2023/05/11

留学に貯金はいくら必要?留学中にできる節約術も解説!

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この記事を書いた人

バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

留学を検討している方の中には、以下のような疑問を抱えていませんか?

  • 留学にいくら必要?
  • 留学費用を節約するにはどうしたらいい?

留学には予算が必要となりますが、どの程度の費用が必要かわからない人も多いと思います。

また、なるべく費用を節約して留学したいと思う人もいると思います。

そこで、本記事では留学にいくら必要なのか、留学費用の節約方法について解説していきます。

本記事では、以下について紹介していきます。

  • 留学に必要な費用
  • 留学費用の接続方法
  • 留学費用が足りない場合の対応方法
目次

留学にはどのくらいのお金が必要?

留学費用は学校やビザ、国・都市によって大きく変わります。

留学費用の中でも一番大きな割合を占めるのが学費ですので、下記で学校による留学費用の違いを解説します。

ワーキングホリデーの場合の費用についてもあわせて解説しています。

語学留学

語学留学とは、現地の語学学校に通って英語を学ぶ留学で、大学と比較すると安く通うことができるという特徴があります。

一例として、具体的にオーストラリアのシドニーに1か月語学学校に留学した場合の費用を下記で紹介します。

合計金額は、421,800円で詳細の内訳は下記のとおりです。

費用項目費用備考
学費140,000円ILSCに通った場合
滞在費100,000円ホームステイをした場合
生活費80,000円 
往復航空券100,000円LCCを利用した場合
ビザ費用1,800円ETA申請費用
エージェント費用0円手数料無料エージェント利用の場合
海外保険費用0円クレジットカード付帯保険
合計421,800円 
※留学費用には個人差がありますので、上記費用とは大きく異なる場合もあります。

大学・大学院留学

語学学校ではなく、現地の大学や大学院に通うという留学パターンです。

大学や大学院は、英語を学ぶというよりは英語を使って専門的な分野を学ぶというのが大学・大学院留学の目的となります。

英語がある程度できてから大学に行くことが多く、英語が全く聞き取れない状態で大学・大学院留学すると授業についていけずに苦労するので、注意しましょう。

大学・大学院は、短期というよりは1年以上の長期留学する方が多いので、下記ではアメリカのサンフランシスコ大学に1年留学した場合の費用を紹介します。

費用項目費用備考
学費6,420,000円サンフランシスコ大学に通った場合
滞在費960,000円学生寮に住んだ場合
生活費840,000円 
往復航空券250,000円大手キャリアを利用した場合
ビザ費用20,000円学生ビザ申請費用
エージェント費用0円手数料無料エージェント利用の場合
海外保険費用200,000円民間の海外旅行保険
合計8,690,000円 
※留学費用には個人差がありますので、上記費用とは大きく異なる場合もあります。

語学学校と比較すると大学の学費が高額となります。

とくに、アメリカの大学の費用は他の国と比較しても高いので、大学に行きたいけど費用は抑えたいという人はアメリカ以外の大学も調べてみましょう。

ワーキングホリデー

ワーキングホリデーとは、18歳~30歳までの日本人が申請できるビザで学校に通ったり働いたりすることができます。

ワーキングホリデービザ制度を保有している国は29か国あり、英語圏の国は下記の通りです。

  • オーストラリア
  • カナダ
  • ニュージーランド
  • イギリス
  • アイルランド

年齢が18歳~30歳の間で、働きながら英語を勉強したい方にワーキングホリデービザはおすすめです。

ワーキングホリデービザでカナダのバンクーバーに1か月留学した場合の費用は下記のとおりです。

費用項目費用備考
学費140,000円Bays Waterに通った場合
滞在費80,000円学生寮に住んだ場合
生活費100,000円 
往復航空券250,000円大手キャリアを利用した場合
ビザ費用26,000円ワーホリ申請費用
エージェント費用0円手数料無料エージェント利用の場合
海外保険費用0円クレジットカード付帯保険利用の場合
アルバイトで稼ぐ費用-108,000円週20時間を時給18ドルで3週間働いた場合
合計488,000円 
※留学費用には個人差がありますので、上記費用とは大きく異なる場合もあります。

予算が少なくても留学はできる?

上記で留学費用について紹介してきましたが、十分に留学費用を用意できない方もいると思います。

具体的には、2つの方法を実践することで少ない費用で留学できます。

予算が少ない場合の対応方法

  • 留学中のアルバイト
  • 奨学金制度を利用

予算が少なくても留学できる方法がありますので、以下に紹介します。

留学中のアルバイト

留学中にアルバイトができる国があります。

具体的には、下記のような国でアルバイトが可能です。

留学中にアルバイトが可能な国

  • オーストラリア
  • イギリス
  • ニュージーランド
  • カナダ

また、上記の国ではワーホリビザと学生ビザどちらのビザでもアルバイト可能ですので、下記でそれぞれのビザでのアルバイトについて解説します。

ワーホリビザ

ワーホリビザ制度がある国では働くことができます。

ワーホリビザで留学する場合、学校へ通える期間の上限はあるものの、就労時間の上限はない国がほとんどです。

また、日本より賃金が高い国が多いため、出稼ぎ目的で留学に行く方もいます。

具体的には、最低賃金がオーストラリアでは21.38オーストラリアドル、カナダのブリティッシュコロンビア州では、16.75カナダドルです。

オーストラリアやカナダにて、週40時間最低賃金で4週間働くと下記のような給料を稼ぐことができます。

最低賃金で4週間働いた場合に稼げる費用

  • オーストラリア:3,420AUSドル(最低賃金:21.38AUSドル)
  • カナダ:2,680CNDドル(最低賃金:16.75CNDドル)
  • イギリス:1,912ポンド(最低賃金:11.95ポンド)
  • ニュージーランド:3,632NZドル(最低賃金:22.7NZドル)

※5月時点でのレートで表記しています。

どの国も最低賃金で働いても月に30万円程度稼ぐことができます。

東京の最低賃金が1,072円で4週間働いた場合、17万円程度となりますのでワーホリビザで就労することで約2倍近くの費用を稼ぐことができます。

ワーホリビザで留学する人は、下記のような職種で働く人が多いです。

ワーホリビザで留学する人に人気の職種

  • 日本食レストラン
  • ホテルスタッフ
  • ホテル清掃員
  • 旅行会社
  • 事務スタッフ
  • 現地レストラン
  • 工事現場

学生ビザ

学生ビザでも働ける国は複数あります。

たとえば、下記のような国は学生ビザで留学しても働くことができます。

学生ビザで働ける国

  • オーストラリア(2週間で48時間まで就労可能)
  • アイルランド(1週間で20時間ま就労可能)
  • ニュージーランド(1週間で20時間ま就労可能)

学生ビザは、就労時間の制限がありますので注意しましょう。

また、下記の国も条件付きで働くことができます。

気になる方は、各国の就労条件について調べてみましょう。

条件付き学生ビザで働ける国

  • アメリカ
  • カナダ
  • イギリス

現地で働くことで英語力が身に着いたり、交友の輪が広がったりするので、就労可能な国に留学する方は是非働いてみることをおすすめします。

学生ビザに人気の職種も、ワーホリビザと同様にサービス業となります。

奨学金制度を利用

奨学金を利用することも、留学費用が足りない方にはおすすめです。

留学用の奨学金を提供している団体は複数あり、民間の団体や地方自治体、企業、学校などがあります。

返済義務のない給付型と返済義務がある返済型の2種類あり、それぞれの奨学金で利用条件が異なりますので、事前にチェックしておきましょう。

具体的には、以下の団体が留学用の奨学金を提供しています。

留学奨学金を提供している団体

  • JASSO
  • IELTS
  • イノアック
  • エンデバー
  • 国際ロータリー
  • キーエンス 
  • 平和中島財団
  • フルブライト
  • トビタテ!留学ジャパン
  • リクルート

留学奨学金についてもっと知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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留学中にできる節約方法とは?

留学中に節約できる方法5選について下記で詳しく紹介しています。

留学中に節約できる方法5選

  • 自炊
  • 家賃
  • 公共交通機関
  • 買い物
  • 生活費が安い都市

自炊

1点目は、自炊です。

日本で生活しているときと同様に、外食の回数が増えるとどうしても使うお金が増えてしまいます。

異国の地での自炊は難しいように感じますが、大きな都市では日本の食材が売っていることも多く、日本食料理を作ることもできます。

とくにオーストラリアなどは、外食の費用が高いため外食の回数をいかに抑えるかが留学費用を節約するポイントになります。

ただし、せっかく留学に来たのに毎日一人で自炊してご飯を食べるのも寂しいと思いますので、外食は月に何回までと決めるなどメリハリをつけて生活しましょう。

家賃

家賃は留学費用に占める割合が学費の次に大きな費用です。

Point

  • 留学中の滞在方法は、大きくホームステイ、シェアハウス、学生寮の3種類になります。
  • また、3種類の内、一番費用の高いのがホームステイでシェアハウスと学生寮はホームステイより安いです。

短期留学をされる方は、家を探す時間などもないのでホームステイや学生寮がおすすめですが、長期留学をされる方は、シェアハウスで費用を抑えることがおすすめです。

留学中にホームステイを経験したい方も多いので、最初の4週間をホームステイにして、5週目からシェアハウスに移るという方も多くみえます。

現在、オーストラリアやアメリカなどでは家賃が高騰しています。

自分の予算で住める家があるか、留学に行く前にチェックしておきましょう。

公共交通機関

公共交通機関も留学費用を抑えられるポイントです。

各都市には日本でいうSuicaのような交通系ICカードが存在する場合が多いので、そのICカードを有効活用しましょう。

例えば、シドニーではopalカードというカードがあったり、サンフランシスコにはClipperカードという交通系のICカードが存在します。

交通系ICカードを使って公共交通機関に乗ると特典が受けられる場合があるので、どんな特典があるか事前にチェックしてお得に交通機関を活用しましょう。

また、航空券の費用も選び方によって大きく費用が異なります。

LCC利用かつ経由便で問題ないという方は、かなり費用を抑えることができます。

北米や欧州など長距離のフライトの場合は、LCC利用はあまりおすすめできませんが、距離の近い国へ留学される方は、費用の安いLCCの利用がおすすめです。

買い物

買い物も、留学費用を抑えるポイントとなります。

異国の地が楽しく、日本にいるときの金銭感覚を忘れて大量に買い物をする方がみえます。

Point

  • とくに日本より物価の高い国が多いので、買い物をする際は本当に必要か考えてから購入するようにしましょう。
  • また、クレジットカードで決済をたくさんして帰国後に後悔するという方もみえますので、プレペイドカードを有効活用するのもおすすめです。

生活費が安い都市

最後に、生活費が安い都市に行くことも留学費用の節約に繋がります。

アメリカやイギリス、オーストラリアなどの大都市に行くと物価は高い傾向にあります。

地方都市は、比較的物価が安い傾向にあるので、留学費用を抑えたい方は地方都市へ留学することもおすすめです。

ただし、地方都市では公共交通機関や食事、学校の種類の少なさなどが不便になることもあるので、何を一番優先するかをしっかりと考えましょう。

どうしてもお金が足りなくなってしまったときは?

留学中にどうしてもお金が足りなくなってしまった場合は、下記を試してみましょう。

  • 留学記事の寄稿をしてみる
  • 親御さんに頼み込む

留学記事の寄稿をしてみる

留学の経験談や役立つ情報を発信しているサイトなどに記事を寄稿してみましょう。

留学系のサイトでは、これから留学を考えている人向けにライターを募集している場合があります。

その募集に申し込んで、自分の留学経験を寄稿してみましょう。

記事に見合った報酬を稼ぐことができるはずです。

また、クラウドソーシングサイトで留学や英語系の記事募集をしている場合もあります。

定期的にクラウドソーシングサイトをチェックして、自分に書ける記事がないかを確認しておきましょう。

旅行系メディアの「トリップラー」さんやクラウドソーシングサイト「クラウドワークス」などをまずはチェックしてみましょう。

また、留学の経験を活かして、留学系のサイトを作って運営するという方法もあります。

WEBサイトを開設するのに時間がかかってしまいますが、これから留学に行く人にとって実際の留学経験は留学を検討している方や、留学中に方はとても役立つ情報になるかと思います。

親御さんに頼み込む

次は、最終手段ですが親に頼んでお金を貸してもらうという方法です。

上記の節約方法や自分で稼ぐ方法を試して、それでもお金が不足する場合は、親に頼んでみましょう。

事情をしっかりと説明して、理解してもらえればきっとお金を貸してくれると思います。

まだ日本で大学生の方は、社会人になってから返済することも可能ですので、どうしようもない場合は相談してみましょう。

まとめ

ここまで、留学にかかる費用と節約方法について紹介してきました。

留学費用は、国やビザ、学校の種類によって大きく異なります。

たとえば、留学には下記のような費用がかかります。

留学にかかる費用

  • オーストラリアの語学学校に1か月通った場合:421,800円
  • アメリカの大学に1年間通った場合:8,690,000円
  • カナダで1か月ワーホリした場合:488,000円

自分の予算にあった留学を選択しましょう。

留学予算が少ない場合は、下記にトライしてみるのもいいでしょう。

予算が少ない場合の対応方法

  • 留学中のアルバイト
  • 奨学金制度を利用

また、どうしても留学費用が足りなくなった場合は下記を実施しましょう。

本当にお金が足りなくなってしまったときの対処法

  • 留学記事の寄稿をしてみる
  • 親御さんに頼み込む

留学費用をなるべく抑えて、有意義な留学生活を送れるようにしましょう!

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