2023/07/11

【2023年版】世界大学ランキングを解説!日本の大学は何位に入っている?

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バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

海外の大学へ留学を検討している方にとって、留学先を選ぶ基準は何でしょうか?

  • 有名だから
  • 学びたい分野の学位が取れるから
  • 通っている大学の留学提携先だったから

なかには、「どこでもいいからとにかく留学したい!」という方もいるかもしれません。

世界の大学を評価し、ランキング付けしている機関はいくつか存在します。

タイムズ・ハイアー・エデュケーション(Times Higher Education:THE)は2022年10月に2023年版世界大学ランキングを公開しました。

本記事ではTHE発表のランキングをもとに、世界の大学事情を紹介します。

留学を検討している方は本記事を参考に、気になる大学があればぜひ調べてみてください。

目次

2023年度、世界大学ランキングトップ10!

THEから発表されている世界大学ランキングを紹介します。

順位大学名学生数留学生の割合昨年順位
1オックスフォード大学イギリス20,96542%1位
2ハーバード大学アメリカ21,88725%2位
3ケンブリッジ大学イギリス20,18539%5位
3スタンフォード大学アメリカ16,16424%4位
5マサチューセッツ工科大学アメリカ11,41533%5位
6カリフォルニア工科大学アメリカ2,23734%2位
7プリンストン大学アメリカ8,27923%7位
8カリフォルニア大学バークレー校アメリカ40,92124%8位
9エール大学アメリカ13,48221%9位
10インペリアル・カレッジ・ロンドンイギリス18,54561%12位
※ケンブリッジ大学とスタンフォード大学は同点3位

上記ランキングの集計では、13の指標を用いて各大学のパフォーマンスを5つの分野にわたり評価しています。

  • Teaching(教育力)配分30%
  • Research(研究力)配分30%
  • Citations(被引用論文数)配分30%
  • International Outlook(国際性)配分7.5%
  • Industry Income(産業界からの収入)配分2.5%

1位、2位は昨年と変わらず、オックスフォード大学とハーバード大学でした。

3位以下の大学にも大きな変化は見られず、イギリスとアメリカの常連校がトップ10入りしています。

日本の大学は何位?

上位10校の顔ぶれに大きな変化はない一方で、日本の大学はどういう状況なのでしょうか?

実は日本の大学はランキングにおいては苦戦しており、上位100校に2校ランクインするにとどまっています。

2校ともに昨年よりランキングを下げ、苦しい状況が続いています。

  • 39位:東京大学
  • 68位:京都大学

上記の2つの大学を解説していきます。

東京大学

39位にランクインしている東京大学は、日本国内の最高学府として有名です。

1877年に創設された、国内で最初の国立大学で、現在は本郷、駒場、柏の3箇所にキャンパスを構えています。

順位大学名学生数留学生の割合昨年順位
39位東京大学26,11216%35位

数々の著名人

  • 歴代64人の総理大臣のうち、16人が東京大学を卒業しているのをはじめ、多くの政治家を輩出しています。

さらにノーベル賞を受賞する研究者や、宇宙飛行士が卒業生に名を連ねている、国内最高学府の名に恥じない教育機関です。

京都大学

68位にランクインしたのは京都大学です。

東京大学とならび、旧帝国大学の一つとして1897年に設立され、2022年に創立125周年を迎えました。

オックスフォード大学が1100年以上前に創立されたことに比べればまだ歴史が浅いですが、アジアで最多のノーベル賞受賞者を輩出するなど、確固たる地位を築いています。

順位大学名学生数留学生の割合昨年順位
68位京都大学22,26912%61位

意外と高順位、アジアの大学

日本の大学は苦しい状況にありますが、近年アジアの大学は飛躍的にランクアップしています。

特に、中国の大学が年々ランクをあげ、昨年から30以上もランクを上げている大学もあります。

トップ100位で見れば、アジアの大学7校がランクインしています。

ここではランキング上位50校に入っているアジアの大学を紹介します。

清華大学

昨年同様16位にランクインしたのは中国の清華大学です。

1911年に前身である清華学堂が設立され、現在ではハイテク産業が集積する清華大学ハイテクパークが有名で多くのIT企業が傘下に入っています。

魅力なポイント!

  • 緑豊かなキャンパスは、2010年にフォーブス誌の「世界で最も美しい14キャンパス」の一つとして認定されました。
  • 多くの科学者や技術者を輩出し、中国国内の大学のなかで、もっとも良い教育環境の大学と言われています。
順位大学名学生数留学生の割合昨年順位
16位清華大学中国38,32410%16位

北京大学

中国最高峰の大学と言われる北京大学は昨年から1つランクを下げ、17位になりました。

1898年に設立され、中国においては名門中の名門で、エリートが集まる学校とされています。

中国のシリコンバレーと呼ばれる、北京市近郊の中関村にあります。

順位大学名学生数留学生の割合昨年順位
17位北京大学中国31,99419%16位

シンガポール国立大学

治安の良さや高い教育水準が留学先として人気のシンガポールで、最高峰の大学と言われるのがシンガポール国立大学です。

シンガポールは国をあげて教育に力をいれており、近年は大学ランキングの成長が注目を集めています。

順位大学名学生数留学生の割合昨年順位
19位シンガポール国立大学シンガポール32,33725%21位

香港大学

31位にランクインした香港大学は、1911年に学者らの自治組織として創設され、香港でもっとも古い高等教育機関です。

もともとは人文学、工学、医学の3学部のみでスタートしましたが、現在は総合大学として、香港に存在する11の大学のトップにあります。

注目すべきは留学生の割合が高いところです。

4割以上の学生が国外からの留学生で、この高い割合は大学ランキング上位50校をみても10校程度しかなく、国外からの高い人気がうかがえます。

順位大学名学生数留学生の割合昨年順位
31位香港大学香港18,08743%30位

シンガポール南洋工科大学

前述のシンガポール国立大学とともに、シンガポール国内で人気が高いのがシンガポール南洋工科大学です。

1991年設立と歴史は浅いものの、トップクラスの学力・成績がないと入学出来ません。

昨年の順位から10位上がっており、今後の成長が期待されます。

順位大学名学生数留学生の割合昨年順位
36位シンガポール南洋工科大学シンガポール24,65125%46位

香港中文大学

昨年から順位を4つあげ、香港中文大学が45位にランクインしています。

1963年に香港で2番目に設立された公立大学です。

キャンパスは香港の大学で一番広く、敷地内にはハイアット・リージェンシー・ホテルがあります。

特に、ホテル管理学科やアジア最古のMBAが高い評価を得ています。

順位大学名学生数留学生の割合昨年順位
45位香港中文大学香港18,46821%49位

英語圏の大学ランキング

これまではアメリカ、イギリス、そしてアジア圏の大学を紹介してきました。

上位10校はアメリカ、イギリスの大学が独占していますが、他の英語圏の大学の順位はどうなのでしょうか?

ここからは50位以内にランクインしている、アメリカ、イギリス以外の英語圏の大学を国別に紹介していきます。

アメリカのトップ大学はTHEランキング上位をほぼ占めていますので、割愛とさせていただきます。

また、イギリス大学のランキングは以下の記事を参考にしてみてください。

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カナダ

カナダからは2校が上位50位にランクインしました。

トロント大学はカナダ国内最高峰の高等教育機関です。

学生数は7万7千人以上と非常に多いマンモス校で、今回100位以内にランクインした大学で最多を誇ります。

学生数とともに多いのが学部数で、700以上の学部から構成されています。

40位にランクインしたのは、ブリティッシュ・コロンビア大学です。

同校は1908年に設立された、ブリティッシュコロンビア州で最古の大学です。

SDGsへの対応が高く評価され、Times紙の「Impact Rankings 2020」では世界7位になりました。

順位大学名学生数留学生の割合昨年順位
18位トロント大学77,46826%18位
40位ブリティッシュコロンビア大学56,45234%43位

オーストラリア

オーストラリアからも2校が50位以内にランクインしました。

34位にはメルボルン大学、44位にはモナッシュ大学が昨年からそれぞれ順位を上げています。

順位大学名学生数留学生の割合昨年順位
34位メルボルン大学49,58847%33位
44位モナッシュ大学58,72541%57位

メルボルン大学は、ビクトリア州最古の大学として160年以上の歴史を誇り、オーストラリア国内の大学で特に優れたトップ8校で構成される、” Group of Eight “と呼ばれるグループの1校です。

2008年から導入した独自のカリキュラムはメルボルンモデルと呼ばれ、学部レベルで一般的な知識を幅広く習得し、大学院で更に専門性を高める内容です。

44位のモナッシュ大学もメルボルン大学同様にGroup of Eightに含まれています。

また、Group of Eightについては以下の記事で解説しています。

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卒業生の就職率ランキングで世界66位になった実績があり、教育レベルの高さだけではなく、卒業後の進路についても学生が安心でき、人気があります。

留学には奨学金をうまく利用しよう

いざ留学する場合、学力の次に費用面が気になるはずです。

海外留学では、校外のアルバイトが禁止されている場合も多く、生活費を工面できるか心配になると思います。

本人の成績次第では、留学先の大学から奨学金を得られることもあります。

ですが、ただでさえ英語のハンデがある日本人学生には難しいのが現状です。

実は、日本には海外留学に向けた奨学金制度がたくさんあります。

以下の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。

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まとめ

今回は2023年版の世界大学ランキングから上位10校と日本・アジア、主要なアメリカ・イギリス以外の英語圏の大学、海外留学の奨学金について紹介しました。

留学に興味があっても、一人で留学情報について調べるのは大変です。

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