みなさん、こんにちは。
現在、イギリスのリーズ大学 Sociologyコースに留学中のYukinaです。
私は、10年ほど前にアメリカへ短期の語学留学をしていました。
アメリカは、英語圏のなかでも世界の中心地であり、カルチャーやビジネス、技術の最先端が集まる国です。
そのため、留学を希望する方にとって選択肢となりやすい国です。
今回は、アメリカ留学へ留学する理由、メリット・デメリット、注意点などを解説します。
アメリカ留学を検討している方は、参考にしてみてください。
アメリカ留学の特徴
まず初めに、アメリカ留学の特徴紹介します。
今回は、アメリカ留学に次ぐ人気の留学先である、イギリス留学と比較してみましょう。
アメリカ | イギリス | |
公用語 | アメリカ英語 | イギリス英語 |
1週間の留学費 (授業料+滞在費+食費の平均) | 約11〜14万円 | 約8〜14万円 |
留学ビザ | 週18時間以上の授業を受ける場合は必要 | 6か月以内の滞在の場合は不要 |
こんな方におすすめ | 洋楽や海外ドラマ、ハリウッド映画などが好きな方 | 歴史や遺跡が好きな方 |
イギリスとアメリカは、英語圏でありながらも異なる特徴をもっています。
イギリス英語と比べて、アメリカ英語は日本人にとってより馴染みがあると思います。
これは、日本の教育機関がアメリカ英語を採用していることが多いためです。
また、アメリカの文化は日本で非常に人気があり、アメリカ英語は聞き取りやすいと感じるかもしれません。
費用に関しては、大きな違いはないように思えますが、イギリスポンドはドルに比べて高い傾向があるため、為替レートを考慮すると、アメリカの方が費用を抑えられることがあります。
私がアメリカ留学をしたときは、週18時間以下のコースを選んだため、ESTA(電子渡航認証システム)のみで渡米しました。
ESTAについては、このあと詳しく解説しますが、ESTAの申請はインターネット上ですぐに手続きが完了します。
また、アメリカは映画・ドラマ・音楽などのカルチャーが盛んな国であり、好きな方にとっては非常に魅力的な留学先といえます。
アメリカ留学の種類
アメリカ留学には、さまざまな種類があります。
留学期間や目的に応じて、自分に最適な留学プログラムを選ぶことが重要です。
以下では、アメリカの留学タイプについて紹介します。
語学留学(短期・長期)
アメリカへの語学留学は、語学学校で英語を習得することを目的とした留学プログラムです。
留学生の層は学生から社会人まで幅広く、留学期間も数週間から1年程度までさまざまです。
また、語学学校によって、学校の規模や地域・校風も異なります。
日本人の人数、資格取得コースの有無、大学受験のためのTOEFL専門コースの提供など、学校ごとに特徴があります。
私が留学した学校はニューヨークのマンハッタンに位置しており、日本人の参加者が多かった印象があります。
私もアメリカで、語学留学を経験しました!
正規留学
正規留学とは、アメリカの大学や大学院に入学し、専攻科目を学ぶ留学プログラムです。
専攻科目は英語で授業が行われるため、TOEFLなどのスコアで十分な英語力を証明する必要があります。
将来の現地就職を考える場合は、選択する専攻科目も重要です。
また、アメリカの大学の受験は、日本の大学受験とは異なり、大学入学共通テストのようなものは存在しません。
一般的には日本の大学よりも入学は簡単といわれていますが、卒業までの道のりは困難とされています。
そのため、正規留学を真剣に考える際には、中途半端な気持ちではなく、十分な覚悟と準備が必要です。
交換留学
交換留学は、自身が所属している大学の提携校への留学プログラムです。
注意すべき点は、提携している大学にしか参加できないことです。
また、参加枠が限られており、競争率が高い場合もあります。
大学での成績や英語の能力も重要な要素となるため、交換留学を検討している現役大学生は、しっかりと学業に取り組んでおくことが必要です。
私がイギリスの大学で出会った交換留学生は、非常に優れた英語力をもっていました!
オンライン留学
オンライン留学は、新型コロナウイルスのパンデミックによって、ますます注目されている留学方法です
オンライン留学は、現地へ渡航せずにオンライン上で行われるため、費用を抑えられる点がメリットです。
また、仕事やほかの制約で渡米が難しい社会人の方にも適しています。
さらに、オンライン留学のカリキュラムは本格的であり、世界中で人気があります。
そのため、費用と時間を節約しながら、本格的な英語学習を実現できます。
ただし、現地へ行かないという点から、観光や異文化への直接的な体験ができないというデメリットもあります。
アメリカへ留学する理由
アメリカへ留学する理由は、多岐にわたります。
アメリカは世界的な教育の中心地であり、高い教育水準と幅広い学術分野を提供しています。
以下では、アメリカへ留学する際の一般的な動機をいくつか紹介します。
アメリカ英語を学びたい
多くの方が「アメリカといえば英語」と考えるのではないでしょうか。
とくに日本の教育機関では、アメリカ英語が一般的であり、イギリス英語やオーストラリア英語よりも日本人にとって親しみやすく感じられることがあります。
そのため、「英語を学ぶならアメリカ」と考える方が多く、留学先としても1番人気となっています。
アメリカの文化・街が好き
映画やドラマなどを観て、アメリカの生活や文化に憧れている方も多いはずです。
また、実際にこの街に行ってみたいと考える方もいるでしょう。
実際に現地へ行ってみないと感じられない雰囲気があると思います。
私も、ドラマ「Sex and the City」に憧れてニューヨークへの短期語学留学を決めました。
画面で見るのと、現地で見るニューヨークはスケールが全く違いましたよ!
世界トップクラスの大国で刺激を得たい
アメリカは、世界の最先端を走る国であり、多岐にわたる分野でトップクラスの地位を誇っています。
アメリカは、経済や政治だけでなく、医療、アート、音楽、エンターテイメント、ファッションなど、多様な分野の中心地としての地位を確立しています。
世界をリードする大国であるアメリカで学ぶことには、納得のいく理由がたくさんありますね。
アメリカへ留学するメリット
アメリカへ留学することには、数々の魅力とメリットがあります。
以下では、そのなかでもとくに注目すべきポイントを紹介します。
本場のアメリカ英語が身につく
前述したとおり、アメリカ英語を学ぶことは、留学のメリットの一つとなります。
本場のアメリカ英語をネイティブスピーカーの講師から学ぶことによって、発音などをしっかり学べます。
また、日本の学校では習わないような「生きた英語」を習得できます。
学校・カリキュラムの選択肢が多い
アメリカ留学の魅力の2つ目は、学校・カリキュラムの選択肢の豊富さです。
アメリカには、日本の5倍以上にあたる約4,000校の大学が存在します。
これにより、多様な専攻やプログラムを選択できます。
さらに、語学学校の数も多く、英語力を高めるための環境が整っています。
アメリカの大学のカリキュラムは、幅広い選択肢と柔軟性が特徴です。
一般教養科目を含め、自分の興味や目標に合わせて多くの専攻科目を学べます。
また、多くの大学では、クラスを選ぶ自由度が高く、異なる学部や学科のクラスを履修することも可能です。
このような環境によって、学生は幅広い知識やスキルを身につけられます。
アメリカ留学は、自分の学びたい分野を深く掘り下げるだけでなく、新たな興味や可能性を見つけるための素晴らしい機会となるでしょう。
多種多様な文化・価値観と出会える
アメリカには、さまざまな国にルーツがある方が多く住んでいます。
とくに、ニューヨークは「人種のるつぼ」と呼ばれており、多種多様な民族が混在して暮らしています。
田舎の方のエリアになるとすこし状況も異なると思いますが、ニューヨークやロサンゼルスなどに行けば、多様性と多く触れ合えるでしょう。
世界の最先端に触れられる
アメリカは世界最大の経済大国であり、GAFAなどの世界的な企業が数多く存在しています。
そのため、日本にはまだない最新のサービスや技術に触れる機会があるのもアメリカ留学の魅力の一つです。
たとえば、Uber や Airbnb など、現在日本でも一般的になっているサービスもアメリカ発祥であり、アメリカでは日本より早くこれらのサービスを利用できました。
このような最先端のサービスや技術に触れる機会が、アメリカならではのメリットといえるでしょう。
留学システムが整っている
アメリカの教育システムは柔軟で、大学留学では最初に専攻を決める必要はありません。
最初の1〜2年間は幅広い基礎科目や教養科目を学び、その後自分の興味や目標に合わせて専攻を選ぶことができます。
さらに、専攻を変更することも可能です。
また、アメリカには多数の大学があり、世界トップレベルの大学も多く存在します。
ハーバード、スタンフォード、MIT、UCLAなどがその一例です。
留学生は、自分の学びたいことや滞在期間に合わせて大学を選択できるため、自由な留学プランを立てられます。
アメリカへ留学するデメリット
アメリカへ留学する際には、魅力的なメリットもありますが、デメリットも考慮しなければなりません。
以下では、アメリカへ留学するデメリットを4つ紹介します。
学費・生活費が高い
アメリカ留学は、ほかの国と比べて費用が高くなる傾向があります。
物価が高い地域が多く、教育機関に支払う授業料も高いという特徴があるためです。
平均的な留学費用は、1か月で約50万円程度です。
ただし、学校や都市によっては比較的安く留学できる場所もあるため、留学先を選ぶ際には慎重に比較検討する必要があります。
また、ニューヨークやロサンゼルス以外にも魅力的な地方都市が存在するため、選択肢を広げて調査しましょう。
費用をなるべく抑えて留学したいと考えている方は、以下の記事を参考にしてみてください。
日本より治安が悪い
アメリカは銃社会であることから、日本に比べて治安が悪いことはよく知られていると思います。
しかし、都心部などは比較的安全であり、基本的なルールを守って夜間の外出を避けるなどの注意をしていれば問題なく生活できるでしょう。
しかし、実際に日本人の友人が数名、銃を突きつけられ、貴重品を奪われたという出来事を聞いたこともあります。
どんなに気を付けていても、このような事件に巻き込まれる可能性は0ではないです。
また、州によっては銃の保持を禁止しているところもあります。
一方で、一般の方々も護身用として銃を所持している方もいます。
アメリカだけに限らず、留学する際は、徹底した危機管理をしましょう!
エリアによっては車がないと不便
アメリカでは、特定のエリアでは車が必要な場合があります。
公共交通機関の整備が不十分な地域や、広大な地域に住んでいる場合、車がないと移動や日常生活に制約が生じることがあります。
たとえば、アメリカの一部の地方都市や農村地域では、バスや電車の本数や運行範囲が限られているため、車がないと自由な移動が困難です。
また、買い物や日常の生活においても車が必要な場合があります。
大型のスーパーマーケットやショッピングセンターが広範囲に存在し、徒歩や自転車ではアクセスしづらいことがあります。
これらの要因から、アメリカの一部のエリアでは車が必要不可欠な交通手段となっています。
車を所有することで、移動の自由や生活の利便性が向上し、地域の活動範囲が広がるといえます。
ただし、車を運転する際は交通ルールを守り、安全運転を心がけましょう。
あらかじめ自分が行きたいエリアの交通情報について、きちんと調べましょう!
ワーキングホリデー制度がない
アメリカには、ワーキングホリデー制度が存在しないことが特徴です。
ワーキングホリデー制度は一部の国々で採用されており、若者が短期間の滞在をしながら現地での仕事体験や文化交流ができます。
しかし、アメリカではこのような制度は導入されていません。
アメリカへの滞在や就労には、ビザや労働許可などの厳格な手続きが必要となります。
留学ビザやインターンシッププログラムなどを通じて一定の期間の滞在や就労が可能ですが、ワーキングホリデーのような自由な働きながら滞在する制度はありません。
\ アメリカ留学を成功させるポイントとは?/アメリカ留学の注意点・ポイント
アメリカ留学を検討している方々にとって、留意すべき点や重要なポイントがいくつかあります。
留学を成功させるためには、これらの注意点をおさえることが必要です。
以下では、アメリカ留学における注意点・ポイントについて紹介します。
留学前から英語の学習をしておく
アメリカ留学前に、あらかじめ英語学習をしておくことはとても大切なポイントです。
アメリカでは英語が主要なコミュニケーション手段となるため、授業や日常生活で必要不可欠です。
英語力を事前に向上させることで、留学生活をスムーズに過ごすことが可能です。
事前学習では、自主的な学習や英会話教室、オンライン学習リソースの活用など、留学前から取り組むことが肝心です。
十分な準備を行い、留学先の英語環境に順応することで、より充実した留学経験を得ることができるでしょう。
バークレーハウスでは、留学前に英語力を上げるためのサポートを提供しています。
無料体験レッスンも実施中のため、ぜひお気軽にお試しください。
安全面への配慮を怠らない
前述したとおり、アメリカは日本よりも治安が悪いため、安全面への配慮を怠らないことが非常に重要です。
異文化環境での生活や移動中には、周囲の状況や方々との交流に注意を払う必要があります。
自己防衛意識をもち、危険な場所や時間帯を避けること、貴重品の管理や個人の安全に気を配ることが大切です。
留学前には、現地の犯罪率や安全情報を調査し、現地の文化やルールについても理解しておくことが必要です。
安全を意識した行動をとることで、留学生活をより安心して楽しめます!
自己主張を恐れない
アメリカ留学では、自己主張を恐れずに行動することが重要です。
アメリカの文化では、個人の意見やアイデアを自信をもって表現することが奨励されます。
留学生活では、自分の意見を述べたり、ほかの方とのディスカッションに参加したりする機会が多くあります。
積極的に自己主張をすることで、自己成長や異なる視点からの学びを得られます。
留学前から自分の考えを整理し、自信をもってコミュニケーションに参加することを心掛けましょう。
アメリカ留学に必要なビザ・費用
アメリカ留学を実現するためには、適切なビザと必要な費用についてしっかりと理解しておくことが大切です。
留学を成功させるためには、ビザの種類や取得手続き、必要な費用について正確な情報を取得しましょう。
以下では、アメリカ留学に必要なビザと関連する費用について、詳しく紹介します。
ビザ取得が必要なケース
アメリカへの短期滞在や観光目的での渡航には、ESTA(Electronic System for Travel Authorization)というシステムが利用されます。
ESTAは、ビザ免除プログラムの一環であり、あらかじめオンライン上で申請を行う必要があります。
ESTAを申請するためには、パスポート情報や渡航先、個人情報などを提供する必要があります。
申請書を提出したあと、一般的には数分から数日以内に結果が通知されます。
ESTAの有効期間は最大2年間であり、90日以内の短期滞在であれば何度でも利用できます。
ESTAの申請費用は$21で、この費用はオンラインでの申請手続きの際に支払われます。
留学や就労を目的とした長期滞在(週18時間以上の授業時間、もしくは90日以上の滞在)にはESTAは適用されません。
また、アメリカの留学ビザには、J-1ビザやF-1ビザなどの種類があります。
留学ビザの取得には、学校からのI-20フォームやDS-2019フォームの発行、SEVIS料金の支払い、面接や必要書類の提出などの手続きが必要です。
ビザ申請時には面接が行われ、留学の目的や経済的なサポート、帰国の意思などが確認されます。
留学ビザの取得には時間がかかることもあるため、早めに手続きを始めることが大切です。
ビザの申請には、ビザ申請費 $160とSEVIS登録費 $350がかかります。
\ ビザ申請する前にこちらをチェック!/アメリカ留学の費用目安
留学にかかる費用は個人の留学プランや選択する学校、滞在方法などによって異なります。
たとえば、ニューヨークで1か月語学留学する場合の内訳は、以下のとおりです。
項目 | 費用 |
学費・滞在費 | 約68万円~ |
航空運賃 | 約25万円~ |
食費・お小遣い | 約5万円~ |
留学保険料 | 約3万円~ |
Wi-Fi利用料 | 約2万円~ |
大学などの学費は一般的に高額なため、計画する前に事前に調査し、自分の予算と相談しておくことが重要です。
また、現在の為替レートの影響で、通常よりも費用が増える可能性があるため、為替の変動を確認しておきましょう。
留学に必要な予算を理解し、準備を進めましょう!
アメリカ留学で刺激的な留学生活を送ろう
留学は経験豊かな人生の一部となり、新しい世界を切り拓く素晴らしいチャンスです。
アメリカへ留学する理由は多様であり、アメリカ英語学習や文化・都市の魅力、世界トップクラスの大国での刺激が受けられることが挙げられます。
しかし、留学を成功させるには、英語学習の事前準備や安全面への配慮が重要です。
注意すべき要素をしっかりと考慮し、自身の目的に合った留学プランを練りましょう。
バークレーハウスでは、豊富な経験とネットワークを活かし、最適な学校選びからビザ申請まで、留学の実現をサポートします。
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