みなさん、こんにちは!
イギリスのリーズ大学に留学中のYukinaと申します。
今回は、イギリスに留学してみたいけど、年齢が気になりなかなか決断できないなど、お悩みの大人の皆さまへ、40代での留学のメリット・デメリットなどをご紹介したいと思います。
私自身、35歳になってからの大学留学ですので、自分の経験も含めて解説していきたいと思います。
40代でイギリス留学を考えている人たちに少しでもお役に立てれば嬉しいです。
イギリスでの社会人留学の特徴
イギリスへの社会人留学にはいくつか特徴があります。
まず、英語の元祖はイギリスです。英語圏の国はたくさんあります。
英語を母国語としていて、留学先として人気があるのはアメリカやオーストラリアなどたくさんあります。
しかし、「元祖英語」といえばもちろん、イギリスです。
よくハリウッド映画やなどで、イギリスアクセント=セクシー、キュートなどと表現される場面を見かけますよね。
また、アメリカ英語よりもイギリス英語の方が日本人にとって、聞き取りやすい、もしくは発音しやすいという人が多いです。
次にイギリスへの社会人留学には、いくつか種類があります。
- 長期や短期の語学学校
- 大学や大学院への正規留学
- 最大2年間滞在できるワーキングホリデー
このようにいくつかの選択肢があるので、ご自身の希望する形態を選ぶことができます。
後ほど、詳しく説明します。
特徴としては、大学や大学院への正規留学の場合、他の国に比べて短い期間で卒業することができます。
たとえば、語学力以外に2〜3年の就労経験があれば、MBA(経営修士号)をたったの1年で取得することができます。1年で修了出来るのは忙しい社会人にとってメリットですね。
社会人留学の目的
留学するにあたって、「目的」はとても大事な「道標」となります。
目的を決めることによって、どの留学方法が良いか、どの地域が合っているかなどが見えてきます。
今回は社会人留学生の方々によく見られる目的をご紹介します。
リフレッシュを兼ね自分を見つめ直したい
社会人ともなると、仕事や人付き合いなど、目まぐるしい生活に疲れてしまう人も多いでしょう。
また、時には自分を見失ってしまうことあるはずです。
そんな大人だからこそ、リフレッシュをかねての留学を考える方が多いようです。
イギリスの文化に触れたり、観光地に行ったりすることで、リフレッシュすることもできます。
特にイギリスは歴史がある国ですので、古い建物が並んだ街を歩いているだけで気分転換になります。
少し郊外へ行けば、緑が多く、のんびりとした雰囲気を味わえます。
私は週末に友人とドライブに行くことが多いのですが、のんびりとした風景は忙しい都心では味わうことができないため、見ているだけで癒されます。
社会人留学はリフレッシュや自分を見つめ直したい人にとてもおすすめです。
ビジネス用の語学力を身に付けたい
大人たるもの、留学経験をその後の仕事に生かしたいと考える方も多いでしょう。
実際、大学院に留学している友人達もビジネスに活かすためと考えている人が多いようです。
大学院留学なら、修士課程と英語力や専門知識、資格を同時に取得できます。
さらに、グローバル化に伴い、日本企業でも英語力を求められるケースも決して少なくはないでしょう。
むしろ、今後は英語は必須のスキルになるでしょう。
日本ではTOEICが人気ですが、日本国内で働きながらTOEICの勉強をするよりも、留学で生きた英語に触れ合うことは、より英語力の向上になるでしょう。
スキルアップしたい
こちらも社会人留学生に多い目的の一つでしょう。
たとえば、転職したい業界では語学力が必要だ、とか、転職活動を有利にしたい、などです。
実際、キャリアチェンジのために留学している友人もいます。
また、転職前のまとまった有休消化を有意義に過ごしたいと考え、短期留学する方も多いようです。
40代で留学するメリット
実際、40代での留学はハードルが高く感じるかもしれません。
しかし、大人だからこそのメリットはたくさんあります。
明確な目的がある
すでに述べたとおり、目的を持つことはとても大事です。
語学を取得した40代の多くは、明確な目的を持っている方が多いでしょう。
たとえば、海外企業との商談や海外出張が決まっていたり、英語力を求められる部署への移動を目指しているなど。
このような明確な目的がある場合、モチベーションを維持しやすく、ご自身の勉強に集中できるため、より効果的な留学生活を送れるでしょう。
実践的なトレーニングができる
社会人であれば、実際にビジネスで起こり得る様々なシチュエーションを想定しながら語学を学べます。
また、ご自身の経験を照らし合わせることもできるため、より実践的な勉強ができるでしょう。
これは、社会人経験のない学生にはなかなか出来ない、社会人ならではの強みと言えるでしょう。
また、留学をするということはビジネス英語のみならず、日常的な会話も一緒に覚えることになります。
これはクライアントとのちょっとしたコミュニケーションをとる際などに大いに役立つでしょう。
幅広い学びを得られる
社会人留学生活を通して得られることは語学だけではありません。
イギリスは様々な国から留学生がきます。
ですので、たくさんの異なる文化と触れ合うことができます。
特に社会人留学では、現地や他国の社会人と触れ合うことが学生よりも多いでしょう。
他の国の人の仕事への取り組み方や考え方なども知り、実際に行動を共にすることによって、視野が広がり、ご自身の考え方に良い影響を与えてくれます。
留学資金に余裕がある
40代まで働いてきた分、若い人たちと比べると資金に余裕を持つことができるでしょう。
評判の良い、上質な学校はどうしても授業料が高くなりがちですが、資金がある分、選択の幅を広げることができます。
アメリカの語学学校に留学していた頃、「安い学校は授業の質が悪く、生徒もビザが目的でほとんど授業に来ない」とよく耳にしました。
イギリスでも同じことが言えるでしょう。
また、資金に余裕があれば、学校の友達と一緒にパブや小旅行に出かけたりなどができるため交友関係を広げやすくなります。
友達との付き合いは、語学力向上はもちろんストレス発散につながりますよ。
キャリアアップ
日本ではグローバル化が進んでいます。
そのため、転職を考えている人にとって留学の経験と語学力はアピールポイントになるでしょう。
他にも、社内での出世や他部署への移動を目指している人にも役に立つはずです。
また、MBAコースは専門性を高め、さらに年収の向上も見込めるでしょう。
40代の留学デメリット
社会人留学にはもちろんデメリットもあります。
デメリットを知っておくことで対策をすることができます。
長期留学はキャリアから外れ年収が下がるリスクがある
社会人が長期留学するためには休職する必要がある人が多いでしょう。
これは、ブランクとみなされ、キャリアから外れる可能性があります。
留学期間が長ければ長いほど、収入が一時的に途絶えてしまいます。
その穴を埋めるために、現地で短期的な仕事をしても、収入が下がってしまうケースはよくあります。
短期留学ですと、このリスクを抑えることが可能です。
勉強時間の確保が難しい
忙しい社会人であるがゆえのデメリットでしょう。
イギリスの大学や大学院への正規留学には、IELTSのスコアが必須です。
そのため、勉強は避けては通れない道です。
しかし、40代の方は、責任のある仕事を任せられることが増え、忙しく、勉強時間の確保が難しいケースが多いでしょう。
また、特に短期留学の場合ですと、基礎的な英文法や英単語に、現地での時間を費やすのはもったいないです。
留学開始時にどれくらいの語学力があるかは重要であるため、通勤時間や昼休みの一部などの隙間時間をうまく効率的に活用して、勉強時間を確保しましょう。
記憶力の低下
10〜20代の若い頃に比べると、記憶力が低下したと感じる人は多いはずです。
もちろん私もその一人です。
私は20代の頃にアメリカへ短期留学をしました。
その頃と比べると、英語脳の構築が遅くなっているのは明らかです。悲しい現実です。
しかし、大人であれば、自身の限界がどの程度かなどわかっている人が多いため、自分にあったペース・方法での勉強法を独自に見つけ出すことができるでしょう。
転職活動に不安がある
会社を辞めて、長期留学をしたからといって、その後の転職活動が100%成功するという保証はありません。
また、安定した収入が途絶えるため、不安を感じてしまうケースもあるでしょう。
また、日本では年齢を重ねるごとにキャリアの転換は難しくなると言われています。
そのため、語学だけではなく、専門分野を極める必要があるでしょう。
40代からの社会人留学でイギリスがおすすめの理由
40代の方にはイギリス留学がおすすめです。
英語の元祖国であるイギリスでは歴史ある美しい街並みを楽しめます。
他にもイギリスをおすすめする理由はいくつかありますのでご紹介させていただきます。
教育水準が高い
イギリス政府は基礎学力を身につけさせることに力を入れています。
また、ほとんどの大学が国立で、教育水準が高いと言われています。
イギリスの大学や大学院を修了すると、自身の能力が国際的に高いという証明になります。
このような理由から、イギリスは世界中から留学生が訪れています。
治安がいい
留学先を決める上で、治安は重要なポイントです。
イギリスは銃の使用は禁止ですので、英語圏の中でも治安が良いとされています。
街中では、日中は日本と同様の生活ができます。
私も、こちらにきてから、一度も怖い思いをしたことはありません。
しかし、空き巣やスリ、置き引きなどの軽犯罪には注意が必要です。
貴重品やスマートフォン、ノートパソコンなどは、席に置きっぱなしにしない、など基本的な防犯意識は常に持っているようにしましょう。
また、夜間は、一人で出歩かない、なるべく人通りが多いところを歩くようにするなどしましょう。
イギリス留学の種類
最初に書いた通り、イギリスにはいくつかの留学の種類があります。
ご自身のご予算や期間などに合った留学方法を見つけることができるでしょう。
長期や短期の語学学校
イギリスには質の高い語学学校が多くあります。
期間は最短で1週間から受け入れてくれる学校があるため、有休消化などを利用した短期留学が可能です。
長期留学を考えている方は、語学だけでなく他の事柄も学んでみてはいかがでしょう?
さらに、語学習得の後に、一般企業でのインターンシップを体験できるコースもあります。
大学や大学院の正規留学
長期留学をお考えの方は、正規留学もおすすめです。
実際に、私は現在Leeds大学の一年生です。
イギリスへの正規留学の最大の特徴は、学部課程は3年、修士課程は1年で卒業することができる点です。
大学は、一年目から先行科目の授業が始まります。
また、希望すれば、2年生と3年生の間に、一年間、他国への留学もできます。
大学院では講義がメインのTaughtコースと、研究がメインのResearchコースがあります。
日本人留学生には、Taughtコースが人気のようです。
また、期間が短いため、その分費用を抑えることができるという点も人気の理由です。
ワーキングホリデー
ご存じの方も多いと思いますが、ワーキングホリデーとは、海外で一定期間生活できるビザです。
ワーキングという名前の通り、働きながら生活できます。
イギリスでの正式名称はユース・モビリティ・スキームと言い、二年間滞在ができ、就労や就学の期間の制限がありません。
しかし、こちらは18〜30歳という年齢制限がありますので、ご注意ください。
語学学校の選び方
語学をスムーズに習得する上で、学校選びは非常に重要です。
また、どんな学校が適しているかは人それぞれです。
語学学校は10〜20代の生徒が多い傾向があります。そのため、クラスに馴染みにくいこともあるかもしれません。
しかし、30歳以上限定のコースを儲けている学校もありますし、平均年齢が30歳という大人に人気の学校もあります。
ビジネス英語を学べる
ビジネス英語のコースを提供している学校もあります。
このようなコースでは、ビジネスシーンで使えるコミュニケーション能力を身につけることができます。
また、学生でなく、社会人の留学生が多く集まります。
そのため、年齢にばらつきはあっても、社会人同士ということで親しくなれる可能性が高いでしょう。
少人数で歴史がある
ほとんどの語学学校は1クラス10〜15人体制が多いです。
また、より少人数制の学校を選ぶことによって、細やかな指導を受けることもできるでしょう。
老舗校では、講師の年齢層が高く、ベテランの講師も多く在籍しております。
また、長年の経験を元に作られたカリキュラムを提供しているため、上質な授業を期待することができます。
40代におすすめの語学学習法
留学生活をより効率的に過ごすためには、留学前の勉強がとても大切です。
忙しい40代の方におすすめの語学学習法は一体どのようなものなのか説明します。
毎日言語に触れる
そもそも、語学の習得には「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能を伸ばす必要があります。
その中でも「聞く」が伸ばしやすいとされていて、「聞く」は他の3技能とも密接に関係しています。
まずは、聞くことに慣れていくことが必要です。
BBCニュースを字幕付きで視聴する、市販の参考書についている音声データをテキストの文章を目で追いながら聞くなどがおすすめです。
NetflixやYoutubeも活用でき、「聞く」に加え「読む」も伸ばせます。
私も毎日BBCニュースを視聴しています。
書くのは実際に使用しないと慣れにくいかもしれません。
日記を書くなど、簡単なところからはじめてみるのがいいでしょう。
「話す」を伸ばすには、音読が有効でしょう。
この際、「聞く」で使用したものを利用するとネイティブがどのようなリズムで話すかなどが分かるためおすすめです。
語学の習得には、毎日どれだけ言語に触れるかが最大の鍵です。
私自身、週末に英語を使わなかったりすると、週明けには英語力が落ちたことを実感します。
数分でもいいので、とにかく毎日触れることを心がけましょう。
コミュニケーションを積極的にとる
これが一番の近道だと思います。
クラスメイトや先生と積極的に話しましょう。
語学学校であれば、同じくらいの英語力の生徒でクラス分けされますので、レベルに大差がなく、気負いすることはありません。
また、滞在方法をホームステイにするのも効果的でしょう。
私がアメリカの語学学校に留学した時、最初の2週間はホームステイでした。
たったの2週間でしたが、英語を使って言いたいことを伝える、相手が何をいっているのか汲み取るといった必要最低限の英語力はホストファミリーのおかげで鍛えられました。
また、イギリスは様々なアクセントがあるため、積極的にいろんな人と話すこと自体が勉強となります。
私の場合、イギリス留学が始まって9ヶ月ほど経ちますが、アクセントなどの理由から、いまだに何を言っているのかわからない時が多々あります。
私たち留学生は、英語が母国語ではないのが大前提です。
ですので、喋れないことは当たり前のことなのです。何も心配することはありません。
臆せずどんどんコミュニケーションを取りましょう。
まとめ
今回は40代からのイギリス留学について解説しました。
英語の元祖であるイギリスでは、様々な形態の留学があるため、ご自身の目的にあった留学方法を選べるでしょう。
また、大人だからこその強みがあります。その分弱みもありますが、大人だからこそその弱みを埋めることができるでしょう。
私自身、大人になってからの正規留学ですが、実際に来てみると、不安だった点は一気に解消されました。
年齢を問われることがあまりないため、最近では自分の年齢を忘れてしまうことがあります。
それくらい、留学に年齢は関係ないのです。
また、留学への第一歩は、なかなか踏み出せないですよね。
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