2022/05/16

大学院留学に掛かる費用はいくら?国ごとの費用や資金を工面する方法も紹介します

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バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

大学院への留学を検討するなか、留学にどのくらいの費用がかかるのか気になる方も多いと思います。

留学先の国によっても留学費用は変わるので、事前に知っておきたいところですよね。

留学した後に費用が足りないといった問題がおきないように、事前に確認しておくことが大切です。

そこで今回は、大学院留学にかかる費用や国ごとの費用、資金を工面する方法をご紹介します。

大学院への留学を検討する方は、参考にしてくださいね。

目次

大学院留学の費用は留学方法や学校によって変わる

大学院留学といってもさまざまな方法があるので、留学方法によってかかる費用も変わります。

大学院留学の方法は、正規留学と交換留学の2タイプです。

正規留学は正規学生として留学する方法です。

交換留学は自分が在籍している日本の大学と学術交流協定を結んでいる海外の大学に、日本の大学に在籍したまま留学する方法です。

どちらの留学方法を選ぶかで、留学にかかる費用は大きく変わります。

また、「どの国に留学するか」「留学先の学校が公立か私立か」でも費用は大きく変わります。

大学院留学をしたときの費用相場

大学院留学にかかる費用は、入学金や授業料、教材費で変わることが多いです。

ここでは、正規留学と交換留学でかかる費用相場をご紹介します。

留学先はアメリカを想定した費用相場を記載しており、アメリカ以外の留学を検討する方は若干誤差が生じるかもしれないので注意してください。

正規留学

正規留学の場合は、入学金や授業料を自分で支払わなければいけません。

特に、都会にある私立大学の場合は、留学費用が高額になるので要注意です。

生活費も割高になる傾向があるので、費用を抑えたいなら地方にある大学を検討するのが良いかもしれません。日本人の在籍率も都会に比べると少ないので、英語環境で勉強できます。

最後に、教材費は大学が指定するものを購入するのが一般的です。

内容費用相場
授業料250万円
入学費1万5,000円
教材費3,000円
合計201万8,000円

交換留学

交換留学の学費は、在籍中の大学に納める学費を継続して支払えば問題ありません。この点が正規留学と大きく異なるポイントです。

ただ、授業で使用する教科書は自分で用意しなければいけません。

海外の教科書は高額なものが多いため、高い場合だと20万円かかることもあります。

ただし、原則として入学費は免除されるので、交換留学の費用で注意したいのは教材費だけだといえます。

内容費用相場
授業料免除
入学費免除
教材費5~20万円
合計5~20万円

国ごとの大学院留学の費用

国によって大学院留学にかかる費用は変わります。

もし留学先の候補があるなら、どのくらいの費用がかかるのか確認してみましょう。

アメリカ

アメリカは、州立や私立、都市によってかかる費用が大きく変わります。

原則として修士号を取得するのに2年が必要になりますが、もし卒業が遅れてしまった場合は留学費用もかかってしまうので、留学前からしっかり準備を整えておくことが大切です。

ちなみにアメリカの授業料で安いのは、州立だといわれています。

しかし、場所によって私立と変わらない金額になることもあるので注意しましょう。

内容費用相場
学費(授業料、入学金、教材費)250万円
滞在費110万円
生活費(食費、日用品代、通信費)120万円
交際費、または観光費60万円
交通費20万円
航空券代15万円
留学保険代20万円
ビザ代2万円
合計597万円

カナダ

カナダは、他の国に比べると留学費用を安く抑えられるメリットがあります。

物価も比較的安いので、うまく工夫すれば生活費を抑えることも可能です。

また、私立と公立で授業料にそこまで差がないのも他の国と違う点です。

カナダの大学院では、一般的に修士号を取得するまで2年かかります。

内容費用相場
学費(授業料、入学金、教材費)146万円
滞在費100万円
生活費(食費、日用品代、通信費)100万円
交際費、または観光費60万円
交通費12万円
航空券代175万円
留学保険代20万円
ビザ代2万円
合計457万円

イギリス

イギリスの大学院が他の国と異なる点は、修士号を取得するまでに1年しかかからないことです。

留学期間を短くできるので、費用を抑えられるメリットがあります。

ただし、通常2年は必要とされる勉強を1年に短縮されているため、成果を出すには留学前の準備が欠かせません。

また、イギリスはほとんど国立であるため、アメリカのように学校間での費用に違いがあることも少ないです。

また、実際にイギリス大学院へ留学中の方にも協力してもらい、留学コラム記事などもございます。ご興味があればこちらも参考にしてみてくださいね。

内容費用相場
学費(授業料、入学金、教材費)300万円
滞在費100万円
生活費(食費、日用品代、通信費)120万円
交際費、または観光費60万円
交通費12万円
航空券代15万円
留学保険代20万円
ビザ代5万円
合計632万円

オーストラリア

オーストラリアの大学院は、1〜2年で終了できるのが一般的でした。

ただ近年は大学院における規定が変更になり、指定されている科目での学士号を取得している場合は修士課程の期間が1年と半年で終わります。

一方、指定されている科目以外の学士号を取得している場合は2年間かかります。

イギリスと同じく、ほとんどの大学院は国立です。

内容費用相場
学費(授業料、入学金、教材費)200万円
滞在費70万円
生活費(食費、日用品代、通信費)100万円
交際費、または観光費60万円
交通費18万円
航空券代12万円
留学保険代20万円
ビザ代6万円
合計486万円

ニュージーランド

ニュージーランドの大学院は、最短で1年間で修士号の学位を取得できます。

中には、半年間で留学できる大学院もあるので、短い期間で修士号を取りたい方には適しているでしょう。

ただし、短い期間で多くのことを学ばなければいけません。

その点を考慮して留学先の大学を決めましょう。

内容費用相場
学費(授業料、入学金、教材費)188万円
滞在費72万円
生活費(食費、日用品代、通信費)100万円
交際費、または観光費60万円
交通費18万円
航空券代15万円
留学保険代20万円
ビザ代0円(学生ビザは申請料が無料)
合計545万円

大学院留学の資金を用意する方法

大学院留学をする場合、多額の費用がかかります。

どのように大学留学の資金を用意すればよいか分からない方もいるでしょう。

そこで、大学院留学の資金を用意する方法をご紹介します。

留学前に用意する方法

留学前にできることは、出発する前にアルバイトして貯金を増やすことです。

留学に行きたいと思ったら、早めに計画を立ててアルバイトを始めましょう。

奨学金を活用するのもおすすめです。

奨学金には、給付型とローン型の2種類があります。

給付型は支給されたお金を返済する必要がないので、後で返済に追われる心配がありません。留学後の負担を考えると給付型がおすすめですが、審査が厳しい傾向なので注意しましょう。

留学中に費用を工面する方法

留学中に費用を用意する方法もあります。たとえば、TA制度を利用する方法です。

TA制度とは、大学の教員をサポートして授業を円滑に進めることです。

実はTA制度を利用すると給与を貰えるので、その費用を留学費用に充てられるメリットがあります。

TA制度の給与は大学や所属課程、業務内容によって異なるのが一般的です。

給与が高い大学の場合は、1時間あたり2,000円になることもあります。

TAの主な仕事は、出欠管理や質問対応、教材の準備、提出物の回収などです。

ただし、勤務開始日の1〜2ヶ月前の応募手続きを行わなければいけません。

まとめ

本記事では、大学院留学にかかる費用や国ごとの費用、資金を工面する方法をご紹介しました。

大学院留学の資金を工面する際に意識すべきポイントは、次のようなものがあります。

・返済が必要ない給付型を活用する
・給与を貰えるTA制度をうまく活用する

大学院留学を検討している方は、今回ご紹介したポイントを踏まえ、具体的な留学プランを立ててみてはいかがでしょうか。

また、実際にイギリス大学院へ留学中の方にも協力してもらい、留学コラム記事などもございます。ご興味があればこちらも参考にしてみてくださいね。

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