、留学を無料もしくは格安に海外留学を実現できます。

バークレーハウスでは、日本で初めてアメリカへの正規留学を実現させた実績をもつ語学スクールです。

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