今回は、特別回として、学問的な内容から離れて、海外留学のエンタメ要素を紹介します。
海外留学は勉強だけではなく、その土地の文化や伝統に触れ、世界の常識を学ぶ場でもあります。
今回は、一つの例として、ケンブリッジ大学の古い伝統である、カレッジの男女が交流するイベントについて紹介します。
ケンブリッジ大学のカレッジについて
ケンブリッジ大学は31からなるカレッジで構成されていて、学生はいずれかのカレッジに所属します。
カレッジでは、試験期間が終わると、“May Ball” と呼ばれる豪華なパーティーがあります。
パーティーでは、食事やアルコールドリンク、音楽バンド、花火やゲームなどが用意され、学生たちが一晩中お酒を飲み、踊り明かす伝統があります。
地下に巨大なワイナリーを有するカレッジや学生専用の日本でいう、居酒屋とバーを組み合わせたようなパブもあり、学生は大量のワインを安く手に入れられます。
また、ケンブリッジ大学のカレッジは、伝統的にさまざまなルートでお金を稼いでいて、王室から与えられた土地を所有するカレッジもあります。
どのカレッジに所属するかによって、条件や環境、ステータスが変わりますが、ケンブリッジ大学の学生になると、想像をはるかに超える華やかな世界があります。
ケンブリッジ特有のイベント “Swaps”
最後に、“Swaps” という、希望する男女が交流するケンブリッジ特有の不思議なイベントを紹介します。
定期的に開催される “Swaps” では、それぞれのカレッジの男性30名ほどが別のカレッジの女性30名ほどと、1つのダイニングホールでフォーマルディナーを楽しむというものです。
かつてのケンブリッジ大学のジェントルマンは、このイベントでフィアンセを見つけていたと言われています。
海外大学に入学してみないと味わえない世界も、留学の楽しみの1つかもしれませんね。