2023/06/16

実際カルチャーショックはある?現役留学生が語るイギリスでの留学生活

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この記事を書いた人

イギリス/リーズ大学在籍
Yukina Yukina
ニューヨークに短期留学後、医療従事者として勤務。
専門学校卒業後、現在はイギリスのリーズ大学にて社会学を専攻。

みなさん、こんにちは!

社会人経験を経て、イギリスのリーズ大学sociologyコースに正規留学中のYukinaです。

これから留学を考えている方、社会人留学をしようとしている方のなかには、さまざまな疑問、不安を抱えている方もいると思います。

今回は、私が実際に留学を体験して感じたことを紹介します。

留学する理由や、学校選び、留学生活は人それぞれですが、これから留学をする方の参考になればと思います!

目次

プロフィール

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Yukinaさんプロフィール
年齢30代
職業社会人
留学先イギリス/リーズ
留学期間3年
学校名University of Leeds
(リーズ大学)
大学での専攻Sociology
(社会学)
留学前と留学中での語学力の変化留学前
TOEIC800点
海外旅行の際、さほど困らない程度。
留学後
IELTS 6.5〜7.0程度。
授業内容の聞き取りなどは完璧ではないものの、ある程度なら理解できるレベル。
日常生活で困ることはあまりないレベル。

留学を決めたきっかけ

私が留学を決めたきっかけとなったのは、20代の頃ニューヨークでの短期留学を経験したことでした。

英語をもっと話せるようになりたいと考え、都内の専門学校にて英語を学び直しましたが、自分の英語力に納得がいかず、長期留学を決意しました。

語学学校への長期留学よりも、英語を学びつつ専門的なことも学びたいと考え、大学留学を選択しました。

リーズ大学を選んだ理由

リーズを留学先として選んだ理由はいくつかあります。

リーズ大学を選んだ理由

  • イギリスで本格的な英語に触れたい
  • ハリーポッターが好き
  • 田舎でありながら生活に不便のない街で過ごしたい

1番大きな理由は、英語の発祥地であるイギリスで本格的な英語に触れたかったためです。

また、ハリーポッターがとても好きだった、というのも理由の一つです。

私は東京生まれ東京育ちのため、ロンドンのような大都市は避けたく、すこし田舎だけど、田舎でありながらも生活に不便のない街を希望していました。

しかし、イギリスの大学についての知識がなく、知っているイギリスの大学はオックスフォード大学とケンブリッジ大学くらいでした。

そのため、Googleで「イギリス 大学 有名」と調べたところ、リーズ大学という存在を知りました。

数年前に佳子内親王が通っていたということもあり、信頼できる良い学校なんだなと思い、リーズ大学への進学を決めました。

また、私はNCUKのファウンデーションコースを受けてからの出願だったため、合格保証校のリストにリーズ大学が入っていたというのも大きいです。

大学選びでは、自分がファウンデーションコースでどれくらいの成績を取れるかが未知数でした。

そのため、「頑張れば行ける」くらいのレベルの学校に照準を合わせていました。

ラッセル・グループのうち、いくつか候補がありましたが、Discovery moduleという、専攻コース外で自分が興味があるmodule(科目)を一つ選択し、知見を広めるというシステムに惹かれたのが決定打となりました。

大学ではどんな勉強をしている?

リーズ大学では、Sociology(社会学)を専攻しており、Sociologyはその名のとおり、社会について学びます。

人間の社会的関係、これらの関係が社会集団、組織などの観点からどのように作用するかを研究する学問です。

以下のような、社会に関するものを取り扱っています。

  • 人種差別などの社会問題
  • 社会の成り立ち
  • 都市における社会のあり方
  • 社会学の有名な理論
  • 環境問題
  • 犯罪
  • 政策
  • 文化

また社会学には、心理学・経済学・政治学・人類学など、さまざまな分野が混ざっています。

このように私たちの生活に深い関係があるため、学んでいてとても楽しいです。

西洋ならではの視点も学べるため、日本では気付かなかったことと出会えるのも魅力です。

しかし、時代背景などの基礎的な知識が必要だったり、概念的なことを学ぶという難しさを感じることも多々あります。

授業は、各moduleにレクチャーとセミナーがあります。

レクチャーは講義で、セミナーは少人数制のディスカッションメインの授業です。

1年目は、各セメスター終了時に1,500文字のエッセイの提出のみでした。

2年目は、シラバスを見ていると、エッセイの文字数が3,000くらいに増えるようでした。

また、テストがあるmoduleもあるようです。

エッセイはいくつかのお題を出され、そのなかから一つお題を選び、エッセイを書いていくという流れです。

私はテストがあまり好きではないので、エッセイが中心なのはとてもありがたいです!

留学中の生活はどんな感じ?

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平日の過ごし方

留学中の生活はというと、平日は基本的に寮と学校の往復です。

1日のスケジュールは以下のとおりです。

  • 8:00 起床/朝ヨガ・ストレッチ
  • 9:00 登校準備・BBCでリスニング
  • 11:00 レクチャー
  • 12:00 ランチ
  • 13:00 図書館で勉強
  • 17:00 帰宅
  • 18:00 夕飯
  • 19:00 のんびり自分が好きなことをやる時間
  • 23:00 就寝

このように、平日は勉強がメインの生活です。

学生の仕事はやはり勉学のため、平日はしっかり勉強して、休日とのメリハリをつけるように心がけています。

休日の過ごし方

休日の過ごし方は、日本にいた頃とあまり変わらないです。

留学中の1番好きな休日の過ごし方は、晴れた日の公園へ散歩に行くことです。

私はインドアのため、日本にいた頃は散歩に行くことはほぼありませんでした。

しかし、リーズはとても広く、緑が豊かな素敵なお散歩ポイントが多いため、休日の楽しみの一つに加わりました。

とくに、冬場は日照時間が少ないこともあり、晴れた日はできるだけ散歩をとおして、日光に当たるようにしています。

青空の下、木々に囲まれた道を歩き、小鳥の囀りを聞きながらのお散歩はリフレッシュになります。

ほかには、部屋でストレッチをしたり、街の中心地へショッピングへ行ったり、友人とパブへ飲みに行ったり、日本人の方が経営されているヘアサロンへ行ったりしています。

友人とドライブがてらヨーク大学へ行き、日本人の友人のオフィスで勉強することも多いです。

ヨーク大学は、キャンパスがとても広く、とても静かな環境で、寮がとてもおしゃれで、リーズ大学とは違った雰囲気を楽しめます。

図書館では、ビジターパスが無料で発行されているため、外部の者も利用でき、Wi-Fiがリーズ大学と同じなため、普段通りの勉強が可能です。

自分の大学にはない雰囲気を感じれるので、ほかの大学を見るのはとても楽しいです!

友達作りについて

私はコースメイトと年齢が離れており、加えて人見知りな性格もあるため、すこし控えめになってしまい、まだ友人が多くいません。

コースメイトはみんな優しくて、授業のときも声をかけてくれるため、授業中に孤立することはないです。

しかし、プライベートな時間となると、すこし気後れをしてしまいます(笑)

このように、私のように人付き合いが苦手な人でも、問題なく留学生活を満喫できているため安心してください。

友達作りに不安を感じる方もいるかもしれませんが、なんとかなります。

むしろ、無理に人付き合いしなくて良いので、とても楽です!

実際、カルチャーショックはある?

留学初期は時折カルチャーショックを経験することもありましたが、現在はイギリスでの生活にも慣れたため、驚くことはほとんどありません。

今回は、私が感じたカルチャーショックをいくつか紹介します。

生活環境について

私がイギリスへ留学した頃は、まだコロナが酷い状況だったため、日本ではまだマスク着用を求められていました。

しかし、イギリスの空港に降り立った瞬間、誰一人としてマスクをしていなくて驚きました。

パブに行けば人で賑わっており、まるでコロナが存在しないかのような雰囲気でした。

また、日本では電車やバスは当たり前のように時間通りにきますが、イギリスでは交通機関が時間通りに来ることはありません。

そのため、時間にはすこし余裕をもって行動することをおすすめします。

とはいえ、授業に遅れたとしても遅刻扱いなどはないため、この点は文化の違いだなと感じます。

ストライキが多い

イギリスはストライキがとても多く、授業がキャンセルされることが何回もありました。

これは、一つの文化ともいえると思います。

ストライキは通常、「この日にストライキを行います」という予告がありますが、たまに学生によるストライキ活動で教室が使えず、急遽授業がキャンセルになることもありました。

交通機関のストライキによって、電車が運行されないこともあります。

人種差別について

人種差別に関して心配される方も多いと思いますが、残念ながら完全にないといえないのが現実です。

日本人の友人のなかには、遠回しな人種差別を受けた方もいます。

私自身、郊外の白人が多い地域で、年配の方に睨みつけられたりしたことはあります。

しかし、大学内では留学生がとても多いこともあり、直接的に何かを言われるような経験をしたことは一度もありません。

人種差別は、大学側も真剣に取り組んでいる問題のため、万が一何かあったら大学に報告できます。

また、「日本から来た」というと「いつか行きたいの!」と興味津々な様子で話してくれる方もたくさんいます。

イギリスの大学にはソサエティーという、日本でいうサークルがあります。

リーズ大学には、Japanese Anime Society や Japanese Society があるため、それらに参加すれば、日本の文化に興味がある、ほかの国の学生と知り合えます。

とくに、アニメソサエティーは100人以上のメンバーがいる、英国内で最大のアニメソサエティーだとされています。

日本の文化が外国で人気があるのは、日本人として誇りに思えるポイントでもありますね!

生活や文化の違いはある?

私自身、順応性が高い性格なため、生活や文化の違いを感じたことはあまりないです。

こちらで出会う方々は、皆さん親切であるという印象を受けます。

イギリスに初めて来たとき、電車で偶然出会った婦人の姪御さんは、リーズの学生でした。

婦人は「何か困ったことがあれば、きっと助けてくれるわよ」と、親切にも姪御さんの連絡先を教えてくれました。

姪御さんとは直接会えていませんが、メッセージですこしやりとりをしました。

彼女は「何かあったらいつでも連絡してね」と言ってくれ、その優しさに感動しました。

このようなことは、日本にいるとなかなか経験しないことだと思います。

また余談ですが、リーズ大学には野生のウサギがいます。

キャンパスでのんびりと過ごすふわふわのうさぎを見ると、心が癒されます。

私はまだ見たことがないのですが、ハリネズミが住宅街に出没することもあるようで、卒業するまでに一回は見てみたいです。

ほかには、ヨーク大学でキツネをみたこともありますよ。

このように、野性の動物と遭遇できるのは、イギリス生活でとても気に入っているポイントです。

留学して感じたこと・得られたこと

留学して良いなと感じたことは、常識の範囲内というのは前提ですが、周りの目を気にしなくていいということです。

イギリスに来て、髪の毛をピンクに染めたり、丈が短いスカートを履いたりと、日本なら「いい歳して何してるの?」と言われるようなことに、気兼ねなくチャレンジできます。

いい意味で、ありのままの自分で居られます。

そして、のんびりとした生き方ができるという点も、とても気に入っています。

バスがキャンセルになっても「来ないものはしょうがない」とすぐに割り切り、散歩がてら歩いていくなど、いい意味でラフな生き方ができます。

また、日本の素晴らしさに改めて気づくこともできました。

ご飯が美味しい、医療サービスが充実している、治安がいい、インフラが整っているなど、基本的なことではありますが、海外生活だからこそ実感できることは本当に多いです。

留学を考えている方へのメッセージ

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私は30代になってからの大学留学のため、最初は年齢的な意味で不安なことも多々ありました。

しかし、大人だからこその楽しみがあると思います。

自分のペースを知っているから、勉強と遊びの両立がしやすかったり、大人だからこそ一人時間を楽しめたり。

留学は、自分自身を見つめ直すいい機会でもあります。

人生は一度きりしかありません。

また、パンデミックのように、出国できなくなることがいつ来てもおかしくない世の中です。

留学はハードルが高いなと一歩踏み出しにくい気持ちはわかりますが、習うより慣れろ精神でチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

最初の一歩さえ踏み出してしまえば、あとはなんとかなるものですよ。

そして、留学への最初の一歩は、情報収集です!

留学したけどなかなかと最初の一歩が踏み出せずに悩んでいる方は、一度バークレーハウスに相談してみてはいかがですか?

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