この記事を書いた人
バークレーハウスIELTS講師
竹林 駿
Suguru Takebayashi
米国ミネソタ州立大学大学院修了。専門はライティング。大学院在籍時は英語で詩を執筆し、米国の文芸雑誌に応募していた。勉強の傍ら、Diversity Councilにてファシリテーターとしてボランティア活動にも従事し、米国の中学高校などで人種差別などをテーマにしたセミナーに「留学生(=外国人)」として自ら登壇した。帰国後は英検、TOEIC、大学受験などの英語指導に携わったほか、2019年度から都内の私立大学でも教鞭を取る。IELTSでは、4技能(L, R, S, W)全てのセクションで8.0以上を取得。英検1級、TOEFL iBT MyBest 119点。
こんにちは、みなさん。いかがお過ごしでしょうか。夏休みシーズンということもあり、「今年こそは英語の勉強を!」という方もいるでしょう。前回 ご紹介した「TOEFL iBT (以降TOEFL)」。今回は、このTOEFLの試験の流れから、各セクションの攻略法まで解説していきます。
TOEFL受験日当日の流れ
それではまず先生、TOEFLの試験当日というのは、どのような流れで行われていくのですか?
竹林先生
会場に着いてからどんな手順になっているか、下の図にまとめてみました。追ってひとつひとつ解説しますね。
TOEFL iBT 会場到着~終了までの流れ
1 会場到着 ↓ 2 同意書にサイン ↓ 3 パスポート&手荷物検査 ↓ 4 PCルームに、先着順に入室 ↓ 5 着席したら音量&マイク調整 ↓ 6 リーディング試験 (54分)*ダミーがある場合72分↓ 7 リスニング試験 (41分)*ダミーがある場合57分↓ 8 10分休憩(トイレまたは軽食) ↓ 9 スピーキング試験 (約17分)↓ 10 ライティング試験 (50分)↓ 11 スコアの報告の有無を選択 ↓ 12 パスポートをチェックされたら帰ってOK
会場到着から 入室まで
では先生、(1)の「会場到着」から順に解説をお願いします。
竹林先生
会場に到着するとまず、同意書に日付と名前を書いて署名します。会場にもよりますが、試験ルームが複数ある場合、各ルームの前で少々待ち時間があります。あとは早く来た順に、順次ルームの中へ案内されます。入室の前に、パスポートを見せたり、ポケットのなかに物が入ってないか確認されたりします。
ちょっとした、空港のセキュリティチェックのようなイメージですね。
竹林先生
そうですね。不正がないか、いわゆる「替え玉」がいないかをしっかり検査してくれます。
音声調整でやった方がいいこと
竹林先生
試験ルームに案内されると、職員の人がPCにパスワードを入力してくれて、スクリーン上で試験が開始します。他の資格試験のように「よーいどん」でみんな一斉に始まるのではなく、各自入室した順に、それぞれ試験を開始していきます。
では、遅く入室した場合は、自分がまだリーディングをやっている時に、早く入室した隣の人がリスニングをやり始めたり・・なんて事もあり得るのですか?
竹林先生
あります。リスニングは、各受験者がヘッドホンを付けてるとはいえ、音声が若干漏れてきます。リーディングに集中したい時に、その音が聞こえてくるのはやや気が散りますね。また、スピーキング・ライティングも同じで、自分が早く入室すると、自分がライティングをやっている時に隣の人がスピーキングを始めたりする。これは正直イライラする(笑)
超人的な集中力が必要ですね。
竹林先生
そうなんです。入室後、職員の人がパスワードを入れてくれた後に受験者がまずやるのが、音量とマイクの調節です。マイク付きのヘッドホンを装着し、音声が流れ、画面のアイコンを動かして音量を調整します。通常、私はヘッドホンの音量調節を動かしません。マックスまでアイコンを持っていくと音は相当でかくなってしまいます。
その後にマイクの調整ですね。
竹林先生
そうです。数十秒間、ヘッドホンに付いたマイクを通して英語を話し、正常にマイクが機能しているか機械が自動で判断します。私が今まで受けたTOEFL全てにおいて、「Describe the city you live in.(自分が住んでいる町について語れ」と言われ、それに答える形でした。ほぼ全ての受験者が「I live in Tokyo. I live in Tokyo. I live…」と繰り返すのですが、この時にやった方が良い事があります。
何ですか?
竹林先生
ずばり、スピーキングの予行演習です。マイクの調整の時にしゃべる英語は、スコア評価の対象ではないので、間違えを恐れず、どんどんしゃべってみましょう。
どんな英語をしゃべるんですか?
竹林先生
自分が住んでいる町を修飾する形容詞を5つ考えてみましょう。たとえば、「Tokyo is great / Tokyo is crowded / Tokyo is convenient / Tokyo is large / and Tokyo is exciting.」のように。形容詞を5つ、パッパッと思いつく予行演習をする事により、いわゆる「英語脳」にスイッチが入ります。また、「Describe the city you live in」の問に答える必要はないので、自分の生まれ故郷や自分の母校などの方が話しやすければ、それに関して話しても良いでしょう。
でも、何て言おうか考えるあまり無言になってしまったら、マイクの調整になりませんね。
竹林先生
そこまで考えすぎないでください(笑)本当、付ける形容詞は何でも結構です。「Tokyo is difficult.」とか明らかに街を形容しない形容詞でも構いません、スコア対象ではないのですから。とにかく、「I live in Tokyo.」を永遠に繰り返すのは、「英語脳」にスイッチが入りにくいですからやめましょう。
マイク調整で「I live in Tokyo.」の繰り返しはNG! マイク調整はスピーキングテストの絶好の予行演習と捉え、自由に英語を話してみよう
リーディング試験
TOEFL「リーディングテスト」の構成
大問1 長文1つ / 計10問 大問2 長文1つ / 計10問 大問3 長文1つ / 計10問 (大問4) (長文1つ / 計10問。ダミーが出た場合のみ) 制限時間: 計54分 (ダミーが出た場合72分)
竹林先生
音声とマイクの調整が終わったら、次はリーディング試験が始まります。メモ用として紙3枚と鉛筆が渡されます。前回のブログでも書きましたが、長文は3つで計54分なのですが、運が悪いと「ダミー」という「4つ目の長文」が出てしまうことがあります。これが出た時の時間制限は72分です。
「ダミー」って、たとえ完璧に答えても、スコアには反映されないんですよね。しかも4つのうちどれがダミーか分からないから、一応4つすべて真剣に解かないといけないっていう・・
竹林先生
その通りです。だからダミー入りテストに当たってしまった人は、運が悪いですが、がんばりましょう(笑)
リーディング攻略法はこれ!
■ 単語問題は、本文から意味を推測するのはかなり難しい。知らない単語が問われたら、あてずっぽうでも良いから5秒で片付けよう
■ 問題文を先に読んでから、該当の段落を読んでいく
■ 問題文から「キーワードとなる名詞」を探し、それを頼りに本文をスキャニング
リーディングをうまく解く攻略法みたいなのって、ありますか?
竹林先生
まず、単語の問題は、その単語を知っていようが知らなかろうが「5秒以内で解く」のを鉄則にしましょう。
単語を知らなかったら、どうやって5秒で解くんですか?
竹林先生
TOEFLの単語の問題は、本文を読んで単語の意味を正しく推測することはかなり不可能に近いです。時間がもったいないので、それだったら、4分の1の可能性に賭けて適当に5秒で選び、その分の時間を、文章の内容に関する問題に使った方が得策だと思います。
文章の内容に関する問題の攻略法はありますか?
竹林先生
文章の内容に関する問題は、まず問題文を見てから本文の該当段落を読んでいくのがおすすめです。内容関連の問題は、問題文が長い時がよくあります。そういう時は、「キーワードにあたる名詞」を押さえ、「何を問われているか」をしっかり把握しましょう。
「キーワードにあたる名詞」って何ですか?
竹林先生
たとえば問題文が「What are the characteristics of the royal family of England during the 19th century?(19世紀のイングランドの王室の特徴は?)」と出ていたら、「royal family」「England」「19th century」の3つがキーワードっぽいですよね。この3つの名詞を頼りに本文から情報を探せばよい(いわゆるスキャニング)。「20世紀の王室」とか「19世紀のフランス」などの情報は除外するわけです。そうやって行くと、案外簡単に答えの鍵となる文にたどり着けますよ。
リスニング試験
竹林先生
リーディングが終わったら、次はリスニングです。
TOEFL「リスニングテスト」の構成
大問1 会話を聞き、計5問に答える 大問2 会話を聞き、計5問に答える (大問3) (会話を聞き、計5問に答える。ダミーが出た場合のみ) 大問4 講義を聞き、計6問に答える 大問5 講義を聞き、計6問に答える 大問6 講義を聞き、計6問に答える (大問7) (講義を聞き、計6問に答える。ダミーが出た場合のみ) 制限時間 計41分 (ダミーが出た場合57分)
竹林先生
リスニングは、2個の会話と3つの講義(ダミーがある時は3個の会話、4個の講義)を聞き、それぞれの後に会話なら5個、講義なら6個ずつの質問がなされます。合計すると28問(ダミーがある場合は39問)ですね。
解答時間に制限はありますか?
竹林先生
それぞれの大問に数分ずつです。リスニングは、リーディングと違い、文を読み直して答えを確認ということが出来ないので、単純に音声の内容を覚えてなかったらあてずっぽうで解くしかないので、時間が足りなくなるという事はあまりないと思います。
リスニング問題を解くうえでの攻略法を教えてください。
リスニング攻略法はこれ!
■ 音声聞いている最中は、メモを取らずに最後までくまなく内容を聞いておく
■「生徒はなぜ教授のとこへ来たのか」「教授はなぜ〇〇の話題を挙げたのか」この2つは王道の質問。いつ問われても良いように、これらの根拠となりそうな箇所は、特に注意して聞こう
■ 目標スコアが24点以下なら、多少忘れた情報があっても、内容をぼんやりと覚えてさえいれば充分解ける
竹林先生
あなたは、リスニングを聞いている時に、メモは取りますか、取りませんか?
取ります!
竹林先生
個人的には、メモは取らないのがオススメです。というのも、TOEFLのリスニングは、音声を聞いている最中は質問を見られません。つまりどこを問われるのか分からないのです。必死にメモっても、メモった箇所について問われなかったら無意味。それどころか、メモってる最中に重要な所を聞き逃してしまったら、むしろ逆効果です。
では、メモらずに聞き続けた方がいいと。
竹林先生
そう思います。ただ、会話の問題では「生徒はなぜ教授のとこへ来たのか」は高い確率で聞かれるので、教授と「何を話したいのか」は意識して聞きましょう。また、講義の問題も「なぜ教授は〇〇の話題を挙げたのか」は良く出る質問ですから、話に一見関係ない話題がひょっこり出たら、どんな脈絡で出たのかを意識し、聞きながら考えましょう。聞き終わった後には考える時間はないです、というかむしろ聞き終わる頃には忘れてしまうと思うので、「聞きながら」その場で考えるよう努めてください。
でも、5分近い英語の音声の内容を全て覚えているのは不可能ではないですか?
竹林先生
目指しているスコアによりますね。30点満点中、ほぼ満点(28点以上)を目指すなら、キーワードだけ高速にメモっておいて、あとで問題を解きながら見返すのもアリだと思います。ただ、目指しているのが24点以下とかなら、多少「覚えてない情報」があっても答えられることもあります。誤りの選択肢は、明らかに本文と違う事を言っています。「さすがにこれは言ってなかったな」という選択肢が2つくらいあれば、正答率をだいぶ上げる事ができます。覚えている情報は「ぼんやりと」で構いません。
10分休憩
竹林先生
リスニング試験が終わると、画面上で「10分休憩に入る」と告げられます。この休憩時間を跳ばす事はできません。休憩が始まる時間は、それぞれ入室した時間によって異なりますから、他の受験者がテスト中であっても、トイレなどの為に席を立つことができます。
持ち物も持って行っていいんですか?
竹林先生
PCルームの外へ出る場合は、まずパスポートが要ります。それ以外は、飲み物と食べ物は持ち出す事ができます。10分しかないので、簡単なおにぎり程度しか食べられないでしょう。
トイレとかが混んでて、10分以内に戻れなかったらどうなるんですか?
竹林先生
PC上では、10分が経過すると「休憩が終わりました」のような表示が出て、職員がパスワードを入れてくれるまで何も起きません。つまり、10分きっかりに戻ってこなくても、大きな支障はありません。
スピーキング試験
竹林先生
休憩が終わって職員がパスワードを画面に入力すると、スピーキングテストが始まります。
TOEFL「スピーキングテスト」の構成
問題形式 準備時間 話す時間 大問1 Independent(自分の考えを述べる) 15秒 45秒 大問2 Integrated(文を読み、音声を聞き、その内容をまとめる) 30秒 60秒 大問3 Integrated(文を読み、音声を聞き、その内容をまとめる) 30秒 60秒 大問4 Integrated(音声を聞き、その内容をまとめる) 20秒 60秒
TOEFLのスピーキングは、マイク付きのヘッドホンを装着し、PCに自分の声を吹き込むという、他の主要な英語テストにはあまり見られない方式で、ちょっと緊張しますね。
竹林先生
たしかに最初は戸惑うかもしれませんね。ただ、物は考えようで、人間の面接官が居ないという事は「アイコンタクト」を取る必要がないというメリットがあります。目をつぶりながら話してもいいし、準備時間に超高速で英文をメモっておき、それを棒読みしてもOKなわけです。
なるほど。そう言われてみると、人間の面接官が居るよりやりやすいかもしれないですね。スピーキングは苦手という人も多いと思いますが、攻略法はありますか?
スピーキング攻略法はこれ!
■ 速く話す必要は無し。1秒に2語くらいの速度で充分
■ 話の要点が2つの場合、1つしか言えないのはまずいが、2つ目の要点を少しでも言うことが出来れば、途中で時間切れになっても大丈夫
■「内容」より「スムーズさ」重視。3秒以上の沈黙や「ア~」の言い過ぎ、言い間違え&言い直しを極力避ける
竹林先生
TOEFLのスピーキングでは、「内容」より「スムーズにしゃべれているか」の方がはるかに重要だと思ってください。制限時間内に全て語り終える必要はなく、たとえ途中で時間切れになってしまっても、スムーズに話せていれば高得点を取る事ができます。たとえば「Integrated」で、教授の話の要点が2つあったとする。「1つ言っただけで時間切れになり、2つ目に全く触れなかった」というのはまずいですが、最後の10秒でもいいから2つ目の要点にかろうじて触れられていれば、話の途中で終わっても大きな問題なしです。
「スムーズに話せている」というのは、どんな英語でしょうか?
竹林先生
「止まらないこと」「言い直さないこと」が基本です。英訳に困って3秒以上沈黙したり、言い間違えた点を言い直したりすることが極力なく、数十秒間ツラツラツラと話し続けられれば、30点満点中20点以上を出すことは容易です。使う単語や文法は、ライティングほどハイレベルのものは要求しません。スピーキングテストで20点以上を出した事がない方は、ご自分がアドリブで話す英語を録音して聞いてみてください。話している途中で止まったり、「ア~」という声が入ったり、言い直したり、ということが多くはないでしょうか。それらを極力減らすだけで、だいぶスコアは変わります。
「スムーズに話す」ということは、話す速度も上げた方がいいのでしょうか?
竹林先生
早口言葉選手権ではないので、速くしゃべる必要はまったくありません。1秒に2語くらいの速度でも、20点以上は出せます。時々、マシンガンのように超高速で話す受験生を見かけますが、逆効果です。「暗記してきた英文をリピートしてるだけ」と見なされる可能性があるからです。「自然な話し方」で良いのです。
時間が余ったらどうしますか?
竹林先生
余った時間が10秒程度なら、沈黙したまま待っていて大丈夫です。ヘタにまとめを言おうとして妙なミスを犯す方がリスキーです。15秒以上余ってしまったら、まとめを言うのも良いかと思いますが、通常そんなに余る事はないと思います。
ライティング試験
TOEFL「ライティングテスト」の構成
問題形式 時間制限 文字制限 大問1 Integrated(文を3分で読み、音声を聞き、その内容をまとめる) 20分(文を読む為の3分を除く) 150~225語が理想 大問2 Independent(自分の考えを述べる) 30分 300語以上が理想
最後の試験は、ライティングです。
竹林先生
TOEFL iBTはコンピューター受験しかないので、キーボードに文字を打つのが遅い方は、キーボードに打つ練習をしておくといいでしょう。
ライティング攻略法はこれ!
■ 文字数は関係ない。文字制限を下回ってもいいから「内容の質」で勝負
■ Independentでは、「If so?」「If not?」と自問し、もう一歩踏み込んで話を深める。本論の段落は2つでも3つでもどっちでも良い
■ Integratedでは、リーディングの内容より「リスニングの内容」を、より細かく&正確に書きだす
竹林先生
TOEFLのライティングでおもしろいのは、文字数はどうやらそんなに関係なさそうだという事です。
そうなんですか?
竹林先生
私自身の体験ですけれども、「Independent」ライティングで295語しか書けなかった時と、500語以上書いた時がありましたが、スコアはどっちも同じ28点でした(30点満点中)。
じゃあ、どんな所を見てスコアを付けているのでしょうか。
竹林先生
TOEFLのライティングに関しては、評価項目のような物が細かく設定されてるわけではなく、ハイスコアのライティングの特徴が漠然と定められているだけです。それをかいつまんで説明すると、まず「Independent」では、1つ1つの理由や具体例を「しっかり話を深めていること」が重要のようです。ボディパラグラフ(本論)は2つだけでも、話が深まっていれば問題無しです。
2つでもいいんですか?「理由は3つ挙げる、つまりボディパラグラフは3つあった方が良い」と聞きますが。
竹林先生
私が295語しか書かなかったのに28点取った時も、たしかボディパラグラフは2つだけでした。つまり段落の数は関係ないみたいです。段落の数や文字数ではなく、「話を深めているか」が重要だと私は考えています。
どうやって話を深めたらいいですか?
竹林先生
「If so?」「If not?」を自問自答してみるといいですよ。たとえば「少人数の授業は良いと思う」という意見で書いているとする。「理由は生徒と先生の距離が近いから」と書くとする。それだけで終わると短すぎるので、If so?(もし生徒と先生の距離が近かったら、どうなる?)と考えてみる。すると、「生徒が先生に色んな質問が出来て、好奇心が湧いてその科目への興味が深まるでしょう」などと書けば「話を深めた」ことになります。
竹林先生
同時にその逆、If not?(もし生徒と先生の距離が近くなかったら?)も考えてみましょう。すると「生徒は困ってても助けを求めにくく、更に困ったり、孤独を感じたりして勉強が楽しくなくなるでしょう」などと、色々書く事が浮かびますね。
なるほど。「もし〇〇だったら、どうなるか」と、「一歩先」まで踏み込んで書く事が大切ですね。「Integrated」の方はどうですか?
竹林先生
TOEFLによると、ハイレベルのIntegratedライティングは「リスニングから適切に重要な情報を抜き出し、リーディングの内容との関連性を正確に示せていること」とされています。つまりリーディングの内容よりも、「リスニングの内容」をより正確に書きだす方が評価が高いようです。リスニングを聞いている時は、具体的な名称や数値を含めなるべく細かくメモしておいて、書く時に活かすよう心掛けてください。
試験が終わっても油断しないで
竹林先生
全試験が終わったら、「はぁ」と一息つきたくなりますが、油断してはいけません。前回のブログでもお話ししましたが、全試験が終わった後に「スコアを報告してもらいますか、それともキャンセルしますか」とPC上で聞かれます。これには「報告してもらう」をクリックしてください。キャンセルを選んでしまうと、その日受けたテストが無効になってしまいます 。お気を付けください。
竹林先生
スコアの報告を希望したら、試験終了です。他の受験者がまだ試験を受けていても、荷物を持って席を立って構いません。PCルームを出て職員にパスポートを見せたら、帰って大丈夫です。お疲れ様でした!
以上、TOEFL試験当日の流れ &攻略法 でした。先生、ありがとうございました。みなさんも本番、あせらず頑張ってください!