2025/01/30

IELTSスコア別の効果的な勉強法は?おすすめの教材についても紹介

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バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

IELTSは、海外留学やグローバルなキャリアを目指す方にとって必須の英語試験です。

しかし、効率的にスコアを伸ばすには、正しい対策と適切な教材選びが欠かせません。

  • どのように学習計画を立てたらいいかわからない
  • 各セクションの勉強法がわからない
  • 自分のレベルに合った教材を選べない

このようなお悩みを解決するために、本記事ではIELTSの基本情報をはじめ、スコア別の効果的な勉強法、各セクションの攻略法を徹底解説します。

さらに、初心者から上級者まで役立つおすすめ教材もご紹介。

自分に合った学習プランを見つけ、目標スコア達成への第一歩を踏み出しましょう!

目次

IELTSってどんな試験?

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IELTS(International English Language Testing System)は、世界中で広く認知されている英語能力試験の一つです。

英語を母語としない方々が英語でのコミュニケーション能力を証明するための試験であり、留学や移住、英語圏でのキャリア形成を目指す際に役立ちます。

試験はリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4つのセクションで構成されており、それぞれのスキルが評価されます。

試験の種類は2つ

IELTSには、大きく分けて「アカデミックモジュール」と「ジェネラルトレーニングモジュール」の2種類があります。

アカデミックモジュールは、英語圏の大学や大学院への進学を目指す方向けで、主に学術的な英語力が求められます。

一方、ジェネラルトレーニングモジュールは、英語圏での移住や就職を目的とする方向けで、主に日常生活やビジネスシーンで必要な英語力が評価されます。

試験形式は基本的に共通ですが、リーディングとライティングの内容が異なる点が特徴です。

アカデミックでは学術的な論文や報告書を読む力や書く力が問われるのに対し、ジェネラルトレーニングでは、日常的なテーマが中心となります。

まずは、自分の目的に合わせて、どちらのモジュールを受験すべきかを明確にすることが重要です。

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各セクションの試験時間と問題数

IELTSはリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つのセクションで構成されています。

各セクションの試験時間と問題数

  • リスニング:約40分(40問)
  • リーディング:60分(40問)
  • ライティング:60分(2問)
  • スピーキング:約14分(パート1,2,3)

リスニングは、約40分間で4つのセクションに分かれた40問が出題されます。

リーディングは60分で40問が出題され、とくに時間配分がカギとなり、各文章をいかに効率よく読み取れるかが問われます。

ライティングは60分間で、タスク1(短いエッセイやレポート)とタスク2(論文形式のエッセイ)の2つの課題があります。

スピーキングは約14分で、自己紹介、個人トピックのスピーチ、ディスカッションの3パートから構成されています。

それぞれの試験時間と問題数を把握しておくことは、効率的な学習計画を立てるうえで非常に重要です。

各セクションの特性を理解して練習を重ね、試験当日に備えましょう!

バンドスコアについて

IELTSのスコアは1.0から9.0までの「バンドスコア」で示され、0.5刻みで評価がつけられます。

各セクションごとのスコアを平均して、最終的な総合スコアが決定します。

一般的に、大学入学には6.0以上が必要で、大学院やビジネスシーンではより高度な英語力が求められるため、7.0以上が目安となります。

また、一部の大学や職場では、特定のセクションで一定以上のスコアを求めることもあります。

なお、IELTSスコアの有効期間は通常2年間であり、有効期限を過ぎると再試験が必要です。

IELTS対策を始める前に知っておきたいこと

続いては、IELTSの対策を始める前におさえておきたいポイントを紹介します。

IELTSを受験するメリットと難易度

IELTSは、英語圏の多くの教育機関や移住・就職に関する申請など、さまざまな目的で国際的に広く認められている英語試験です。

IELTSで高いスコアを取得することは、海外への進学や移住、就職など、将来グローバルに活躍するための選択肢を広げます。

しかし、IELTSは4技能すべての能力が試されることから、ほかの英語試験よりも総合的な英語力が求められます。

リーディングやライティングでは分析力や論理性、スピーキングでは即興力など、実践的な能力が問われるため、難易度は高いです。

とくに、ライティングの評価基準は厳しく、高得点を得るのが難しいとされています。

また、一般的にTOEFLよりも難易度が高いとされているため、ほかの英語試験で高スコアを取っている場合でも、IELTSでは思うような結果が出せない場合も考えられます。

初めて受験する方は、目標とするスコアやスコアを取得しなければならない期限を明確にし、早めに学習を開始することが成功への第一歩です。

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自分に合った学習プランの立て方

IELTSの学習プランを立てる際は、まずは自身の英語力を客観的に評価し、目標スコアを設定することが重要です。

過去問などを解いて現在の英語レベルを確認し、4つのセクションのなかで得意・不得意を把握しましょう。

自身のレベルを確認したあとは、目標スコアを設定し、必要な学習時間の目安を見積ります。

個人差はありますが、一般的にスコアを1.0向上させるためには、毎日2〜3時間、約3か月程度の英語学習が必要とされています。

自身の日々のスケジュールや試験日までの期間を考慮し、無理のない計画を立てましょう。

また、4セクションをバランスよく学習することが大切ですが、IELTSの総合スコアは各セクションの平均点で決まるため、苦手分野を克服することでスコアアップが狙えます。

とくに苦手な分野がある場合は、苦手分野を中心に学習を進めるのがおすすめです。

【セクション別】IELTS勉強法

IELTSスコアを伸ばすためには、各セクションの特性に合わせた勉強法が必要です。

リスニングでは正確に聞き取る力、リーディングでは速読力と理解力が求められます。

また、ライティングではアカデミックな文章構成能力、スピーキングでは即時的なコミュニケーション能力が評価されます。

続いては、スコアアップを狙うための各セクションごとの具体的な勉強法を詳しく解説します。

Reading(リーディング)

IELTSのリーディングでは、膨大な量の文章を素早く読み、正確に答えを見つける力が求められます。

そのため、全体の要点を掴む「スキミング」や特定の情報を探す「スキャニング」といったテクニックを習得することが重要です。

まずは、公式問題集や過去問を活用して、多様なトピックに触れながら速読力を鍛えましょう。

公式問題や過去問を解くことは、実際の試験形式に慣れるという点でも効果的です。

また、問題演習をおこなうときは、かならず時間を計って問題を解くようにしましょう。

IELTSでは、試験時間に対して問題数が多く、限られた時間内ですべてを解き終えるのが難しいため、時間管理が非常に重要なポイントです。

日頃から各設問にかける時間を制限し、時間内にすべての問題に取り組む練習を繰り返しておきましょう。

また、設問タイプごとに解答のコツを覚えることで、効率よく点数を稼げます。

さらに、英字新聞や学術記事、洋書などを読む習慣をつけることも速読力と語彙力を高めるのに効果的です。

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Listening(リスニング)

リスニングのスコアを上げるには、IELTSの公式教材などを活用し、英語の多様なアクセントやスピードに慣れておくことが大切です。

とくに、IELTSはイギリス英語がベースとなっているため、イギリスのニュース番組やポッドキャストを活用して練習するのが効果的です。

問題演習をおこなう際は、まずは全体の内容を理解することに集中し、慣れてきたら具体的な単語やフレーズを捉える練習に移りましょう。

また、聞き取った内容を書き起こす「ディクテーション」や音声を追いかけて話す「シャドーイング」を取り入れることで、リスニング力をさらに向上できます。

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Writing(ライティング)

ライティングでは、文章構成力と論理的な表現力が求められます。

試験はタスク1(短いエッセイやレポート)とタスク2(論文形式のエッセイ)に分かれており、それぞれの特徴を理解して適切な練習をおこないましょう。

タスク1では、データやグラフの概要を簡潔にまとめるスキルが必要です。

具体的な数字や数値の変化をわかりやすく説明する練習をしておきましょう。

一方、タスク2では、自分の意見を論理的に展開し、説得力のある文章を作る力が求められます。

序論・本論・結論の構成を意識し、簡単な表現だけにならないよう、すこし複雑な文法や難易度の高い語彙なども取り入れるように努めましょう。

また、模範解答を参考にしながら、自分の書いた文章を見直す習慣をつけると、スコアアップに繋がります。

独学での学習が難しい方は、オンラインのエッセイ添削サービスを利用したり、IELTS対策講座を受講したりするのもおすすめです。

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Speaking(スピーキング)

スピーキングでは、自信をもって流暢に話すことが評価のポイントとなります。

IELTSのスピーキングテストは、自己紹介、テーマについてのスピーチ、ディスカッションの3パートで構成されています。

それぞれの形式に合わせた練習をおこない、回答内容を論理的に展開する練習を重ねましょう。

自分の発話を録音して模範の発音と聞き比べることで、発音やイントネーションの改善点を客観的に確認できます。

また、聞き取った内容を書き起こす「ディクテーション」や音声を追いかけて話す「シャドーイング」もスピーキング力アップに効果的です。

試験では、回答をシンプルに済ませるのではなく、具体的な例を挙げるなどして説得力や具体性を高めると試験官に良い印象を与えられます。

英語で話すことに慣れていない方は、オンライン英会話やIELTS対策の講座などを受講するのも一つの手です。

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IELTS 5.0〜を目指す勉強法

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IELTSスコア5.0は、英語の基礎力が身についていることを示す指標となります。

取得するためには、基礎的な文法や語彙力を身につけ、試験形式に慣れておくことが大切です。

基礎文法・語彙力強化

IELTSでスコア5.0を目指す場合、まずは基礎的な英語力を身につけることが最優先です。

中学・高校レベルの文法書を使い、文法や語彙の基礎を復習しながら、正確に使えるように練習しましょう。

例文を暗記することで、文法や語彙を自然に定着させることが効果的です。

語彙力を高めるには、日常会話や試験に頻出する単語リストを作成し、毎日繰り返し覚える習慣をつけることがおすすめです。

継続的に取り組むことで、スコアアップのための基盤が整います。

試験形式の理解

IELTSの試験形式に慣れておくことは、スコア5.0を目指すうえで非常に重要です。

各セクションの出題形式を理解し、どのような流れで問題が出題されるのかをしっかり把握しておきましょう。

リスニングではメモを取る習慣をつけ、リーディングではスキミングやスキャニングの技術を磨くことが効果的です。

ライティングでは、基本的な文章構成(序論・本論・結論)に沿って、シンプルに意見をまとめる練習から始めましょう。

スピーキングは、試験官と英語での対話が求められるため、まずは英会話に慣れておくことが大切です。

日常的な話題について自信をもって話せるよう、準備を進めてください。

公式問題集を使った実践練習

公式問題集は、IELTS対策におけるもっとも効果的な教材の一つです。

本番と同じ形式の問題を解くことで、時間配分や設問の意図を理解する力を養えます。

まずは試験全体をとおして問題を解き、自分の現在のスコアを把握しましょう。

そのあと、間違えた問題を分析し、なぜ間違えたのか原因を理解することが大切です。

間違いを克服するためには、解けるようになるまで繰り返し練習を重ねましょう。

また、公式問題集を解く際は、かならず時間を測りながら取り組むことをおすすめします。

時間内にすべての設問を終わらせる練習をしておくことで、本番での焦りを軽減できます。

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IELTS 6.0〜を目指す勉強法

IELTSスコア6.0は、留学や就職試験での要件の基準となることが多く、実用的な英語力があることを示します。

IELTS 6.0を目指すには、英語の4技能における自分の弱点を見つけ、克服しながら全体のスキルを伸ばしていく必要があります。

一般的に、スコア6.0を達成するためには、200〜600時間程度の学習が必要といわれています。

弱点分野の分析と強化

IELTSでスコア6.0を目指すには、自分の弱点を正確に分析し、重点的に改善することがカギとなります。

公式問題集や模擬試験を通じて、自分の苦手なセクションを見極めましょう。

たとえば、リスニングでアクセントによって単語や文が聞き取れない場合、イギリス英語やオーストラリア英語の音声教材を活用することで、特定のアクセントに慣れます。

また、リーディングで時間不足が課題であれば、新聞や学術記事を使って速読の練習をすると効果的です。

もし独学での改善が難しい場合は、オンラインの英語コースや個別指導などを利用することもおすすめです。

プロの指導を受けることで、効率的にスキルを向上できます。

よりアカデミックな語彙・表現の習得

スコア6.0以上を目指すためには、日常的な英語だけでなく、アカデミックな語彙や表現を身につけることが大切です。

たとえば、「重要な」を表す単語では「important」だけでなく「crucial」「essential」「significant」など、さまざまな言い回しを使えるようにしましょう。

語彙力を増やすには、IELTS専用の単語帳も効果的ですが、新聞記事や学術論文を読むこともおすすめです。

記事を読むなかで、英文の論理的な構造や表現方法を学ぶことができ、自分のライティング試験にも応用できます。

また、覚えた単語や表現は、ライティングやスピーキングでの練習で積極的に使っていくことで、定着しやすくなります。

時間管理と解答テクニックの向上

IELTSで高得点を狙うためには、時間管理のスキルが重要です。

各セクションの時間配分を意識しながら問題演習を繰り返しておくことで、試験当日に余裕をもって問題に取り組めるようになります。

たとえば、リーディングでは各パッセージにかける時間を均等にすることで、すべての問題に取り組める確率が高まります。

ライティングでは、多くの受験者がタスク1に20分、タスク2に40分程度の時間配分で取り組んでいます。

また、リーディングもすべての文章を読む時間はないため、スキミングやスキャニングのスキルを磨いたり、設問の指示を素早く正確に理解する練習も重要です。

日々の学習時から、できるだけ試験環境に近い状況で練習しておくことで、自然と時間配分の感覚を身につけられます。

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IELTS 7.0〜を目指す勉強法

IELTSスコア7.0は、高い英語力を証明する基準です。

このスコアを目指すには、豊富な語彙力や文法力に加え、論理的思考力やアカデミックな議論を展開する能力が求められます。

一般的に、スコア7.0を達成するためには、400〜1,200時間もの勉強時間が必要とされています。

また、最新の時事問題についての知識を深めることで、スピーキングやライティングの内容に説得力をもたせることが可能です。

豊富な語彙・表現力と高度な文法力の習得

IELTSでバンドスコア7.0以上を目指すには、アカデミックな語彙や表現力に加えて、高度な文法力が求められます。

正確な英語を使うだけではなく、試験官に知的で洗練された印象を与えるための文章構成が必要です。

語彙力を伸ばすには、学術的な分野に特化した単語帳や論文を読む習慣をつけましょう。

また、さまざまなジャンルの本や音声を通じて、表現力を磨くことがおすすめです。

論理的思考力とアカデミックな議論展開能力の強化

IELTS 7.0以上では、ライティングやスピーキングで論理的な思考力とアカデミックな議論の展開力が求められます。

これは、英語の知識だけでなく、自分の考えを明確かつ説得力のある形で伝えられるかどうかが問われるためです。

たとえば、ライティングエッセイでは、主張を裏付ける具体的な例やデータを使い、反対意見にも触れて議論を深める練習が大切です。

スピーキングでは、抽象的な話題にも対応できるよう、自分の意見を整理して述べる練習が効果的です。

ディスカッション形式の練習や、英語ディベートの動画を視聴して学び、論理的な思考を養いましょう。

さらに、オンライン英会話やIELTS対策講座を利用するのもおすすめです。

最新の時事問題への理解

IELTSのライティングやスピーキングでは、時事問題に関連するテーマが出題されることが多いため、最新の社会問題やトピックについて理解を深めることが重要です。

たとえば、環境問題やAIの進化、グローバル化の影響といった話題が出題される可能性があります。

BBCやThe Guardian、TED Talksなどのオンラインリソースを活用して、幅広い分野の知識を吸収しましょう。

その際、記事や動画を読んだあとに自分の意見を要約する練習を取り入れると、理解を深めると同時に表現力も鍛えられます。

上記のようなトレーニングにより、試験本番での対応力を向上させることが可能です。

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プロが厳選!スコア別おすすめ教材

IELTSでスコアアップを目指すには、自分に合った教材を選択することがカギとなります。

単語帳や文法書、公式問題集だけでなく、オンライン学習を取り入れるのも効果的です。

それぞれの教材の特徴を理解し、自分の目標スコアや学習スタイルに合わせた選び方をすることで、効率的な学習が可能となります。

最後に、スコア別におすすめの教材を厳選して紹介します。

単語帳・文法書

単語帳は、単なる暗記にとどまらず、例文やフレーズとして学ぶことで実践的な表現力を鍛えられます。

毎日一定量の単語を学び、定期的に復習することで知識を定着させましょう。

文法書では、簡単な構文から始めて段階的にレベルを上げていくのがおすすめです。

最終的には、複雑な文法も自然に使えるようになる練習をおこなうのが効果的です。

スコア5.0を目指す方は、「セルフスタディIELTS完全攻略」など、練習問題と解説が充実した文法書を使って基礎力を高めましょう。

おすすめの単語帳は、「実践IELTS英単語3500」や「IETLS必須英単語4400」「文脈で覚えるIELTS英単語」などがあります。

上記の単語帳は頻出度別に単語が分類されていることが多いため、スコア5.0を目指す方は頻出度の高い語彙からをしっかりと身につけていきましょう。

スコア6.0〜7.0以上を目指す方は、基礎的な語彙をおさえたうえで、よりハイレベルな単語まで習得しておくと安心です。

公式問題集・対策本

どのスコアを目指すにしても、「ケンブリッジIELTS公式問題集」は、IELTS対策でもっとも信頼性の高い教材です。

公式問題集を使う際には、かならず本番と同じ時間を測って解き、時間管理の練習もしておくのが効果的です。

さらに、ブリティッシュ・カウンシル公認のIELTS対策問題集である「IELTSブリティッシュ・カウンシル公認問題集」には、本番形式の問題が3回分収録されています。

試験本番に近い問題で対策をしたい方に、とくにおすすめです。

スコア6.0以上のスコアを目指す方で、解法テクニックなどを身につけたい場合は、「スコアに直結!IELTS徹底対策」が役立つでしょう。

本書には、時間配分や解答のコツが詳しく解説されており、効果的なスコアアップが期待できます。

一方、スコア5.0以上を目指す方や、初めてIELTSを受験する方には、自分の現在の実力を知るために、「IELTSプログレス・チェック」を受けるのもおすすめです。

オンライン学習プラットフォーム

紙の教材だけに留まらず、実践的な学習をおこなえるオンライン学習プラットフォームもさまざまな種類のものがあります。

IELTS Prep Appは、IELTS初心者の方やスコア5.0を目指す方におすすめのアプリです。

IELTSを運営するブリティッシュカウンシルが提供しており、本番形式の模擬試験を3回受けられます。

スピーキングが不安な方には、「IELTSpeaking – simulate the IELTS speaking testがおすすめです。

200以上の例題が用意され、初心者の方やスコア5.0以上を目指す方だけでなく、スコア6.0〜7.0以上を目指す方もスピーキング力を磨けます。

ライティング対策にはIELTS Writing Tutorが役立ちます。

無料版で模範解答を確認できるほか、有料版では500以上の模範解答を閲覧可能です。

スコア6.0〜7.0以上を目指す方には、さまざまな表現方法、語彙に触れるいい機会となるでしょう。

リスニング対策には、IELTS English Listeningが重宝されています。

ベーシックからアドバンスドまで3つのレベルに分かれているため、スコア5.0を目指す方から、7.0以上を狙う方まで、自分のレベルに合わせて学習ができます。

また、リスニングだけでなく、スピーキングで役立つフレーズや言い回しなどもまとめられています。

これらのツールを活用することで、効果的にスコアアップを目指せるでしょう。

効率的な勉強法で目標スコアを達成しよう!

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IELTSで目標スコアを達成するためには、戦略的かつ効率的な勉強が欠かせません。

本記事で紹介したセクションごとの勉強法やスコア別の教材を活用しながら、計画的に学習を進めていきましょう。

また、バークレーハウスのIELTS講座では、50年の指導経験をもとに、日本人に最適化したIELTS対策を提供しています。

日本で唯一、IELTS対策スクールとIELTS公式テストセンターを併設しており、IELTSの対策から受験までをワンストップで実現できるのは、バークレーハウスだけです。

IELTSを熟知したカウンセラーや講師陣とともに、目標スコア達成を目指しましょう!

無料体験レッスンも実施中ですので、まずはお気軽にお試しください。

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