留学を考える際、さまざまな国や地域が候補に挙がると思いますが、そのなかでもとくに人気が高い留学先がカナダです。
日本からも毎年多くの留学生がカナダへ渡航しており、近年は親子留学をする方も増えています。
しかし、どのような理由でカナダが親子留学の渡航先に選ばれているのか疑問に思う方もいるでしょう。
本記事では、親子でのカナダ留学をおすすめする理由や親子留学に必要な費用などについて解説します。
親子留学を検討している方は、ぜひ参考にしてください!
親子でのカナダ留学がおすすめな理由
カナダは教育システムの質の高さや安全な環境、多様性に富んだ文化、そして豊かな自然環境など、さまざまな魅力があります。
以下では、親子でのカナダ留学をおすすめする理由について解説します。
カナダ留学のさまざまな利点を、順番にチェックしていきましょう。
子供の学費が無料になる都市がある
カナダでは、市民権や永住権、また親が就労ビザをもっている場合は、公立学校であれば高校までの子供の教育費が無料となります。
以下の都市では、条件を満たすことで、留学生の子供も学費が無料になります。
子供の学費が無料になる都市
- モントリオール
- ハリファックス
- バンクーバー
- トロント
ハリファックスとモントリオールでは、親が学生ビザを保持していれば、子供の学費が無料になります。
バンクーバーは、親が公立のカレッジや大学のディプロマかディグリープログラム、または私立カレッジか大学のディグリープログラムへの入学が認められ、最低1年以上の学生ビザを所有していることが条件です。
そしてトロントでは、公立のカレッジや大学で最低600時間以上のディプロマやディグリープログラムの入学を許可され、学生ビザを取得している場合、子供の学費が無料になります。
国際色豊かな環境に身を置ける
親子で国際色豊かな環境で暮らせることは、カナダ留学の大きなメリットの一つです。
近年では、日本でもグローバル化が進んでいますが、依然として海外の方との交流が少ない日本人も多くいるでしょう。
一方、カナダは世界有数の移民大国であり、現地ではさまざまなバックグラウンドをもつ方々に出会えます。
多様な文化や言語に触れることで、国際的な価値観を身につけることが可能です。
将来的には日本でも移民の増加が見込まれるなか、異なる文化や考えを受け入れる柔軟なマインドを身につけられることは、親子でカナダ留学をする、大きな魅力といえるでしょう。
海外のなかでは治安がよい
カナダは、世界的にも安定した治安を誇る国の一つです。
日本人留学生が抱える不安のなかでも、現地の治安が挙げられます。
日本は夜間でも女性が1人で出歩けるほど治安がよいですが、海外で同じ行動をすることは危険です。
実際、日本と同じような行動をした結果、現地でトラブルに巻き込まれてしまった日本人留学生もいます。
しかし、カナダであれば比較的治安がよいため、海外経験がほとんどない方でも安心して留学できるでしょう。
さらに、カナダでは銃の所持が基本的に禁止されていることから、アメリカよりは治安が良いといえます。
ただし、世界的に治安がよいとはいえ、犯罪発生率は日本の12倍のため、最低限の防犯の意識をもって行動してください。
\ カナダの治安について知っておこう!/地域別の英語の訛りがほぼない
カナダ留学の魅力として、訛りがほとんどない、標準的な英語が学べる点も挙げられます。
英語を学んでいる方の多くは、訛りの少ない綺麗な英語を習得したいと考えるでしょう。
英語は世界中で公用語として使用されていますが、地域によって異なる訛りがあります。
強い訛りの英語を身につけてしまうと、ほかの英語話者とのコミュニケーションが難しくなる可能性もあるでしょう。
しかし、カナダの英語はほとんど訛りがないため、国際的に通用するスタンダードな英語が習得できます。
さらに、カナダの英語教育の質は世界トップクラスのため、世界的に通用する英語を子供に身につけさせたい方にぴったりの留学先といえます。
自然豊かなエリアが多い
カナダは、世界的にも自然環境に恵まれた国です。
大都市であるバンクーバーでも、海や山などの自然豊かなスポットが身近にあります。
そんなカナダでは、季節ごとにさまざまなアクティビティを楽しむことが可能です。
たとえば、夏にはカヤックやハイキングなどが人気です。
カナダは美しい湖に恵まれている国で、夏になると避暑のために湖周辺のキャンプ場に足を運ぶ方が多いです。
冬になると、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツが楽しめます。
さらに、在籍する学校によっては、スキーやスノーボードの授業を受けることも可能です。
自然のなかで子供を育てたいと考えている方にとって、カナダは理想の留学先といえるでしょう!
親子でカナダ留学する際に必要な費用
親子でカナダ留学をする際、さまざまな費用が必要となります。
留学費用には、学費や生活費、保険費用、航空券やビザ申請にかかる費用などが含まれます。
留学プログラムや滞在期間、生活スタイルによって必要な費用は異なりますが、事前にしっかりと計画を立てることが重要です。
以下では、親子でカナダ留学する場合の費用の目安について解説します。
費用の目安
親子でカナダ留学をする場合、留学費用は1年間で約500万円〜となります。
上記は、学費や生活費、滞在費、航空費などの最低限必要な費用を含めた額です。
親子で学校に通うかどうかや滞在するエリアや期間、生活スタイルによって、費用は大きく異なります。
さらに、近年カナダは各都市で物価が上がっているため、予算は多めに見積もっておくことが重要です。
学費の目安
前述したとおり、カナダの永住権を持つ方の子供は、公立校に限り学費が無料です。
しかし、留学生の場合は、公立校でも1年間で約100万円ほどかかります。
親の学費や教材費も含めると、1年間で200〜300万円程度が必要です。
なお、子供を私立の学校に通わせる場合は、さらに高額な学費がかかります。
また、6歳以下の子供は学生ビザの取得ができないため、デイケアやプリスクールと呼ばれる幼稚園のような学校に通うことが一般的です。
デイケアやプリスクールの費用は日本よりも高額で、1か月あたり約10万円近くかかるケースも少なくありません。
親子でカナダ留学する際のプログラム例
親子で学校に通う場合、親は語学学校の大人用コースで学び、子供はジュニアプログラムで学ぶことが一般的です。
親は学校に通わず、子供のみジュニアプログラムを受講するプログラムも存在します。
また、最近ではさまざまな親子留学プログラムが提供されており、選択肢が豊富になりました。
たとえば、午前中だけ英語の授業を受け、午後はアクティビティに参加するプランや、朝から夕方まで勉強に集中するプランなどがあります。
親子でカナダ留学する際に必要なビザ
親子でカナダ留学をする場合、必要なビザは滞在期間や目的によって異なります。
子供が6歳以上で学校に通う場合は、学生ビザの取得が必要です。
6歳未満の子供は学生ビザの取得ができないため、親の同伴のもと現地の幼稚園に通うために観光ビザを取得するという選択肢もありますが、同伴する親が学校に通わない限り、観光ビザで渡航することが一般的です。
なお、就学期間が6か月未満の場合は、親も子供もビザを取得する必要ありません。
考えられるビザの取得例
親子でカナダ留学する際に考えられるビザの取得例は、以下のとおりです。
ビザの取得例
- 子供が就学して親が同伴するパターン→ 子供:学生ビザ/親:観光ビザ
- 親が就学して子供が同伴するパターン→子供:観光ビザ/親:学生ビザ
- どちらも就学するパターン(滞在6か月以上)→ 子供:学生ビザ/親:学生ビザ
- どちらも就学するパターン(滞在6か月未満)→子供:ビザなし/親:ビザなし
基本的には、滞在期間が6か月以上ならビザの取得が必須、6か月未満ならビザの取得はとくに必要ないという認識で問題ありません!
カナダ留学についてよくある質問
最後に、カナダ留学に関するよくある質問を紹介します。
渡航前に確認して、カナダ留学をする際に抱える不安を解消しておきましょう。
カナダ留学後、どのくらいで英語が話せるようになる?
英語の習得スピードには個人差がありますが、一般的には約3か月程度で基本的な英語の聞き取りや会話ができるようになるといわれています。
そして、6か月から1年の留学期間を経ると、より高度な会話や読み書きのスキルが身につけられるでしょう。
カナダの気候は?
カナダは、世界第2位の広大な面積をもつ国のため、地域によって気候はさまざまです。
バンクーバーのように年間を通じて穏やかな気候で過ごしやすい場所もあれば、冬になると氷点下20度を下回る厳しい気候の場所もあります。
カナダの地域別の情報が知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
\ カナダの各都市の基本情報について知っておこう!/親子留学するなら、カナダ!
カナダは治安が良く、留学生の受け入れにも慣れているため、親子留学に最適な国です。
英語力や国際感覚を子供に身につけさせたい保護者の方は、ぜひカナダ留学を検討してみてください。
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