TOEFL iBTでは、4分の1がリスニング問題です。
リスニングセクションを苦手とする日本人は多くいると思います。
しかし苦手であることはその分、伸びしろがあるということです。
今回の記事ではリスニングを強化し、少しでも高い点数を取るために必要な教材をご紹介します。
TOEFL iBTのリスニングセクションとは?
TOEFL iBT のリスニングセクションでは場合によって28~39問の問題が出題されます。
連動して、試験時間も41~57分まで変動します。
いずれにせよ、長丁場で集中力を問われる試験であることは確かです。
出題される内容は、TOEFL iBTの他のセクション同様、アカデミックなものが想定されています。
出題される問題としては大学での学生同士、あるいは学生と教授間の会話や、講義の内容などがあげられます。
このため、特定の分野における専門用語なども使用されます。
ただ、高度な専門用語は多くの場合、カンタンな表現で言い換えられるため、落ち着いて問題を聴き続けることが重要です。
注意点として、問題文は音声が流れ終わったあとに、はじめて読めるようになります。
要点を押さえて内容を記憶、あるいは出来る限りカンタンにメモを取ることが求められます。
これは語学試験全般でいえますが聞き取れなかった場合、すぐ次の問題へ意識を切り替えることが大事です。
というのも、TOEFLでは一回しか内容が放送されず、前の問題に引きずられると次の問題部分も聞き逃してしまう可能性があります。
リスニング試験全体について、より詳しく内容を解説した記事をご紹介しています。
気になる方はこちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
TOEFL iBTのリスニングにおすすめの教材・アプリ8選
自分にあった教材を使用すれば、独学でも一定程度はTOEFL iBTのリスニングに対応することはできます。
以下のセクションでは、数多い教材の中でおすすめのものをご紹介します!
TOEFL公式問題集
どんな語学試験でも、一度は公式問題集に目を通しておきたいところです。
問題が解けなくても過去問や類似問題に触れ、現状を把握することは重要です。
この最新の公式問題集は演習問題と4年分の過去問から構成されています。
この過去問集は、最初に問題傾向をつかむ上で特に役立つ教材であるといえます。
対象者
初心者から上級者が対象レベルです。
TOEFL iBTを受けたことのない初心者の方は、まずこの公式問題集を一通り解いてみてから本番にのぞみましょう。
また、すでに何回もiBTを受験したことのある上級者の方でも、ときどき基本に立ち返って公式問題集に目を通すことは復習にもなり、大切です。
聞いて覚える英単語 キクタンTOEFL Test(頻出編)
紙ベースで単語を覚えると、つい読み方の確認が抜けてしまうこともあるでしょう。
英語は、単語の綴りと発音とのズレが大きい言語です。
黙読したときは分かっていても、実際に聞くとと単語を認識できないことも。
こちらの音声教材を通して単語が実際にどのように発音されるかを確認することで、本番試験でも役に立つはずです。
対象者
こちらは中~上級者が対象レベルでしょう。
ある程度TOEFL iBTに慣れていて、さらに高得点を目指したい方に最適な参考書です。
PLAN TOEFL(アプリ)
TOEFLのリスニング問題及びそのスクリプトが48回分収録されています。
スクリプトは読み上げられている箇所に色がつく仕組みとなっています。
追加料金を払えば再生速度の調整も可能です。
なお、こちらはApple製品向けのアプリですので、Android製品をお持ちの方は残念ながら使えません。
対象者
初心者から上級者が対象レベルです。
Go TOEFL(アプリ)
こちらはiPhone及びアンドロイドの両方で使用可能です。
TOEFLの試験作成会社であるETSによる公式アプリで、このアプリには有料と無料の2つプランが存在します。
無料プランでは、TOEFL iBTの4セクション問題がいくつか無料で練習ができるようになっています。
難点として、音声を任意の箇所から再生できず、最初から再生しなければならないことや速度調整ができないことが挙げられます。
有料プランは、より多くの問題に挑戦することができるようになります。
こちらのアプリで出題される例題としては、人文科学から自然科学にいたるまで幅広いジャンルで出題されます。
対象者
こちらのアプリは初心者が対象レベルです。
というのも、無料プランでは練習問題が少なく上級者にとってはあまり参考にならない可能性があるからです。
TOEFL Listening and Speaking Skills.
この参考書は、タイトル通り、リスニング及びスピーキングに特化した教材です。
語学教材で定評のあるCollins社から出版されています。
多様な問題形式・傾向が要約されており、カンタンに把握できるようになっております。
また、確実に正解を選ぶためのコツが所々に記載されています。
対象者
中~上級者の方、特にCERF B1 (TOEFL iBT 42以上)のスコアを持っている方におすすめです。
注意点として、すべて英文で書かれている為、理解、読解力があることが前提になってしまいます。
Basic Skills for the TOEFL iBT 1, Listening Book With Audio CDs.
こちらはリスニングに対応した一冊です。
TOEFLのリスニング問題に対応できるように練習ができます。
特筆すべき点は、一冊すべてをリスニングに特化している点で、多くのTOEFL対策本は4技能が一冊にまとめられており、セクション別に対応した参考書は貴重です。
上記の教材には、メモを取るためのワークシートが多数含まれているのも学習理解を深めるのに役立つはずです。
試験本番では丁寧なメモを取る余裕は、率直に言うとないと思います。
練習の段階で聞き取った内容が視覚化されることで、問題を解き終えた際に、自分が理解できたかどうか、判断しやすい点が挙げられます。
対象者
初心者から中級者の方におすすめで、リスニング対策には有用な教材となりうるでしょう。 過去のリスニングで、希望スコアを取得できなかった場合にはこの参考書を使っていちから学習すると、次回試験の予習・復習にちょうど良いかもしれません。 こちらの教材について1つ注意点ですが、全編英語となっております。 購入する際は、しっかりと確認をしましょう。
KALLIS’ iBT TOEFL Pattern Listening
こちらもリスニングに集中した教材です。
練習問題と実際の試験を想定した演習問題の2つに分かれています。
3シリーズが出ており、それぞれ難易度別に分かれています。
自分に合った難易度で学習できることが、他の教本に比べて優れているといえます。
対象者
こちらの対象レベルは中~上級者向けです。
レベル別で冊子が分けられており、幅広い学習者に対応しているものの、英語のみで解説されているからです。
TOEFL iBTを徹底的に対策したい方は、こちらの参考書を使ってみてはいかがでしょうか。
独学でTOEFL iBTのリスニングは対策できるか?
以上、TOEFLのリスニングに特化した参考書やアプリををご紹介しました。
まったくの初心者であれば、自分に合った教材を使えばある程度はスコアを伸ばせるかもしれません。
しかし、より高いスコアを狙う場合、独学では難しいところがあります。
TOEFL iBTのリスニングを教えられる技術を持つ講師から学んだほうがより効率的に点数を挙げられるでしょう。
特に、留学などで期限日までに一定のスコアを取る必要のある方におすすめです。
バークレーハウスではTOEFL iBTに精通したプロの講師のもとでリスニング力を伸ばせます。
プライベートレッスンでは、マンツーマンの授業で弱点の克服に集中できます。
バークレーハウスのレッスンの詳細に関しては是非以下のリンクをご参照下さい。