IELTSアカデミックとは

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日本社会のグローバル化が進むにつれ、言語教育にも変革が起きています。小さい頃から英語を学ぶ機会の増加や、自身の英語力を証明するための試験の増加がその例で、「IELTS(アイエルツ)アカデミック」導入もそのひとつです。本稿では、そんなIELTSアカデミックの特徴から試験内容、どんな人が受けたほうがよいのかといった内容まで幅広く解説しています。英語圏に留学やホームステイを考えている人だけでなく、英語力を測る方法をお探しの方はぜひ参考にしてください。
「アカデミック」と「ジェネラル」というタイプに分かれており、そのタイプの事をIELTSではモジュールと呼んでいます。目的によって受けるモジュールが異なるため、自身の受けるべきモジュールを把握する事は非常に重要です。
「IELTSアカデミック」とは?

受験者数は毎年伸びており、2019年度の数字で年間360万人です。日本国内での受験者数は世界平均と比較しても、さらに急激な勢いで伸びています。
「IELTSアカデミック」試験の特長は以下のとおりです。
試験科目 | ・リスニング(全40問/時間30分) リスニング試験の概要はこちら ・リーディング(全40問/時間60分) リーディング試験の概要はこちら ・ライティング(Task1:20分/Task2;40分 計60分) ライティング試験の概要はこちら ・スピーキング(3部構成) スピーキング試験の概要はこちら |
試験日程 | ペーパー受験は週に1日程度、コンピューター受験の場合はほぼ毎日開催。 ※会場によってはスピーキングのみ別日に開催される可能性あり |
受験資格 | 16歳以上推奨(それ以下の年齢でも受験自体は可) |
受験料 | 25,380円(税込) |
結果の有効期間 | 2年間 |
高いスコアを出すための「IELTSアカデミック」試験対策

リスニング対策
これら2つの対策を継続・反復することでリスニング力とスピーキング力を養えるため最初はうまくできなくても諦めずに続けてください。
リーディング対策
したがって筆者の意見を「汲み取る」事や「行間を読む」必要はありません。ただ長文自体がとても長く、問題数もそれに伴って多いため、タイムマネージメントに苦戦する方は多いです。
ライティング対策

ライティング試験の特徴は、「タスクが『1』と『2』の2つに分かれている」点と「2の配点は1の2倍である」といった点です。そのため、グラフや数値の問題が多いタスク1よりも、トピックに対して自身の意見を述べるタスク2に労力を割くような対策を投じる必要があります。
スピーキング対策

スピーキングは試験官との対面インタビュー式で行われます。TOEFLでは認められていない「聞き直し」や「言い換え」が、「IELTS」では可能ですので、それぞれに用いるフレーズは覚えておきましょう。
まとめ IELTSアカデミックでハイスコアを出して留学や進学を有利に進めよう! IELTSでは、世界中の機関が英語力の判断材料として採用している資格試験です。 英語圏で言えば、英連邦圏(イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド)のすべての大学に加えて、アメリカの4年制大学の99%以上で認められています。非英語圏をみても、ヨーロッパの2,000以上の機関で認められている他、英連邦圏(シンガポール、マレーシア、インドなど)や旧英領植民地(香港など)を始めとしたアジア機関でも広範囲に用いられており、留学時の汎用性という意味では、英語試験として右に出るものがいない状況です。それに伴い今後もIELTSアカデミックを受験する人は増えていくはずです。海外大学への進学や留学を希望している人は、対策をしっかり練ってハイスコアを目指しましょう。