2023/10/27

カナダ留学の生活事情を解説!滞在方法や治安、携帯電話や交通手段も紹介

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この記事を書いた人

バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

みなさんが、海外留学を検討する際に一番悩むのは、留学先での滞在方法ではないでしょうか。

留学先の国や地域によって、どのような選択肢があるのかを事前に把握し、自分の留学に最適なのかをよく検討することが大切です。

この記事では、カナダに留学する場合の滞在方法や生活環境について、注意点なども含めて解説していきます。

ぜひ、ご自身にあった滞在方法を見つけるための参考にしてください。

目次

カナダ留学における滞在方法

カナダ留学時の滞在方法として、現地のご家庭と一緒に生活をするホームステイや、アパートの部屋を他の方々と共有して使うシェアハウス、そして学生寮の3つとなります。

上記の滞在方法には、どのようなメリットとデメリットがあるのか、解説していきます。

交流が生まれるホームステイ

現地のご家庭との交流することができるホームステイは、短期・長期留学の滞在方法として多く選ばれています。

はじめは短期でホームステイをしながら部屋をみつけるという方法も一般的です。

また、留学エージェントを通して留学する場合、ホームステイ先はエージェントが手配をしてくれるため、自分で現地の方と直接やり取りをするということも必要ありません。

ホームステイのメリット

ホームステイは、現地に住んでいる家族の一員となって生活します。

英語圏では、州・地域にもよりますが基本的に英語での会話となります。

ちなみに、カナダではフランス語も母語として扱う州もあります。

カナダでの滞在先地域は、注意して選びましょう。

そのため、学校から帰ってきても英語での交流ができ、日常会話の練習にもなるでしょう。

また、ホストファミリーによっては、食事を家の方が用意してくれたり、洗濯をしてくれたりもします。

そして何より、ホームステイ先の家族の一員になることで、海外での暮らしや習慣、文化を知ることができるのが一番のメリットともいえるでしょう。

ホームステイのデメリット

ご家庭の一人として生活するということは、家族との距離も密になるということになります。

相性が合わないと、かなりのストレスとなってしまいます。

渡航して間もない時期ですと、言葉がわからず思ったことをうまく伝えられないため、うまく意思疎通ができず問題が発生してしまうこともあります。

また、日本の常識とは異なる部分も多いため、家庭内のルールやマナーを知らずに、家族とうまくいかないこともあります。

生活費を抑えるためのシェアハウス

アパートや一軒家を他の留学生や社会人とシェアして、複数人で共同生活する方法もカナダ留学では一般的です。

この場合は、ホームステイとは異なり、自分で現地の情報を得て物件を探し、見学して決めるという手続きが必要になります。

シェアハウスのメリット

複数人でアパートの部屋や一軒家をシェアするシェアハウスは、一人暮らしをするよりも生活費を抑えることができるのがその魅力の一つです。

また、シェアハウスは若い年代の方多く、各国からの留学生との交流ができる可能性もあります。

ホームステイだと、食事の時間や家族での外出に自分の予定を合わせざるをえない場合もあります。

上記を鑑みると、シェアハウスでは比較的自由に生活できるのではないでしょうか。

シェアハウスのデメリット

とはいえ、シェアハウスも他人との共同生活ですので、基本的なハウスルールやマナーを守りましょう。

ホームステイと同様に、キッチンやリビングは共同で使用する場合がほとんどです。

そのため、常に家に誰かがいてコミュニケーションが取れる反面、ひとりになりたいときは自室にこもるしかありません。

さまざまな国から集まってきていることで、文化の違いからシェアしているメンバーと気が合わなかったり、問題が起こったりすることもあります。

シェアハウスをする際は、一緒に生活する人と部屋を慎重に選びましょう。

便利な学生寮

留学先の学校にもよりますが、大きなところだと学生寮を直営していることが多く、入学すればそこでの滞在が可能です。

また、語学学校の場合は、提携している第三者の企業が、学生寮として部屋に提供していることもあります。

学生寮での生活を希望している場合は、まず入学予定の学校に学生寮があるかどうかを確認しましょう。

学生寮のメリット

とくに大学が運営している学生寮の場合、大学キャンパスに寮があることがほとんどです。

そのため、通学時間が短く、朝が苦手な人にも好都合といえるでしょう。

また、学生寮には勉強に必要なデスクや卓上ライト、生活するためのキッチン道具やベッド一式など、あらかじめ用意されているため、準備に時間をかけなくてもすぐに生活がはじめることができます。

また、同じ学校の友達を作ることができるでしょう。

学生寮のデメリット

学生寮も共同生活のため、キッチンやバスルームといった共同スペースでは、他の学生達とシェアすることが通常です。

個室ではなくルームメートがいる場合も、その方と相性がかなり重要となってきます。

しかし、学生寮によっては門限や寮生活のルールが厳しい場合もあり、そういった制限が気になる方にとってはストレスになるかもしれません。

カナダの治安

比較的治安がよく住みやすいことで知られているカナダですが、留学をする場合どのようなことに注意したらよいのでしょうか。

ここからは、カナダ生活の特徴と注意点を紹介していきます。

留学しやすい環境

トップ10のうちカナダの3都市がランクインしました。

EIU発表、2023年「世界の住みやすい都市ランキング」

  • 5位バンクーバー
  • 7位カルガリー
  • 9位トロント

高評価の理由として、治安の良さや医療へのアクセスのしやすさ、インフラ整備が整っていること、文化・教育水準の高さがあげられており、留学生にとっても住みやすい国であることがわかります。

カナダは農業大国でもあり、都市から少し移動すると、広大な大地の中で豊かな自然と触れ合うことができます。

一年を通して自然と都市のアクティビティを楽しむことができることもカナダの魅力です。

そして、さまざまな国から移民を受け入れており、カナダ人にとっても外国人が日常的に周囲に存在していることが普通で、比較的寛容な方が多いともいえるでしょう。

軽犯罪に注意

治安の良い国として知られているカナダですが、日本と比べるとスリや置き引きなどの軽犯罪は多いです。

そのため、携帯電話や荷物の置き引きといったトラブルには、特に注意しましょう。

また、笑顔で話しかけてきた知らない人に気を取られている間に、ポケットから別の人が財布を抜くといったスリの手口も増えています。

せっかくの楽しい留学生活も、トラブルで台無しになってしまったら嫌ですよね。

留学中は不用意に近づいてくる人には警戒する、すぐ取られるようなところに貴重品を入れたりしない、むやみに高級品を持ち歩かないといった自衛を心がけることも大切です。

カナダの携帯電話とインターネット

現代での生活に欠かすことのできないインターネット環境ですが、カナダ滞在時にはどのような準備が必要でしょうか。

ここからは、カナダでの通信手段について解説していきます。

SIMカードを購入しよう

渡航前に日本で使っていたスマホのSIMロックを解除し、カナダで使用できるSIMカードに差し替えて現地で使う方法がもっとも一般的です。

カナダの通信会社のプランは、日本国内のものと同様に、マンスリープランやプリペイドなど、さまざまなものが用意されています。

滞在が短期の場合は、プリペイドで契約するのが手軽でおすすめですが、長期滞在の場合はマンスリープランの方が割安な場合もあるため、しっかりプラン内容を確認しましょう。

プリペイドSIMを擁する通信会社は、日本語での対応が可能なことも多いです。

現地でSIMカードを購入するのが不安な方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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インターネット事情

はじめて留学する人にとって不安要素のひとつとしてよくあげられる、カナダのインターネット環境ですが、基本的に都市部であれば、学校・公共機関・カフェなどでフリーWi-Fiが使えるので、心配ありません。

ホームステイやシェアハウスをする場合は、その居住地にWi-Fi環境が設置されているのかどうか、入居前に確認しておきましょう。

カナダの交通事情

キャンパス内の学生寮を利用する場合を除き、ほとんどの方が通学時に交通機関を利用することになると考えられます。

その際に、どのような手段がおすすめなのか、都心と郊外などの地域ごとにどのような違いがあるのかをみていきましょう。

都心は公共機関が便利

バンクーバーやトロントなどの、留学に人気な大都市の場合、地下鉄・路面電車・バス・フェリーといった公共の交通機関が整備されており、便利に使うことができます。

近年、日本と同様のプリペイド式のICカードが導入されたこともあり、より使いやすくなりました。

正規料金よりも割安な回数券もあるので、学校に通う期間や移動する頻度によって、使い分けましょう。

都心から離れると車社会に

カナダは、都心から離れると公共交通機関の本数も少なく、田舎では車での移動がメインになっています。

田舎町での留学を希望している、もしくはカナダ国内のロードトリップをしたい方はカナダで有効な運転免許証を取得することをおすすめします。

滞在が6ヶ月未満の場合は、日本で国際免許証を取得すれば、カナダでの運転が可能です。

半年以上滞在する場合は、滞在する州によって取得方法が変わるため、申請手続きを確認してください。

また、日本と同様に、カナダで運転する場合はかならず自動車保険に入りましょう。

冬季では、中心部から離れた田舎道や山道を走行する際に路面が凍結している場合があります。

野生動物との事故が多数発生するエリアもあるので、運転に慣れていたとしても十分に注意してください。

カナダでの食生活

次に、留学するなかで、多くの方が気になるカナダの食生活について紹介します。

カナダでの料理というと、あまり想像しづらいはずです。

食べ物が身体に合わず食生活が乱れると、身体を壊してしまったりと、病気も起こりやすくなってしまいます。

下記を参考にして、今のうちに心構えをしておきましょう。

国際色豊かな料理を楽しめる

上述のようにカナダは移民が多い国であり、さまざまな国の本格的な料理が食べられるレストランや、ファーストフードも揃っているので、楽しむことができます。

また、都市部だとアジア食材店で、日本で売っている食材や、それに近いものが手に入れられるので、自炊で日本食を作ることも可能です。

なるべく節約をしたい場合は、これらの食材店で材料を揃え、慣れ親しんだ料理を自炊してみるのもおすすめですよ。

ホームステイにおける食事

ホームステイの場合は、ランチ以外は滞在している家庭で用意してくれる場合もあります。

ホームステイ先の家族と食事をしながら、料理の作り方や食材について教えてもらうなど、コミュニケーションをとるのもおすすめです。

日本の家庭料理と比べ、ローストや煮込みなどのワンプレート料理といった、手軽でシンプルなものが多いので、シェアハウスに移ったときの自炊の参考にもなります。

カナダ留学で生活していくには

以上が、カナダでの留学における滞在方法と、一般的な生活における知識となります。

世界的に見ても治安が良く、四季があり、日本と似た環境で過ごせる国でもあるため、現地での学業にも専念できる場所ともいえるでしょう。

さらに雄大な自然にも気軽にアクセスでき、勉強中の息抜きにもなるため、カナダへの留学は非常におすすめです。

ただし、日本とは違うルールや文化の中で生活することになるので、ホームステイやシェアハウス、学生寮といった共同生活の中では、注意しなければならないことも多々あります。

できるだけ不要なトラブルを避けるためにも、現地の文化やルールを事前にリサーチし、渡航後もホストファミリーやフラットメイトと積極的にコミュニケーションを取ることが、留学生活を充実させるカギとなります。

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