カナダに持っていくべき必需品や、持っていると役立つグッズなどを知りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、短期、長期に関わらずカナダ留学に持っていくと良いアイテムをリストとしてまとめています。
荷物を最低限に抑える方法や、カナダの厳しい冬に備えた対策をしておきたい方を解説しています。
ほかにも、現地で調達できる物も紹介しています。
カナダ留学前の荷物確認用リストとして、ぜひ参考にしてみてください!
カナダ留学で入国時に必要な持ち物【重要書類】
まずは、カナダ留学で必要になる重要な書類について解説します。
書類確認
- 渡航の準備で慌ただしくなると、ついつい見逃してしまいがちな書類ですが、1つ忘れるだけで入国できない場合もあり、重要度は高いです。
- 日本出国時とカナダ入国時のどちらも必要になるので、移動中に紛失してしまうことがないように管理しましょう。
パスポート
海外に渡航する際にはパスポートが必須となります。
カナダに入国する際には、カナダからの出国予定日から最低でも1日以上の有効期限が残っている必要があるので、渡航日が近づく前にかならず確認しておきましょう。
また、パスポートの紛失・盗難などの緊急事態に備えてパスポートの番号や有効期間満了日などを控えておくと良いでしょう。
航空券
帰国日の目処が立っているのであれば、往復の航空券を用意しておくと安心です。
最近は紙の航空券だけでなく、オンラインで取得してスマートフォンに保存しておけるEチケットも普及しているので、紛失が不安な方はEチケットを取得しても良いでしょう。
ビザ関係書類または電子渡航認証(eTA)
ビザとeTA
- カナダでは、6ヶ月以上の留学には学生ビザ、ワーキングホリデーの場合にはワーキングホリデービザの取得が必要です。
- また、滞在期間が6ヶ月未満の語学留学の場合、ビザは不要ですが代わりに電子渡航認証(eTA)が必要になるので、忘れないよう注意してください。
いずれも、プリントアウトして持参しておくと入国審査などの際に安心です。
学校の入学許可証
留学先の教育機関に入学金や授業料などのお金を振り込むと発行される、入学の証明書です。
入国審査の際にカナダで所属する教育機関について詳しく聞かれる場合があるので、PDFをプリントアウトしたものを持参しておくと安心です。
カナダ滞在先の住所・連絡先
これらはカナダ滞在中の緊急事態時に必要な情報なので、入国審査の際に確認されることがあります。
書類を用意する必要はありませんが、提示を求められた際に備えてメモしておくと良いです。
海外留学保険証書
カナダへの渡航前に、留学生用の保険にはかならず加入しておきましょう。
長期留学では入国審査で提示を求められる場合があるので、保険加入を証明できる書類をプリントアウトして持参することをおすすめします。
残高証明書
入国時の残高証明書について
- 長期留学やワーキングホリデーの場合、入国時に銀行口座の残高証明書の提示を求められることがあります。
- 英文かつ貨幣表記をカナダドルで残高証明書日本の銀行で発行しておけば、入国時のトラブルを防げます。
機内の手荷物バッグに入れる持ち物【貴重品・電化製品】
次にご紹介するのは、機内に持ち込める手荷物に入れておきたい持ち物です。
手荷物として持ち込めるカバンやキャリーケースの大きさや重量、数などは、航空会社によって異なるルールが設けられているので事前に確認しておきましょう。
現金(カナダドル・日本円)
カナダ入国後に公共交通機関やタクシーの移動に使えるよう、カナダドルの現金は持っておきましょう。
日本で両替するよりもカナダ国内で両替をした方がレートが良い場合が多いです。
日本での両替は必要な分のみにして、現地で円の両替をすることをおすすめします。
また、合計して1万カナダドル(2023年12月現在のレートでは108万円程度)相当額以上の現金を持ち込む場合は、入国時に申告する必要があるので注意してください。
クレジットカード
カナダはキャッシュレス化が進んでおり、クレジットカードでの支払いが主流です。
クレジットカードを持っていると現金を持ち歩く必要がなくなり便利です。
また、クレジットカード会社を選ぶ際は、VISAやマスターカードなどの国際的に普及している会社のものをおすすめします。
大手会社は国際窓口から問い合わせることもできるので、万が一の際は慌てずに連絡しましょう。
国際キャッシュカード
“PLUS”というマークがついているキャッシュカードであれば、カナダのATMを通して日本の口座からお金を引き出すことが可能です。
どうしても現金を引き出す必要がある際に備えて、日本の銀行から作成しておきましょう。
スマートフォン
SIMフリーのスマートフォンであれば、海外のSIMカードを利用できます。
またSIMカードはプリペイドや後払いでの契約など、自分の滞在期間や利用する予定の容量に合わせて選ぶことができます。
日本のキャリアの国際ローミング機能は、回線が安定しないことや、高額請求の可能性があるので注意しましょう。
ノートパソコン・タブレット
ノートパソコンは、正規留学の方なら学校の課題、ワーホリの方ならレジュメの作成、または日本にいる家族や友人との連絡など、さまざまな用途に使えます。
タブレットとタブレット専用のペンを用意すれば、ノートやプリントを管理する手間が省けるので、必要に応じて使いましょう。
モバイルバッテリー
飛行機での移動や、日常の外出時など、スマホやノートパソコンの充電が切れないようモバイルバッテリーがあると安心です。
国際線では、モバイルバッテリーの規制がより厳しく設定されています。
基本的に、160Whを超えるバッテリー類は持ち込み禁止となっています。
外資の航空会社では、100Wh以下のモバイルバッテリーにも制限を設けている場合もあります。
モバイルバッテリーを持っていく際には、しっかりと航空会社の規定を確認しましょう。
カナダ現地で必要な持ち物【医薬品】
海外に行く際にぜひ用意して欲しいものが、日本の医薬品です。
日常的に飲んでいるサプリメントや、体調不良の際に飲むようにしている薬など、必要に応じて用意しておきましょう。
常備薬
薬事行政の違いから、カナダと日本の薬の容量や効果の強さは異なるため、日本人には効き目が強すぎることがあります。
慣れない薬を服用すると激しい副作用が出る可能性があるので、風邪薬などはよく使うものは持っていきましょう。
一方で、カナダでは薬の持ち込みは90日分までの制限があります。
処方薬の場合は、かかりつけの医師から英文の診断書と薬の説明書を発行してもらい、カナダで薬を入手しましょう。
コンタクトレンズ
カナダではハードコンタクトがなかなか手に入らないので、必要な分だけ持っていきましょう。
一方でソフトコンタクトは現地で手に入るため、最初の1〜2ヶ月分だけ持っていけば十分です。
こちらも医薬品と同じルールが適用されるため、90日分までの持ち込み制限に注意しましょう。
カナダで必要な持ち物【衣類】
カナダは大きくわけて夏と冬の気候があるため、持ち込む衣類もそれに応じた準備が必要です。
現地で調達できるものと事前に持って行った方が良いものをリストアップして、それに沿って用意しましょう。
洋服
1週間分程度の最低限の洋服だけを日本から持参して、あとは現地で調達することをおすすめします。
カナダにはユニクロや無印良品もあるので、必要な際には日本と同じ衣類を入手することができます。
ただし、海外のユニクロや無印良品の値段は日本と違い、現地の物価に合わせて設定されているため、思ったより高くなってしまいがちです。
お気に入りの服屋さんを見つけたら、セール品が無いかチェックすることも節約生活をする上で重要になってきます。
また、フォーマルな場でも着用できる洋服を1着は持っておくと、いざというときに便利です。
冬場のカナダは気温が氷点下を下回り、かなり寒く、ヒートテックはとても重宝します。
ヒートテック自体は現地のユニクロで購入することも可能です。
しかし、商品は日本よりも割高なので、日本から持っていく方が良いでしょう。
上着にはダウンジャケットなど暖かくできるものを持っていると快適に過ごせます。
また、ダウンジャケットに関してはカナダで購入した方が良いです。
バリエーションはもちろんのこと、カナダという国の季節に合わせて作られているため、日本で売られているダウンジャケットよりも防寒性が高いです。
下着
現地の下着はサイズ感や素材が日本とは異なることがあるので、着やすい下着は日本で調達しておくと安心です。
また、カナダでは洗濯を週に1回程度ですますところが多いので、1週間分は持参しておきたいですね。
カナダ現地で必要な持ち物【日用品】
次に紹介するのは、意外と見落としてしまいがちな日用品です。
ここでは買っておくと便利なものを、現地の事情を参考にしながら説明します。
文房具
日本の文房具は、カナダの文房具よりもコストパフォーマンスに優れています。
ボールペンやシャープペンシルなど、使い慣れている物を日本から持っていくと便利です。
タオル
バスタオルやフェイスタオルは、留学初日から欠かせません。
ホームステイで滞在する方は家庭から借りられる場合もありますが、なるべくバスタオルとフェイスタオルを数枚入れておくと、到着当日に急いで調達する手間が省けます。
折り畳み傘
日本の折り畳み傘はカナダの商品よりも軽くて壊れにくいので、日本から1本持っていくことをおすすめします。
冬期のバンクーバーは“raincouver”と呼ばれるほど雨の日が多く、持って歩ける折り畳み傘は重宝します。
サングラス
カナダは紫外線がとても強いため、サングラスは必需品のうちの1つです。
度なしのものは現地調達が可能ですが、度入りのものが必要な場合は日本から持っていくと良いでしょう。
カナダ留学で女性が準備するべき持ち物
日本で当たり前に使っていたものが、カナダでは販売されていないことが頻繁にあります。
ここでは、女性が用意しておきたい日用品について紹介します。
化粧品
スキンケア用品は持参することをおすすめします。
カナダで販売されている商品は、日本のものとは成分が違うことも多いです。
自分の肌に合うスキンケア用品を探すのは大変です。
また、カナダの冬は厳しい寒さに加え、空気も乾燥しています。
日本製品はカナダでも販売されていますが、日本と比べると割高です。
基本的には日本で買い揃えてくることをおすすめします。
生理用品
最初に使用する分だけ持っていき、あとは留学先で購入するようにしましょう。
カナダでもスーパーやコンビニエンスストアなどで手軽に購入でき、品質も日本の製品とほぼ変わらないので、肌が敏感な方でも問題ありません。
カナダ留学であると便利なグッズ
必須ではないものの、持っていると便利なグッズです。
カナダでは購入しづらい、もしくは値段が高いなど、さまざまな理由から日本で用意しておいた方が良いものをまとめました。
洗濯ネット
海外の洗濯機は水圧が強いことが多いので、衣類をボロボロにしないように洗濯ネットを使うことをおすすめします
カナダの1ドルショップでも買えますが、日本製品は品質が良いので、事前に買っておくとよいです。
衣類圧縮パック
カナダではなかなか手に入りにくい商品です。
飛行機で移動する際にも、かさばる衣類をすっきりまとめられるので持っていると便利です。
耳かき
カナダにも綿棒はありますが、日本式の耳かきはあまり売っていません。
日本式の耳かきが良いという方は、持っていきましょう。
つめ切り
カナダのつめ切りは切れ味が良くない上、切った爪がどこかへ飛んでいきます。
現地製品を購入すれば安く済みますが、こちらも事前に日本で購入し、持っていくほうがよいでしょう。
カナダ留学で持っていかなくて良い持ち物
次に紹介するのは、実は現地で調達できるものです。
空港で手荷物や預け入れ荷物をできる限り軽くするために、現地で調達が難しいもの以外はなるべく荷物を抑えましょう。
日本食
カナダの主要都市にはジャパニーズマーケットが存在し、日本の食材が日本より少し高いくらいの値段で購入可能です。
醤油や味噌、ほんだしなどの調味料も販売されているので、こだわりがあるもの以外は現地調達で済ませられるでしょう。
変圧器・変換プラグ
カナダのコンセントは日本と同じ形状なので、ほとんどの電気機器はカナダでそのまま使うことができます。
念の為、ヘアドライヤーやヘアアイロンなどのショートしやすい家電は海外対応、もしくは現地での製品を使いましょう。
ちなみに、アメリカ英語ではコンセントは”Outlet”、イギリス英語は”Socket”と呼ばれています。
カナダ留学のホームステイで喜ばれるお土産
最後にご紹介するのは、カナダのホームステイ先やクラスで喜ばれる日本のお土産です。
シンプルで配りやすいものをご紹介します。
ホームステイでお土産は持っていった方が良い?
日本のようなお土産・手土産の文化は海外では一般的ではないので、持ってきていなくとも失礼にはあたりません。
しかし、お土産を用意しておくだけで会話のきっかけになり、第一印象が良くなるのは事実です。
また、お土産が高価である必要はありません。
日本を感じさせるものや、普段食べている手軽なお菓子などを選びましょう。
カナダ人に喜ばれる日本のお土産
①お菓子
日本に詳しくない人にも知られていそうな抹茶味や桜味などのお菓子や、おせんべいなど日本ならではのお菓子を選びましょう。
筆者はお土産にハッピーターンを持っていったことがありましたが、みんなから大好評でした!
日本のお菓子は海外の方からも美味しいと評判のものが多いので、あまり悩まず選んで大丈夫です。
②文房具
日本の文房具は、その機能性の高さから海外の方にも人気です。
フリクションボールペンや3色ペンなど、使い勝手の良いものを選びましょう。
③和柄の小物
扇子、折り紙、手ぬぐいなど、和柄で装飾されているお土産は、日本の文化が好きな海外の方からするとたまらないそうです。
高価なものではなく、100均で購入できるもので済ませて問題ありません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はカナダ留学への必需品や、持っていくと便利なグッズをチェックリストとしてご紹介しました。
本記事のチェックリストを参考に、快適なカナダ留学を過ごしてください。