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2020/6/30

留学志望者必見!竹林先生の米国留学エピソード(後編)

この記事を書いた人

バークレーハウスIELTS講師
竹林 駿 Suguru Takebayashi
米国ミネソタ州立大学大学院修了。専門はライティング。大学院在籍時は英語で詩を執筆し、米国の文芸雑誌に応募していた。勉強の傍ら、Diversity Councilにてファシリテーターとしてボランティア活動にも従事し、米国の中学高校などで人種差別などをテーマにしたセミナーに「留学生(=外国人)」として自ら登壇した。帰国後は英検、TOEIC、大学受験などの英語指導に携わったほか、2019年度から都内の私立大学でも教鞭を取る。IELTSでは、4技能(L, R, S, W)全てのセクションで8.0以上を取得。英検1級、TOEFL iBT109点。
バークレーハウス講師 竹林先生
バークレーハウス講師 竹林先生

竹林先生の「米国留学エピソード」シリーズ後編です。今回も先生が、ご自身の留学体験を赤裸々に語りながら、前編よりも更にかなり実用的なアドバイスを、これから留学をお考えの方にしていきます!

目次

アメリカ留学中、日常生活で気を付けたいことは?

一番困ったのは、「スピーキングができない!」ではなく、「xxができない。」

英語を最大限集中して、聞き取りしている様子

では、先生。後半もどうぞよろしくお願いいたします。

竹林先生

よろしくお願いします。

アメリカ留学で、日常生活で一番困ったことは何ですか?

竹林先生

多くの人が「英語」、つまり英語を「話す」ことで苦労する、と想像しがちですが、実際は違います。「話す」のは、文法的にガタガタな英語でも、意外と何とか通じるものです。

では、会話で何が一番大変なのでしょうか?

竹林先生

ずばり「聞き取り」です。相手の話す英語が聞き取れない。これが一番大変。そして私だけではなく、他の留学生の日本人もたいてい同じことを言っていました。

アメリカ人の話す速度が速いからでしょうか。

竹林先生

そうですね。英検やセンター試験で出題されるリスニングより遥かに速いです。慣れるのに最低1年はかかると思います。

相手の英語が聞き取れない時は、どうしたらいいですか?

竹林先生

純粋に「Pardon?」とか「I’m sorry?」とか言って聞き直しましょう。そして2回目では最大限の集中を傾けて聞いて理解する。

それでも聞き取れなかったら?

竹林先生

基本的に「3回目」は無いと思って下さい(笑)アメリカ人はなかなか短気です。英語がおぼつかない外国人のために懇切丁寧に説明しようとはしてくれません(こちらがお金を払っている授業を除いて)。こちらも「理解しようとしている」努力を見せることが大切です。聞き取れない時は、相手の言った英語を小さく声に出してリピートしてみましょう。
相手の英語がどうしても聞き取れない時は、相手の言う英語を小さく声に出して「リピート」してみる

聞いた瞬間は意味が分からなくても、声に出してリピートして英文を噛み締めると、2秒くらい遅れてあとから理解できたりしますよね。

竹林先生

または、知らない単語が含まれていたから理解できなかった可能性もありえます。その場合も「リピート」は効果的なのです。「You could have XXX if you go there」と相手が言ったとして、「XXX」の部分の単語を分からないなら、「XXXって何ですか?」と聞き返せば、少しずつ会話が進展する。そういう建設的な会話なら、アメリカ人も納得します。相手の言ったことの「最初から最後まで意味不明」状態になってポカンとしてしまうと、アメリカ人は「この人は英語が通じない」としてあなたと会話をするのを止めてしまうでしょう。

「最初から全部説明して下さい」ではなく、ピンポイントに「XXXとは何ですか?」と、1つ1つ分からない所をつぶして行くような会話が理想ですね。

牛乳の賞味期限が切れていても自己責任それが米国

竹林先生

他に日常生活で困った、というか、日本ではまずないなと思ったエピソードは、店の管理が甘いようで、ある日キャンパスの近くのスーパーに行ったら、賞味期限が1週間過ぎている牛乳が普通に棚に並んでました(笑)日本ではありえないですよね。

ふた開けるのが怖いですね(笑)

竹林先生

日本が細かすぎるのかもしれませんが、さすがに乳製品が1週間過ぎたらちょっと怖いですよね。だからアメリカに行ってから、賞味期限はしっかりチェックする、「自分の身は自分で守る」という意識が自分の中に根付いた気がします。

竹林先生

実際、アメリカの店では買う前に「Did you find everything OK?(商品は全部大丈夫だった?)」とよく聞かれます。これに「Yes」と答えちゃうと、後からクレーム入れても「あの時は『大丈夫』って言ったでしょ」って言われる可能性があるわけです。

「裁判大国」ともいわれるアメリカならではですかね。買う前に商品に欠陥がないか自分で見る、見ずに買ったら自己責任。そういう意識でいた方が無難かもしれませんね。

帰国や旅行の際に絶対忘れてはいけないこと

竹林先生

あと、留学生が注意したいのが、米国の大学に行くと、留学生全員に「I-20」という書類が大学から送られてきます。で、留学期間中に米国の外に出る場合(日本に帰国 or 米国外へ旅行に行く場合)は、この「I-20」に大学側からサインをもらう必要があります。

誰のサインでもいいんですか?

竹林先生

誰でもいいわけではありません。大学内の留学生センター(たいていInternational Student Officeなどの名称)の人のサインです。I-20にサインがあるかを、再びアメリカに入国する際に空港でチェックされます。

サインが無いとどうなるんですか?

竹林先生

噂によると、アメリカに入国できないそうです。幸い、私はサインもらうのを忘れたことがないので、本当に入国拒否になるのか分かりませんが、万が一「そのまま日本に引き返す」なんてことになったらシャレにならないので、留学中に米国の外に出る場合は(陸続きのメキシコとカナダ含め)、必ず大学側から「I-20」にサインをもらうのを忘れないで下さい。
日本に帰国orアメリカ外へ旅行に行く際は、必ず「I-20」に大学からサインをもらうのをお忘れなく!

留学先選び、アメリカ国内ならどの地域がいい?

では、アメリカ留学を考えている方へ、留学先の地域はどこがおすすめか、アドバイス等ありますか?

竹林先生

どの大学がベストかは、学びたい学科があるかによって違うので、そこは各大学のサイトでご確認ください。そのうえで、アメリカのどの地域が自分に合っているかについては、ある程度アドバイスができるかと思います。それぞれの地域の風土(竹林の私見、私感を含むため最終的なご判断は読者の皆さまで)をお話しするので、参考程度にご覧ください。

アメリカ西部が合う人

「西部」の州
ワシントン州(首都ワシントンDCとは別)、カリフォルニア州、オレゴン州、モンタナ州、アイダホ州、ワイオミング州、ネバダ州、ユタ州、コロラド州、アリゾナ州、ニューメキシコ州

竹林先生

西海岸(ワシントン、オレゴン、カリフォルニア)は特に日系人を始めとしたアジア人も多いので、アジア人に対しては寛容な場所が多いといえます。私も飛行機の乗り継ぎのついでにワシントン州シアトル市内に立ち寄ったことがあるのですが、私が受けたシアトルの第一印象は「東京みたい」でした。都会なのに比較的清潔で、お店の店員も日本の店員のように丁寧でした。いかにも「ザ・アメリカ!」という「怪物」っぽさに圧倒されちゃうような日本人には、比較的温厚な西海岸は合いやすいと思います。

竹林先生

海岸沿いの州は都会も多いのですが、内陸部は、ネバダやアリゾナなどは砂漠地帯もありますし、コロラドやワイオミングなどは山脈が連なるので、大自然が多くなります。アウトドア派には合いそうなイメージがありますね。

アメリカ北部が合う人

「北部」の州
ノースダコタ州、サウスダコタ州、ミネソタ州、ウィスコンシン州、ミシガン州、ネブラスカ州、アイオワ州、イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州、カンザス州、ミズーリ州

竹林先生

私が留学していたのもこの地域に入りますので、私としてはここが一番おすすめです。この地域は正式には中西部(Midwest)とされますが、地理的には「北部」という言い方が近いと思います。典型的な「田舎」ですから、移民も多くなく、古き良きアメリカが残っています。映画で見たような純粋な「アメリカ」らしさに浸りたいならベストチョイスです。白人が多く、アジア人を見ると「あ、外国人だ」みたいなことを言われるかもしれませんが、人々は比較的外国人に寛容です。広大な土地に電車はほぼ無いので、大学の無料バスに乗る以外は、自分で車を持ってないとキャンパス外への移動はちょっとキツイです。
米国留学中の竹林先生
米国留学中の竹林先生

アメリカ南部が合う人

「南部」の州
オクラホマ州、アーカンソー州、ケンタッキー州、テネシー州、ウェストバージニア州、メリーランド州、デラウェア州、ワシントンDC、バージニア州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、ルイジアナ州、テキサス州、ミシシッピ州、アラバマ州、ジョージア州、フロリダ州

竹林先生

続いて南部です。留学中にオクラホマ州出身のアジア系アメリカ人がいました。その人が言うには「南部は人種差別がまだ根強い」とのことでした。南部といえば、1950年代に黒人女性が白人乗客に席を譲るよう強要され、黒人社会がそのバスの利用を拒否した「バスボイコット事件」の起きたアラバマ州も含まれます。現代ではだいぶ平等主義が広がっているはずですが、一部時代に逆行した人も残っているのかもしれません。ただ、私は旅行でワシントンDCとメリーランド州に行ったことがありますが、道で迷っていると「大丈夫ですか?」と声をかけてくれる人もいて、外国人に寛容な人もいます。ルイジアナ州ニューオーリンズはジャズ音楽が有名で、南部は文化的に豊かな地域でもあります。

アメリカ東部が合う人

「東部」の州
ニューヨーク州、メイン州、ニューハンプシャー州、バーモント州、マサチューセッツ州、コネティカット州、ロードアイランド州、ペンシルバニア州、ニュージャージー州

竹林先生

東海岸といえば、マサチューセッツ州にあるハーバード大学やMIT、ニューヨーク州にあるコロンビア大学など、世界的名門校が揃っています。また、合衆国が始まった当初の「独立13州」があるのも東海岸で、欧州移民が建設したアメリカ合衆国の中では一番歴史が長い地域です。宗教的にも、東部(特に北の方)はプロテスタントよりカトリックの割合が他の州に比べると高く、アメリカ内では比較的、伝統や文化を大切にするように思えます。落ち着いた雰囲気の中で勉強したい人に合うかと思います。

その他の州

竹林先生

他のアメリカの州というと、ハワイ州とアラスカ州があります。どちらも先住民の歴史・文化が根強くて独特です。あまり「アメリカに留学している」というイメージにならないかもしれませんね。ハワイ州は全米で唯一、アジア人がマジョリティの州です。日系人も多いので、人種差別に遭う可能性は低いでしょう。アラスカ州は超極寒というイメージがあるかもしれませんが、それは最北端のエリアの話。最大都市であるアンカレッジなどは、平均気温マイナス15度程度なので、私が居たミネソタ州・ウィスコンシン州と大差ありません。アラスカは日本からの直行便がないことが留学先を選ぶうえではちょっとキツイですね。

留学の際、日本から持って行った方が良い物は?

ではここからは、実際に今からアメリカへ旅立つ準備をする方へのアドバイスです。

日本から持って行った方がいいものがあれば、教えてください。

竹林先生

たいがいのものは向こうで買えるので、日本から持っていく必要はあまり無いと思います。食べ物も、カップラーメンやポッキー、ハイチュウ、しょう油など、日本の菓子や調味料は大型のスーパーに行けばたいてい売ってます。しょう油さえあれば、肉じゃがや牛丼など、日本料理は結構作れますからね。

竹林先生

一方で、文房具類と衣類は日本製品の方が信頼できます。シャープペンシルとか、アメリカで販売されているものはカチッと1回押すと芯がツラーっと3センチくらい出てしまう。そんな粗悪品が時々あります。靴下なんかも、すぐにゆるんで下がってきちゃう。日本から持っていきましょう。
英語のライティングを学習中の写真

竹林先生

最後にマストといっていいのが、アメリカは、授業料の支払いから日常品の買い物まで、クレジットカードが主流ですから、世界で使える「International」などと印字されたクレジットカードは必需品です。現金も少しあると安心ですが、それは万が一カードを無くしたor壊した時に取っておきましょう。授業料を払う時は、一括で100万円単位のお金を使うことも考えられますから、そういう時は限度額を上げる必要があります。
アメリカ留学には、海外で使えるクレジットカードが必需品。授業料の支払いの前には、カードの限度額を上げてもらう

クレジットカードの限度額って、どうやって上げるんですか?

竹林先生

カード会社に電話します。アメリカからかける場合、時差があるので営業時間に合わせる必要がありますが、過去に支払いを踏み倒した経歴などがない限り、電話してから3日程度で申請が通るはずです。特に書類などを提出する必要もなく、電話するだけでOKです。アメリカから電話をかける時は、最初に日本の国番号「81」を押し、その後最初の「0」を省いた番号を押します。カード会社の電話番号が「03-△△△△-××××」だったら、「813-△△△△-××××」と押せばつながるはずです。

留学した後の就職先は?

留学中は実に楽しそうですが、留学後は日本に帰って就職したい!という方は、どうしたらいいですか?

竹林先生

日本人留学生の多い大学だと、在米の日系就職あっせん業者がキャンパスに来て就職説明会みたいのを開いてくれることもありますが。そういうものがなければ、ボストンやロサンゼルスなどで、アメリカに留学する日本人向けの大規模な就職フェアが毎年のように開催されています。私も行ったことがありますが、学生の参加者は1万人以上という規模です。参加する企業も、日本の名だたる大企業が多いので、一見の価値ありです。

アメリカでは「就職活動」は何年生で始まるんですか?

竹林先生

アメリカは、日本の大学のように「就職活動」と呼ばれる時期はなく、学生がそれぞれ、自分がjob searchをする準備が整ったと判断したら適宜始めていきます。なので、ぼんやりしているとjob searchを始めてもいないのに気づけば卒業・・なんてことにもなりかねません。多くが卒業1年前くらいから始めると思います。周りが活動してるかしてないかに関係なく、自ら行動を始めましょう。

アメリカに残って働くこともできますか?

竹林先生

一応できますが、就労ビザが必要になります。ビザの取得は「専門性」が無いと非常に難しいです。よくあるケースは、大学院を卒業し、大学で助教授か非常勤講師として働くケース、あるいは在米の日系企業に就職し「日本語を話せる社員が必要だから」と会社側からビザを申請してもらうケースです。専門性の無い、且つ純アメリカの企業に就職することは、選択肢から抜いておいた方が良いでしょう。

留学して良かったと思えることは?

これから留学したい人へのアドバイスを語る竹林先生

先生が留学して良かったと思うこと、アメリカ留学を進める理由等あれば教えてください。

竹林先生

「自分のために」モノを考えることが出来るようになった気がします。自分勝手という意味ではなくて、いい意味で「自分は自分」と割り切れるようになったというか。たとえばスーパーで賞味期限切れの牛乳があって「自分でちゃんとチェックしないとダメだな」と思った時も、就職活動は大学から促されることなく自分で始めないといけないんだ、と知った時も、ささいではありますが「自分が頼れるのは自分しかいない」という自覚が芽生えたと思います。クラスメート全員が白人のアメリカ人という状況で、日本の文化をうんぬんしても「よく分からない」って顔をされることも多々ありますし・・でも、それでも落ち込まなかった。そりゃ相手と自分が全く同じな訳がないですから。まずは自分自身が、自分の存在なり力なりを認めてあげることが大切だな、と。日本の大学に通っていたら、このような感情は生まれなかったと思います。

これから留学をしたい人へのアドバイス

最後に、アメリカのみならず海外留学を目指す人へのアドバイスをお願いします。

竹林先生

大切なことは、海外に出たら「あなた=日本」になる、ということです。あなたが悪い行いをすれば「日本人は〇〇だ」というイメージが向こうの人に生まれます。良い行いをすれば、日本に良い印象を持ってくれます。だから言動には気を付けたいですね。

竹林先生

また、向こうの人と仲良くなりたければ、自分が彼らに心をオープンにする必要があります。いつも日本人とつるんでばかりいたら、日本人以外の人はあなたに心を開かないでしょう。私も日本人以外と仲良くなりたくて、大学院在籍中はアジア系アメリカ人の生徒団体に加入しました。部員に日系人は1人もいなくて、全部東南アジア系の米国人でしたが、翌年にはその団体の副部長に選出されるほど、彼らは私に信頼をおいてくれました。私が卒業して日本に帰る前日の夜も、みんなで寄せ書きしたカードとシャンパンを持ってきてくれた。ありがたいことですよね。海外に出たら、相手の人の国や宗教のイメージで見るのではなく、相手を「人間」として見て下さい。先ほど「自分は自分」と言いましたが、相手を「人間」として見るようにするうちに、ぽつりぽつりと、自分の存在を認めてくれる人が出てくる。日本でもそれは起こりえますが、海外の人にそれをやってもらえると、また一味違った世界観が得られる、私はそう思いました。

先生、ありがとうございました。

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