2021/12/16

英検®3級の合格に必要な単語数とは?おすすめの勉強方法をご紹介!

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バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

英検®3級を受けてみたい、子どもに受けさせたい、そう感じている方は多いのではないでしょうか。しかし、実際に受けるとなると、「英検®3級に必要な英単語数はどれくらい?」、「英検®3級でどんな単語がよく出るの?」、「英検®3級の効果的な勉強法は?」など悩みや不安が湧いてくるものです。

英検®3級は、英検®を受検する方が最初に受検する級としておすすめの級です。とはいえ、単語をあまり覚えずに受検すると、不合格になる可能性があります。語彙力はリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングすべての技能の根幹になっているからです。単語がわからなければ全体のスコアに影響してきます。

そこで今回は英検®3級の難易度、単語数、品詞別のよく出る英単語、勉強法などを紹介します。英検®3級の対策をしっかりして、自信を持って試験に臨んでください。

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目次

英検®3級の概要

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最初に、英検®3級の難易度と必要な単語数を確認していきます。これらを見ていくことで自分がどれくらい勉強をしなければいけないのか、そのゴールが明確になります。英検®の試験は年3回しかありません。

現在の実力と比べることで自分がいつ受検すれば良いのかがわかり、適切なスケジュールを組めるようになります。

英検®3級の難易度(レベル)は?

英検®3級の難易度について紹介します。英検®3級のレベルは、「中学卒業段階の英語力」といわれています。中学校で教わった内容がしっかり頭に入っていれば合格できます。しかし、普段英語に触れていないと学校で教わった単語を忘れてしまっている可能性があるので注意が必要です。

なお、語学の国際標準規格であるCEFR(ヨーロッパ共通参照枠)のレベルに英検®3級を当てはめると、一番下の「A1」に相当します。

英検®3級のレベルについて、もっと詳しく知りたい方は、こちらの「英検®3級のレベルとは?おすすめの勉強方法は?」でご覧いただけます。
英検®3級の試験内容や難易度、勉強法などについても解説しています。

英検®3級に必要な英単語数は?

英検®3級に必要な英単語数は、約1,250語~2,100語が目安です。比較として、4級に必要な単語数は約600語~1,300語といわれているので、もし4級を合格しているのであれば、追加で約1,000語の語彙を増やす必要があります。

また、準2級や2級では、ビジネスシーンや経済、政治に関連する単語も出題されますが、3級は日常のシーンで使う単語が出題される傾向にあります。

3級のリーディングで出題される「短文語句・空所補充」では、全15問のうち半分程度が、語彙力を問われる問題です。ここで点数を取ることができれば、合格により近づくことができるので、しっかり単語を覚える勉強しておくことをおすすめします。

英検®3級の品詞別のよく出る英単語10選

ここでは、英検®3級の頻出単語を品詞別に紹介します。語彙力を問われる問題では、動詞・名詞・形容詞が中心ですが、長文読解などでは副詞や前置詞などの知識も重要になってきます。コツコツと覚えていけば、網羅できる単語数です。まずは、ここでご紹介している単語から覚えていきましょう。

「動詞」の頻出単語10選

  • forget(~を忘れる)
  • forgive(許す)
  • bake(~を焼く)
  • carry(~を運ぶ)
  • face(~に直面する)
  • fill(~を満たす)
  • invite(~を招く)
  • promise(約束する)
  • remember(~を覚えている)
  • travel(旅行する)

ご覧の通り、日常的に使う単語がほとんどです。「forget」と「forgive」などスペルが似ている単語もあるので、意味を取り違えることなく、それぞれの単語のスペルと意味を正確に覚えましょう。

「名詞」の頻出単語10選

  • instrument(器具・楽器)
  • difference(違い)
  • medicine(薬)
  • notice(知らせ)
  • exam(試験)
  • theater(劇場)
  • address(住所)
  • prize(賞)
  • culture(文化)
  • experience(経験)

名詞も日常的によく使う単語が多いです。「instrument」や「difference」のように長いスペルの単語も出てきます。

「形容詞」の頻出単語10選

  • right(右に・正しい)
  • absent(欠席の)
  • clever(利口な)
  • afraid(恐れて)
  • enough(十分な)
  • light(軽い・薄い)
  • modern(現代的な)
  • necessary(必要な)
  • merry(陽気な)
  • full(いっぱいの)

形容詞は、「right(右に・正しい)」のように1つの単語で違う意味を持つ単語もあります。これらは例文とあわせて覚えていきましょう。また「right」と「light」のように発音が似ている単語もありますので気をつけてください。

「副詞」の頻出単語10選

  • certainly(確かに)
  • surely(確かに)
  • often(よく)
  • recently(最近)
  • almost(ほとんど)
  • especially(特に)
  • abroad(外国へ)
  • finally(ついに)
  • carefully(注意深く)
  • actually(実際は)
「certainly」や「surely」のように、同じ意味でも違う単語が出題されます。「often」のように頻度を表す副詞はよく出てきます。「always(いつも)」や「sometimes(時々)」など他の頻度を表す単語もあわせて覚えていきましょう。

頻出熟語10選

英検®3級の合格には単語を覚えることも大事ですが、熟語も覚えておく必要があります。ここでは、その中でもよく出題させる熟語10単語を紹介します。

  • look forward to~ing(~を楽しみにする)
  • get away(離れる)
  • take care of~(~の世話をする)
  • turn on(電源を入れる)
  • pick up(~を迎えに行く)
  • a large number of(多数の)
  • a couple of(2、3の)
  • be able to~(~できる)
  • for the first time(初めて)
  • as usual(いつもどおりに)

動詞はよく使われる動詞が多く出題されます。しかし、後に続く前置詞によって意味が変わるので、例文で前後の単語も覚えていきましょう。

例えば、「look forward to~」は「to」がきますが、後に来る動詞に「~ing」が必要なので要注意です。

英検®3級「単語学習」の効率の良い勉強方法5つ

単語の学習は記憶する作業になります。丸暗記では単純作業なので、勉強が続かないことが少なくありません。ここでは効率良く学習でき、かつ語彙力だけでなく総合的な英語力が上がる勉強法を紹介します。

勉強方法①:少量でも毎日続ける

単語を覚えるには、1回の時間は少なくても良いので、毎日単語学習を続けることが大切です。単語学習は覚える単語が多いので、どうしても1日で覚えようと多くの単語を詰め込んでしまいがちです。しかし、その勉強法だと長く続けることができません。

また、英検®3級の勉強以外にも日々やることはたくさんあります。1日の単語学習の目標が高い場合、少しでも予定外の用事が入ると、勉強時間が取れなくなります。その結果、覚える時間がなくなり自己嫌悪に陥って、途中で挫折してしまう可能性があります。単語学習は長距離のマラソンのようなものなので、毎日続けられる量の単語を覚えて鍛えていきましょう。

勉強方法②:前日に覚えた単語を見直す

前の日に覚えた単語を翌日見直すという勉強方法もおすすめです。単語学習は新しい単語を覚えることに一生懸命になりがちですが、新しい単語を覚える前に、前日に覚えた単語を見直してください。これは人間の記憶のメカニズムと関係しているからです。

人間の記憶は1日過ぎるとなんと、「74%」も覚えたことを忘れてしまうのです。また、短い時間で覚えたものはそれを繰り返すことで、長期的な記憶となり、本番の試験で使えるようになります。そのため、新しい単語を日々覚えることは大事ですが、それと同時に、覚えた単語を忘れないようにすることも大切です。

新しい単語を覚える前に、まずは前日に覚えた単語を見返してみましょう。忘れていると思ったら、まずはその単語を覚えるようにすることで、効率的に記憶の定着につながります。

勉強方法③:単語の発音を正確に覚える

単語の発音を正確に覚えることも大切です。なぜなら、英検®3級の試験にはリスニングもスピーキングもあるためです。単語の学習は記憶に定着しやすい「書いて覚える学習法」が一般的です。しかし、書いているだけでは発音を覚えることができずに、リスニングで出題されてもわからなくなってしまいます。また、英検®3級では面接もありますので、スピーキング力も必要です。発音を正確に覚えることで、これらの2つの対策にもなります。

勉強方法④:対義語・類義語も覚える

頻出単語でも紹介しましたが同じ意味の単語で違うスペルの単語も出題されます。まとめて覚えることで効率良く覚えることができます。さらに対義語も覚えることで、語彙力が上がっていきます。単語を部分的にではなく、関連する単語を覚えることで、より立体的に覚えることができるのです。「同じ意味なのになぜスペルが違うのか?」と興味を持つことで、場面ごとの使い分けや単語の成り立ちなどの学習にもつながります。そうすると英語学習が楽しくなり、英語力もつくのでおすすめの勉強法です。

勉強方法⑤:英語日記を書いてみる

単語を覚える方法として、英語で日記を書いてみることもおすすめです。英検®3級は、日常生活に関連する単語が多く出題されるので、英語日記との相性が良いです。その日に覚えた単語を使って文章を書くと、記憶を定着させることができます。実際に自分で書くと、単語の使い方も確認するようになります。その時には、例文もチェックして、単語の理解を深めましょう。さらに、日記を書くことでライティングの練習にもなります。

英検®3級の単語学習におすすめの学習教材

ここでは、おすすめの教材をご紹介します。手がかりになるものがない中で勉強を進めるのではなく、教材を活用したほうが途中でつまずくことも少なくスムーズに学習できます。語彙力を深めるための教材として、ぜひ参考にしてみてください。

英検®3級 でる順パス単 5訂版

5年間の過去問を分析した内容を基にした教材なので、本番を想定しながら効率的に勉強ができます。また、すべての単語に例文がついているので、単語の使い方も学ぶことができます。記憶が定着できたどうかは章末にある「チェックテスト」で確認が可能です。

英検®Pass単熟語3級

英検®対策も行いながら、実際に英語を使う場面で役立つ表現も学習できる教材です。単語、熟語、会話表現などが覚えられるように作られています。さらに出題頻度が多い順に掲載されているので、効率良く試験対策もできます。「英検®の資格を取るだけでなく、自分自身の英語力を身につけたい」という方にはぴったりの内容です。

単語を覚えれば問題の理解度が大幅にアップ!

単語を覚えることで問題の理解度が大幅に上がり、ストレスなく問題文を読むことができます。さらに、問題文を読み解くスピードも格段に上がります。このように、語彙力を高めることはとても重要なので、ぜひ単語の勉強は欠かさず行いましょう。

しかし、「単語を覚えたけど、面接対策に不安がある」という場合、正しい発音で話せて、面接官の話をきちんと理解できるようにするためには面接形式での練習が必須です。バークレーハウス語学センターでは、英検®を知り尽くした英検®対策の専門講師が一次試験の対策だけでなく、二次試験の面接対策までしてくれるので安心して試験に臨めます。講師は日本人だけではなく、ネイティブ講師も在籍しています。ネイティブ講師と面接形式のスピーキング対策を行えば、難しい英語の発音も正しく身につけることが可能です。英検®対策はバークレーハウス語学センターにぜひお任せください。詳しくはこちらの「実用英語技能検定」でご覧いただけます。

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