2024/02/22

カナダのモンリオール留学の魅力とは?費用の目安や注意点を解説

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バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

カナダへの留学を検討している方のなかには、モントリオールへ留学を希望する方も少なくありません。

フランス語が公用語として使われ、「北米のパリ」とも称されるモントリオールは、国際色豊かで世界中の留学生に人気の都市です。

本記事では、カナダのモントリオールへ留学するメリットやデメリット、注意点などについて解説します。

モントリオールの基本情報や留学費用についても紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

目次

モントリオールの基本的な情報

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モントリオールは、カナダのケベック州に位置し、バンクーバーやトロントとは異なる独特な雰囲気をもつ街です。

ケベック州最大の都市であり、カナダ全体ではトロントに次いで2番目に大きな都市でもあります。

また、セントローレンス川に浮かぶ世界最大の内陸島でもあります。

モントリオールの語学学校には、英語を第2言語として学びにくるカナダ人や、ヨーロッパ、ラテンアメリカ出身の留学生が多く在籍しており、日本人が比較的少ない点が特徴です。

さらに、モントリオールは、フランス文化をベースにしながらも、イギリスやほかの国々の文化も融合した、独特の雰囲気をもつ街です。

以下では、モントリオールの気候や公用語、治安など、留学生活に役立つ基本的な情報を紹介します。

歴史

モントリオールは、歴史的な背景からフランスの文化が強く影響しています。

大航海時代にフランスの冒険家であるジャック・カルティエがセントローレンス湾に到達し、モントリオールを発見しました。

これが、フランスのカナダ開拓の始まりであり、モントリオールはフランスの探検家の拠点となりました。

その結果、フランスから多くの市民がケベック州やモントリオールに移住し、フランスの影響が強い街が形成されたのです。

そのため、モントリオールはフランス系の住民が多く、フランス語が公用語として使用されています。

公用語

前述したとおり、モントリオールは歴史的な背景からフランス語が公用語として使用されています。

公用語はフランス語ですが、英語も使われており、街なかではフランス語と英語の会話、両方を耳にします。

モントリオール市民の多くは英語とフランス語のバイリンガルのため、フランス語が話せなくてもあまり心配はいりません。

モントリオールの語学学校には、フランス語と英語両方のコースがあります。

フランス語と英語の両方を学びたい方や、英語はある程度できるため、フランス語の勉強を始めたいという方にとって、ぴったりの留学先といえるでしょう。

英語を学ぶ目的でモントリオールに留学する場合でも、フランス語の基礎を学んでおくと、より生活しやすくなるでしょう!

気候

モントリオールは四季がはっきりしていることが特徴です。

モントリオールの冬はとても寒さが厳しく、ときにはマイナス20度の極寒になる日もあります。

早ければ10月から雪が降り始め、4月までの約半年間、冬の気候が続きます。

長く厳しい冬の寒さを乗り越えるためには、しっかりとした防寒対策が必要です。

一方、5月から9月の期間は、温暖な気候で快適に過ごせます。

とくに、7月〜8月にかけては、日本の夏のように30度を超える日もあり、半袖で過ごせる暑さです。

冬は雪が多く降り、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツが楽しめる一方、夏にはさまざまな屋外イベントやフェスティバルを満喫できます。

治安

モントリオールは治安が良く、安心して過ごせる街です。

しかし、日本と比べると犯罪件数も多いため、外出時など、最低限の注意は必要です。

モントリオールは有名な観光地でもあるため、観光客を狙ったスリや強盗などに気をつけましょう。

被害に遭わないよう、貴重品は肌身離さず持ち歩くようにしてください。

また、モントリオールの公用語はフランス語のため、英語しか話せない方を狙ったフランス語による詐欺に遭う可能性もあります。

簡単なフランス語を覚えておくことも自分の身を守るために効果的です!

教育機関

モントリオールには、世界的に有名な大学が複数あります。

代表的な例として、マギル大学(McGill University)やケベック大学モントリオール校(Université de Montréal)などが挙げられます。

これらの大学は高い教育水準を誇っており、留学生にとって魅力的な環境が整っています。

バークレーハウスでは、モントリオールの私立ボーディングスクールと提携しており、カナダ留学を目指す中高生をサポートしています。

マギル大学、トロント大学、ブリティッシュコロンビア大学などの一流カナダ大学への進学だけでなく、ハーバード大学などの一流校への進学コースを目指すことも可能です。

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モントリオールに留学するメリット

ヨーロッパの雰囲気が漂う美しい街モントリオールは、世界中の留学生から注目を集めています。

モントリオールがもつ独特の魅力やメリットを理解することは、留学生活をより充実させるうえで重要です。

以下では、モントリオールに留学する際の5つのメリットについて紹介します。

英語とフランス語が学べる

モントリオール留学では、英語だけでなくフランス語も学べます。

ケベック州はフランス語を公用語とするため、語学学校でも英語とフランス語の両方の授業を受けられます。

そのため、モントリオールには、フランス語を第一言語とする、英語が苦手なカナダ人学生も英語を学ぶためにやってきます。

また、世界各国から集まった海外留学生もモントリオールでフランス語を学んでいます。

カナダ人と一緒に英語を学んだり、留学生とともに英語とフランス語の両方を勉強できるのは、モントリオール留学ならではの特長です。

日本人が少ない

モントリオールはバンクーバーやトロントなど、ほかの都市に比べて、日本人留学生が少ないことが特徴です。

日本人留学生が少ないということは、語学力を向上させるうえでのメリットとなります。

海外留学中は、家族や友人と話せない、英語がうまく通じないといったストレスから、日本人留学生とばかり交流してしまうことがよくあります。

しかし、日本語ばかりを話していては、英語力をアップさせるという留学の目的が達成されません。

そのため、海外留学中は日本人との交流を最小限にすることが、英語力向上のポイントともいえます。

モントリオールでは日本人留学生が少ないため、英語漬けの環境が作りやすく、英語力の向上が期待できます。

物価が安い

モントリオールは、カナダで2番目に大きな都市でありながら、物価が安いことが特徴です。

バンクーバーやトロントと比較すると、モントリオールの生活費は比較的低い傾向にあります。

住宅費や食費、交通費などが安価なため、できるだけ留学費用を抑えたいと考えている方におすすめの留学先といえます。

モントリオールの消費税率は、国税(GST)と州税(PST)の2つを合わせて14.975%と高めですが、食品や生活必需品、光熱費などは非課税のため、生活費を抑えることが可能です。

ただし、モントリオールの最低賃金はバンクーバーやトロントと比べると低い水準となっています。

留学中にアルバイトやワーキングホリデーに参加したいという方は、物価や賃金の点も考慮して検討するようにしましょう。

また、最低賃金以下の賃金で外国人労働者を雇用する業者もあるため、留学中に働こうと考えている方は、仕事選びに注意が必要です。

ヨーロッパ風の街並みが美しい

モントリオールは、ヨーロッパ風の美しい街並みや歴史ある建造物、石畳の道路などが特徴で、観光スポットとしても有名です。

かつてフランスの領土であった歴史的背景から、街中の看板や標識、レストランのメニューなどもフランス語で表記されています。

カナダにいながら、まるでヨーロッパにいるかのような雰囲気を味わえるのは、モントリオール留学ならではの魅力です。

多様な文化が楽しめる

モントリオールは、多様な文化が共存する多文化都市でもあります。

世界中から移民が集まっていることから、食文化や芸術など、さまざまな文化に触れられる点が魅力です。

フランス語だけでなく、英語、アラビア語、スペイン語、イタリア語といった多言語が使われており、異なる言語や文化を学ぶ機会が多くあります。

また、モントリオールには、特定の民族が集まる地区もあり、リトルイタリーやグリークタウンなどがその代表例です。

リトルイタリーでイタリア料理のレストランやカフェを楽しんだり、グリークタウンでギリシャの伝統的なお祭りを体験するのもいいでしょう。

さらに、モントリオールでは世界規模のイベントも多く開催されており、モントリオール国際芸術映画祭やモントリオール国際ジャズフェスティバルなどが毎年開催されています。

一つの都市に滞在しながら多様な文化が楽しめ、最先端の芸術や音楽に触れられる機会が多いことがモントリオール留学の魅力です。

モントリオールに留学するときの3つの課題

モントリオールに留学する際には、いくつかのデメリットがあります。

留学先としてモントリオールを選択しようと検討している方は、しっかりチェックしておきましょう。

冬は寒さが厳しく長い

モントリオールの冬の寒さは非常に厳しく、平均気温が氷点下10度〜15度に達します。

極寒の日には、マイナス20度になることもあり、日本の冬とは比べものにならないくらいの寒さです。

そのため、モントリオールの寒さを乗り越えるには冬服の準備が必要不可欠です。

日本の冬服だけでは十分に寒さ対策ができないため、現地でアウターやブーツを購入することがおすすめです。

また、室内は暖房が効いていることが多いため、室内と室外の温度差がかなり大きくなります。

そのため、体調管理には十分気を付けるようにしてください。

モントリオールの冬は約半年にわたるため、冬が苦手な方は冬の時期の留学は避けるべきでしょう!

フランス語が話せないと生活しにくい

モントリオールでは、フランス語が話せないと生活しにくい場合があります。

基本的に、モントリオールの住民は英語が話せるため、英語でのコミュニケーションも可能です。

しかし、モントリオールの公用語はフランス語であるため、英語が多少話せても、フランス語がまったく理解できないと不便を感じることが多いでしょう。

また、モントリオールでアルバイトなどの仕事を探す際には、フランス語が必要とされるケースもあります。

そのため、留学中にアルバイトをしたいと考えている方は、注意が必要です。

日本人がいないため助けてもらえない

モントリオールは日本人留学生が少ないため、困ったときに助けてもらえなかったり、ホームシックになりやすいというデメリットがあります。

また、英語かフランス語のどちらかが話せないと日常生活もままならないという状況に置かれ、日常生活が制限されてしまう可能性もあります。

日本人が少ないことは英語力向上のチャンスともいえますが、英語力に自信がない初心者の方の場合、ハードルが高くなるという側面もあります。

モントリオールの留学でおすすめのプラン

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モントリオール留学で、人気のプランについて解説します。

留学方法を検討している方は、自分に最適なプランを選択する際の参考にしてください。

短期留学

モントリオールは、1週間から数か月の短期留学にもおすすめです。

学校の長期休みや会社の有給休暇などを利用し参加できるため、気軽に留学が可能です。

また、6か月以内であれば観光ビザで留学できるため、ビザの申請も必要ありません。

ただし、モントリオールは冬の寒さが厳しいため、冬を避けた短期留学の方が快適に過ごせるでしょう。

夏は大きなイベントもたくさん開催されるため、学業だけでなく、観光やイベントも思う存分楽しめます。

長期留学

モントリオールでたしかな語学力を身につけたい方には、長期留学がおすすめです。

半年以上の長期留学をする場合、学生ビザの申請が必要です。

モントリオールの語学学校は、英語とフランス語の両方に対応してます。

そのため、フランス語だけを勉強したい方、英語とフランス語の両方をマスターしたい方など、一人ひとりのニーズに合った留学が可能です。

長期留学では、じっくりと時間をかけて学ぶことで飛躍的な語学力の向上が期待できます。

ワーキングホリデー

ワーキングホリデー制度を利用したモントリオール留学は、フランス語をすこし話せる方や、フランス語を学びたい方におすすめです。

前述したとおり、モントリオールは公用語がフランス語のため、フランス語ができたほうが、採用されやすくなります。

とくに、日本食レストランなどの日系の仕事は、日本人でも比較的就労しやすいでしょう。

通常、日系の職場は語学学習には向かないとされますが、モントリオールでは日本人の数が少ないため、日本食レストランもお客様や従業員の多くはカナダ人や他国からの移民・留学生です。

仕事中もフランス語や英語でのコミュニケーションが求められるため、十分な語学力の向上が期待できます。

モントリオール留学の費用

モントリオールへの留学を実現するためには、どれくらいの資金を準備すればいいのでしょうか。

渡航費や滞在費、食費、授業料など、必要な費用の目安は以下のとおりです。

モントリオールの留学費用

  • 渡航費(往復):約15万〜20万
  • 海外留学険費用(1か月):約1〜3万円
  • 滞在費(1か月):約5万〜13万
  • 食費(1か月):約2万〜3万
  • 授業料(1か月):約10万〜20万
  • その他(お小遣い、お土産代など):約3万〜5万

モントリオールで1か月または1年の留学に必要な費用の目安は、以下のとおりです。

  • 1か月の短期留学:約40〜65万
  • 1年の長期留学:約270万〜430万

上記の費用は、あくまでも目安となります。

モントリオール留学に必要な費用は、外食の頻度や観光、イベントへの参加など、現地での過ごし方によって異なります。

そのため、留学費用は事前に余裕をもって準備することが重要です。

注意するべきポイント

最後に、モントリオール留学で気を付けるべき2つのポイントについて紹介します。

以下で紹介する注意点を踏まえて行動することで、留学生活がより充実したものになるでしょう。

安全対策を怠らない

留学中に危険な目に遭わないようにするためには、最低限の安全対策を怠らないようにしましょう。

モントリオールは治安が良い街といわれていますが、日本と同じ感覚で行動することは危険です。

日本人観光客や留学生を狙ったスリや強盗の被害に遭わないよう、十分注意するようにしてください。

とくに、貴重品の管理に細心の注意を払い、人通りが少ない場所は避けるなど、つねに安全を意識した行動をとることが大切です。

地下鉄・バスを乗りこなそう

モントリオールでは、地下鉄やバスなどの公共交通機関を積極的に活用しましょう。

朝から夜遅くまで、多くの本数が運行しているため、市内の移動に困ることはありません。

モントリオールのバスと地下鉄は、どちらもSTM社によって運営されています。

そのため、同一ゾーン内の移動は、バスや地下鉄で乗り換えをしても一律の料金で乗車できます。

交通チケットにはさまざまな種類のチケットが用意されており、回数券や1デイパス、定期などがあります。

また、交通系ICカードであるOPUSカードの利用もおすすめです。

自分の目的や利用頻度に合わせて、チケットやOPUSカードを購入しましょう。

公共交通機関を使いこなすことは、お金の節約になるだけでなく、モントリオールの街をよりよく知り、楽しむことにも繋がります!

まとめ

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モントリオールは、歴史的背景からフランス系の住民が多く、フランス語が公用語として使われています。

そのため、英語とフランス語どちらも学びたい留学生にとって、最適な留学先といえるでしょう。

また、世界中から移民や留学生が多く集まるモントリオールでは、さまざまな国の食文化や芸術に触れる機会がたくさんあります。

世界的に有名な大規模イベントも毎年開催されているため、学業だけでなく、週末の外出や観光も思う存分楽しめるでしょう。

バークレーハウスでは、留学を検討している方に向けて、留学サポートを提供しています。

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