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2021/12/13

TOEFL ITP®「500点」はどれくらい難しい? 他の英語試験と比較してみました!

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この記事を書いた人

バークレーハウスIELTS講師
竹林 駿 Suguru Takebayashi
米国ミネソタ州立大学大学院修了。専門はライティング。大学院在籍時は英語で詩を執筆し、米国の文芸雑誌に応募していた。勉強の傍ら、Diversity Councilにてファシリテーターとしてボランティア活動にも従事し、米国の中学高校などで人種差別などをテーマにしたセミナーに「留学生(=外国人)」として自ら登壇した。帰国後は英検、TOEIC、大学受験などの英語指導に携わったほか、2019年度から都内の私立大学でも教鞭を取る。IELTSでは、4技能(L, R, S, W)全てのセクションで8.0以上を取得。英検1級、TOEFL iBT MyBest 119点。

「学校や職場で、TOEFL ITP®というテストを受けさせられる事になった…

でも何点取ればいいか分からない! そもそもなんで受けさせられるの?」

竹林先生

そんな方はいないでしょうか? TOEFL ITP®は、677点満点なのですが、一般的に求められるスコアは500点前後が多いと思います。今回は「TOEFL ITP®500点」ってどのくらいのレベルなのか、どうやって達成するか、そしてITP®500点の有用性などを見ていきましょう!
目次

なぜTOEFL ITP®を受けさせられるの?

大学や職場などで、この「TOEFL ITP®」というテストを受けさせられる人が増えているとのことですが、そもそもどうして受ける必要があるのでしょう?

竹林先生

TOEFLテスト日本事務局のHPによると、主に以下の様なスコアの使い方が想定されています。
TOEFL ITP®の主な使い道:
■ 英語科授業のクラス分けのレベルチェック
■ 大学等の海外校や海外提携校への留学条件
■ 大学の単位認定や成績評価の一環
■ 企業の海外研修の要件
■ レッスン受講後に英語力が上がったか確認
■ TOEFL iBT®(4技能テスト)の下準備として
■ 大学や大学院入試の一部にスコアを活用

このように見ると、学校や企業など組織の「内部」の人たちの英語力診断に使うことが多いようですね

竹林先生

その通りです。TOEFL ITP®は、団体受験専用なので、ある学校や職場の複数の人々の英語力を同時に比較する面において使われるテストと言って良いと思います。そのため、個人で受験してスコアをどこか他の学校や企業に提出、ということは想定されていません。一部で大学や大学院の入試で使える所もあるようですが、どちらかというと入試で使えるのは国内外問わず「TOEFL iBT®」の方が主流かと思います。

クラスや職場の仲間の中で、自分の英語力が平均より上なのか下なのかを測るためのテスト、と言った感じですね。

竹林先生

はい。「個人」で受験できるテストではありません。

「500点」を持っていると、どんな事ができるのでしょうか?

竹林先生

先述のように、TOEFL ITP®はスコアを他の学校や企業に提出するものではないので、スコアが持っていても転職などの可能性が広がるというと、あまりそれは期待できません。学校や職場内の英語授業や研修の「レベル分け」に使われるイメージです。

「500点」取れると、クラス分けではどれくらいの立ち位置なのでしょう?

竹林先生

最低が310点、最高が677点のテストですから、500点というとちょうど真ん中より少し上くらいですね。そもそも英語の授業や研修を受ける人たちは、これから英語を習うという点でそんなに高い英語力が既に備わっているわけではないというのが分かります。ですから、ぶっつけで500点取れる人は、一番上か、上から2番目くらいのクラスに入れるのではないでしょうか。一発で550点以上取れてしまうような人は、そもそも英語の授業も研修も不要と見なされるかもしれません。

「TOEFL ITP®500点」の難易度は?

「TOEFL ITP®500点」とネットで検索する人が多いらしいですが、それはなぜでしょう?

竹林先生

一般的に目標スコアに設定する団体が多いのでしょう。「500点」というとキリもいいですし、また日本人の平均スコアは「467点」というデータもあります(2019年情報)。

平均が467点ですか。677点満点中500点というのは、どれくらい難しいですか?

竹林先生

TOEFL ITP®500点は、他のテストと比べると、おおよそこのようなレベルです↓↓
  • ■英検2級合格程度
  • ■TOEIC® 550~600点程度
  • ■TOEFL iBT® 60点程度
  • ■CEFR「B1」程度(上から4番目)

竹林先生

そもそも英検やTOEFL iBT®は4技能でのテストであるのに対し、TOEFL ITP®は2技能(スピーキングとライティングは無し)なので、一概に比較できません。あくまで目安としてご覧ください。

竹林先生

その上で換算表を見ると、英検2級というと、英語が得意な子であれば、中学生でも合格できる子はいますから、そこまでハードルが高いわけではありません。ただし、学生時代英語を避けていたという方や、何十年も英語に触れてない社会人の方ですと、基礎からしっかりやらないと届かないスコアと言えます。

TOEFL ITP®のリスニングの難易度はどれくらい?

ここからは各セクションを見ていきましょう。まずリスニングはどうですか? 難しいですか?

竹林先生

問われる内容自体は決して高度なものではありません。全て選択問題ですし、最初の方の問題は、1度に聞く英語の量は、1問につき5秒ほどの短い会話文。英語力のレベル的には50問中、半分以上正解することは充分可能です。

竹林先生

ただ、実際は半分以上を正解することは難しいかもしれません。海外留学や海外赴任の経験が無い日本人がTOEFL ITP®で最も苦しめられるのが、英語のスピードです。TOEFL ITP®はアメリカの会社が作っていますから、英語の発音が速いうえに、発音が崩れることも多くなります。「What did you talk about?」が「ワ・ィジュー・トークバウ?」のように聞こえる、いわゆる音声変化(単語同士の発音のくっつき現象)です。音声だけ聞くと意味不明なのに、スクリプトを見ると「ああ、こう言ってたのか」となることが多いでしょう。

竹林先生

TOEFL ITP®のリスニングに慣れるには、自分自身が音読に慣れることが大切です。問題集のスクリプトなどは音読してみましょう。できれば自分の声を録音し、自分自身で自分の英語が聞き取れるか確認してみましょう。

音読練習というのは、どれくらいの量をこなしたらいいのでしょう?

竹林先生

「どれくらい」という特定の時間数があるわけではないですが、ひとまず音読練習した英文が、スクリプトを見ずにCDの音声でスムーズに聞き取れるようになるまでやりましょう。先ほどの「What did you talk about?」も、自分がスムーズに発音できるようになれば、ネイティブが読んでもすぐに聞き取れるはずです。

TOEFL ITP®の文法の難易度はどれくらい?

TOEFL ITP®には「Structure and Written Expression」という文法の問題もあるようですが、こちらはリスニングと比べて難しいですか?

竹林先生

リスニングに比べると、日本の高校までの英語教育で充分カバーできる内容なので、むしろやりやすいと感じるのではないでしょうか。問われるのは、空欄に適語を4択から選ぶものと、英文の下線が引いてある箇所のうち、文法的・語法的誤りがある箇所を選ぶもの、の2種類です。いずれも、高校の期末試験や、大学受験勉強でさんざんやらされた形式ではないでしょうか。

そう言われてみると馴染みのある問題かもしれませんね。出題される文法自体のレベルはどうですか?

竹林先生

これがですね、そこそこ「要注意」な問題と言えるかもしれません。文法を「ぼんやりと」覚えている感じだと、引っかけにやられてしまうかもしれません。例えば「is doing」と「has been doing」の使い分けが分かっていないと正しく解けない問題もある、というイメージです。

「どっちも進行形っぽいものだな」くらいの理解度だとちょっと不安という感じですね。イメージとしては、問われるレベルは高校までに習う範囲だけど、問題のひっかけ方が少しやらしい感じですね。

TOEFL ITP®のリーディングの難易度はどれくらい?

最後にリーディングですが、こちらの難易度はどうでしょうか?

竹林先生

TOEFL ITP®のリーディングは、単語問題も出ます。「この単語に一番意味が近いのは?」という問題です。50問あるリーディングの問題のうち、3分の1程度を占めます。単語は、その単語の意味さえ分かれば3秒で解けてしまいますから、時間節約には嬉しいです。問われる単語は英検2級~準1級程度でしょう。なので読解に自信が無い人は、単語を覚えておけばそこそこ点が稼げます。

知らない単語の場合、本文を読んで意味を推測することはできますか?

竹林先生

ほぼ出来ません。なので知らない単語が出題されたら、あてずっぽうで答えた方が時間が無駄にならないので利口です。

竹林先生

リーディングの文章自体の難易度ですが、一応「アカデミック」なので、自然科学や歴史などのやや込み入った話題になるので、少し読みづらいと感じるかもしれません。ただ、専門知識は不要です。純粋に英語が読めれば解ける問題しか存在しません。問題で何が問われているかをしっかり把握し、どんな情報を本文から探せばいいか理解した上で本文を読めば、正解を見つけるのは比較的簡単です。

問題文のキーワードを見て、そのキーワードだけを本文から探す、いわゆる「スキャニング」は効果的ですか?

竹林先生

効果的な時とそうでない時があります。TOEFL ITP®では、問題の選択肢が、本文とほぼ全く同じ単語・表現を使っている事も少なくありません。そういう時は、キーワードだけ本文から探せれば時間の節約になりますね。ただ、言い換えてくる時もあります。本文の表現と、選択肢の表現が、同じものを指しているのに全く異なる単語を使うことがあります。そういう時はスキャニングが通用しません。選択肢のキーワードが本文に無いからです。

では、基本的にスキャニングに頼らず、本文をちゃんと読んだ方がいいですかね?

竹林先生

リーディングの目標スコアが半分以下ならばスキャニングでも行けるかもしれません。それ以上の得点を目指す場合は、ちゃんと文章を読まないといけませんね。

500点達成戦略:どのセクションで何点を目指せばいい?

677点中500点というと、どのくらいの正答率で達成できますか?

竹林先生

TOEFL ITP®のスコアの計算方法は少し複雑です。計算方法は過去のブログで紹介しているのでご参照下さい。

竹林先生

「500点前後」を取るのが目標となると、リスニング(L)、文法(S)、リーディング(R)のセクションでそれぞれ以下の様な得点率がいいのではと思います。3パターン用意しました。
パターン①パターン②パターン③
L:15/50
S:30/40
R:30/50
 ↓
合計 493~506点
L:25/50
S:30/40
R:25/50
 ↓
合計 503~516点
L:40/50
S:20/40
R:25/50
 ↓
合計 493~510点
**「合計493~506点」というのは、以上の正答数なら実際のテストで493~506点の間のどこかの数字が自分のスコアになるという意味。実際に何点になるかは、周りの平均点との兼ね合い等にもよるため、受験してみないと分からない。

竹林先生

まず①のパターンですが、先ほども述べたように、リスニングは日本人の耳には結構早くて聞き取りにくいと思うので、リスニングの得点を控え目にし、リーディングが6割程度の正解に設定しました。パターン②は、3セクションのバランスをよくしたバージョンです。パターン③は、どうしても文法が苦手な方用。文法が苦手だと、どうしてもリーディングも苦手になりがちなので、この場合はリスニングで多めに取らないといけなくなります。

こう見ると、3つのセクション全てで高得点を取る必要は無さそうですね。何か不得意なものがあっても、他に得意なものがあれば充分カバーできそうですね。希望が見えてきます!

まとめ

竹林先生

TOEFL ITP®で500点というのは、正答率で言えば決して難易度は高くありません。ただ、偏差値の高い進学校に通う現役生などでない限り、ノー勉で500点が取れるかというと、少々厳しいでしょう。試験日がいつなのか前もって把握しているなら、できれば1,2か月前から問題集と単語帳でしっかり対策をしておきたいですね。各セクションごとの対策法は、過去のブログに記してあるので、良かったらそちらも参考にしてください。

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