2024/03/28

カナダ留学での7つの注意点とは?ホームステイ先でのマナーも解説

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この記事を書いた人

バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

海外で英語を学びたい方にとって、カナダは過ごしやすく人気の高い留学先ですが、日本人留学生は法律や文化、気候の違いに注意する必要があります。

カナダ留学でホームステイを計画している方は、ホストファミリーとの円滑な関係を築くために、マナーを知っておくことが重要です。

本記事では、カナダ留学を検討している方に向けて、カナダ留学で注意するべき点や、ホームステイでのマナーについて解説します。

カナダ留学をより充実したものにするために、ぜひ参考にしてください!

目次

カナダ留学の魅力

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カナダは留学先として人気が高い国で、毎年世界中から多くの留学生が集まっています。

教育環境が整っていて住みやすく、初めて海外留学をする方にもおすすめです。

以下では、カナダ留学の3つの魅力について詳しく紹介します。

世界中の留学生と交流できる

カナダは留学生にとって過ごしやすい環境であることから、世界中から多くの留学生が集まるため、さまざまな国籍をもつ方と交流できるチャンスがあります。

カナダは、多くの移民を受け入れてきた歴史をもつ国であり、異なる文化を尊重する風土が根付いてます。

そのため、外国人に対してフレンドリーな方々が多いことで知られています。

学校やホームステイ先などで、世界各国の留学生と交流できる機会があるのは、カナダ留学の魅力の一つといえるでしょう。

豊かな自然を楽しめる

豊かな自然を楽しみながら留学生活を送れることも、カナダ留学の醍醐味です。

カナダの国土は広大なため、日本とは比べものにならないほどの大自然が楽しめます。

寒さが厳しいイメージが強いカナダですが、日本と同様に四季があります。

ナイアガラの滝やメープル街道の紅葉、イエローナイフのオーロラ、カナディアンロッキーといった名所も多く、季節ごとに移り変わる素晴らしい景色を楽しむことが可能です。

よい環境で勉強できる

カナダは生活のインフラが整備されていて、比較的治安の良い国です。

アメリカよりも銃規制が厳しく、発砲事件などに巻き込まれる心配が少ないことは大きな安心材料でしょう。

さらに、住みやすい都市ランキングの常連国としても知られており、勉強に集中しやすい環境が整っています。

ただし、治安が良いとはいえ、日本と同じ感覚で過ごせるというわけではありません。

留学生活を安心・安全に送るためには、最低限の安全対策は欠かさないようにしましょう。

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カナダ留学の7つの注意点

海外留学初心者でも比較的過ごしやすいカナダですが、法律や文化、気候の違いなどから渡航前に知っておきたい注意点がいくつかあります。

以下では、カナダ留学で気をつけたい、7つの注意点について解説します。

1. マリファナが合法

2018年以降、カナダではマリファナ(大麻)の所持、および使用が合法化されました。

そのため、パブやクラブなどで、タバコをすすめるような感覚でマリファナをすすめられる可能性もあります。

日本では、マリファナは違法であり、国外でもマリファナの栽培、所持、購入を含む取引は違法行為とされ、処罰の対象となります。

カナダで合法であるからといって、軽率に手を出すことは絶対にやめましょう。

興味本位でマリファナを手に取るようなことがないよう、飲み会の場などではとくに注意してください。

出典:在カナダ日本国大使館

2. 「チップ」について理解しておく

カナダでは、チップを支払うことが一般的です。

外食のときだけでなく、ホテルに宿泊する際やタクシーを利用する際など、サービスを受けた場合はチップを支払う必要があります。

チップの相場は、合計金額の約15〜20%です。

ただし、セルフのカフェやフードコートではチップは不要です。

チップは、サービスを提供してくれた方へのお礼として支払うものです。

日本では馴染みのない習慣のため最初は慣れないかもしれませんが、カナダでは当たり前の習慣のため、忘れずにチップを払うようにしましょう。

3. フランスが公用語の地域がある

カナダの公用語は、英語とフランス語です。

イギリスやフランスから多くの移民を受け入れてきた歴史的背景から、2つの言語が公用語として使用されています。

そのため、カナダ留学をする際は、滞在する州や地域の公用語が英語、フランス語、または両方であるかを事前に調べておくことが重要です。

留学先で使われる主要な言語に対して、適切な言語スキルをもっていると、留学後も不自由なく過ごせるでしょう。

また、ケベック州の公用語はフランス語です。

日常生活のあらゆる場面でフランス語が主要なコミュニケーション手段として使用されています。

ただし、ケベック州の住民の多くは英語も問題なく話せる方が多いです。

フランス語が理解できない場合でも、英語で会話が可能なため、英語とフランス語を学びたいと考えている方には最適な環境といえるでしょう。

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4. 防寒対策を十分にする

カナダ留学では、しっかりとした防寒対策が欠かせません。

カナダは広大な国土をもつため、都市によって気候に違いがあり、日本に比べると寒さが厳しい国といえます。

バンクーバーは比較的温暖な気候ですが、秋から冬にかけて雨の日が多く続くことが特徴です。

また、トロントやモントリオール、ケベックシティなどの東部では冬の寒さが非常に厳しく、雪も積もります。

留学先の気候に合わせて、適切な服装や準備を整え、しっかりと防寒対策をするようにしてください。

5. 日本に比べて物価が高い

カナダは日本と比べて全体的に物価が高く、近年の円安の影響もあり、滞在費がかさむ傾向にあります。

税のルールも日本と異なり、生鮮食品や生活必需品には消費税がかかりませんが、外食や衣服、雑貨などにかかる消費税率は州ごとに異なります。

たとえば、トロントでは消費税率が13%と、ほかの都市に比べて高くなっています。

物価の違いや税金の高さの違いも考慮に入れ、滞在費用は多めに用意できると安心です。

6. 外食をすると食費がかさむ

カナダ留学では、食事はできるだけ自炊することをおすすめします。

ホームステイを予定している場合、滞在費に食事が含まれていることが大半ですが、そうでない場合は自分で食事を用意する必要があります。

カナダでの外食は高額で、さらにチップも必要になるため、頻繁に外食すると食費がかさみます。

しかし、自炊をすることで、生活費を大幅に節約できます。

また、カナダでは屋外での飲酒が禁止されているため、注意が必要です。

さらに、お酒の蓋が開いた缶やビンを所持しているだけで違法になることがあります。

お酒を楽しむ際は、かならず自宅やレストランなど、屋内で楽しむようにしましょう!

7. 主要都市では日本人が多い

カナダに留学する場合、周囲に日本人が多い可能性が高いです。

とくに、トロントやバンクーバーなどの主要都市では、日本人留学生が集中しています。

日本人同士であれば、困ったときに助け合えたり、情報交換できるというメリットもあります。

ただし、日本語ばかり話しているという状況に陥らないよう、日本人同士でもできるだけ英語で話すようにするといいです。

さらに、多国籍の留学生や現地の方々と積極的に交流し、英語を話す環境に身を置くことが大切です。

カナダ留学はホームステイする人が多い

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カナダ留学では、留学生の半分以上がホームステイを選択します。

ホームステイは、カナダ人の生活習慣が学べたり、食事を用意してもらえるなど、さまざまなメリットがあります。

ホストファミリーと良好な関係が築ければ、英語力の向上も期待でき、留学生活が充実すること間違いありません。

以下では、カナダ留学でホームステイする場合に知っておきたいマナーや注意点について、解説します。

カナダ留学のホームステイで知っておきたいマナー

ホームステイは、現地の生活を体験する貴重な機会ですが、異文化のなかで暮らすには、マナーを知っておくことが大切です。

ホストファミリーと共同生活するうえで、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。

食事を外で済ませる場合は連絡する

外食する場合は、かならずホストファミリーに連絡しましょう。

基本的に、ホストファミリーは毎日食事を用意してくれます。

しかし、友人との外食の予定ができたりなど、食事の用意が不要になった場合は、わかった時点ですぐに連絡することが最低限のマナーです。

ホストファミリーと日常的にコミュニケーションをしっかり取ることが、信頼関係を築くうえで重要といえます。

ドアは開けておく

ホームステイでは、自分の部屋のドアはできるだけ開けておくようにしましょう。

部屋のドアを締め切っていると、ホストファミリーにコミュニケーションが取りにくい印象を与えてしまいます。

ホストファミリーとの関わりを増やすためにも、寝るときや勉強に集中したいとき以外は、ドアは開けておくと良いでしょう。

また、カナダではトイレのドアが閉まっているときは、基本的に使用中であることを意味するため、トイレの使用後はドアを開けておくようにしてください。

部屋を締めたいときは、ホストファミリーに一言伝えると良いかもしれません!

シャワーの時間を守る

ホームステイ中は、決められたシャワーの時間を守りましょう。

家のルールとして、シャワーを使う時間を決めているホストファミリーが多いです。

また、タンクに貯めたお湯を使っている家庭が多く、1日に使えるお湯の量が限られている場合があります。

1人がお湯を使いすぎると、ほかの家族が使う水が足りなくなってしまうこともあるため、シャワーを使う際は、ホストファミリーのルールを守るよう心がけましょう。

洗濯物は決められた日に出す

ホームステイでは、洗濯物は決められた日に出すようにしましょう。

カナダでは、週に一度、まとめて洗濯する家庭が多いです。

また、バスタオルは、数日続けて使用することが一般的なため、注意してください。

なお、ホストファミリーによっては、洗濯してもらえることもあれば、自分で洗濯しなければならない場合もあります。

自分で洗濯する場合でも、決められた曜日や時間を守って洗濯するようにしましょう。

カナダ留学でホームステイする際の注意点

ホームステイする際は、日本とは異なる文化を理解し、適応する姿勢が大切です。

以下では、カナダ留学でホームステイする際に注意するべき3つのポイントについて解説します。

食事の習慣が異なる

カナダと日本では、食事の習慣が異なります。

日本のように複数のおかずを食べる習慣は一般的ではなく、朝食はシリアルやトースト、卵やハムなどを食べることが一般的です。

昼食は、学校や職場にサンドイッチやフルーツを持参する家庭が多いでしょう。

夕食では、肉料理がスタンダードなメニューとなります。

また、カナダの家庭では、同じメニューが2〜3日続くことも珍しくありません。

アレルギーや食べられないものがある場合は、事前にホストファミリーに伝えるようにしましょう!

ホストファミリーに期待しすぎない

ホームステイをする際は、ホストファミリーに期待しすぎないマインドをもつことが大切です。

カナダは、留学生が多いことから、ビジネスとしてホームステイを受け入れている家庭もあります。

ホストファミリーのなかにもさまざまな家庭が存在するため、理想を描いてしまうと、「思っていた生活と違った」ということになりかねません。

また、留学生とのコミュニケーションに積極的な家庭もあれば、そうでもない家庭もあるため、過度な期待は避けるようにしましょう。

部屋が地下にある場合もある

カナダでは、地下に部屋があることは珍しいことではありません。

地下室は外部の気温に影響されにくいというメリットがあり、寒さが厳しいカナダでは、戸建ての家に地下室があることが一般的です。

ただし、地下室といっても、窓から日光が差し込む構造になっているため、薄暗い印象はないです。

日本では、地下室はあまり馴染みがないため、抵抗がある方もいるでしょう。

ホームステイ先の部屋が地下室だった場合、驚いてしまうかもしれませんが、カナダではよくあることのため、心配する必要はありません。

カナダの文化を理解して留学に臨もう

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カナダは、日本に比べて全体的に物価が高く、チップの文化もあるため、生活費を抑えたい留学生はできるだけ自炊を心がけましょう。

また、地域によっては冬の寒さが非常に厳しく雪も降るため、防寒対策が必要です。

ホームステイ先では、各家庭でのルールを守り、積極的にコミュニケーションをとるよう心がけてください。

なお、さまざまな家庭があるため、ホストファミリーに期待しすぎないことも大切です。

初めての海外留学には、さまざまな心配がつきものです。

留学エージェントといった、留学の専門家に相談することで、不安が解消できます。

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