2023/12/26

英検2級のライティングで使える表現とは?合格するためのコツも解説

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この記事を書いた人

バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

英検2級を受験する際に、ライティングに苦手意識をもっている方は少なくありません。

しかし、英検2級の英作文はしっかり対策をしておけば、十分に攻略が可能です。

本記事では、これから英検2級を受験する方に向けて、ライティング対策におけるポイントを解説します。

さらに、採点の基準や本番で使える便利な表現も紹介するため、ぜひ参考にしてください。

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目次

英検2級ライティングの概要

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まずは、英検2級のライティングの概要について簡単に説明します。

ライティングの問題がどのような形式で出題されるのか、また何を基準に採点されているのか、順番にチェックしていきましょう。

英検2級ライティングの出題形式

英検2級のライティングは、一次試験の筆記に含まれている問題です。

配点は16点満点で、以下のような形式で出題されます。

英検2級ライティングの出題形式

  • 出題されたテーマに対して、英作文を1つ書く
  • 文字数は80~100語前後の範囲に収める
  • トピックに対する意見と、理由を2つ記述する

出題形式は基本的にいつも同じのため、繰り返し練習すれば、問題なく対応できます。

ライティングのテーマは、一般的に、環境問題や日常生活、技術など社会に関連する問題が出題されます。

英検2級ライティングの採点基準

英検2級のライティング問題における採点基準は、以下のとおりです。

  • 内容
  • 構成
  • 語彙
  • 文法

内容は、提示された課題に沿った内容の文章が書かれているかをチェックする項目です。

質問からズレた内容の文章が書かれていると、減点対象となります。

構成においては、英文の構成や流れがわかりやすく論理的な組み立てであるかが評価ポイントです。

基本的に、質問に対する答えと理由が不自然でなければ、減点されることはありません。

語彙の項目では、与えられた課題に適した英単語が的確に使用されているかが確認されます。

スペルミスや間違った単語を使用すると減点対象となります。

文法に関しては、英作文で使用されている文構造のバリエーションや正しく使えているかが評価のポイントです。

そのため、単調な表現や文章構造の場合、高い評価が得られない可能性があります。

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英検2級ライティングの特徴

英検2級のライティング問題は、主に以下の2つの方法で出題されます。

“Do you think〜?” の形式で意見を答える

例:Today many buildings collect rainwater and then use it in various ways, such as giving water to plants.
Do you think such buildings will become more common in the future?
(2023年度第1回)

出典:https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/kakomon/2023-1-1ji-2kyu.pdf

“Do you agree with~?” の形式で賛成か反対かを答える

例:Some people say that Japan should use the Internet for people to vote in elections.
Do you agree with this opinion?
(2022年度第3回)

出典:https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/kakomon/2022-3-1ji-2kyu.pdf

最近の試験では、“Do you think〜?” の形式で出題されるケースが多いです!

ライティング対策で重要な2つのポイント

英検2級のライティング対策において、とくに重要な2つのポイントについて解説します。

いずれも高得点を獲得するためには欠かせない要素のため、しっかりとおさえておきましょう。

構成は6~7文で「型」を覚える

英検2級のライティングは、基本的には6文、必要であれば7文で構成しましょう。

また、英作文を作成する際は、以下の型をベースにすることをおすすめします。

ライティングの構成

  • 序論
  • 1つ目の理由
  • 1つ目の理由の具体例
  • 2つ目の理由
  • 2つ目の理由の具体例
  • 結論

まずは、序論で出題テーマに対する自分の意見を簡潔に述べましょう。

そのあと、理由を2つ挙げ、それぞれに具体例や詳細な意見を記述してください。

ただし、理由が1つだけであると減点につながる可能性があるため、かならず2つ以上の理由を書きましょう。

そして、最後に再び結論を述べて、文章を締めてください。

使える表現を覚える

ライティングで高得点を獲得するためのカギとして、あらかじめ覚えておくべき使える表現があります。

出題される英作文のテーマは毎回異なりますが、文章を書く流れは基本的に変わりません。

そのため、理由を挙げる際は “first”、“second” を使用するなど、どのパートで、どの表現を活用するか決めておくと、時間短縮になりミスも減らせます。

英検2級ライティングで使える便利な表現

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英検2級のライティングセクションで使える便利な表現について紹介します。

便利な表現をしっかり覚えて、本番の試験で有効に活用しましょう。

「序論」のライティングで使える表現

英検2級の序論では、出されたテーマに対して賛成か反対か、自分の考えを明確にする必要があります。

そのため、以下のような表現を覚えておきましょう。

  • I think that ~:私は〜と思う
  • I don’t think that ~:私は〜と思わない
  • I agree that ~:私は〜に賛成
  • I don’t agree that ~:私は〜に反対

ちなみに、反対する場合は “don’t agree” ではなく、“disagree” を使用しても問題ありません。

「理由」のライティングで使える表現

英検2級のライティングでは、意見を述べるにあたって2つ以上理由を述べましょう。

その際は、英語の序数を用いた表現を使うことが便利です。

  • First of all, ~:1つ目は〜
  • One reason is that ~:1つ目の理由は〜
  • Second, ~:2つ目は〜
  • In addition, ~:さらに〜
  • Moreover, ~:そのうえ〜

基本的に “first” と “second” を使用すれば間違いないため、迷ったらこの2つを使用しましょう。

ちなみに、3つ目以降の理由を述べる場合は “third”、“fourth”、“fifth” のように、やはり序数が使われます。

「具体例」のライティングで使える表現

意見や理由を述べたら、説得力を上げるために裏付けとなる具体的な例も一緒に挙げましょう。

具体例を述べる際は、以下の表現を使用することがおすすめです。

  • For example, ~:たとえば〜
  • For instance, ~:たとえば〜

“For example〜” は、一次試験の長文読解セクションでも頻繁に見られるフレーズのため、かならず覚えておきましょう。

また、“For instance〜” と“For example〜” は基本的には同じ意味をもつ表現ですが、使い分けの基準が存在します。

“For example〜” は出題テーマのサンプル例を挙げる際に使用し、“For instance〜” は実際に起こった出来事の実例を挙げる際に活用しましょう。

「結論」のライティングで使える表現

英検2級のライティングに取り組む際は、文章の総括である結論を忘れずに記載しましょう。

結論を述べる際は、以下の表現を使用しましょう。

  • For these reason, ~:これらの理由により〜
  • In conclusion, ~:結論として〜
  • Therefore, I agree with this opinion.:従って、この意見に私は賛成です
  • Therefore, I do not agree with this opinion.:従って、私はこの意見に反対です

ちなみに、“For these reason” は、“Therefore” に置き換え可能な表現です。

語数が足りないときに使える表現

英検2級のライティングは、規定の文字数に満たない場合減点の対象となります。

そのため、文字数が足りない場合は以下の表現を序論と1つ目の理由の間に盛り込みましょう。

  • I have two reasons for this opinion.:この意見には、2つの理由があります
  • I have two reasons to support this opinion.:私の考えを支持する理由がいくつかあります

もちろん、これらの表現はあくまで文字数を稼ぐためのものです。

規定の文字数を満たしていれば、無理に使用する必要はありません。

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英検2級ライティング対策6つのコツ

英検2級のライティングに取り組む際に押さえておきたい、6つのコツを紹介します。

本番前にしっかり確認し、高得点を目指しましょう。

POINTSは使っても使わなくてもよい

問題文に記載されているPOINTSは、使っても使わなくても問題ありません。

英検2級のライティング問題には、ヒントとして使えるPOINTSが書かれています。

POINTSは、文章の構成を考える際に役立ちますが、使いづらい場合は無理に使う必要はありません。

とくに知らない単語がPOINTSに登場した際は、考えをまとめる妨げになるため、別の視点から文章の構成を考えましょう。

自分の意見と異なる内容でもよい

ライティング問題の文章の内容は、自分の意見ではなく、回答しやすいかどうかで決定しましょう。

そのため、本来の主張とは異なる意見を回答にしても問題ありません。

テストで大切なのは、できるだけ得点を逃さないことです。

また、表現が簡潔な方がミスを犯す可能性が低いため、できるだけシンプルな表現で文章をまとめる練習をしましょう。

よく出るテーマを確認しておく

英検2級のライティングを受験する前に、よく出題されるテーマについて確認しておきましょう。

ライティングのテーマはさまざまですが、最近は未来に関する話題や教育分野に関するテーマが頻繁に出題されることがあります。

そのほかにも、ビジネスやIT、環境問題などもテーマになりやすいため、しっかりチェックしておきましょう。

普段から情報収集する

英検2級のライティングでは、一般的に社会的な話題について出題される傾向があります。

そのため、普段から情報収集をおこない、自分の意見をまとめる練習をしましょう。

最近では、テレビやネット、新聞など、さまざまな媒体から情報が入手できるため、どのようなことが話題になっているか定期的にチェックしてみてください。

過去問を繰り返し解いておく

英検2級のライティングの対策として、過去問を繰り返し解くことがおすすめです。

高得点を獲得するためには、反復練習が欠かせません。

何度も使っている表現はミスしにくく、減点対象にならない安心感があります。

さらに、過去問を解く際は、賛成意見と反対意見の両方を書く練習をおこなうと、本番でどちらが求められても対応できるスキルを身につけられます。

自分の解答を添削してもらう機会をもつ

ライティングの練習をする際は、自分の書いた英作文を第三者に添削してもらう機会を設けましょう。

自己採点でも問題ありませんが、自分のミスに気づかない可能性があるため、ほかの方に添削してもらうことで新たなライティング対策が可能です。

バークレーハウスの英検対策講座では、「エッセイ添削」があり、英検のプロによる採点基準に沿った丁寧なフィードバックが受けられます。

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英検2級ライティング対策におすすめ教材

ライティングの勉強を進めるなかで、どの教材を利用するべきか悩む方も少なくありません。

とくにライティング対策に焦点を当てたい場合は、以下の教材を使用することがおすすめです。

【参考書】英検2級ライティング大特訓

「英検2級ライティング大特訓」は、複数ジャンルにわたる英作文の練習ができる教材です。

ライティングの基礎となる構成力を身につけられるだけでなく、ミスしやすい文法や語法も取り上げられています。

そのため、本番でのケアレスミスを減らせるでしょう。

さらに、英検2級ライティング必須表現200/必須例文100も一緒に付録としてついてきます。

【問題集】英検分野別ターゲット英検2級ライティング問題

「英検分野別ターゲット英検2級ライティング問題」は、英作文の書き方や採点基準を確認できる問題集です。

模範解答が2つ用意されており、英作文のバリエーションを広げることが可能です。

また、ウェブ特典として、スマートフォンでライティングのトレーニングができるサービスも提供されており、スキマ時間に勉強できる点も魅力的です。

【アプリ】英検問題集

「英検問題集」は、文法と単語の学習に特化した語学アプリです。

英検5級から2級までに対応した文法問題が収録されており、1問ごとに解答が確認できるため、間違えてもすぐに復習ができます。

ゲーム感覚で学べるため、英検2級の勉強をする方だけでなく、これから英語学習を始める初心者の方にもおすすめのアプリです。

まとめ

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英検2級は、高校卒業程度の英語力があれば問題なくクリアできます。

本記事で紹介した、ライティングで使える表現を参考に、ライティングの対策をして合格を目指しましょう。

もし英検2級の対策に不安を抱えている場合は、バークレーハウスの英検対策講座を利用してみませんんか?

バークレーハウスは、英語スクールとして50年以上のノウハウを有しており、IELTS公式テストセンターを運営する企業が提供する、さまざまな英語試験の対策レッスンもおこなっています。

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