- アメリカに留学したい!
- 留学の準備って、何から始めたらいい?
- 留学について何も知らないけど、大丈夫かな?
アメリカに留学したいと思っても、まずはどんな準備からはじめたらいいのかわからない方も多いでしょう。
留学先への願書の提出や米国大使館へのビザ申請など、さまざまな手続きがあるので、計画的に準備を進めなければなりません。
いつからどのような準備をはじめればいいか、スムーズに準備を進めるにはどの順番がいいのかなど、順を追って紹介します。
この記事を読めば、準備不足で慌てることなくスムーズに手続きをこなせるでしょう。
アメリカ留学の準備の流れ
一般的に留学準備は6ヶ月ほど必要になります。
準備期間の流れを説明します。
6か月〜4か月前
まずは本やインターネットで留学先に関する情報を集めましょう。
いくつか候補を絞り込んだら、学校に問い合わせて資料請求します。
志望校が決まったら、願書や必要書類を送り、合否の結果を待ちます。
無事に合格すると、入学許可証(I-20)や書類が送られますので、必要書類を揃えて入学手続きをおこないましょう。
3か月〜1か月前
渡航のための申請や手続きをはじめましょう。
すでにパスポートを持っている方は有効期限を確認しましょう。
渡航期間に加えて、6ヶ月以上有効期間が残っている必要があります。
有効期限が足りない場合は、思い切ってパスポートを更新しましょう。
同様に、航空券もこの時期に手配しておくといいでしょう。
比較的、チケットが比較的お得に手に入るほか、満席で購入できないなどのトラブルを防げます。
1か月前〜直前
この時期は、アメリカでの生活に向けて細かい日用品などの準備をはじめましょう。
キャリーケースを広げて少しずつパッキングをしていきましょう。
すぐに必要ないものであれば、郵送や現地で調達することも視野に入れながら揃えます。
このときには、現金やクレジットカードをすでに準備できていると良いです。
海外旅行保険の加入も忘れずにおこないましょう。
また、大学側から必要な補償を提示され、加入証明書を求められるケースもあります。
加入と同時に、証明書の発行についても保険会社と相談しましょう。
アメリカ留学のための準備!情報収集
留学の夢がまだ漠然としていても大丈夫です。
まず、留学とは何か?を知ることからです。
知っておくべき留学の基礎知識の集め方、学校の種類や選び方のポイントなどを解説します。
情報収集の手段
留学情報の集め方としては、4つの方法があります。
4つの方法とは?
- インターネット(大学のWebサイト、SNSなど)
- 留学イベントやセミナーに参加する
- 本や雑誌
- 留学経験者に話を聞く
・インターネット(大学のWebサイト、SNSなど)
インターネットを利用すれば大抵の情報は集められます。
留学エージェントのホームページや留学経験者のブログなどから、留学についての知識が一通り網羅できます。
・留学イベントやセミナーに参加する
留学イベントは各地で定期的に開催されています。
高校や大学の掲示板や、インターネットで検索してみましょう。
留学イベントでは、留学費用や留学スタイルの違いなどを教えてくえるほか、個別相談を行っている場合もあります。
・本や雑誌
本屋や図書館で留学についての本や雑誌を調べてみましょう。
インターネットよりも詳細な情報に辿り着けることもあります。
ただし、本や雑誌の情報は古い場合があります。
発行年や現在の情報も合わせて調べるようにしましょう。
・留学経験者に話を聞く
友人や先輩に留学経験者がいたら、話を聞くのも有力な情報源となります。
インターネットや書籍には載ってない、リアルな話が聞けます。
海外生活はキラキラしたように見えますが、実際は良いことばかりではなく、大変な経験をしている方も多いです。
注意すべき点も一緒に教えてもらうと、留学に対してより深く考えられるでしょう。
留学先を選ぶポイント
アメリカの大学は約3,000校以上あり、日本の3倍以上です。
その中から行きたい大学を1つ選ぶのは難しいでしょう。
留学先の選び方のポイントとして3つ紹介します。
留学先の選び方3選!
- 大学の種類で選ぶ
- 地域で選ぶ
- 郊外か都市部かで選ぶ
・大学の種類で選ぶ
アメリカの大学は大きくわけると私立大学と州立大学の2種類があります。
それぞれの学費も大きく異なり、より安く通えるのは州立大学です。
学費面を抑えたいなら、州立大学を選ぶといいでしょう。
・地域で選ぶ
アメリカは日本の25倍もの広大な国です。
西部と東部では時差があるほど、地域によって気候や物価、生活スタイルも大きく変わります。
年間を通して温暖なロサンゼルスや、日本と同じように四季を感じられるボストンなどさまざまです。
自分が住んでみたい地域で探してみるのもいいでしょう。
・郊外か都市部かで選ぶ
ニューヨークなどのアメリカ都市部は、アメリカ全土でみるとほんの一部です。
アメリカはほとんどが広大な山や緑などの自然が広がる田舎です。
都市部ではショッピングモールなどの娯楽も多く楽しい街ですが、都市部ゆえに誘惑や危険も多いです。
せっかく留学に来たのに遊んで帰ってきた、という方も珍しくありません。
緑が豊かな田舎であれば、誘惑も少ないので勉強に集中して穏やかに過ごせます。
とはいえ、都市部に比べると不便な点も多く存在します。
都市部と田舎の中間である都市部の郊外に住むと良いでしょう。
アメリカ留学のための準備!入学手続きをしよう
志望校が決まったら 出願の手続きをはじめていきましょう。
日本の大学受験と違い、アメリカ留学の場合は英文で記載されている上に提出する書類が多くあります。
手続きの流れや必要書類の抜け漏れがないよう、今まで以上に厳しくチェックしましょう。
出願から合格までの流れ
行きたい学校が決まったら、願書などの必要書類を送付します。
最低でも3校以上は出願しましょう。
アメリカの大学は日本とは違い、学力試験よりも今までの成績や活動実績、エッセイなどから総合的に評価して合否を決めるのが一般的です。
最低限の学力は必要ですが、試験結果だけがすべてではありませんので、諦めずにチャレンジしましょう。
無事に合格すると、大学から合格通知とともの入学許可証(I-20)が届きます。
I-20は学生ビザを申請するときにかならず必要になる証明書ですので、記載に誤りがないかをしっかりと確認しておきましょう。
アメリカのビザ制度について詳しい内容が知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
出願に必要な書類
学校にもよりますが、出願に必要な書類としては一般的に以下の通りです。
- 願書
- 成績証明書
- 推薦状
- エッセイ
- 財政能力証明書
- 各種テストのスコア
・願書
多くの学校がオンラインで提出可能ですが、一部の学校では郵送するケースもあります。
・成績証明書
英文で書かれた正式な証明書を出身高校や大学に依頼して、出願する学校へ直接送ってもらいます。
・推薦状
出身校や在学中の高校、大学の先生、会社の上司など本人をよく知っている方に依頼して書いてもらいます。
原則として、出願する学校に直接送ってもらいます。
・エッセイ
アメリカの大学ではエッセイの内容が合否に大きく関わることが多いです。
エッセイは時間をかけて 入念に準備しましょう。
・財政能力証明書
大学の授業料が支払えるかを証明する書類です。
銀行の預金残高証明書を送るのが一般的です。
・各種テストのスコア
TOEFL、SAT、ACTなどのスコアを、それぞれの実施機関から出願する大学へ直接送ってもらいます。
アメリカ留学のための準備!ビザ取得
留学先が決まったら学生ビザの取得をおこないます。。
ビザの申請も多くの手順を踏まなければならないので、一つずつ確認しましょう。
学生ビザの種類とは
学生ビザには2種類あります。
自分に必要なビザはどちらかを把握しておきましょう。
学生ビザの種類
- F-1ビザ
- M-1ビザ
・F-1ビザ
もっとも一般的な学生ビザです。国内の認定大学、私立高校、認可された英語プログラムなどで教育を受ける場合、週18時間以上の授業を受ける人を対象としたビザです。
・M-1ビザ
専門学校や職業的な教育、研修を受ける専門学生を対象としたビザです。
ビザ申請の流れ
1.入学許可証(I-20)を受け取る
合格通知とともに大学から入学許可証が送られてきます。
名前や誕生日、受ける学科など間違いがないかをしっかりと確認しましょう。
2.DS-160ビザの申請書を作成する
DS-160とは、アメリカ滞在に必要なビザの発給資格を事前に審査する制度です。
米国大使館・領事館で非移民ビザを申請するすべての方が提出する義務があります。
DS-160はオンラインで作成しますが、申請書を作るためには以下のものが必要です。
- パスポート
- 入学許可証(I-20)
- デジタル証明写真
3.プロファイルを作成し、ビザ申請料金を支払う
専用サイトでプロファイルを登録し、ビザの申請料金を支払いましょう。
ビザ申請料金は2023年6月17日より180ドルに変更になりました。
4.SEVIS費用を支払う
SEVISとは、アメリカ国土安全保障省の留学生情報管理システムのことです。
学生ビザを取得する際には、かならずSEVIS費用を支払います。
2023年6月現在、SEVIS費用は350ドルです。
領収書や払込レシートが面接時に必要になります。
面接の3日前までに支払いを済ませておく必要がありますので、忘れずに支払いましょう。
5.面接の予約をする
プロファイルを作成したサイト上で、面接の予約ができます。
予約の際にDS-160の確認番号が必要になります。
6.面接を受ける
米国大使館、または領事館で面接を受けます。
面接と言っても、仕事の面接のような固いものではありません。
書類の記載内容に不備や間違いがないかのチェックがほとんどです。
リラックスして、面接を受けましょう。
また、2023年12月31日までは、一定の条件を満たす場合に限り、面接を受けずに郵送でビザを申請ができます。
7.ビザが発給される
面接後、何も問題がなければ約1〜2週間後に学生ビザが発給され直接郵送されます。
アメリカ留学のための準備!渡航手続き
アメリカへ渡航するには、パスポート申請をはじめ予防接種や保険の加入、航空券の準備もあります。
日程管理が必要なものもあるので、スケジュールを組んで進めていきましょう。
パスポートの申請または更新をする
アメリカへ渡航するにはパスポートが必須です。
また、パスポートをすでに持っている方は、有効期限をかならず確認しましょう。
滞在期間に加えて6ヶ月以上の有効残存期間が必要です。
滞在中に期限が切れてしまう場合は、出発前にパスポートを更新しておきましょう。
スムーズに行けばパスポートは申請後、1週間から10日で発給されます。
予防接種を受ける
アメリカに留学する場合、かならず予防接種証明書が必要です。
アメリカはさまざまな国から留学生が集まります。
別の国から病気が持ち込まれたり、感染が広がらないようにするために、予防接種については厳しい決まりがあるのです。
必要な予防接種の種類は大学や州によって異なります。
一般的に必要な予防接種は以下の通りです。
- MMR(麻疹・おたふくかぜ・風疹)
- 破傷風
- ジフテリア
- 水疱瘡
- 百日咳
どの予防接種が必要かは、合格通知とともに送られてくる書類に記載されています。
英文での書類なので、よく目を通して必要な予防接種を受けましょう。
予防接種によっては、一度接種すると次の予防接種までに2週間〜1か月開けなければならないものもあります。
余裕を持って予防接種のスケジュールを組みましょう。
保険に加入する
留学保険や海外旅行保険にはかならず加入しておきましょう。
アメリカの医療費は高額です。
慣れない土地で生活するのは、どんなトラブルにあうかわかりません。
大学によっては、必要な補償を指定して、保険への加入を義務付けているところもあります。
日本の保険は補償も幅広く対応しています。
自分に必要な補償内容をよく検討して、事前に日本で加入するのがおすすめです。
アメリカ留学の保険について、詳細を知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
航空券を予約する
出発の2〜3か月前には航空券を手配しましょう。
はやめに予約しておくと安く購入できる場合があります。
また、お盆や年末年始など世間での長期休暇にあたる時期は、高額で手に入りづらくなるかもしれません。
同じ行き先でも時期や時間、航空会社を変更するだけで値段が大きく変わります。
比較検討や売り切れを防ぐためにも、航空券は早めに準備しましょう。
ビザを持たない短期留学の場合は、片道航空券では入国できない可能性があります。
短期留学の場合はかならず往復のチケットを手配しておきましょう。
アメリカ留学の費用が気になる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
アメリカ留学のための準備!英語学習
楽しい留学ライフにするためにも、英語学習は出発前からやっておきましょう。
留学のための英語学習について、具体的な方法を説明します。
事前学習に取り組む
アメリカ留学を成功させたいなら、事前に英語学習に取り組んでおきましょう。
ある程度の英語力を身につけておけば、留学先での勉強がスムーズになります。
言葉の壁や不安を取り除いておけば、交友関係や生活環境にも大きく差が出ます。
英語が理解できていないからといって、ゆっくり話しかけてくれる人はそう多くありません。
理解できないことをいいことに、騙そうとする人もいるのは事実です。
自分の身を守るためにも、最低限の勉強はしておきましょう。
おすすめの学習方法とは
留学前はリスニングを中心に対策をしておくといいでしょう。
手軽にはじめるならYouTubeやNetflixなどの動画配信サイト、NHK教育のテレビやラジオがおすすめです。
実際の英会話は教科書のように、ゆっくりではっきりとした会話ではありません。
略語やスラングも多く、会話のスピードもとても速いです。
ネイティブスピーカーの日常的な英会話を聞き取る練習には、YouTubeやNetflixなどで、生きた英語を聞くのがおすすめです。
ただし、リスニングの基礎をしっかりと固めるには教科書を使った勉強も必要です。
NHK教育の英語講座はリスニングやスピーキングの土台作りには最適で、価格も手頃です。
基礎を固めながら生きた英語も聞くことで、留学前にリスニング力を鍛えましょう。
アメリカ留学のための準備!必須の持ち物7選
アメリカで生活するには、たくさんの物を準備しなくてはいけません。
日本から持っていく物、現地でも調達できるものなど、さまざまです。
効率良く荷物の量を調整できるよう、必要な持ち物を分類して紹介します。
貴重品類
貴重品の中でも入国時の必需品は以下の4つです。
・パスポート
有効期限が留学期間内であるか確認しましょう。
万が一紛失したときのために、コピーも用意しておきましょう。
・ビザ
留学期間や渡航目的により、ビザの必要性や種類が異なります。
ビザが必要な方は、忘れずに持参しましょう。
・航空券
入国審査の際に見せる必要があります。
Eチケットでも予約画面を両面印刷や、携帯に予約した画面を保存しておきましょう。
学生ビザの場合は帰りの航空券は不要です。
ビザが不要の場合は、帰りの航空券も事前に取得する必要があります。
・入学許可証
入国審査の際に提示をもとめられる場合があります。
かならず持参して、念の為にコピーも取っておきましょう。
そのほか、現金やクレジットカードも用意が必要です。
・現金(ドル)
日本でドルに両替してから行くと現地で慌てなくて済みますが、為替レートによってはアメリカで両替した方がお得になる場合もあります。
また、安全面を考えて、あまり高額な現金は持ち歩かないようにしましょう。
手荷物やスーツケースに小分けして持ち歩くと、被害も最小限で済みます。
・クレジットカード
アメリカはカード社会なので、クレジットカードは必須です。
VISAカード、マスターカードはアメリカでも主流のクレジットカードなので、どちらか1枚は持っておくと非常に役立ちます。
電子機器
・パソコン
留学するならパソコンは必須です。
授業での調べ物や、プレゼン発表、課題提出など、ほぼパソコンを使っています。
デスクトップではなく、ノートPCのような持ち歩きしやすいものを選びましょう。
・タブレット
ノートパソコンがあれば必須ではありませんが、タブレットも1台あれば大変便利です。
タブレットと専用タッチペンがあれば、ノートのように板書をすることもできます。
人によってはタイピングするより実際に書いた方が覚えやすいという方もいます。
パソコンでタイピングするのが苦手な方は、タブレットも手段の一つとして検討しましょう。
・スマートフォン
スマートフォンは普段日本で使い慣れているものを持っていきましょう。
SIMフリーにしてアメリカ国内でSIM契約をし、カードを挿入して利用するのが一般的です。
SIMロックは日本を出国する前に解除しておきましょう。
解除されていないスマートフォンにSIMカードを入れ替えても利用できないので注意しましょう。
大きな出費となってしまいますが思い切って、上述のパソコンやタブレットなどをあわせて新調するのも良いと思います。
・変換プラグ
アメリカのコンセントは3つ穴ですが、日本の電気製品をそのまま使用できます。
基本的には変換プラグは必要ないとは思います。
ですが、念のために1つは持っておくと良いかもしれません。
・変圧器
日本の電圧が100Vに対し、アメリカは110V〜120Vです。
近年の日本製の電気製品はグローバル使用になっている物が多いので、とくに変圧器がなくてもそのまま使用できます。
ただし、アイロンやドライヤーなど発熱する製品は日本の電圧にしか対応していない物もあります。
その場合は変圧器を持っていくか、現地で必要な電気製品を購入しましょう。
衣類
アメリカの学生は、ファッションに無頓着な方が多いです。
Tシャツとジーパンなどのシンプルなスタイルが一般的なので、普段着は着回ししやすいカジュアルなものを持っていきましょう。
下着は最低1週間分を用意しましょう。
Tシャツは現地で安く手に入るので、必要最低限を揃えておけば大丈夫です。
日常はカジュアルでもOKですが、ビジネスや高級なレストランなどのフォーマルな場では、日本よりもドレスコードに厳しいです。
フォーマルな服や靴、カバンなども一式準備しておきましょう。
日用品
・シャンプー、ボディーソープ、化粧品
現地でも調達できますが、日本人の肌には合わない可能性があります。
肌が弱い方や、こだわりがある方は日本から持参しましょう。
もしくは、語彙力を鍛えるために成分表示を吟味して、自分の身体に合う商品を見つけるのも勉強だと思います。
・歯ブラシ、歯磨き粉
アメリカの歯ブラシは大きめなので、日本人の口には合わないかもしれません。
使いにくい歯ブラシの使用は磨き残しをしてしまい、虫歯の原因になりかねません。
アメリカの歯科診療は非常に高額なので、歯ブラシは日本から多めに持参するのが無難です。
歯磨き粉も成分の基準が日本と異なるので、知覚過敏など歯や歯ぐきに問題のある方は合わない可能性があるので注意しましょう。
医薬品
・常備薬
現地の市販薬は日本人の体には効き目が強すぎて合わないことがあります。
鎮痛薬、風邪薬、胃腸薬などは飲み慣れているものを持参しましょう。
急な環境の変化で体調を崩しやすくなっています。
すぐに服用できるよう、常備薬は宅配便で送るのではなく、最低限だけでもスーツケースに入れて持ち歩きましょう。
・英文の診断書
アレルギーや持病、慢性疾患のある方、過去に大病や手術の経験がある方は、それらの英文の診断書を持っていきましょう。
普段服用している薬を紛失した場合や、体調を崩して病院へいくときに役立ちます。
・コンタクトレンズ、洗浄液
普段からコンタクトレンズを使用している方は、使い慣れているものを多めに持っていきましょう。
長期留学の場合は、足りなくなったら日本から送ってもらいましょう。
現地で作成すると値段が高額なことや、そもそも目のサイズに合わないこともあります。
洗浄液は現地でも調達できますが、すぐに使えるよう数日分はスーツケースに入れて持っていきましょう。
文房具・学習道具
・筆記用具
現地でも十分購入できますが、書きやすさやデザインなどは日本製の方が高品質です。
使いやすくてお気に入りの文房具があれば日本から持参しましょう。
・ノート
ノートやバインダーなど、日本ではB4サイズが一般的ですが、アメリカでは少し大きめのA4サイズが主流です。
B4サイズのルーズリーフの買い足しを現地で行うのはほぼ不可能です。
日本から多めに持ち込むか、ノート系はアメリカサイズに合わせるのがいいでしょう。
・電子辞書、日本語の参考書
アメリカでは日英辞書などの日本人向けの電子辞書や参考書は、ほぼ手に入りません。
現地での勉強ではテキストもすべて英語なので、辞書は必須です。
電子辞書や参考書は日本から持参しましょう。
現地での学習には、日本語を介さなくても理解できる英英辞書が入っているのがおすすめです。
食品は注意が必要
アメリカは基本的に肉類、乳製品、果物、野菜などの持ち込みが禁止されています。
- 肉製品(牛、豚、鶏):サラミ、ハム、ビーフジャーキーなど
- 乳製品:牛乳、ヨーグルト、チーズなど(プロセスチーズはOK)
- 生野菜、生の果物など
肉エキスについて
- 肉類には肉エキスも含まれます。
- また、インスタントラーメン、スナック菓子、レトルトカレー、ブイヨンなど意外なものにも含まれているので注意しましょう。
基本的には申告のみですが、運が悪ければスーツケースを開けるように指示される場合があります。
「肉」という漢字を理解している職員も多いので、裏の成分表に肉と書かれていれば、即没収されます。
税関申告書で申告せず、上記の食品を所持しているのが見つかった場合、罰金を科せられますので気をつけましょう。
知らなかった、気づかなかったは通用しない自己責任が重視される国です。
トラブルにならないためにもよく確認し、持ち込まないようにしましょう。
アメリカ留学の準備のポイント
書類・チケットを準備することや、荷物を買い揃えることだけが準備ではありません。
目的意識を持ち、はやめに取りかかることが大切です。
前もって準備をはじめると、心の余裕やトラブル回避にもつながります。
目的を明確にする
留学をする上で最も重要なことは「何のために留学するのか」を明確にしておくことです。
留学先で何がしたいのか、どうなりたいかなど目標を掲げることで海外生活の充実度は大きく変わります。
目的意識を持っておくと留学中のモチベーションを保てたり、精神的な支えにもなります。
目的によっては、留学のタイプや準備物も変わるでしょう。
目標をしっかりと持っておけば、するべきことが明確になるので、準備にも取り掛かりやすくなります。
前もって準備を進める
留学が決まったら、できるだけ早く準備に取りかかりましょう。
早めに取りかかることで、トラブルを避けやすくなります。
行きたい学校や滞在先を調べて、比較検討するだけでも時間が必要です。
人気校や留学の繁忙期だと、希望していた学校がすでに定員オーバーで受け入れ不可になることもあり得ます。
また、ビザ申請は何かトラブルがあると、想像以上に時間がかかるケースもあります。
「ビザが間に合わなくて出発できない!」なんて最悪のケースもあります。
確実に手続きを進めるためにも、早い段階で準備を始めましょう。
ほかにも、航空券の手配は早期の方がお得に購入できます。
何事にも先回りしておいて、トラブルが起きても回避できるだけの余裕を持つことが大切です。
まとめ
アメリカ留学をするには、たくさんの時間と労力が必要不可欠です。
毎日、一つひとつ課題をクリアしていって、ようやく実現できます。
そのためには必要な知識を身につけ、気持ちに余裕をもてるように前もって準備に取りかかりましょう。
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