- 英検のA日程とB日程はどう違う?
- 一次試験や二次試験の日程はどう選べばいい?
- 受験生にとって有利な日程はある?
英検を申し込む際、A日程・B日程という表記を見て迷う人も多いのではないでしょうか。
実は、英検は級・申し込み方法・会場種別によって複数の日程が設定されています。
また、それぞれ特徴やメリットが異なります。
日程を正しく理解して選ぶことで、準備期間の確保や学校行事との調整がしやすくなるだけでなく、合格発表のタイミングも変わります。
本記事では、一次試験のA~F日程の違い、二次試験のA日程・B日程の仕組み、選び方のポイント、さらに各試験の対策までわかりやすく解説します。
英検のA日程・B日程とは?

英検では、一次試験・二次試験ともに複数の日程が設定されており、申し込み方法や受験級によって、実際の受験日が異なります。
まずは、英検のA日程・B日程がどのような仕組みになっているのか、基本から整理して理解しましょう。
一次試験、二次試験は複数の日程がある
英検は、一次試験・二次試験ともに複数の日程が用意されています。
一次試験は、A~Fまでの複数の日程の中から実施されます。
ただし、受験者が自由に選べるわけではなく、英検協会が運営する「本会場」か、学校・塾などで実施される「準会場」かによって、受験日が自動的に決まります。
一方で、二次試験(スピーキング面接)はA日程・B日程の2つが設定されています。
どちらの日程になるかは、一次試験の日程や申し込み方法、受験級などによって指定されます。
日程によって試験問題は異なる
英検の一次試験・二次試験は、日程ごとに出題される問題が異なります。
A日程で使用された問題が、B日程の受験者に使われることはありません。
ただし、どの日程でも難易度に大きな差が出ないよう調整されており、「どの日程が有利/不利」などのことは基本的にありません。
日程が異なっても、合格基準や評価方法はすべて共通です。
そのため、日程による有利・不利を心配する必要はなく、安心して受験に臨むことができます。
一次試験のA~F日程の違い
英検の一次試験は、A~Fの複数日程が設定されています。
ここでは、本会場・準会場による日程の違いと、合格発表のスケジュールについて、仕組みを整理しながら解説します。
本会場・準会場によって日程が異なる
英検の一次試験は、本会場(英検協会が用意する会場)と、準会場(学校や塾などの団体受験会場)で、受験日程が異なる仕組みになっています。
どちらで申し込むかによって、A~Fのいずれの日程になるかが自動的に決まります。
本会場受験は、個人で英検公式サイトから申し込む方法です。
この場合、受験日は「A日程」や「B日程」に設定されることが多いです。
試験会場は申し込み地域内で英検協会によって指定されます。
一方、学校や塾などで申し込む準会場受験では、団体側が一括して申し込みをおこないます。
そのため、受験生自身が日程を選ぶことはできず、準会場に割り当てられた日程(C~F日程など)で受験する形になります。
本会場か準会場かによって受験日が変わる点は、かならず押さえておきましょう。
合格発表日は全日程共通
英検の一次試験はA~Fと複数の日程に分かれていますが、合格発表日はすべての日程で共通です。
どの日程で受験しても、結果が発表されるタイミングは同じで、不公平が生じない仕組みになっています。
合格発表の確認方法は、英検公式サイトのログインページ(個人申込の場合)、学校や塾を通じた成績表の配布(準会場受験の場合)のいずれかになります。
また、一次試験の合格発表と同時に、二次試験(面接)の受験日程・会場情報も確認できます。
この仕組みにより「早い日程で受けたほうが有利」「遅い日程のほうが準備期間が長くて有利」といった差は基本的にありません。
二次試験(面接)のA日程とB日程の違い

英検の二次試験(面接)は、一次試験とは異なり A日程・B日程の2種類 が設定されています。
受験者が自由に選べるわけではなく、いくつかの条件によって受験日が自動的に決まる仕組みです。
ここでは、A日程・B日程の違いがどのように決まるのか、その判断要素と注意点をわかりやすく解説します。
申し込み方法による違い
二次試験がA日程・B日程に分かれるおもな理由のひとつが、申し込み方法の違いです。
英検では以下の申し込みを選ぶことで、二次試験の日程が異なることがあります。
- 個人申し込み(本会場)
- 団体申し込み(準会場)
個人申し込み(本会場)の場合、一次試験が比較的早い日程(A・B日程)に設定されることが多く、それに伴い二次試験もA日程に割り当てられるケースが多く見られます。
一方、学校や塾を通じた団体申し込み(準会場受験)では、一次試験が後半のD~F日程になることが多いため、二次試験はB日程 になる傾向があります。
なお、受験者自身がA日程・B日程を選択することはできず、申し込み方法によって自動的に決まるという点は、事前に理解しておくことが重要です。
受験級による違い
二次試験のA日程・B日程は、受験級によっても割り当てが異なる場合があります。
受験者数が多い級ほど日程が分かれやすく、受験者数が少ない級はAまたはBのいずれかに統一される傾向があります。
とくに準2級・2級は受験者数が非常に多いため、A日程・B日程の両方で実施されることが一般的です。
一方、準1級や1級のように受験者数が比較的少ない級では、A日程のみ、またはB日程のみで実施されることもあります。
さらに、同じ級であっても地域ごとの受験者数によって日程が分かれるケースもあります。
そのため、受験級と地域の組み合わせによって日程が決まることもあり、兄弟や友人と別日程になる可能性がある点には注意が必要です。
合格発表日は受験日程により異なる
一次試験とは異なり、二次試験の合格発表日はA日程とB日程で異なります。
早く実施されるA日程は発表も早く、B日程は数日から1週間ほど遅れて発表されるのが一般的です。
A日程の受験者は、面接から合格発表までの期間が短いため、大学入試や学校提出書類の締切が近い場合に有利になることがあります。
一方、B日程は受験日が後ろに設定される分、合格発表も後ろ倒しになります。
外部試験利用や出願期限が決まっている場合は、この発表日の違いがスケジュールに影響する可能性があります。
面接日そのものは選べませんが、発表日が異なることを前提に、余裕を持った計画を立てておくことが大切です。
一次試験の内容とおすすめの対策法
英検の一次試験は、筆記試験を中心に構成されており、リーディング・ライティング・リスニングの3技能が測定されます。
ここでは、一次試験の全体像と、合格に向けて効率よく準備するための基本的な考え方をわかりやすく解説します。
\英検の勉強法について知りたい方はこちら!👇️/一次試験の概要と試験時間
英検の一次試験は、「読む・聞く・書く」の3技能を評価する筆記試験です。
ただし、5級・4級ではライティングは実施されず、リーディングとリスニングのみで構成されています。
試験時間や問題構成や難易度は級ごとに異なります。
語彙・文法といった基礎知識に加えて、文章全体を理解する読解力や、音声を正確に聞き取る力など、実践的な英語力が求められます。
| 英検1次試験の試験時間 | ||
|---|---|---|
| 級 | 筆記試験の時間 | リスニング試験の時間 |
| 5級 | 25分 | 約20分 |
| 4級 | 35分 | 約30分 |
| 3級 | 50分 | 約25分 |
| 準2級 | 75分 | 約25分 |
| 2級 | 85分 | 約25分 |
| 準1級 | 90分 | 約30分 |
| 1級 | 100分 | 約35分 |
一次試験は、語彙・長文読解・リスニング・英作文といった複数の要素がバランスよく出題されるため、得意分野だけで合格するのは難しい試験構造です。
そのため、まずは自分が受験する級の出題形式を正しく把握し、どの技能にどれくらい時間をかけるべきかを理解することが、合格への第一歩となります。
一次試験の対策
一次試験対策で最優先すべきなのは、目指している級で頻出する単語を確実に身につけることです。
語彙力は、リーディング・ライティング・リスニングのすべてに直結する、一次試験の土台となる力といえます。
まずは、目標級の単語集を使い「すでに知っている単語」と「まだ覚えていない単語」に仕分けをしましょう。
このとき、知らない単語には必ずチェックをつけておくことが重要です。
次に、チェックをつけた単語を重点的に覚えていきます。
単語の意味だけでなく、品詞・用例・派生語まであわせて確認することで、語彙を実践的に使える力へと高めることができます。
単語学習では、単語帳を「見るだけ」で終わらせずに音声を聞く、実際に発音する、スペルを書いてみるといったように、リスニング・スピーキング・ライティングの要素も取り入れて覚えるのがおすすめです。
複数の技能を使うことで、記憶の定着度が大きく向上します。
あわせて、過去問演習は必ず取り入れましょう。
過去問を解くことで、出題形式や設問の傾向、効率的な解き方に慣れることができます。
ただし、解いて終わりにするのではなく、間違えた問題や迷った問題を振り返り、つまずきやすいポイントを分析することが重要です。
リスニング対策として効果的なのが、筆記試験をできるだけ早く解き、余った時間でリスニング問題の選択肢を先読みする方法です。
あらかじめ選択肢を確認しておくことで、英文の内容を予測しやすくなり、聞くべきポイントを意識しながら音声を聞けるようになります。
そのためには、筆記試験の時間配分を把握しておくことが欠かせません。
過去問演習の際は、必ず本番と同じ時間を計りながら解き、時間内に解き切る練習を重ねておきましょう。
二次試験の内容とおすすめの対策法
英検の二次試験(面接)は、一次試験の合格者のみが受験できるスピーキング試験です。
ここでは、二次試験の基本的な流れや評価のポイントを押さえたうえで、合格につながる効果的な対策方法をわかりやすく解説します。
二次試験の概要と試験時間
英検の二次試験は、面接官と対面でおこなわれるスピーキングテストです。
限られた時間の中で、質問の意図を正しく理解し、自分の考えを英語で伝える力が求められます。
英検二次試験の試験時間は級ごとに異なり、級が上がるにつれて回答量や思考の深さが求められる構成になります。
試験時間の目安は下表を参照してください。
| 英検2次試験の試験時間 | |
|---|---|
| 級 | 試験時間 |
| 3級 | 約5分 |
| 準2級 | 約6分 |
| 2級 | 約7分 |
| 準1級 | 約8分 |
| 1級 | 約10分 |
試験は、面接官に「面接カード」を渡したところからはじまります。
そのあと、氏名や受験級の確認、簡単なあいさつなどをおこない、面接官から「問題カード」を受け取って解答に進むという流れです。
問題カードでは、イラストや英文をもとにした質問に答えたり、自分の意見を述べたりする形式が中心となります。
級が上がるほど、理由説明や意見表明の比重が大きくなります。
試験時間は短いものの、質問のパターンはある程度決まっています。
事前に流れや出題形式を理解しておくことで、本番でも落ち着いて対応しやすくなり、実力を十分に発揮しやすくなります。
二次試験の対策
二次試験の対策でもっとも効果的なのは、過去問演習と模擬面接の反復練習です。
理由は、英検の面接は形式が毎回ほぼ同じであり、パターンを覚えることで本番の緊張を大幅に軽減できるためです。
まずは、面接カードの音読練習、パッセージ内容を1〜2文で要約する練習、質問に対して「結論→理由→例」の順で答える練習を繰り返しましょう。
英検の質問パートでは、よくある例題をストックしておきましょう。
質問に対する自分の回答を準備しておくと安心です。
例文
- 「友達と過ごす時間は大切だと思いますか?」
- 「環境問題を解決するにはどうしたらよいですか?」
また、模擬面接は効果が絶大です。
講師やアプリを使って実際に声を出し、「聞き返し・答え方・表情・目線」など、コミュニケーションとしての反応を練習します。
とくに評価が分かれるポイントは、理由を述べる力と沈黙を作らない話し方です。
パターン化して答える習慣が身につけば、安定して高得点が取れます。
英検直前対策教材を無料配信中!
英検は、一次試験・二次試験ともに複数の日程が設定されているため、A日程・B日程の仕組みを正しく理解しておくことが重要です。
A日程・B日程は「難易度の違い」ではなく、受験会場や申し込み方法、受験級、採点スケジュールなどによって自動的に振り分けられる仕組みです。
そのため、どちらの日程が有利・不利ということはありません。
大切なのは、自分のスケジュールや準備状況に合わせて、もっとも対策しやすい日程で受験することです。
一次試験では語彙力の強化と過去問演習が合格への近道となり、二次試験では模擬面接を取り入れることで、安定した得点が狙えます。








