2022/11/22

イギリスで銀行口座を開設する方法は?留学生が必要な書類・手順を紹介

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この記事を書いた人

Y.D
学習院大学文学部卒業
吉田 大輝 Yoshida Daiki
大学卒業後、バークレーハウスでスクールカウンセラーとして勤務。
IELTS対策を中心に、各種試験対策に励む生徒たちをサポートする中で渡英を決意。現在はイギリスのリーズ大学大学院にて翻訳コース、異文化コミュニケーションを専攻。

イギリスのリーズ大学院に留学後、現地就職をしてイギリス企業で働いている吉田大輝です。

これから留学を予定している方のなかで、留学中に現地で銀行口座を開設するか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

また、イギリスのおすすめの銀行や、口座開設に関する必要な情報を手に入れることも困難かと思います。

本記事では、私の経験をもとに、イギリスで銀行口座を開設する方法を紹介します。

これからイギリスに留学をする方はぜひ参考にしてみてください。

目次

イギリスの銀行口座に必要な書類

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私がイギリスの銀行で口座を開設するにあたって必要となった書類は以下の4つです。

  1. パスポートとBRPカード
  2. バンクレター
  3. 留学先と滞在先の住所
  4. イギリスの電話番号

パスポートとBRPカード

パスポートとBRPカードは身分証明書として必要になるため、銀行口座開設の際は手元に用意しておきましょう。

BRPカードとは、生体認証付在留許可カードのことです。

いわゆる滞在許可証(身分証明証)のことを指します。

イギリスに6ヵ月以上滞在する日本人はBRPカードの取得が義務付けられています。

バンクレター

イギリスの大学は、留学生向けにバンクレターを発行してくれます。

バンクレターは、留学生が銀行口座を開設する際に求められる書類の一つです。

「この人は本校の学生で、銀行口座を開設しても問題ありません」と大学が保証していることを示す書類です。

私が留学していたリーズ大学の場合、授業が始まる前後に留学生向けにバンクレターがメールで一斉送信されました。

バンクレターに有効期限はありませんが、できる限り発行直後のものを銀行に提出してください。

私は発行半年後のバンクレターを銀行に提出したら、受け付けてもらえませんでした。

バンクレターが発行されたら、すぐに口座開設するのをおすすめします。

留学先と滞在先の住所

留学先の証明書は、上記のバンクレターで問題ないことが多いです。

しかし、念のためCASも手元に用意をしておくと安心です。

CASとは「Confirmation of Acceptance」の略で、入学証明としてビザ申請の際に必要となる書類です。

また、口座開設するときにイギリス国内の滞在先を証明する必要も出てきます。

その際は、学生寮やシェアハウスの契約書を見せれば問題ありません。

イギリスの電話番号

イギリスの銀行で口座を開設するには、イギリスの電話番号が必要です。

町中のThreeやEEなどの携帯ショップに行くと、SIMカードを購入することが可能です。

このような場所でイギリスの電話番号(+44から始まる)を用意しましょう。

では、どのように具体的に口座を開設すれば良いのか、以下で説明します。

イギリスの銀行口座開設方法

イギリスの銀行口座はオンラインと銀行窓口にて、申し込みが可能です。

しかし、私は窓口での申し込みをおすすめします。

留学生の場合、オンラインで申し込みをしようとすると申請が拒否される場合があるからです。

口座を開設したい銀行の支店に、上記の書類一式を持っていけばその場で対応してくれます。

また、日本と同じように、イギリスの銀行も平日の午前中が一番空いています。

平日や土曜日の午後は混雑し、長い待ち時間が発生している場合があります。

銀行口座開設は、時間に余裕があるときに申し込みをするようにしましょう。

おすすめのイギリスの銀行

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イギリス大学院留学をしてわかった、おすすめのイギリスの銀行を2つ紹介します。

Barclays

青い鳥がロゴのイギリス大手銀行で、多くの留学生がBarclaysの口座を所持していました。

専用アプリでスピーディーに口座開設の申請ができます。

Barclaysは大きな銀行ということもあり、支店も町中にあります。

また、アプリ内で残高照会や預金管理が可能なため、利便性が高いです。

HSBC

HSBCもBarclaysと似たようなイギリス大手銀行の一つで、簡単に口座開設ができます。

私はHSBCで口座を開設しました。

口座開設に必要な書類をリーズ支店に直接持っていたら、即日で口座を開設してくれました。

こちらもアプリで残高確認や送金することが可能なため、とても使い勝手がいいです。

国際送金に対応している?

ここまでイギリスの銀行口座の開設方法を解説してきましたが、イギリスの銀行は国際送金に対応していないことがほとんどです。

すこしややこしくなってしまいますが、厳密にいうと国際送金の対応はしています。

しかし、国際送金には厳しい手続きをクリアしなくてはいけない点と、高い手数料を払う観点からおすすめはしません。

では、留学中に日本からイギリスに送金をしてほしくなったらどうすれば良いのでしょうか。

日本からイギリスに国際送金する方法

ソニー銀行

ソニー銀行のSony Bank Walletは年会費、発行手数料ともに無料で、世界中で使えるVISAデビットが一緒に組み込まれています。

ソニー銀行の良い点は、日本円からイギリスポンドに外貨預金をすることができる点です。

現地でこのカードを利用した場合、積み立てていた外貨預金から手数料なしで引き落としされます。

また、ソニー銀行はイギリス留学を計画されている方にもおすすめです。

イギリスポンドは、為替レート(対円)における変動が大きい通貨の一つです。

とくに短期間に日本円からポンドに両替すると、損をするリスクが高まります。

すでにイギリス留学を予定している方は、ソニー銀行を使って毎月少しずつポンド建てすることをおすすめします。

長期的に外貨預金をすることで、為替レートによるリスクを軽減することが可能です。

また、海外滞在中に緊急でお金が必要になる場合もあるかと思います。

その際、日本にいる方がソニー銀行の口座に日本円で入金すると、オンライン上でポンドに両替してくれます。

そして、現地のATMからそのまま引き出すこともできます。

まとめ

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今回は、イギリスで銀行口座を開設する方法について解説しました。

現地で口座開設を希望する際は、ぜひ参考にしてみてください。

また、本記事では触れていませんが、MonzoやRevolutといったオンライン銀行もあります。

オンライン銀行であれば、イギリスの住所不要で、日本からでも簡単に口座開設ができます。

オンライン銀行についても気になる方は、ぜひ調べてみてください。

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