新型コロナウイルスが世界中で収束しつつある今、海外留学に行こうと考えている方は多いのではないでしょうか?
みなさんは、カナダ留学に興味はありますか?
留学先にカナダを選ぶと、日本では味わうことのできない自然体験も満喫できますよ!
この記事では、カナダの魅力や留学方法、留学するメリット、また留学におすすめの都市について紹介します。
カナダを留学先として検討している方は、ぜひ読んでみてください!
カナダの留学最新情報
外務省の海外安全ホームページによると、カナダは日本からの渡航者や日本人に対して入国制限措置や行動制限措置を課している国・地域には含まれていません。
※2023年9月現在
また、下記のビザを所有することでカナダに入国することができます。
2022年10月1日以降、ワクチン接種証明書の提出も不要になりました。
- 学生ビザ
- ワーキングホリデービザ
- 観光ビザ
つまり、カナダ留学を検討するうえで新型コロナウイルスによる入国制限について心配する必要がないということです。
カナダ留学の魅力
ここではカナダ留学の魅力を下記の5つの観点から紹介します。
カナダ留学の魅力5選!
- 国
- 観光地
- 英語
- 寮・ホームステイ
- 食事
カナダという国の魅力
カナダには、多くの魅力的な観光スポットやアクティビティなどがあります。
- 大自然を満喫できる
- 観光スポットが多い
- 野生動物が多い
- 街がキレイ
- 治安が良く、優しい人が多い
カナダに留学したら、あなたがカナダの虜になることは間違いないと言えるほど魅力的な留学先です。
カナダの観光地
カナダは広大な国であるため、下記のように有名かつ魅力的な観光地も数多くあります。
観光地
- 世界3大瀑布の1つである「ナイアガラの滝」
- オーロラで有名な「イエローナイフ」
- 『赤毛のアン』の舞台である「プリンスエドワード島」
またアメリカやメキシコなどの外国にも旅行しやすいです。
トロントからニューヨークまでは飛行機でおよそ1時間30分、バンクーバーからシアトルまでは電車でおよそ4時間で向かうことができます。
カナダの英語
カナダはこれまでに世界中から数多くの移民や留学生を受け入れてきました。
つまり、英語を母語としない人々が数多く暮らしています。
そのような人々でも理解できるように訛りが目立たない、綺麗で聞き取りやすい英語を使っている点が特徴です。
カナダ英語は隣接するアメリカの英語とは少し異なります。
単語の発音はアメリカ英語に近いですが、単語のスペリングはイギリス英語に近いです。
また、カナダ東部はフランスの植民地であった名残から、現代でも英語とフランス語の2ヶ国語が公用語として使われています。
とくにケベック州ではフランス語を話す方が多いです。
カナダの寮・ホームステイ事情
カナダ留学をした場合、主な滞在方法は下記の7つです。
- ホームステイ
- 学生寮
- レジデンス
- シェアハウス
- ルームシェア
- アパート
- ホテル滞在
他の留学先と比較しても滞在方法の選択肢が多いです。
このなかで、シェアハウスでの滞在がもっとも人気があります。
それぞれの滞在方法にメリットとデメリットがあるため、予算、プライバシーの管理、他人との接触感などを考慮に入れながら自分に合った滞在方法を選びましょう。
カナダの食事事情
カナダの食事事情は滞在方法によって異なります。
上記にもありますが、カナダは世界各国から数多くの移民を受け入れてきたことからも、ホームステイであってもカナダならではの食事を食べられるとは限りません。
中華街やアジアン雑貨店に行けば、少し高額ではありますが日本の食材も入手することができます。
シェアハウスや学生寮、レジデンスに滞在する場合は、自炊で和食や日本食を作ることも可能です。
ちなみにカナダに留学したら「プーティーン」を食べることをおすすめします。
プーティーンとは、カナダのファストフードで、フライドポテトにグレイビーソースとチーズをかけた料理で、カナダのソウルフードと呼ばれています。
ぜひ、お試しください!
カナダ留学の種類
カナダ留学には主に下記の6つの留学タイプがあります。
- 語学留学
- ワーキングホリデー
- 専門留学
- Co-op留学
- 正規留学
- 交換留学
上記の留学タイプの特徴について紹介します。
語学留学
語学留学とは、語学学校に通って語学力の向上を目指しながら、海外生活を体験するタイプの留学を指します。
留学期間は1週間から1年であることが多いです。
自分の都合に合わせて留学期間を決めたり、留学時期を決めることができます。
また、カナダには語学学校の数が多いため、自分の目的やニーズに合ったコースやプログラムを提供する語学学校を選びやすいという点もメリットとして挙げられるでしょう。
カナダの語学留学に必要なビザは滞在期間によって異なります。
6ヶ月未満の語学留学の場合は観光ビザ、6ヶ月以上の語学留学の場合は学生ビザの申請が必要であるため、注意してください。
ワーキングホリデー
カナダはワーキングホリデーの行き先としても人気があります。
カナダ国内でも穏やかな気候であることから、バンクーバーがもっとも人気がある都市です。
カナダへのワーキングホリデーを検討している方は3〜4月に出発することをおすすめします。
厳しい冬を終えて過ごしやすい季節に入ることから、慣れない環境で体調を崩すリスクを軽減できるでしょう。
また、ワーキングホリデーに行く前からしっかりと英語の勉強をしておきましょう。
現地で英語の勉強をすることもできますが、英語力が高いと現地の仕事の選択肢が広がり、高給の仕事に就きやすくなるからです。
専門留学
専門留学とは英語の習得だけでなく、音楽、芸術、スポーツ、美容などについて現地の学生とともに専門学校やカレッジで学ぶための留学です。
留学期間は専攻によって異なりますが1ヶ月から3年程度とかなり幅があります。
大学留学よりも入学のために必要な英語力の条件のハードルが下がるため入学しやすいでしょう。
留学後のキャリアや、将来の夢がはっきりと決まっている方におすすめの留学タイプです。
Co-op留学
Co-op留学とは” Cooperative Education “の略で、学生ビザを所持しながら英語力を向上させ、専門分野の学習をして、現地で有給インターンシップができる留学のことを指します。
Co-op留学について
- 流れとしてはまずは語学学校に通い英語力の向上に努めたあとに、ビジネスやマーケティングなど自分が興味のある専門分野について学習します。
- その後、自分が学んだ専門分野に関連した業種・職種で有給インターンに参加することになります。
このようなタイプの留学は、現段階ではカナダだけで体験することが可能です。
ワーキングホリデーよりも本格的な勉強と就労が実現できます。
他にも下記のような特徴があります。
- 専門分野を学習した期間=有給インターンシップの期間で、それぞれ最短4ヶ月から参加できる
- カレッジでの学習期間中は現地でのアルバイトをすることが許可されている
- ワーキングホリデーとは異なり、年齢制限はない
インターンシップは有給であるため、費用を抑えた留学を実現できる点や、語学力プラスアルファのスキルを身につけることができるため、留学後のキャリアにプラスになる可能性が高いです。
正規留学
正規留学とはカナダにある大学、大学院、コミュニティカレッジ、または高校に入学し、学位取得を目指すための留学タイプです。
大学は4年間、高校は3年間、コミュニティカレッジは2年間通うことが一般的です。
授業はすべて英語でおこなわれるため、入学時に高い英語力を保持していることが求められます。
学校や専攻によっても異なりますが、大学入学の場合はTOEFL70〜90、コミュニティカレッジへの入学でTOEFL50以上のスコアが入学基準となっている学校が多いです。
正規留学の場合、学生ビザを取得して留学することになります。
また、他の留学と比較すると留学にかかる費用が非常に高額になることがデメリットであるため、カナダに正規留学をすることを検討する場合は、しっかりとお金を貯めることが必要です。
交換留学
交換留学とは、在学中の日本の大学から、その大学が「学術交流協定」を結ぶ海外の大学に留学することを指します。
留学期間は半年から1年ほどと短く、入学と卒業はそれぞれ日本の大学になる点が正規留学と異なる点です。
交換留学は現地の大学の授業料の支払いは不要であるためコストを抑えて海外留学を実現でき、かつ現地で取得した単位は日本の大学の単位に組み込めることが多いため、留年することなく4年間で日本の大学を卒業できます。
しかし、日本の大学では学内選考があるため必ずしも留学を実現できる保証がない点と、希望通りの科目や専攻を選べない可能性がある点に注意してください。
カナダに留学するメリット
カナダに留学するメリットは5つあり、下記の通りです。
- 治安が良く、安心して生活できる
- 優しく接してくれる現地の人が多い
- 留学の種類が豊富である
- きれいな英語が身に付く
- 大自然を満喫できる
それぞれのメリットについて解説します。
治安が良く、安心して生活できる
” Global Peace Index 2023 “によると、日本は平和指数で9位、カナダは11位にランクインしていることから、カナダは日本と同じくらい治安が良い国で、安心して生活できることが伺えます。
カナダははじめての留学先としてもおすすめの国です。
しかし、軽犯罪の発生件数は日本よりも多いため、夜道は1人で歩かないように気をつけたり、貴重品の管理には十分注意を払ったりと、自分で自分の身を守るように心がけましょう。
優しく接してくれる現地の人が多い
上記にもありますが、カナダはこれまで世界中から移民や留学生を受け入れてきた国です。
そのため人種差別が少なく、英語を流暢に話せない人や日本人に対しても優しく接してくれる現地人が多いという特徴があります。
留学の種類が豊富である
前章でも紹介したように、カナダには下記の6つの留学タイプがあり、他国と比較しても多いです。
- 語学留学
- ワーキングホリデー
- 専門留学
- Co-op留学
- 正規留学
- 交換留学
とくに、Co-op留学は現段階ではカナダでしか実現することができない留学タイプです。
さまざまなタイプの留学があることで、留学したい人の目的やニーズを実現させやすいというメリットがあります。
また、これまでに世界各国から数多くの留学生を受け入れてきたことからも、留学生の受け入れ体制がしっかりとしているため安心して留学に行けるでしょう。
きれいな英語が身に付く
カナダはこれまでに世界中から数多くの移民や留学生を受け入れてきました。
つまり、英語が母国語でない人々が数多く生活しています。
そのような人々でも理解できるように訛りが目立たない、綺麗で聞き取りやすい英語を使っている点がカナダ英語の特徴です。
先ほど述べたように、カナダ英語は隣接するアメリカの英語とは少し異なります。
これは、癖のある訛りや特殊なアクセントがないためです。
クセのない英語を身につけることができるでしょう。
大自然を満喫できる
カナダには日本では見ることができないような雄大かつ広大な自然が広がっています。
また、下記のように大自然を満喫できるようなアクティビティも数多くあるため、留学中に貴重な経験ができるでしょう。
- ハイキング
- キャンプ
- カヤッキング
- スキー
- スノーボード
とくに、アウトドアアクティビティが好きな方にカナダ留学をおすすめします。
カナダ留学のデメリット
カナダ留学のデメリットは下記の3点です。
- 日本人が多い都市がある
- 冬の寒さが厳しい
- 物価が高い
それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
日本人が多い
カナダは日本人に人気のある留学・移住先であるため、日本人が多く集まる都市があります。
留学先の都市を選ぶ際には注意してください。
留学先に日本人が多いのは安心できるというメリットになりますが、英語が話せなくても生活できてしまうというデメリットにもなってしまうからです。
冬の寒さが厳しい
カナダは広大な国であるため、地域によって気候が大きく異なります。
とくに東部の冬の平均気温は-5〜-20度で冬の寒さがとても厳しいです。
それに対して西部の冬は平均気温が1〜10度で東部と比較すると穏やかであまり雪が降りません。
しかし、この時期の西部は降雨量が多く、日照時間が少ないという特徴があります。
寒さに弱い方はカナダ留学の滞在先を選ぶ際にはよく注意してください。
物価が高い
インフレだけでなく円安の影響もあり、日本と比べるとカナダは物価が高いと言えます。
しかし、これはカナダに限ったことでなく、アメリカやオーストラリアなど他の英語圏も同じです。
円安やインフレの動きの先行きが不透明であることからも、海外留学をする際には費用を十分に用意しておくことをおすすめします。
カナダ留学でおすすめの都市
カナダ留学でおすすめの年は下記の5つです。
- バンクーバー
- トロント
- モントリオール
- ビクトリア
- カルガリー
それぞれの都市の魅力について紹介します。
バンクーバー
バンクーバーは、イギリスのエコノミスト誌が毎年発表する「世界でもっとも住みやすい都市ランキング」で毎年上位にランクインしており、暮らしやすい街として定評があります。
世界各国から移民や留学生を受け入れているものの、とくにアジア系の移民が多いことから、日本の食品や商品が手に入りやすく、生活しやすいです。
また、バンクーバーはカナダ西部に位置することから冬も気候が温暖で過ごしやすいです。
トロント
トロントはカナダ最大の都市で、数多くの高層ビルが立ち並びます。
ショッピングセンター、劇場、博物館や美術館など多くの娯楽施設が揃っており、楽しく刺激的な留学生活を送れることは間違いないでしょう。
トロントもバンクーバーと同様に、エコノミスト誌が毎年発表する「世界でもっとも住みやすい都市ランキング」で上位の常連です。
便利で生活しやすいため、トロントははじめての留学におすすめします。
モントリオール
モントリオールはフランスの文化が色濃く残る街で、人口のおよそ70%がフランス語を第一言語にしていると言われています。
「北米のパリ」と呼ばれており、モントリオールに行くとパリにいるかのような錯覚を味わうことができるでしょう。
英語だけでなく、フランス語を学びたい方にモントリオールをおすすめします。
ビクトリア
ビクトリアはバンクーバーからフェリーでアクセスできる街です。
イギリス調の建造物が多く、穏やかで落ち着いた雰囲気があります。
春にはさまざまな花が咲き誇り、非常に美しいため毎年多くの観光客が訪れる街でもあります。
バンクーバー同様に、カナダ西部に位置するため冬は穏やかで過ごしやすいです。
カルガリー
カルガリーはカナディアンロッキー付近の高原地帯に位置する街です。
ウィンタースポーツが有名で、真冬は-30度に達することも珍しくありません。
短い夏にはハイキングやトレッキングなどのアクティビティを楽しむこともできます。
アウトドアアクティビティやウィンタースポーツに興味がある方に最適の留学先です。
また、カルガリーはリゾート地としても有名で、ホテルが数多くあります。
そのためホテルでワーキングホリデーをしたい方にもおすすめします。
カナダ留学のための費用の目安
カナダ留学にかかる費用は留学タイプや留学期間、そしてビザのタイプなどによって大きく異なります。
下記の表は、期間別にカナダの語学留学にかかる費用の目安と、内訳をまとめたものです。
カナダ留学費用の目安を知りたい方は、以下を参考にしてください。
1ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 12ヶ月 | |
語学学校学費 | $1,500 | $4,500 | $8,760 | $16,320 |
滞在費・生活費 | $1,700 | $5,100 | $10,200 | $20,400 |
留学生保険 | $266.75 | $800.25 | $1,514 | $2,865.34 |
航空券(往復) | $2,500 | $2,500 | $2,500 | $2,500 |
学生ビザ申請 | $150 | $150 | $150 | $150 |
バイオメトリクス費用 | $85 | $85 | $85 | $85 |
その他(入学金や教材費など) | $210 | $230 | $645 | $885 |
合計(カナダドル) | $6,451.75 | $13,365.25 | $23,854 | $43,205.34 |
合計(日本円概算) | 69万7,000円 | 144万3,400円 | 257万6,000円 | 466万6,000円 |
カナダ留学のために必要な準備
カナダ留学を真剣に考える場合は、留学先の都市、学校、滞在先などについてよくリサーチして決定させましょう。
上記にもありますが、カナダは広大な国で地域によって気候や特色が大きく異なります。
留学後に「こんなはずではなかった」と後悔しないようにするために、しっかりと調べましょう。
続いて留学に必要な書類の準備もしてください。
パスポートやビザはもちろん、留学生用の医療保険に加入するのを忘れないように気をつけましょう。
日本とは異なり、外国では医療費が非常に高額です。
万が一のためにかならず加入するようにしてください。
カナダ留学が向いている人の特徴
カナダ留学に向いている人の特徴は下記の通りです。
- 海外留学がはじめての人
- 自然環境を満喫したい人
それぞれの特徴について解説します。
海外留学がはじめての人
カナダは国全体の治安が良く留学生や外国人に優しい人が多い国であるため、留学経験がない方にとっても安心できる留学先です。
都市によっては日本人が多いため、英語学習の障害になることもあるかもしれませんが、現地でトラブルがあった際に相談しやすい環境である点ははじめて留学する方にとっては魅力的なポイントでしょう。
自然環境を満喫したい人
上記にもありますが、カナダはウィンタースポーツやアウトドアアクティビティを楽しめる環境が十分に整っています。
トロントやバンクーバーのような大都市近郊でも、大自然へのアクセスが良いことから、カナダの自然環境を満喫したい方におすすめです。
本記事ではカナダ留学の魅力、メリットとデメリットやおすすめの都市、留学の種類などについて詳しく解説しました。
カナダは、海外留学がはじめての人にはとくにおすすめの留学先です。
興味がある方は、カナダ留学をぜひ検討してみてください。