2023/09/27

海外への短期留学のメリットとは?おすすめの国や費用、よくある質問について解説

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バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

留学を目指している人のなかには、下記のような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

  • 海外へ留学したいものの、長い期間会社を休めない
  • 大学を休学してまでの留学は難しい
  • はじめての海外生活でいきなり1年以上留学して、現地に馴染めるだろうか
  • 短期で留学しても意味がないと聞くが本当だろうか

短期留学は、1週間から3ヶ月くらいの短期間で留学が終わるので、忙しい社会人や学生におすすめです。

この記事では、短期の海外留学について解説します。

短期の海外留学のメリットや目的、おすすめの国、よくある質問などについても解説するので、参考にしてください。

目次

海外への短期留学は忙しい人におすすめ

会社員や学生の人は、1年以上のあいだ海外へ行くなら勤め先や学校を辞めたり休学しなくてはならず、実現は難しいですよね。

しかし、短期留学であれば1週間からチャレンジでき、期間も自由に選べるので、仕事や学校の休みを利用して留学できるのが嬉しいポイントです。

長期留学に比べて、手軽さと費用の安さが魅力で、はじめて海外に行く人でも気軽にチャレンジできるので人気です。

短期留学とは

短期留学の多くは、数週間から3か月程の期間で留学することを指します。

留学のためのビザは不要で、税関でパスポートに押されるスタンプ、いわゆる観光ビザのみで入国可能な場合が多いです。

一般的には、「短期留学=語学学校での勉強」と理解されるケースが多いですが、「ホームステイ」「高校や大学のサマースクール」「海外でのインターンシップ」などを含めて短期留学と呼ぶ場合もあり、選択肢は広いと考えていいでしょう。

海外へ短期留学するメリット

気軽にチャレンジできて、選択肢の多い海外短期留学はメリットも多いです。

ここからは代表的なメリットをいくつか紹介しますね。

休暇を利用して行ける

前述の通り、短期留学は1週間のプログラムから選べることがあり、社会人は有給休暇、学生は夏休みや冬休みなどの長期休暇を利用して参加できます。

そのため、仕事を辞めたり、休学や留年したりする必要がなく、キャリアに空白を作らずステップアップできます。

社会人で転職を考えていて、転職先が決まっているのであれば、現職の最終出勤日と転職先での入社日までに短期留学にチャレンジするのも良いでしょう。

日常生活を通して外国語が学べる

日本国内で英会話を勉強した場合、ネイティブと話せる時間は週2〜3時間でしょう。

一方、短期留学であればレッスンやホームステイなど24時間英語のみで生活する環境を作ることができ、現地での生活を通してネイティブ英語が学べます。

日本語が通じない環境は日本以外でしか作れず、ネイティブの表現方法を学ぶチャンスです。

コストが抑えられる

3つのコスト

  • 留学には、大きく分けて” 学費、滞在費、渡航費 “の3つが掛かります。

とくに、学費と滞在費は留学期間により大きく左右されるので、短期留学は長期留学よりも学費と滞在費を抑えられるでしょう。

数週間と1年間の留学を比べれば、授業料と生活費が大きく変化するのはイメージしやすいでしょう。

費用の目安については、後ほど解説するので参考にしてください。

挑戦しやすい

はじめて海外に行く方でも、短期留学は挑戦しやすいです。

短期留学をきっかけに、長期留学やワーキングホリデーを検討する方も多いです。

1年以上の長期滞在の場合、現地の生活に馴染むことができるかどうかで得られる体験は大きく変わります。

1週間から数週間の短期留学で現地の生活を試してみて、生活していけると判断した後で、長期滞在を検討しても良いかもしれません。

短期間であれば万が一失敗しても、別の場所での再挑戦もしやすいという利点があります。

はじめて海外に行く方でも短期間の留学であれば、チャレンジしやすいでしょう。

また、1週間〜1ヶ月滞在の場合、期間も短いので友人を誘いやすいです。

準備が楽な場合が多い

長期留学は多くの場合、学生ビザが必要となりビザ取得のための準備に膨大な労力が必要です。

大使館への書類提出など、ビザを取得するだけで疲れてしまうかもしれません。

一方で短期留学の場合は、国によって異なりますが、観光ビザで入国ができる場合が多いのは嬉しいです。

ただし、都市や学校の選定、パスポート、航空券などの準備が必要であることは変わりませんので注意が必要です。

短期留学のデメリット

メリットが多い一方で、短期留学にはいくつかデメリットがあるのも事実です。

デメリットを把握した上で、短期留学のメリットを考えましょう。

学べる時間が短い

短期留学の場合、滞在期間が短いため、現地で学べる時間も必然的に短くなります。

語学の勉強や現地での生活に慣れ始めた頃に、帰国しなければならない場合も多いかもしれません。

出発前までにできるだけ日本でインプットを増やして基礎レベルを上げておくことで、現地での限られた学習時間を最大限実りあるものとできるでしょう。

急激な語学力の向上は見込めない

短期でも海外で生活することで、語学力は向上するかもしれませんが、残念ながら短期留学では急激な語学力の向上は難しいでしょう。

日本である程度語学を勉強したとしても、現地で問題なく話せるようなレベルを習得するには少なくとも数ヶ月の留学が必要でしょう。

しかし、出発前にしっかりと事前準備をすることで、急激ではないかもしれませんが語学力の向上は可能かもしれません。

海外へ短期留学する目的

たまに「海外短期留学は意味がない」という人がいますが、果たしてそうでしょうか?

すべての短期留学について「意味がない」とは断定できず、何の目的で行うかによって短期留学の成果は変わります。

出発前の準備学習と併せて、短期留学の目的を明確にしましょう。

語学留学

語学留学は、海外の語学学校で語学の向上を目指す留学です。

日本で英語を学ぶのとは異なり、日常生活で外国語が飛び交う環境にいるので、集中して学べます。

学校での授業が終わった後も、ホストファミリーや世界中から来ている留学生とコミュニケーションを取るときは、さらに英語を話すチャンスです。

語学学校のプログラムは、文法や教室内での英会話をメインとした内容から、できるだけ教室外に出ていって現地の人とコミュニケーションを取るものまでさまざまです。

語学力の向上だけでなく、現地の文化や生活習慣を体験できる良い機会となるでしょう。

インターンシップ

インターンシップとは、海外の現地企業で就労体験ができるシステムです。

海外ではごく普通におこなわれていて、本格的に働く前に企業の実情が知れ、本人のパフォーマンス次第でインターン先から就職の声が掛かることもあります。

海外で働くことでビジネス英語や、グローバルな視点を身につけることができます。

しかし、海外インターンで働くにはビザが必要なケースが多いことに注意しましょう。

学生ビザでインターン可能な場合もありますが、必ず事前に渡航先へ確認してください。

観光

留学先での海外生活と観光を凝縮して楽しめるのが短期留学のいいところ。

平日は学校で語学を学びながら、休日は留学先の国の観光地を巡れます。

一般的な観光地に行くだけではなく、留学中に現地ならではの観光情報も入手できます。

ほかの国から来ている留学生と一緒に出かけることは英語を使うチャンスですので、積極的に交流しましょう。

ボランティア

海外ボランティアでは貧困や医療、環境など幅広い問題を取り扱っているので、興味を惹かれるプログラムに参加できます。

転職やスキルアップなど、将来に向けて視野を広げたい場合におすすめです。

特にこれといったスキルがなくても問題ないボランティアは多く存在するので、スキルに自信がない人でも参加できます。

現地集合・現地解散の海外ボランティアも人気です。

ボランティアプログラム期間終了後、現地や周辺国を旅行すれば渡航費の節約になり一石二鳥ですね。

短期留学におすすめの国とは

ここでは短期留学に人気の国を8カ国紹介します。

国ごとにそれぞれ異なる文化が存在します。

違いを把握して、留学先を選ぶ参考にしてください。

アメリカ

多国籍な環境でアメリカ英語を学びたい人におすすめです。

アメリカの語学学校は、一般英語からビジネス英語まで幅広く学べ、世界中から留学生が集まっています。

世界中に友達が作れれば、語学以上の財産になります。

3ヶ月ほど留学期間が取れるのであれば、大学が実施しているエクステンションにトライしてもいいでしょう。

学習分野はビジネスやIT、メディアなど幅広く、アメリカの大学に正式に入学せずとも履修できるプログラムが多くあります。

オススメの留学先はロサンゼルスです。

ニューヨークに次いでアメリカで2番に人口が多く、西海岸最大の都市です。

気候は年間を通して温暖で過ごしやすいのが人気の理由です。

ディズニーランドやハリウッドなど観光名所がたくさんあり、週末には語学学校のツアーがたくさん用意されています。

学校の友達と参加すれば良い思い出になると同時に、英語を使う機会が増えますね。

また、最近ニュースで見ない日はない大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・エンゼルスが本拠地とするのはロサンゼルスに隣接するアナハイムです。

チーム名にロサンゼルスとあるので間違えやすいですが、車で2時間半程度とかなり近いため、夏場は週末に観戦に行くのをおすすめします。

ちなみに、ロサンゼルスの本拠地チームはロサンゼルス・ドジャースで、こちらはロサンゼルス国際空港から車で約30分ほどの距離です。

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カナダ

治安のよい国に留学したい人には、カナダがおすすめです。

カナダ英語は一般的に、クセの無い綺麗な英語と言われています。

女性の留学やはじめての留学にはピッタリの環境です。

ワーキングホリデービザで入国することも可能で、短期から長期の滞在まで選択可能です。

留学先としてオススメなのは、カナダ第3の都市バンクーバーです。

トロント、モントリオールに次ぐ大都市でありながら、自然との距離が近く、街中に緑が一年を通して溢れています。

街から海や山など大自然へのアクセスが良く、週末のお出かけにはピッタリです。

カナダといえば白人をイメージされる人は多いかもしれませんが、バンクーバーの人口は半数以上がアジア系を中心とした移民で、英語を公用語としていません。

実は、カナダではフランス語しか通じない地域も存在します。

さまざまな文化的背景を持つ人が多いカナダで過ごすことで、好奇心が刺激される毎日を過ごせます。

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イギリス

本場のイギリス英語を学びたい、ヨーロッパ旅行にプラスして英語を学びたい人におすすめです。

アメリカ英語とは単語のスペルや発音が違うものがあり、最初は戸惑うかもしれません。

しかし、イギリス英語を話す国はアメリカ英語よりも多いので将来、イギリス英語圏への渡航を検討している人に向いています。

ヨーロッパからの留学生が多く、建築や歴史などヨーロッパ文化に浸ってみるのもいいでしょう。

留学先として人気が高いのが、首都であるロンドンです。

ヨーロッパ最大の都市で、歴史とモダンが調和する街として知られています。

数百年、場合によっては千年以上の歴史をもつ建築物と、最新の技術で建てられたビルが立ち並ぶ中にも自然が残されています。

また博物館や美術館、オペラやミュージカルなど、短期だけでなく年間通して滞在しても行き尽くせない場所があるほど、アートに溢れています。

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フィリピン

留学の予算をなるべく抑えたい人におすすめなのがフィリピンです。

日本から飛行機で4時間、地理的な近さも人気のポイントです。

物価が安く滞在費を抑えられるのが嬉しいところ。

留学費用を抑えられるので、小さいお子さんと親子で留学するケースもあります。

マンツーマンレッスンを取り入れている学校が多く、短期間で効率よく英語力を高められます。

留学先としてセブ島が人気です。

フィリピンは留学費用を安く抑えられるとは言え、治安に不安を覚える人はいるかもしれません。

でもセブ島はフィリピンの中で一番治安が良いと言われるエリアです。

もちろん最低限気を付けなければいけないエリアはありますが、比較的安心して滞在できるでしょう。

マリンスポーツも人気の理由です。

ライセンスがなくても体験ダイビングなど楽しめますし、平日は語学の勉強、週末はダイビングライセンスのレッスンなど、語学とダイビング両方の勉強も可能です。

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オーストラリア

英語初心者で、治安や気候が穏やかな国に留学したい人におすすめです。

世界中から留学生が集まり、多国籍の環境で生活はしやすいでしょう。

カナダ同様にワーキングホリデービザで入国できるので、短期留学で語学を勉強しつつ就労経験を積みたい人は検討してもいいでしょう。

オーストラリア留学の費用をまとめました!以下の記事からチェックしてみてください。

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ニュージーランド

留学初心者でのんびりした環境で勉強したい人におすすめです。

都市部でもあまり賑やかさはありませんが、落ち着いた環境のため勉強に集中できるでしょう。

日本人は比較的少ないので、留学先で日本人同士のグループに入ってあまり英語の勉強ができなかった、という失敗はしにくいはずです。

ドバイ

多国籍な環境で生活をしたい人にオススメです。

人口の9割が外国人、そのほとんどがビジネスマンとその家族のため犯罪の確率が低く治安がいいのが人気の理由です。

イスラム教国のため、公共の場で飲酒できない、ラマダンの時期は飲食できないなど、飲食に関する規制には注意が必要です。

マルタ

「地中海のへそ」とも呼ばれるマルタは、観光地の多い国に留学をしたい人におすすめです。

1年を通して温暖な気候で、世界遺産の街やきれいな海、自然が豊富な国です。

片道3時間程度でヨーロッパの国々に行けるので、週末にLCCを利用すれば格安でヨーロッパ旅行を楽しめます。

海外へ短期留学する際にかかる費用

短期留学には、学費・渡航費・現地での生活費が必要です。

費用は留学先や滞在期間により異なるため、あくまで目安までとなりますが、1週間の留学の場合10〜40万円、1ヶ月の場合は20〜70万円が目安になるでしょう

また、海外大学への留学にかかる費用については、下記の記事で詳しく解説しています。

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海外へ短期留学をする際の流れ

長期留学に比べて少ないとはいえ、短期留学にはさまざまな準備があります。

特に限られた時間の短期留学で成果を出すには、語学の学習など事前準備の出来によって、留学で得られる成果がかなり異なります。

以下に箇条書きで流れを解説します。

  1. 目的と渡航時期を明確にする
  2. 留学先や予算を決める
  3. 留学エージェントなど、手配する方法を決める
  4. パスポートやビザを申請する
  5. 短期留学に必要な物をそろえる

海外へ短期留学する際によくある質問

ここからは短期留学に関してよくある質問を紹介します。

1週間の短期留学で英語は上達する?

1週間程度の短期留学では、ネイティブレベルの英語力の向上は難しいです。

一方で、英語に対する抵抗がなくなったり、コミュニケーションの楽しさを知ることができるのは、次のステップへの大きな自信となるでしょう。

事前準備によっても成果は大きく異なります。

まったく話せない状態で留学するのか、多少のコミュニケーションは問題ない状態で留学するのかでは、たとえ1週間の短期留学でも成果がまるで違うでしょう。

短期留学で成果を上げるには何をしたらよいのか

限られた時間を有効活用するかがポイントになります。

語学学校の予習復習のほかにも、買い物や食事などネイティブと積極的にコミュニケーションを取ることが大切です。

今回は海外の短期留学に関して、メリットやデメリット、目的、オススメの国、予算の目安を紹介しました。

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