TOEIC対策をしていくにあたって、独学で学習しようと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、独学だとスコア達成に限界を感じたり、わからない部分の質問ができない、などの悩みを抱えている方もいると思います。
そこで今回は、TOEICは独学で対策できるのかどうか解説します。
本記事はこんな方におすすめです。
おすすめな人
- TOEICの独学に挑戦したい
- 独学に向いている人の特徴を知りたい
- 独学でスコアアップするコツや勉強法が知りたい
- 独学におすすめの参考書が知りたい
独学に限界を感じた方向けにおすすめ勉強法についても解説しているため、チェックしてみてください。
TOEICは独学で勉強できる?
結論からいうと、独学でTOEICスコアを上げることは十分可能です。
しかし、ただ単に独学で学習をしていても必ずスコアアップできるとはいえないです。
効果的な勉強法を知り、自分に合う参考書を使えば、独学でもスコアアップ達成が可能です。
ここからは、独学でTOEIC対策をするのメリット・デメリットを解説します。
独学で勉強するメリット
TOEICを独学で勉強するメリットは、以下の3つです。
- お金をかけないで対策できる
- 自分のペースで進められる
- 自分の勉強法で進めることができる
独学の最大のメリットは英語学習にかかる費用が少ないことです。
主な費用は参考書代だけのため、コスパよく対策できます。
また、自分のペースで学習が進められるのもメリットです。
コーチングスクールなどは、学習スケジュールが決まってしまっている場合が多いです。
しかし独学であれば仕事・学業のスケジュールに合わせて、柔軟に対応できます。
さらに、自分に合った勉強法で対策を進められます。
学習カリキュラムが自由自在なため、自分の苦手分野を徹底的に対策したり、得意なところは短時間で対策することができます。
独学で勉強するデメリット
次に、独学のデメリットは以下の3つです。
- 勉強時間を確保することができない
- 正しい勉強法でできているのかがわからない
- 勉強に飽きてしまう
1つ目の独学のデメリットは、勉強時間を確保できない点です。
先ほど「自分で学習スケジュールを組むことができる」と紹介しましたが、裏を返せば「自分で学習スケジュールを組む必要がある」ともいえます。
また、効果的な勉強法ができているかの判断ができないこともデメリットです。
その一方、コーチングスクールではプロの講師が効果的な勉強法を教えてくれるというメリットがあります。
そして、最後のデメリットはモチベーションを保ち続けられないことです。
独学では勉強に飽きてしまい、モチベーションを高く維持できないというケースがよくあります。
次に、独学が向いている方の特徴を解説します。
独学にはどんな人が向いている?
では、独学に向いている人はどんな方なのでしょうか。
独学が向いている人と向いていない人の特徴をそれぞれ解説します。
向いている人の特徴
TOEICの独学が向いている人の特徴は以下の3点です。
独学に向いている人
- 毎日自分で勉強を続けられる人
- 独自の勉強法で進めたい人
- なるべくお金をかけないで勉強したい人
これまで、ひとりでコツコツ勉強を続けてきた経験がある方は独学に向いています。
スキマ時間を活用したり、一人でも英語学習を楽しめる方であれば、独学でも力を発揮できるでしょう。
また、独自の勉強法で学習を進めたい方も独学向きです。
自分なりに弱点を見つけたり、やり方を模索することが好きな方は、スクールを使うメリットはあまりありません。
3つ目の特徴は、独学の最大のメリットである「お金がかからない」を最優先項目に置いている方です。
お金をなるべく抑えて勉強したいと思う方は、独学で勉強してみてはいかがでしょうか。
向いていない人の特徴
次に、TOEICの独学が向いていない人の特徴は以下の2点です。
独学に向いていない人
- 正しい勉強法が知りたい人
- 毎日継続して勉強できるか不安な人
自分なりに勉強法を考えるよりも、正しい勉強法を知りたい方は独学よりもスクールに通うことをオススメします。
とにかく結果を早く出したい方は、コーチングスクールなどでTOEICのプロから指導してもらいましょう。
また、毎日継続して学習が続けられるか不安な方もスクール向きの可能性があります。
勉強習慣を一度でも身につければ、TOEIC以外の場面でも活かせます。
勉強を始める前にするべきこと
ここからは、TOEICの勉強を始める前にするべきこと紹介します。
勉強を始める前にするべきことは以下の2つです。
1. 勉強の環境を整える
勉強を始める際、勉強法を考える方は多い一方で、勉強環境を整備することに目を向ける方は少ないです。
とくに独学で勉強するときは一人きりでの学習のため、強い意志が必要になります。
そのため、やる気やモチベーションに左右されないよう継続して勉強ができる学習環境を作りましょう。
具体的には、下記の3つのポイントを確認してください。
環境づくりのポイント
- 静かに集中できる勉強環境か
- 机に余計なものを置いていないか
- 勉強中にスマホを触らないようにできるか
このなかでも、スマホは集中を妨げるアイテムのため、注意しましょう。
「勉強中は目につかないところに置く」など、強制的に集中できる環境を作るのは非常に効果的です。
ついスマホを触ってしまい、集中力が続かないという方は実践してみましょう。
2. 学習スケジュールと目標を決める
勉強を始める前に学習スケジュールと目標を決めておきましょう。
目標は「目標スコア」と「勉強期間」の2点に着目して定めてください。
目標さえ決めてしまえば、そこから逆算して学習スケジュールも簡単に決められます。
また、学習スケジュールを事前に立てておくことで、継続して学習しやすくなります。
理由としては、いつまでにスコアを何点アップさせれば良いかがイメージしやすいからです。
学習スケジュールや目標がないと勉強のやる気を見失い、学習が続かないでしょう。
そのため、学習スケジュールと目標を決めることは独学において大切なポイントです。
独学でスコアアップするコツ
次に、独学でスコアアップするコツを3つ紹介します。
独学には強い精神力が必要ですが、成功すればコスパよくTOEICで高得点をゲットできます。
出題形式や傾向を把握する
1つ目のコツは、出題形式や傾向を把握することです。
TOEICの独学ではただ単に英語を勉強するのではなく、TOEIC対策向けの英語を勉強する必要があります。
そのためには、まずTOEICの出題形式や傾向を把握することが大切です。
問題の形式や傾向を把握するのに効果的な方法は、模擬試験や参考書を見ることです。
模擬試験を受験したり参考書を見ておくことで、これからどのように勉強をしていくべきかの指針になります。
各パートの攻略法をおさえる
2つ目のコツは各パートの攻略法をおさえていくことです。
TOEICはPart1〜7に分かれており、それぞれ問題形式や特徴が異なります。
そのため、各パートごとに攻略法や解答テクニックがあります。
TOEICで高得点を目指すならパート別で攻略法を熟知しておく必要があり、参考書を使用し個別に対策しておきましょう。
時間配分を意識する
3つ目のコツは時間配分を意識することです。
TOEICは各パートの時間配分がとても大切になります。
長文問題は必然的に時間がかかりますが、個人の得意・不得意で時間配分はバラバラになるため、自分なりのタイムマネジメント感覚を磨いてください。
時間配分は慣れもあるため、たくさん模試を解き自分なりの時間配分ができるようになると強いです。
高得点をとるための勉強法
ここからはTOEICで高得点を取るための4つの勉強法を紹介します。
独学といっても、イチから勉強法を生み出す必要は全くありません。
効果的な勉強法をあらかじめ覚え実行すれば効率よく学習を進められます。
シャドーイングをする
1つ目の効果的な勉強法は、シャドーイングです。
シャドーイングとは音源を追って発音するトレーニング方法で、発音・リスニング力アップに効果があります。
これを聞くと、「TOEICはスピーキングがないのに、発音を鍛える必要あるの?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、自分が発音できない英語はリスニングでも聞き取ることができないのです。
そのため、音源を追って発音練習する必要があります。
精読をする
2つ目の効果的な勉強法は、精読をすることです。
精読は長文問題などに対して、英文を正しく理解するために単語や文法を一つひとつ確認しながら読んでいく勉強法です。
早く読もうとするのではなく、まずはゆっくり正しく英文を読むことを意識しましょう。
精読をして英語の構文パターンに慣れることができれば、リーディングスピードは上がっていきます。
音読をする
3つ目の効果的な勉強法は、音読をすることです。
音読をしていくと、英語を英語のまま理解できるようになります。
英語を英語のまま理解できるようになると、頭のなかで日本語に訳す時間が短縮でき、結果的に速読ができるようになります。
そのため、音読練習はあなどれません。
問題集を繰り返し解く
4つ目の効果的な勉強法は、問題集を繰り返し解くことです。
TOEICの勉強でよくある間違いとして、問題集を何冊も買っていろんな問題を解くというものがあります。
もちろん、実践経験を多く積むことはできますが、それよりも一冊の問題集を繰り返し解く方が効果的です。
理由としては、人間は同じ問題を何度も復習していくことで記憶に定着するからです。
公式問題集などを使って、本番さながらの難易度を何度も体験してみてください。
独学におすすめの参考書・問題集
ここからは、独学でTOEIC高得点を目指す方におすすめの参考書を4冊紹介します。
単語帳から問題集まで幅広く紹介しているため、参考にしてみてください。
【単語帳】世界一わかりやすい TOEICテストの英単語
スタディサプリTOEIC対策講座の講義を担当している有名塾講師の関正生さんが著者の単語帳です。
詳しい解説がたくさん載っている点が魅力となっています。
単語だけでなく熟語も同時に覚えることができるため、TOEIC対策の単語帳一冊目にピッタリといえます。
【参考書】はじめて受けるTOEIC L&Rテスト 全パート完全攻略
本書ではTOEICのスコアアップに必要なパート別攻略法や、効果的な勉強法などが収録されています。
TOEICはパート別で対策するべきことがたくさんあるため、何の勉強から始めれば良いかわからない初心者の方におすすめです。
【問題集】公式TOEIC Listening & Reading 問題集10
TOEIC公式から発売されている『公式TOEIC Listening & Reading 問題集10』です。
2023年10月現在で計10シリーズ発売されている人気参考書で、一冊につきTOEIC2回分の問題(400問)が収録されています。
テスト2週間前からは、同じ問題を繰り返し解く練習をするとスコアアップに効果的です。
【問題集】TOEIC L&Rテスト 至高の模試600問
本書は公式問題集ではないですが、難易度や問題形式、出題傾向は本番に近いクオリティです。
また、3回分の模試が収録されており、実践的な演習をたくさん積むことができます。
【おすすめスクール】独学に限界を感じたら
ここまで、TOEICを独学で勉強する方向けの勉強法やおすすめ参考書について紹介しました。
しかし、なかには「独学でTOEICの勉強を続けるのは難しそうだな」と不安に思う方もいるかもしれません。
また、独学での勉強に限界を感じている方も少なくないと思います。
最近はTOEICを対策するためのサービスというのが多くあります。
そのなかでもとくにオススメなのがコーチングスクールです。
独学に限界を感じている方は、コーチングスクールを利用することを検討してみてもいいでしょう。
ここからはコーチングスクールを3つ紹介します。
以下を参考に、自分に合った英語コーチングスクールを見つけてみましょう。
PRESENCE
1つ目のおすすめコーチングスクールは、PRESENCEです。
PRESENCEのおすすめポイントは以下の3点です。
- スコア別にコースが分かれている
- オンライン受講ができる
- 勉強法&カリキュラム&テクニックのすべてを教えくれる
PRESENCEではスコア別にコースが分かれているため、一人ひとりにあった対策をしてくれます。
また、対面だけでなくオンラインで受講することもできるため、通学が難しい方にもピッタリです。
PRESENCEでは短期間でスコアアップを目指せるカリキュラムとなっているため、独学よりも効率的に学習ができるでしょう。
\ カウンセリングはオンラインで可能 /PROGRIT
2つ目のコーチングスクールは、PROGRITです。
PROGRITのおすすめポイントは以下の3点です。
- 自分の英語力や目標に応じて、オリジナルカリキュラムを設計してくれる
- 受講の前後にTOEIC IPテストを無料で受験できる
- 模試の結果から苦手分野を分析し、サポートしてくれる
まず、PROGRITは一人ひとりの英語力や目標(スコア・勉強期間など)に応じて、適切なカリキュラムをオリジナルで設計してくれます。
さらに、TOEICコースではコース受講の前後でTOEIC IPテストが無料で受講できるのも魅力です。
TOEICの模試が2回分受験でき、模試の結果を参考に苦手分野をサポートしてくれます。
無料カウンセリングを実施中のため、気になる方は一度カウンセリングを受けてみてください。
\ まずは無料カウンセリングを受けてモチベアップ /RIZAP ENGLISH
最後にオススメするコーチングスクールは、RIZAP ENGLISHです。
RIZAP ENGLISHのおすすめポイントは、以下の3点です。
- レベル別で5つのコースが用意されている
- 週2回のセッション&毎日3時間の宿題とテスト&定期テストが用意されている
- TOEICコースには点数保証サービスがある
RIZAP ENGLISHのTOEICコースでは、レベル別で5つのコースが用意されています。
これだけ幅広いコースがあると、自分のレベルに合わないという事態にはならないため、安心して利用できます。
期間内に目標スコアを達成できなければ無償でセッション・IPテストが受けられる、点数保証サービスもあります。
この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
\ 無料カウンセリングはオンラインでも実施可能 /自分にあった勉強法でTOEIC高得点を目指そう
今回は、TOEICを独学で勉強する方法と、独学に限界を感じた方への勉強法を紹介しました。
自分は独学が向いている、と思われた方はこの機会にぜひ勉強をスタートしてみてください。
また、独学では勉強できなさそう、と思われた方や、独学での勉強に限界を感じている方はコーチングスクールの利用も検討してみてください。
TOEIC対策においての勉強法やプロセスは人それぞれ異なります。
自分に合った最適な方法でスコアアップを目指しましょう。