2022/12/15

PRESENCEのTOEFLコースをプロ講師がレビュー!コーチングはどんな方におすすめ?

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この記事を書いた人

バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

今回は英語コーチングスクールであるPRESENCEで「TOEFL iBT TEST 90点コース」のカウンセリングと体験レッスンを受けてきました。

TOEFLコースの特徴は、グループコーチングの形式を採用した2か月間の短期集中コースです。

同じ目標をもったクラスメイトとともに、モチベーションを保ちながら試験に特化した学習ができる点が魅力です。

この記事では、TOEFLコースの詳しい特徴、実際に体験レッスンを受けてみた感想などについて詳しく紹介していきます。

目次

PRESENCEのTOEFLコースの特徴

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はじめに、PRESENCEのTOEFLコースの特徴について紹介します。

主な特徴としては、以下の3つです。

  1. 2か月間の短期集中コーチング
  2. グループコーチング
  3. 試験対策に特化した内容

①2か月の短期集中コーチング

一般的なコーチングスクールでは3か月間、長いと半年~1年の学習期間をとっていますが、PRESENCEは2か月の短期集中コーチングが特徴です。

たったの2か月と感じるかもしれませんが、社会人が仕事をしながら学習に集中するのは容易ではありません。

長期間ダラダラと学習を続けるよりも、短期集中で質の高い学習を行うことで、しっかりと結果を出すことができます。

また、この2か月を通して学習の習慣や方法を確立することによって、自分で学習を続ける力が身につきます。

②グループコーチング

TOEFLコースは少人数のグループコーチングという形式を取っています。

同じような目標をもったクラスメイトとお互いに励まし合いながら、高いモチベーションで学習を続けられます。

※グループの定員:

  • 対面時:最大6名(最少開講人数:2名)
  • オンライン:最大10名(最少開講人数:2名)

  ※コースによって異なります

また、完全プライベートのコーチングでは3か月で50万円以上の費用がかかるところも少なくありません。

しかし、グループコーチングを採用することにより、費用が安くなる点も受講生にとって大きなメリットです。

③試験対策に特化した内容

一般的なコーチングでは、試験対策のコースであっても、結局は基礎的な英語力を向上させることに重点を置いたサービスも少なくありません。

PRESENCEのTOEFLコースは、基礎的な英語力の向上も図りながら、スコアアップにしっかりと繋がるストラテジーなどを利用し、試験の形式を踏まえた内容になっています。

とくにWritingでは、TOEFLの試験作成団体であるETSが作成した “Criterion” という本番同様の自動採点システムを使用しており、精度の高い添削を受けることができます。

実際にPRESENCEのTOEFL2か月のコースを受講して、以下のように得点アップされた方もいます。

  • 例①:55点(入学時)→80点(70点コース受講後)
  • 例②:未受験(入学時)→86点(90点コース受講後)
  • 例③:74点(入学時)→94点(90点コース受講後)
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エントランス
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待合室

PRESENCEのTOEFLコースの料金プラン

コースはTOEFL、TOEIC、英会話と3つのコースがあります。

今回体験したTOEFLコースの料金は以下となります。

コース名70点コース90点コース105点コース
料金182,000円192,000円202,000円
時間/1回2時間2時間2時間
回数8回8回8回
レッスン頻度週1回週1回週1回
期間2か月2か月2か月

上記以外に入会金として30,000円、教材費として15,000円前後かかります。

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TOEFLコースの体験レッスンの流れ

カウンセリング

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60分のカウンセリングは、以下のような流れで行われました。

  1. スコア達成に大切なポイントの解説
    →スコア達成に大切なのは「試験の特性を知ったうえで、学習の量と質を高めること」
  2. 現状や目標スコアの確認
  3. カリキュラムの説明

今回は現状スコアがTOEFL70点で、そこから半年程度で90点以上を目指すというシナリオでカウンセリングを受けました。

現状と目標の確認

今回の設定だと、現状の70点に対して目標の90点までは20点の開きがあります。

ただ単に「90点を目指す」という目標を設定するのではなく、4技能に対して具体的な目標値を決めるようアドバイスをもらいました。

たとえば、ReadingとListeningで25点、Speakingで18点、Writingで22点のように、具体的な目標値です。

上記の配分になる理由として、日本人はListeningとReadingが得意な方が多く、得点源にしやすいためです。

反対にSpeakingは慣れていない方が多くスコアを落としやすいため、テンプレートが使用できるWritingで点を取るという戦略にもとづいたものです。

4技能に対して具体的な目標スコアを決めることにより、どこに力を入れるべきかがわかります。

そのため、学習を効果的に進めていくことができます。

学習時間の見える化

TOEFLは「100時間の学習でスコアが3~4点アップする」といわれています。

90点の目標達成に向けて必要な学習時間を上記のデータをもとに提示してもらいました。

今回は20点差分があるため、だいたい500時間は目標までに必要ということでした。

コーチの永田さんから「1日何時間学習できますか?」と質問をされ、私は「2時間」と答えました。

すると、「20点アップを達成するために必要な500時間から、1日あたりの学習時間を逆算してみましょう」と言われました。

たしかに、1日2時間の勉強だと物理的に250日(8.5か月)かかることに気付きました。

1日あたりの学習時間を最大化させ、3時間に増やして半年でスコアアップを目指すか、それとも学習期間をもう少し長めに取るか。

永田さんのアドバイスのおかげで、自身の学習スピードやプライベートを含めたスケジュール感に応じた計画を把握できました。

このようにコーチの方から、英語学習という目に見えにくいものを「見える化」してもらうことができます。

コース概要の説明

必要な学習時間を確認したところで、次は2か月間のコースでどんなことをしていくのか、説明してもらいました。

まず、1か月目は基礎力の強化として単語力や英語脳(英語を英語のまま理解する力)を養い、2か月目で問題演習をやっていきます。

この2か月のスケジュールのなかで、1か月に1回は本試験か模試を受けることになっています。

受講直前に試験を受けていたりする場合は時期を調整します。

模試はTPO(TOEFL Practice Online)と呼ばれるTOEFLの作成団体のETS公式のもので、4技能のスコアと解説が貰えます。

とくにSpeakingは評価項目ごとのスコアやコメントをもらうことができます。

発音であれば「母音が弱い」などと指摘してくれる優れものです。

また、70点コース・90点コースともに最初はListeningとReadingにフォーカスしていき、目標スコアに応じて、SpeakingとWritingの配分も考えたうえで実践練習をこなしていきます。

TOEFLには “Integrated Task” というものがあり、ListeningとReadingの力が何よりも重要になってくるためです。

単語チェック/WPMチェック

そのほかにも単語力チェックやWPM(Words Per Minute)のチェックもありました。

難易度に分かれた単語をいくつか見てわからないものがないか確認し、単語力をチェックしていきます。

実際のコースでは、単語学習で大切な「接触回数」を意識した覚え方をしっかりと指導してもらうことができます。

また1週間に一度、単語力のチェックテストがあります。

そこでは1秒で単語の意味が出るかどうかをチェックされます。

1秒と決まっているのは、時間がかかってしまうとListeningなど実践のなかで理解が遅れてしまうからです。

また、WPM(Words Per Minute = 1分辺りに読める単語数)のチェックもあります。

これは、Readingのスピードを上げるために重要な指標となります。

オリジナルのパッセージがいくつか用意されており、1枚のパッセージを規定の時間内でどれだけ読めるかをみることで、現状のWPMを知ることができます。

そのあとにReadingの目標点数に合わせてどれくらいのWPMが必要かを提示してもらえます。

体験レッスン

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カウンセリングのあとは、60分の体験レッスンを受けました。

今回カバーしてもらったのは、ListeningとSpeakingの2技能です。

どちらも教材は実際のコースでも使用するTOEFLの公式問題を使用しました。

体験レッスンは通常グループでの実施ですが、今回は特別に同じ内容をマンツーマンで実施してもらいました。

リスニング対策

最初にListening試験についての簡単な概要説明があり、そこで解答時のポイントを教えてもらいました。

とくに「メモ」は重要で、コーチの永田さんによると、メモは戦略をもって取るべきであり、最終的にはメモなしで解答できるのが理想とのこと。

この理由として、TOEFLはIELTSのように問題を先読みすることができないためです。

何を聞かれるかわからない状態でメモを取ることに集中してしまい、内容の理解に支障が出てはいけないからです。

TOEFLで得点を上げるには、基本的なListening力を高めて、理解度を上げることにフォーカスした学習をしていくことが重要なのです。

実際に問題の音源を聞きながら、以下のような流れでレッスンが進んでいきました。

  1. 音源を聞く ⇒理解できた内容をチェックする
  2. もう一度音源を聞く(1回目に理解できなかった部分のみ) ⇒さらに聞き取れた内容をチェックする
  3. スクリプトを見る ⇒読んでわからないセンテンスや単語にチェックをする
  4. 問題に解答する(スクリプトの内容も加味する)

独学だと一度だけ音声を聞いて問題を解き、そのあとすぐ解答を見るというプロセスで学習しがちがと思います。

しかし、それだと「なぜ聞き取れていないのか」というListening学習を行ううえでもっとも重要なポイントが落ちてしまいます。

このプロセスをレッスンのなかで習得できるのはとても大きなメリットだと思いました。

この方法で自習をすれば自分で聞き取れない理由をみつけにいくことができます。

たとえば、音声を聞いていたときには取れなかった部分がスクリプトを読めば理解できる場合、聞き取れない理由は「音声理解」だとわかります。

反対にどのような表現が使われているか音としてはわかるものの、意味がわからないとなれば「文法/単語の知識不足」か「処理スピード不足」が問題になってきます。

このように聞けない原因を明確にし、そこに対処する形で学習を進めていけば、効果的にリスニング力を高めていくことができます。

スピーキング対策

次はSpeakingについて全体の概要や解答のポイントを説明してもらいました。

コーチの永田さんによると、TOEFLのSpeakingにおける重要なポイントは「発話量」とのことです。

TOEFLの採点には機械も含まれており、そのときにみているポイントの一つが発話量です。

そのため、日頃の練習では目標スコアに対して必要な発話量を具体的な数字で目指していくべきというアドバイスをもらいました。

今回はIndependent Taskをカバーしていただき、45秒という解答時間のなかで90点(S18)を目指すためには80 words前後は欲しいとのことでした。

それらを踏まえ、練習は以下のような流れで進んでいきました。

  1. 解答する ⇒言えなかったこと(アイディアや表現)を明確にする
  2. 言えなかった部分を補強してもう一度解答する ⇒再度言えなかった部分を明確にする
  3. さらに言えなかった部分を補強した状態で、今度は録音しながら解答する ⇒発話の単語数を測るため

こちらもListening同様、Speaking力を効果的に伸ばすためには重要なポイントが詰まっている内容だと思いました。

とくに、Speakingは「話せないことを明確にする」という意識が大切です。

同じトピックに対して課題を見つけていきながら、複数回トライするというのは自習をする際もとても重要です。

レッスンでは上記のような練習を制限時間内で満足のいく内容、スピードで話せるようになるまで何度も繰り返していきます。

Integrated Taskであれば、テイク30まで繰り返す受講生の方もいるそうです。

また、実際のレッスンでは生徒同士でペアを組んで質問を投げ合ったり、代表で全員の前で解答を発表したりします。

グループレッスンならではの方法で緊張感を保ちつつ、生徒同士で学び合うことができます。

もちろん、個々の発表のあとにコーチから個別のフィードバックをもらうこともできます。

TOEFLコースを受けてみた感想

英語学習の見える化

カウンセリングやレッスンで一番印象に残ったのは、とにかく数値化が意識されているという点でした。

たとえば4技能の具体的な目標点数や、必要な学習時間数の提示、レッスン内ではSpeakingとReadingにおけるWPMなどです。

英語学習という掴み所がないものに対して、現状から目標に対して必要な距離を数値化してもらえます。

そのため、安心して目標まで走っていくことができるのではないかと思いました。

モチベーションを維持しやすい

グループコーチングのおかげで、孤独な英語学習においてモチベーションを高く維持しながら目標まで学習を続けていけるのではないかと思いました。

それも、ただグループでレッスンを行うだけではないからです。

クラスのなかで一週間の学習の進捗や、単語テストの結果をシェアする時間があったり、メーリングリストでクラスメイトの学習状況を知ることができます。

グループという特徴を活かしたモチベーション維持の仕組みが用意されている点は、プライベートコーチングにはない素晴らしい点だと思いました。

コースのあとも見据えている

SpeakingのレッスンでIndependent Taskのアイディアがなかなか出なかったときがあったのですが、コーチの永田さんがすぐに助け舟を出さずに答えを待っていたことがとくに印象的でした。

「こういうときは実際のレッスンでも、生徒さんが自分でアイディアを出すまで待ちます」とのこと。

理由は「留学に行くと自分の意見を求められることが多く、そのときに黙ってしまうといけないため、日頃から意見を出す練習をしてほしい」ということでした。

また、Listeningも問題を解くためではなく、本質的な英語力を高めることによって点数を上げることが重要だという観点をもっています。

テスト対策はしっかり行いつつ、スコア達成後にある「留学中に使える英語力」というものを見据えてプログラムが作られているように感じました。

また、TOEFLのスコアメイクは半年や1年というスパンで行われる方がいるなか、2か月という期間は短いようにも思えます。

しかし、まずはこの2か月間でしっかりと学習の方法とペースを身につければ、コース終了後の目標達成まで、英語学習を自分で行っていく力がつくように思います。

その他のサービスについての感想

コース終了後のサポートについて

70点コースを受ける方は2か月のコースが終わったあとに90点コースへ移る方もいるそうです。

その際、70点コースが終わったあとに連続して受講してもらうのではなく、1か月ほど空けてもらうことをおすすめしています。

理由としては2点あります。

  • 4か月連続で集中して宿題などをこなすための学習時間を確保するのが難しいこと
  • 空けた1か月間を90点コースに必要な英語力を高める助走期間にするため

また、各コースともに終了後も希望があればプライベートレッスンを受けることも可能です。

内容は完全にカスタマイズしてもらえます。

授業内でのフィードバックや質問について

グループコーチングとなると、個別にフィードバックをもらったり、コーチへ直接質問をしたりする機会がないのではないかと不安に思う方もいるかもしれません。

しかし、ペアワークのあとをはじめ、必要なタイミングでは個別のフィードバックを受けられます。

質問に関しても、簡単なものであれば授業内で扱い、個別の対応が必要なときはメールで事後対応してくれます。

どんな方に向いている

最後に、PRESENCEのTOEFLコースがどのような方におすすめなのかについて解説します。

英語学習を効率的に行いたい方・短期集中したい方

英語学習に必要な「学習の量と質を高める」という意味では、コーチング+レッスンというのは非常に効果が高いと思います。

とくに自習では学習の量は確保できたとしても、現状と目標にどれくらい差があるのかがわかりにくかったり、正しい学習法がみつからなかったりと、質の高い学習を行うのは難しいです。

しっかりと指導を受けて2か月でスコアメイクの基礎になる力をつけていくことは重要だと思います。

1人ではモチベーションが保てない方・忙しい方

英語に限らず学習は1人ではなかなかモチベーションが続きにくいです。

そのため、グループで同じような目標をもったクラスメイトと一緒に学習を進められるというのは、想像以上に力になるものです。

また、受講生はビジネスマンや経営者の方が多く、忙しい仕事の合間を縫って英語学習をしたいという方にもオススメです。

コーチングを受けるならPRESENCE

今回はPRESENCEのTOEFLコースを体験した感想やコースの特徴を紹介しました。

レッスンやカウンセリングを体験して実感したのは、英語学習を数字で見える形にすることは目標を達成するために効果的な方法の一つだということです。

また、グループコーチングというスタイルで、同じような目標をもつクラスメイトと一緒に学べるというのも、多くの方にとって強いモチベーションになります。

費用を抑えながらもしっかりと試験対策を行いつつ、自分で学習できる力をつけたいという方にPRESENCEはピッタリだと思います。

無料体験レッスンを受けるだけでも目標に対する道筋が見えるようになると思います。

PRESENCEのTOEFLコースが気になった方は、ぜひ一度無料体験を受けてみてください。

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