2021/09/02

カナダ留学の費用を期間ごとに解説!気になるワーホリや節約術も!

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バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

カナダ留学を考えている人の中には、費用を心配している人もいるのではないでしょうか。英語圏の国は物価が高い国も多いので、気になりますよね。

そこでこの記事では、カナダへの留学期間ごとの費用をまとめて紹介します。

1か月の短期留学から3か月、半年、1年の留学費用やワーキングホリデーを利用する場合の費用、そして、留学費用を安く抑えるコツなども紹介します。

カナダ留学を検討していて、費用について疑問に思っている人はぜひチェックしてみてください。

【期間別】カナダ留学の費用

まずは、カナダで語学留学をする場合の費用について、期間ごとにまとめました。どの都市に留学するか、どのような滞在形態にするかなどにより、費用は変わってきます。

ここでは、平均的な費用をご紹介していきますね。

※1カナダドル=90円で計算しています。

1ヶ月

カナダに1ヶ月間留学する際の費用は、約40万円ほどです。早速、内訳を見ていきましょう。

学費 12万円
渡航費 15万円
居住費 7.5万円
生活費 4.5万円
海外留学保険 5万円
合計 44万円

学費のうち、1~2万円ほどが入学金となります。なお、カナダ留学においては、半年までビザが不要です。

渡航費は時期によって異なります。費用を安く抑えられる時期を狙えるなら、そこで5万円以上節約できる可能性もあるでしょう。

居住費については、海外に不慣れであれば1泊2食付きのホームステイなどがいろいろな面でおすすめです。

また、海外留学保険については、クレジットカードについている保険などでまかなうこともできるので、改めての加入は必須ではありませんが、内容についてはしっかり吟味してくださいね。

3ヶ月

続いて、3ヶ月の語学留学の場合についてです。

学費 30万円
渡航費 15万円
居住費 22.5万円
生活費 13.5万円
海外留学保険 5万円
合計 86万円

居住費や生活費は単純に、1ヶ月分の費用×滞在する月数分です。海外留学保険も、期間が長くなるとその分費用が増えていきます。

カナダは英語圏の都市の中では物価が安い方ですが、とはいえ外食をすれば10ドル + チップは必要でしょう。ホームステイ先で提供してもらえる食事以外でも、自炊をしてランチを持参するなど、生活費を抑える工夫は必要です。

半年

語学留学も半年となると、本格的な長さになってきますね。留学用のビザと2019年からは「個人識別情報(バイオメトリックス)」の登録も必要になりました。渡航前に手続きしておきましょう。留学に必要な費用については以下が目安となります。

学費 70万円
渡航費 15万円
居住費 45万円
生活費 27万円
ビザ申請費 約1万3,500円(150カナダドル)
個人識別情報 約7,650円(85カナダドル)
海外留学保険 10万円
合計 約170万円

カナダでの滞在も半年となれば、かなり生活にも慣れてきているでしょう。ホームステイを選択していた人も、ルームシェアなどに切り替えることで居住費や生活費を節約することが可能です。

ルームシェアをするメリットとして、ほかの留学生との交流を深められることや、互いに英語でコミュニケーションを図ろうと努力することで、英語力を高められることなどが挙げられます。

ただし、ルームメイトに日本人を選んでしまうと、逆に日本語で話す時間が増えてしまうので、よく検討した上でルームメイトを決めましょう。

1年

カナダに1年間留学すると、努力次第では英語力も相当に上がるでしょう。それなりの投資も必要になりますが、見合うだけのリターンを得ることもできます。1年間の留学費用概算は、下記の通りです。

学費 130万円
渡航費 15万円
居住費 95万円
生活費 45万円
ビザ申請費 約1万3,500円(150カナダドル)
個人識別情報 約7,650円(85カナダドル)
海外留学保険 20万円
合計 約310万円

こちらで紹介した留学費用は、どちらかというと堅実に過ごした場合の費用といえます。余暇をレジャーに費やしたり、留学先でできた友だちと遊ぶ頻度が高いと、この範囲では収まらないでしょう。

何事もバランスが大切だということを忘れずにいたいですね。

カナダで大学留学・ワーキングホリデーをした場合の費用

カナダには約90の大学があり、そのほとんどが州立大学です。そのため、教育のクオリティが高水準に保たれているのも魅力の一つでしょう。

ただし、高い語学力が求められるので、まずは語学学校へ通い、次に比較的入学しやすいといわれるコミュニティ・カレッジへ。そこから大学へ編入するというコースをたどるのも一つの方法です。

ここでは、シンプルに大学に入学した場合の1年間の費用を紹介します。

大学留学

学費 200万円
渡航費 15万円
居住費 95万円
生活費 45万円
ビザ申請費 約1万3,500円(150カナダドル)
個人識別情報 約7,650円(85カナダドル)
海外留学保険 20万円
合計 約380万円

学費は州ごとに決められていて、もっと安いところもあれば、高いところもあります。実は、現地学生はこの半分~4分の1程度の費用で大学へ行けるのですが、留学生に対しての学費は高いのがカナダなんですね。

ワーキングホリデー

続いては、ワーキングホリデーをする場合の費用についてです。まず、語学学校へ通わない場合を見てみましょう。

渡航費 15万円
居住費 95万円
生活費 45万円
旅行費 30万円
ビザ申請費 約3万420円(338カナダドル)
海外留学保険 20万円
合計 約208万円

ここに、ワーホリでアルバイトをした収入が入ってくることを想定してみましょう。仮に時給1,100円として、平日に1日8時間を8ヶ月間働いたとします。そうすると、約154万円ほどの収入を得られますので、差し引き50万円ほどの出費です。

上記では、就労期間を8ヶ月と想定しました。残りの4ヶ月のうち、3ヶ月間で語学学校へ通うとすると、先にお伝えしたように学費が30万円ほどかかります。出費の合計は約80万円となりますが、もし就労なしで1年間の語学留学をしたならば、約300万円もの費用がかかりますよね。

それを考えると、ワーキングホリデーの制度を利用すれば、ずいぶんと安く海外生活を体験することができるわけです。

カナダ留学の期間の決め方

留学期間

留学以前の語学力が初級状態だと仮定します。1ヶ月の留学で英語を身につけるというのは、ちょっと難しいですね。1ヶ月だと「お試し留学」レベルのものです。

それでも、旅行ではなく生活をするとなれば、より現地の雰囲気を味わうことができるので、その後に本格的に行く留学地を決めるための下見としては有効でしょう。

3ヶ月~半年の留学を体験すると、人によってはかなり耳が英語に慣れ、現地の人との日常会話ができるようになってきます。

そこまで来ると、少し「壁」を感じるかもしれません。英語力の伸び悩みの時期に入る人も少なくないのです。

しかし、検定や趣味の資格など、目的の矛先を少し変えてみたりしながら、英語に触れ続けていきましょう。1年経つ頃には、かなり英語力が伸びていることに気づくはずです。

もし、カレッジや大学を目指すならば、1年ほどの期間を語学力アップのために充てるケースもあります。その1年間を準備期間として、さらに長期の留学を継続していくというパターンです。

まとめると、お試し留学ならば1ヶ月程度、大学留学を目指すか本格的に語学力を身につけたいならば1年間の留学がおすすめとなります。

1年間も留学ができない場合には、3ヶ月か半年、目的と条件に合わせて決めるのが良いでしょう。

カナダ留学の費用を安くする方法

節約

留学費用を抑える方法は、留学前にできることと留学後に現地でできることの2種類あります。

このうち、留学後にできることは主に節約です。大きく費用を抑えるためには、留学前のプランニングが肝心となります。

続いて、その方法について3つ紹介していきます。

方法1. 期間を短くする

この記事でも期間ごとの留学費用を紹介しましたが、期間が短くなれば、当然留学費用も安くなります。ただし、学費などは期間が長い方が割安となる場合もありますよ。

留学期間は、留学の目的によって決められるに越したことはありません。ですが、費用も留学を成功させる大事なファクターですから、無理のない範囲で最大限の効果を発揮できるように努めたいものですね。

方法2. 授業数を少なくする

大学では、授業数によって費用が変わることはありません。ですが、語学学校の場合は履修する授業数によって授業料が変動します。

授業数を少なくすることのデメリットとして、空き時間が増えてしまうことが挙げられます。一見、それは特にデメリットには見えないかもしれませんね。ですが、暇な時間に、つい余暇を楽しんでしまい、逆にお金を使ってしまった……ということもあるので、気を付けましょう。

また、コマ数が減れば、当然ながら勉強時間が減ってしまうわけです。それでも、自分の留学目的が達成できるのかどうかは、見極める必要があります。

方法3. 奨学金を活用する

実は、カナダ留学にはさまざまな奨学金制度が用意されています。

年間5万カナダドルが最長3年間支給される「ヴァニエ・カナダ大学院奨学金」や「高円宮記念クィーンズ大学奨学金」「バンティング博士研究員奨励金」や、そのほか現地の大学が設けている奨学金で、留学生が申し込めるものも。

それぞれに審査があり、必要な条件や書類提出が求められますが、受給できれば大きな費用節約につながります。自分に申し込めるものがあるかどうか、まずは調べてみるのがおすすめです。

まとめ

今回、この記事ではカナダ留学の費用についてお伝えしてきました。期間ごとの費用は、1ヶ月ならば40万円強~で、1年となると300万円ほどかかります。大学への留学は、語学学校よりも費用が高いです。

一方、ワーキングホリデーを利用すると、学習時間に制限は生じますが収入を得られるという大きなメリットがあります。

また、留学期間を決めるには、留学の目的を意識することが大切です。それによって、短期なのか長期なのか、検討してみてください。長期留学の場合でも、費用を抑える方法や奨学金の利用などで経済的な負担を軽減することもできますよ。

カナダへの留学を検討中で費用が気になっている方は、この記事を参考にしながら留学プランを立ててみてはいかがでしょうか。

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