2023/08/25

留学は学歴として書ける?留学経験者の履歴書の書き方とアピール方法

留学_学歴

この記事を書いた人

バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

交換留学経験者で就活を控え、「基本的な履歴書の書き方、特に留学経験を履歴書に書く方法を知りたい」という方はいませんか?

4年制大学を卒業予定の正規留学をした学生で日本で就職したいと考えているが、日本企業向けの履歴書は海外の留学先の大学名を「日本語でどのように書くべきか知りたい」という方もいるのではないでしょうか。

また、夏休みの数週間に語学留学に行ったが、短期の語学留学の場合、「履歴書ではどのようにアピールできるのか知りたい」という方も多いかと思います。

留学経験は、多くの価値ある経験を提供してくれるものです。

しかし、その経験を履歴書や自己PRでどのようにアピールすべきか、多くの方が悩むところでもあります。

本記事では、留学経験者向けに、履歴書に留学経験をどのように書くべきか、自己PRで留学経験をどのようにアピールするべきかについて解説します。

短期の語学留学でも、履歴書でアピールすることは可能です。

あなたの留学経験を最大限に活かし、将来のキャリアにつなげるためのヒントをお伝えします。

目次

留学経験者の履歴書の書き方

履歴書_書き方

留学経験者にとって、履歴書に留学経験をどのように記載すべきかは、自身のキャリアを紹介する上で重要なポイントです。

学歴として書ける留学経験とはどのような留学なのか、正規留学や交換留学の場合の事例を挙げて説明します。

また、語学留学や短期留学の場合の記載例も紹介します。

留学経験がどのように学歴やキャリアに影響を及ぼすか、採用担当者にアピールする方法を考えてみましょう。

学歴に書ける留学経験とは?

留学経験を学歴欄に記載するかどうかは、留学の種類と留学年数によって異なります。

1年以上の正規留学または交換留学は、学歴欄に記載できます。

ただし、留学先の大学名や専攻だけでなく、留学した期間と留学先の国も併せて記載しましょう。

学歴欄には、以下の情報を含めて記述しましょう。

  • 留学した期間
  • 留学先の国名
  • 留学先の学校名
  • 専攻(学科)

また、学歴欄だけでなく、志望動機や自己PR欄にも留学経験に関する内容を盛り込むことで、留学がもたらすスキルや経験をアピールできます。

学歴の例(正規留学)

正規留学と交換留学を分けて考えてみましょう。

正規留学の場合、学歴欄には留学した期間、留学先の国、留学先の大学名、専攻(学科)を記載します。

ポイント

  • 正規留学の場合の履歴書記載例を紹介
学歴
20133東京都立○○高等学校卒業
20138アメリカ合衆国○○大学○○学部入学
20175アメリカ合衆国○○大学○○学部卒業
20178アメリカ合衆国○○大学大学院○○研究科入学
20195アメリカ合衆国○○大学大学院○○研究科修了

学歴の例(交換留学)

交換留学の場合も同様に、学歴欄に留学した期間、留学先の国、留学先の大学名、専攻(学科)を記載します。

留学経験をアピールするポイントは、留学によって培われたスキルや経験を自己PRで具体的に示すことです。

特に留学がどのようにあなたを変え、成長させたかを伝えることで、採用担当者に強い印象を与えるでしょう。

ポイント

  • 交換留学の場合の履歴書記載例を紹介
学歴
20133東京都立○○高等学校卒業
20144○○大学○○学部入学
201642017年3月まで オーストラリア○○大学○○学部に交換留学
20183○○大学○○学部卒業

語学留学や短期留学の場合

語学留学や1年未満の短期留学の場合、学歴欄には記載せず、志望動機や自己PR欄でアピールする方が適切です。

理由は、留学期間が短いために学歴として扱われにくいためです。

自己PR欄や職務経歴書の「活かせる経験・資格・知識・スキル」項目で、留学の内容や得たスキルを具体的にアピールしましょう。

留学経験が短い場合でも、その間にどのような経験や成果を得たか、どのように成長したかを具体的に伝えることが重要です。

留学経験を自己PR欄でアピールするなら

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留学経験者が自己PR欄でアピールする際に重要なのは、留学で得たスキルや経験を的確に伝えることです。

以下では、語学力の高さや、コミュニケーション力の高さ、異文化への理解力、新しい環境への適応力、最後までやり遂げる力など、留学経験者がもつ、自己PR欄でアピールするべき力を詳しく解説していきます。

語学力の高さ

留学によって養われた語学力は、自己PR欄でアピールする際の強力な武器です。

具体的な英語資格や試験の成績(TOEIC、IELTS、TOEFLなど)は、資格欄で示すことで語学力を客観的に示すことができます。

受験年月や得点を明示することで、あなたの語学力の達成度を具体的に訴えることができます。

語学力の高さは、グローバルなビジネス環境でのコミュニケーション力やプロジェクトへの積極的な参加において、大きなアドバンテージであることは間違いありません。

留学による語学力の向上を通じて、効果的なコミュニケーションが可能であることを強調しましょう。

コミュニケーション力の高さ

留学経験者は、異なる国や文化の人々とコミュニケーションを取る機会を豊富に持っています。

異なるバックグラウンドを持つ人々と円滑に意思疎通を図る力は、自己PR欄でアピールすべき大きな要素です。

単に語学力だけでなく、多様な人々との対話を通じて醸成された積極的なコミュニケーション能力をアピールしましょう。

異なる文化や価値観を持つ人々とのコミュニケーションは、チームワークや協力を円滑に進めるうえで欠かせないスキルです。

留学で得た異文化コミュニケーション力を示しグローバル人材としての価値をアピールしましょう。

異文化の理解

留学経験者は、他国の習慣や文化に触れる機会を得ています。

異なる背景や価値観を理解し尊重する姿勢は、国際的なビジネスでの貴重な要素です。

自己PRでは、留学によって広がった視野や価値観、異文化理解の重要性を示しましょう。

海外留学によって柔軟な思考力も養われたはずです。

これらのスキルは、あなたにとって強力な武器です。

具体的な留学時のエピソードとともにアピールしましょう。

新しい環境に順応できる力

留学は、新しい環境への適応力を高める絶好の機会です。

異なる文化や生活様式に順応し、自分を成長させるプロセスは、自己PR欄でアピールするだけの価値があります。

異なる環境での生活や学習は、新しい状況に適応する力を養うことができます。

新しい環境に適応する過程で培われた、柔軟性と自立心を強調しましょう。

異国の生活で自立し、問題が起きても対処できる能力をアピールすることで、自己PRをより強力にすることが可能です。

異国での生活経験は、新しい問題に臨む際の対処能力を高めます。

これはビジネスにおいても必要不可欠なスキルです。

留学経験によって養われた対応力と問題解決能力を、具体的なエピソードを交えてアピールすることで、新しい環境への順応力を強調できます。

最後までやり遂げる力

異国の環境での学業や生活には、さまざまな困難が伴うこともあります。

しかし、留学経験者は目標に向かって最後まで取り組む力を身につけています。

留学中の困難を乗り越えた姿勢を、自己PRで強調しましょう。

目標達成への意欲と貢献意欲を示すことが重要です。

異なる文化や習慣に適応することは容易ではありませんが、留学経験者はその過程で逆境に立ち向かい、最後まで諦めずに努力する姿勢を持っています。

この姿勢をアピールすることで、目標達成能力を印象づけることができます。

こんな留学の場合、履歴書にどう書く?

留学経験者の履歴書において、1年以上の語学留学、休学して留学や編入留学の場合、ワーキングホリデー・ホームステイ・インターンシップの場合など、留学の種類や経験によって適切な記載方法は異なります。

以下では、それぞれの留学の場合に、具体的にはどのように履歴書に記載すべきかを解説します。

1年以上の語学留学

1年以上の語学留学の場合でも、正式な留学ではなく語学研修となることがあります。

この場合、学歴欄には記載せず、自己PR欄で留学の成果や経験を具体的に示す方が良いでしょう。

留学中に取得した資格や得たスキル、経験、またどのようにして語学力を向上させたかをアピールしましょう。

休学して留学した場合

1年以上日本の大学を休学して留学した場合、学歴欄には両方の期間を記載します。

留学先の大学名や専攻だけでなく、留学の目的や成果も簡潔に示すことが大切です。

学歴だけでなく、留学経験を通じて得たスキルや価値観もアピールするべきポイントです。

下記のように、休学しながら交換留学したことを、以下のように記載しましょう。

以下はその一例です。

ポイント

  • 休学して留学した場合の履歴書記載例を紹介
学歴
20184○○大学○○学部入学
202042021年3月まで フランス○○大学に休学し留学
20223○○大学○○学部卒業

編入留学の場合

日本の大学に在籍した期間と留学した期間の両方を学歴欄に記載することがポイントです。

留学先の大学名や専攻、どのような経緯で編入留学を選んだかも説明しましょう。

編入留学によって培ったスキルや視野の広がりを、自己PRでアピールします。

以下はその一例です。

ポイント

  • 編入留学した場合の履歴書記載例を紹介
学歴
20154東京都立○○高等学校卒業
201542017年3月まで ○○大学○○学部に在籍
201742018年3月まで カナダ○○大学に留学
20183○○大学○○学部卒業

ワーキングホリデー・ホームステイ・インターンシップの場合

ワーキングホリデーやホームステイ、インターンシップなどの場合は、留学経験とは異なる経験です。

学歴欄ではなく、志望動機や自己PR欄で、その経験をどのように自身の成長につなげたかを示すことが重要です。

他国での経験が、あなたの柔軟性や挑戦する姿勢をアピールする材料となります。

まとめ

以上、留学経験者向けの履歴書の書き方とアピール方法に関する重要なポイントとなります。

留学経験は、履歴書や自己PRを通じてアピールする貴重な要素です。

正規留学、交換留学でも、1年以上の長期留学、短期留学でも、その経験を適切に記載し、自己PRで具体的にアピールすることが大切です。

留学の種類や期間に応じて、適切な情報を学歴欄や自己PR欄に記載し、留学で得たスキルや経験を魅力的に記載してください。

進む道を見つけよう

  • 語学力やコミュニケーション力、異文化理解や適応力など、留学によって得られるスキルや価値観を自信を持って伝えましょう。留学経験をキャリアの一部として最大限に活かし、新たなステージに向けてまい進してください。

留学経験を通じて培われるこれらのスキルや成長は、あなたのキャリアを大いに豊かにするものです。

留学経験は、履歴書を充実させ、自己PRを強化する素材なのです。

留学がもたらす多彩な価値を履歴書に表現することで、採用担当者に強い印象を与えることができるはずです。

この記事を参考にして、留学経験を有効に活用し将来の成功につなげてください。

バークレーハウスでは、IELTS公式テストセンターやIELTSの対策レッスンをおこなっています。

履歴書に具体的かつ客観的にアピールするための記述の仕方や、留学全般について各種試験対策など、バークレーハウスはいつでも力になります。

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ぜひお気軽にご相談ください。

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