多くの方が、一度はアメリカを訪れてみたいと考えたことがあるのではないでしょうか。
アメリカは、人気のある海外留学先の1つです。
この記事では、アメリカ留学のメリットとデメリット、留学を成功させるためのポイントなどを詳しく解説します。
留学期間・留学先別のメリットとデメリットも解説しているため、ぜひ参考にしてください!
アメリカ留学の魅力
日本とアメリカは交流が深いため、日本の中学校や高校での英語教育では、アメリカ英語を学ぶことが一般的です。
駐在や留学を通じてアメリカに滞在している日本人も多く、日本語が通じる場所が多く存在するため、初めての留学でも安心して過ごせるでしょう。
また、アメリカは多様な文化が共存する国です。
留学生活を通じて、さまざまな人種・宗教・民族背景をもつ方々と交流することで、異文化への理解が深まり、自身の視野も広がります。
さらに、アメリカには魅力的で人気のある観光都市が数多くあるため、楽しい留学生活を送れることは間違いありません。
アメリカ留学におすすめの都市は、記事の後半で紹介します!
アメリカに留学する7つのメリット
アメリカへ留学することには、数多くのメリットがあります。
以下では、留学の7つのメリットを紹介します。
アメリカ英語が話せるようになる
英語圏と呼ばれる国は、主に以下の5か国です。
英語圏の国
- アメリカ
- イギリス
- カナダ
- オーストラリア
- ニュージーランド
各国で「英語」が使われていますが、表現・発音・アクセント・スペルなど、さまざまな要素において、多少の違いがあります。
前述したとおり、日本の学校で学ぶ英語はアメリカ英語です。
そのため、留学する際、もっとも身近な英語を学べます。
アメリカ英語は、語彙や発音の観点から見て、多くの方にとって理解しやすい英語です。
アメリカ英語をマスターしておくと、世界中の方々とコミュニケーションをとりやすくなるでしょう。
アメリカへ留学することで、アメリカ英語に対する理解が深まるとともに、アメリカ英語の独特な言い回しを理解できるようになります。
学校・コースが多く選択しやすい
アメリカ全土には、4,000校もの高等教育機関(大学・語学学校・コミュニティカレッジ)があります。
学校数が多いということは、学校間の競争も激しいということです。
各学校は、生徒や留学生を魅了するために、独自かつ興味深いコースやプログラムを提供しています。
数多くの学校が存在するため、自身の希望に合ったプログラムやコースを見つけられるでしょう。
アメリカは国土も広いため、日本人が少ない学校を選ぶことも可能です!
リアルタイムで新しい情報に触れられる
アメリカは、政治・経済・ファッションなど、あらゆる分野で世界の最先端となっています。
それゆえに、リアルタイムで最新情報に触れることができるでしょう。
また、世界最先端であるがゆえに、世界各国から各分野の著名人や有名人が集まっていることから、アメリカならではの体験も期待できます。
このような環境に身を置くことで、自身の視野が広がり、英語学習へのモチベーションも高まるでしょう。
多種多様な方と出会える
アメリカは「人種のるつぼ」と呼ばれており、多種多様な人種や国籍の方々が暮らしています。
とくに、ニューヨークやサンフランシスコといった大都市は多国籍な環境のため、日常的に多様性を体験できます。
そのため、さまざまな国や地域の文化や価値観を学び、視野を広げることで柔軟性が高まると期待されます。
今後、ますますグローバル化が進むことからも、国際的感覚を身につけておくことは非常に役立つでしょう。
自分を知り他人を思いやれるようになる
留学を通じて、日本の利便性について実感することもあると思います。
留学中は、日本では起こり得ないようなハプニングやトラブルを経験するものです。
このような経験を通して、自分よりもあとに留学や駐在してきた方々が困ったときに手を差し伸べられるようになるでしょう。
そして、さまざまなバックグラウンドや価値観をもつ方々と触れ合うことで、カルチャーショックを受けたり、自分自身や日本について考え直すきっかけを得られるはずです。
ホストファミリーが多い
留学中の滞在先としては、学生寮やシェアハウスが一般的ですが、留学が初めての方は、ホストファミリーがおすすめです。
ホストファミリーとの生活を通じて、英語力を向上させたりアメリカの文化や習慣について知ることが可能です。
ホストファミリーと親交を深められれば、ホームシックにかかることを防ぐことにも繋がります。
アメリカは世界中から留学生を受け入れているため、ホストファミリーの数も非常に多いです。
滞在先の家族構成、ペットの有無、喫煙者の有無など、自身の希望に合ったファミリーを選べる可能性が高いといえます。
食べ物で困ることが少ない
前述したとおり、アメリカには多くの日本人が滞在しています。
そのため、日本食レストランや日本の食料を入手できるお店が数多くあります。
なかには、日本語が通じるお店もあるほどです。
このようなお店を上手に活用することで、留学中に日本食を恋しく感じる機会を減らせるため、ホームシックにかかりづらくなるでしょう。
アメリカに留学する3つのデメリット
アメリカに留学することは、多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。
留学にかかる費用が高い
アメリカは、ほかの国々と比較すると、物価がかなり高いです。
そのため、おのずと学費と生活費がかかるため、留学にかかるコストはかなり高くなることが想定されます。
また、ほかの国とは異なり、留学中にアルバイトをすることができないといったルールがあるため、留学に向けた費用を渡航までに十分貯めておくことが必要です。
しかし、生活費や学費については、学校や地域によって異なり、都市部は比較的どちらも高いです。
アメリカ留学を予算内で実現するためには、地域や学校をしっかりと比較検討することが大切です。
治安の悪い地域がある
アメリカは銃社会で、地域によっては人種差別がある地域もあります。
アメリカ全体を見ると、日本よりも治安が悪い地域が多いです。
留学先を選ぶ際には、治安も考慮に入れて選ぶと良いでしょう。
また、留学中も危険といわれている場所に近付かない、夜は一人で出歩かないといった、自分の身を守る工夫をしましょう。
日本人が多い
日本人が多いと助けてもらえることも多く心強いですが、語学力を向上させることを目的とした場合はデメリットになります。
日本人同士で英語レベルが近いことが多いため、語学学校のクラスメイトの大半が日本人だったということはよくあることです。
このような環境に身を置くと、日本人以外の友達を作れなかったり、英語を使う機会を損失してしまいます。
適切な距離を保つこととともに、日本人が少ない学校を選択することで、このようなデメリットを回避できます。
留学先別/留学期間別でみるアメリカ留学のメリット・デメリット
次に、留学期間と留学先に応じた、アメリカ留学のメリットとデメリットを紹介します。
以下では、留学期間と留学先を以下の5つのグループに分けているため、留学目的に応じて参考にしてください。
- 短期留学(3か月以下)
- 語学留学(3か月以上)
- 大学留学
- コミュニティカレッジ
- インターンシップ
短期留学(3か月以下)
3か月未満の短期留学は、休暇を有効活用したい社会人や、留学に興味がある小学生から高校生におすすめです。
短期留学であれば、観光ビザで渡航が可能です。
そのため、留学にかかる費用や準備にかかる負担を軽減させることが可能です。
また、仕事や学業に大きな影響を与えないため、休職・退職または休学を検討する必要がなく、気軽に参加できます。
しかし、留学期間が短いため、観光を楽しむ時間を十分に取ることができなかったり、英語力の向上を実感することが難しいというデメリットがあります。
短期留学をする際は、上記のデメリットに注意しながら準備を進めましょう。
語学留学(3か月以上)
3か月以上の語学学校への留学は、英語学習に真剣に取り組みたい方や、大学生におすすめです。
アメリカには、私立の語学学校と大学附属の語学学校があります。
私立の語学学校は、毎週月曜日に入学できる語学学校が多く、1週間の超短期留学から受け入れているため、留学のスケジュールが立てやすいです。
大学附属の語学学校の場合は、大学進学を目指していることが多いため、大学や大学院での学習に役立つアカデミックな英語の習得を目指すことが一般的です。
入学する時期は、大学の入学時期に合わせて設定されているため、年に数回ほどしか入学するチャンスがない点がデメリットとして挙げられます。
また、3か月以上の語学留学を考える場合、現地でのアルバイトについて心配される方も多いのではないでしょうか。
アメリカでは、学生ビザでの就労が認められていません。
そのため、留学中に生活費を稼いだり、接客やビジネスに役立つ英語を学ぶ機会を得ることが制限されるというデメリットがあります。
自分の目的やライフスタイルに合った語学学校選びをしましょう!
大学留学
アメリカには、多くの大学・コースがあるため、選択肢の幅が非常に広いです。
アメリカ国内だけで、900もの専攻分野があるといわれています。
そのため、自分が興味のあるコースや分野が必ず見つかるといっても過言ではないでしょう。
また、アメリカの大学を卒業すると、OPT(Optional Practical Training)と呼ばれる、大学卒業後1年間現地で就労することが許可されるビザが発行されます。
OPTビザが発行されると、海外での就労を実現できます。
しかし、大学留学のデメリットとして、高額な留学費用がかかることや、入学時に高い英語力が要求されるため準備が大変であること、そして日本での就職活動が困難であることが挙げられます。
コミュニティカレッジ
コミュニティカレッジは2年制の大学で、日本の短期大学のような教育機関のことです。
就学期間が短いため、4年制の大学と比較すると学費が安く、留学コストを抑えられます。
また、入学基準となる英語力もすこし低めに設定されているため、入学しやすいです。
しかし、大学留学と比較すると、さまざまな点でハードルが低いことから、学習意欲やモチベーションが低い学生がいることもあります。
そのため、留学中は自分の意志をしっかりと保っておく必要があります。
英語も含めた語学を学びたい方はコミュニティカレッジ、英語で何か別のことを学びたい方には大学留学がおすすめです。
インターンシップ
学生ビザを所持している留学生の場合、アメリカでの就労が認められていません。
しかし、アメリカでの就労経験を積みたい場合、インターンシップ制度を活用することで実現が可能です。
アメリカのインターンシップ制度は、短期と長期の2つに分かれています。
短期の場合は、英語研修と合わせて4〜8週間現地で就労体験をします。
しかし、短期のインターンシップは、無給である点がデメリットです。
長期の場合は、J1ビザを取得し、現地で1〜1年半ほどの間現地で就労経験を積めます。
長期インターンシップの場合は、給料が発生しますが、年齢や英語力などの条件があり、ビザの取得が難しいといったデメリットがあります。
アメリカ留学が向いている方
アメリカ留学に向いている方には、さまざまな理由や条件があります。
以下はアメリカ留学、海外留学に向いている方の特徴をまとめたものです。
アメリカ留学に向いている方の特徴
- 細かいことは気にしない方
- 自分をもっている方
- 人と積極的にコミュニケーションが取れる方
- 日本との違いをポジティブに受け止められる方
- 行動力があってフットワークが軽い方
- 新しいことにチャレンジしたい方
- 自分を変えたい方
- 自己管理ができる方
- 好奇心旺盛な方
日本人の性格としてよく挙げられるような、シャイで内気で几帳面な方が留学すると苦労する可能性が高いです。
留学をきっかけに、自分を変えようとする姿勢が大切です!
アメリカ留学を成功させるためのポイント
アメリカ留学を成功させるためには、いくつかのポイントをおさえる必要があります。
それぞれのポイントについて、以下で詳しく解説します。
間違うことを恐れない
アメリカをはじめとする多くの国では、自分の意見や考えを表明しない方に対して良いイメージをもっていません。
間違うことを恐れず、自分の気持ちをはっきりと伝えたり、積極的にいろんな方に自分から話しかける努力をする必要があります。
日本人との関わりは最小限にする
留学中には寂しさを感じることもあり、ついつい日本人留学生と親しくなりがちです。
たしかに日本人留学生と一緒にいると、文化や習慣の違いに驚いたり苛立ったりすることが少なく、安心感をもてるでしょう。
日本人だけと関わっていると、英語を学ぶ機会が制限されるばかりでなく、ほかの国の文化や価値観に触れる機会も失ってしまいます。
その結果、留学の本来の意義が失われる可能性があります。
寂しいときや落ち込んだときに励まし合える友達を作ることも大切ですが、日本人との付き合いは、適切な距離感を保つことがおすすめです。
これにより、英語の学習機会を増やし、異なる国や文化に触れる機会を得ることができます。
留学前に英語をしっかりと勉強する
有意義な留学にするためにも、留学前に英語をしっかりと勉強することも大切です。
ある程度の英語力がないと、現地での生活はもちろん、友達作りも苦労します。
留学する際に、英語力がまったくない状態とある程度の英語力をもっている状態では、現地での英語力向上に大きな違いが生じます。
バークレーハウスでは、留学する方向けに、英語力向上のレッスンを提供しています。
ネイティブの英語講師と会話をすることで、留学後に他の日本人留学生と比べて、英語力で差をつけられるでしょう。
無料体験レッスンも実施中のため、ぜひお気軽に試してみてください。
\ 簡単1分でお申し込み!/アメリカ留学におすすめの都市
アメリカ留学におすすめの都市は、以下の5つの都市です。
アメリカ留学におすすめの都市
- ニューヨーク
- ボストン
- ロサンゼルス
- サンフランシスコ
- サンディエゴ
それぞれの都市の特徴と魅力について紹介します。
ニューヨーク
ニューヨークは、世界経済の中心の街です。
アートやファッションなど、さまざまな分野で世界最先端であるため、刺激的な留学生活を送ることができるでしょう。
アメリカの留学先で、もっとも人気がある都市です。
ボストン
ボストンは、中世ヨーロッパの雰囲気が残る都市で、数多くの歴史的建造物が見られます。
また、有名大学が多い街であり、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学など、世界的に有名な教育機関があります。
そのため、留学生活のなかで学術的な刺激を受けられるでしょう。
落ち着いて学習をしたい方に、おすすめの留学先です。
ロサンゼルス
ロサンゼルスは、一年を通じて温暖で湿度が低く、とても快適に過ごせる街です。
日本食レストランや日本の食品が手に入るスーパーが多いため、初めての海外生活や留学生活でも安心して食事を楽しめます。
また、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドやディズニーランドなど、娯楽施設や観光名所も多いため、楽しい留学生活を送れるでしょう。
サンフランシスコ
サンフランシスコは、アメリカの西海岸でもっとも人気のある留学先です。
全体的にコンパクトな街で、バスや電車などの公共交通機関が充実しているため、車を所有していなくても快適に生活できます。
また、サンフランシスコはシリコンバレーと隣接しており、世界的に有名なテクノロジー企業やスタートアップが集まる地域です。
最新のテクノロジーやイノベーションに触れる機会が豊富であり、技術やビジネスに興味がある方には魅力的な環境です。
サンディエゴ
サンディエゴは「アメリカ極上の都市」と呼ばれるリゾート地で、美しいビーチが有名です。
スペイン統治時代の名残が残っており、街中には数多くの歴史的建造物が見られます。
アメリカ国内でも治安が良く、気候も温暖で過ごしやすいため留学生にとって暮らしやすい街の一つです。
アメリカ留学のための準備
アメリカ留学を計画する際には、さまざまな準備が必要となります。
準備として、費用の目安や、手順、そして必要な持ち物を把握しておくことが大切でしょう。
以下では、アメリカ留学をするために必要な準備について解説します。
アメリカ留学に必要な費用
アメリカ留学には、学校の種類・留学期間・滞在先・都市など、さまざまな要素によって費用が大きく異なります。
年間で、約180〜800万円ほど必要になると考えておくと良いでしょう。
アメリカ留学で必要な費用やその内訳についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
\ アメリカ留学についてまるっと解説!/アメリカ留学までの手順
アメリカ留学を実現するためには、いくつかの手順を踏む必要があります。
アメリカ留学までの具体的な手順は、以下のとおりです。
アメリカ留学までの手順
- 留学エージェントに相談する
- 留学先の学校を選定する
- 留学先の学校の入学条件をクリアし、入学に必要な書類を揃える
- 入学願書を提出して入学許可を得る
- 学生ビザの申請をする
- 学生ビザ取得
- 航空券の予約・海外旅行保険の加入・荷物の準備などをする
- 出発
アメリカ留学で必要な持ち物
アメリカ留学で必要な持ち物は以下のとおりです。
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- 衣類
- スキンケア用品
- 化粧品
- 日焼け止め
- 生理用品
- 常備薬
- 帽子
- SIMフリーのスマホ
- メガネ・サングラス
- ノートパソコン
- カサ
- 変圧器
- 充電器類
- クレジットカード・デビットカード
- ペンやノートなど文房具類
留学の準備の際の参考にしてください!
アメリカ留学前に英語力を伸ばそう
今回は、アメリカ留学のメリットとデメリット、留学を成功させるためのポイントなどを詳しく解説しました。
アメリカ留学は多くの人にとって、魅力的な経験です。
留学生活を有意義で充実したものにするためには、出発前の英語学習が必要不可欠です。
バークレーハウスでは、初めての留学を応援しています。
留学前の英語力に自信がない方などを対象に、IELTS対策をはじめとするさまざまな語学サポートをお手伝いします。
無料体験レッスンと一緒に、留学に関する無料相談も実施中です。
お気軽にお申し込みください!詳細はこちらからチェック!