英検は、日本で身近な存在である英語の資格試験です。
英検を取得しておくと、大学受験や就職活動など多方面で役立つため、受験を検討している方も多いのではないでしょうか。
英検は1年に3回試験がおこなわれており、3級以上の級は1次試験に合格した後、2次試験を受験する形式になっています。
1次・2次試験は、A日程やB日程で受験日程が分かれています。
本記事では、英検においてA日程やB日程などの違いについて解説します。
1次試験における日程の違い
英検を団体申し込みで受験する場合、A日程、B日程、C日程……というように受験日程が分かれていて、最終的にはG日程まであります。
ここでは、1次試験におけるA~G日程を、申込方法や会場による違いから解説していきます。
申込方法による日程の違い
まず、申込方法によって日程が異なります。
英検の申し込みは、以下の2つの方法が用意されています。
● 個人申し込み:個人で英検に申し込む方法
● 団体申し込み:通っている学校や塾などの団体でまとめて申し込む方法
会場による日程の違い
英検を受験する会場は、本会場と準会場の2つの種類に分けられます。
それぞれの特徴は以下の通りです。
●本会場:全国各地にある公式会場で、個人で申し込みした場合のみ適用されます。
日程はA日程やB日程のように分かれることはなく、1つの試験日程のみです。
「本会場受験 = 1番早く受験」というわけではありません。
●準会場:申し込みした団体が設ける会場になります。
日程については、団体代表が選ぶため、個人で選ぶことはできません。
近年、新型コロナ感染症の影響で、ソーシャルディスタンスを確保する必要があるという観点から、1次試験においてA日程〜G日程まで設定されることになりました。
準会場での受験の際は、A日程であれば最短で受験することができます。
本会場と準会場の違いについては、以下のページで詳しく紹介しています。
共通事項
1次試験での日程において、以下に挙げる共通事項があります。
●1次試験の合格発表日は、試験の日程にかかわらず共通しています。早く受験したからといって、結果が早くわかるということではありません。 ●指定された試験日程に受験できなかった場合、他の日程で受験することはできないため、注意が必要です。
1次試験における日程の違いについては、以下のページでも詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。
英検の目標の級に合格するためには、計画的にスケジュールを組んで、しっかり対策をして勉強することが大切です。
しかし、独自で計画を立てて、英検対策の勉強を進めていくことが難しく、思うようにいかないと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
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2次試験の日程の違い
2次試験の日程は、対象となる級や申し込みの方法によって異なります。
さらに、試験日程によって合格発表日にも違いがあります。
ここでは、2次試験の日程の違い、合格発表日の違いを解説します。
なお、前述でも少し触れましたが、2次試験は3級以上の級が対象になるため、3級以上を受験しようと考えている方は以下をご確認ください。
対象となる級や申し込みの方法による日程の違い
2次試験では、受験する級や申し込みした団体によって、日程が割り振られる点が特徴の1つです。
日程はA日程・B日程・C日程の3種類です。
A日程が一番早い試験日になり、約1週間開いてB日程、C日程という順になります。
団体申し込みを利用して準会場受験の方の場合にはA日程とB日程の2種類となります。
- ●A日程
全級が受験対象の日程です。ただし、団体での申し込みの場合は団体区分が「中学校・高校・専門学校」になります。 - ●B日程
2級・準2級・3級のみが受験対象の日程です。さらに、団体での申し込みの場合は団体区分が「小学校・大学・短大」になります。 - ●C日程
1級と準1級のみが受験対象の日程です。C日程については、団体での申し込みは対象ではなく、個人申し込みのみ受験可能です。
なお、詳細な試験日については英検の公式サイトにあらかじめ記載されています。
申込時に選択できますので、個人申し込みの場合は都合の良い日程を選ぶと良いでしょう。
また、2次試験の試験日や会場は1次試験合格通知書にも記載されていますので、そちらを確認しましょう。
試験日程による合否発表日の違い
1次試験では、日程にかかわらず合否発表日は同日ですが、2次試験では異なります。
試験日に準じて、A日程はB日程よりも1週間、C日程より2週間早く発表されます。
2次試験における日程の違いについては、以下のページでも詳しく紹介しています。
英検は、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4つの技能を測る英語の資格試験です。
英検は級によって問題が異なります。
目標の級に合格するためには、それぞれの級に合わせて対策をしっかりするということが重要なポイントです。
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英検の日程によって試験問題は違うの?
日程が異なることにより、試験問題も違いがあるのか、ということが気になる方も少なくないでしょう。
英検では、A日程やB日程などの日程の違いによって、試験問題は異なります。
しかし、統計的手法でスコアが算出されており、日程によって有利・不利にならないように配慮されています。
どの日程を選んでも問題はありませんので安心してください。
英検1次試験の内容と対策
前述の通り、英検は3級以上の級には1次試験と2次試験があります。
ここでは、英検1次試験の内容と対策について紹介します。
1次試験の内容
英検の1次試験は、リーディングとライティングの筆記試験と、リスニングの試験がおこなわれます。
ただし、5級、4級ではライティングの試験はおこなわれません。
試験の時間は以下の表の通りです。
英検1次試験の試験時間 | ||
---|---|---|
級 | 筆記試験の時間 | リスニング試験の時間 |
5級 | 25分 | 約20分 |
4級 | 35分 | 約30分 |
3級 | 50分 | 約25分 |
準2級 | 75分 | 約25分 |
2級 | 85分 | 約25分 |
準1級 | 90分 | 約30分 |
1級 | 100分 | 約35分 |
級が上がるごとに試験時間も長くなり、1級にもなると1次試験だけでも2時間を超えます。
リーディングの試験は4肢選択制、3級以降に行われるライティングの試験は英作文を書く内容が出題されるので、記述式になっています。
リスニングの試験は、英語で読まれる問題を解き、3肢もしくは4肢から選択する形式です。
英検1次試験の対策
目指している級に頻出される単語をまずは覚えましょう。
語彙力はリーディング、ライティング、リスニングの試験どれにおいても重要なポイントの1つです。
まずは、目標の級の単語集に載っている単語を、すでに覚えている単語、覚えていない単語に仕分けます。
この時、知らない単語にチェックをつけておきましょう。
次に、知らなかった単語を覚えていきます。この時、その単語だけでなく品詞や用例、派生語もあわせて覚えると、語彙力をさらに伸ばすことができます。
単語を覚える際には、単語帳を使って読むだけでなく、リスニング、スピーキング、ライティングの技能も使いながら覚えるようにしましょう。
読むだけでなく、単語の音を聞く、実際に発音してみる、スペルを書いてみる、といった方法もあわせて覚えていくことがおすすめです。
また、過去問は必ず解きましょう。過去問を解くことによって、問題形式や解き方を理解し、慣れることができます。
過去問は解いて終わりではなく、解き終わってからの分析も大切です。
つまずきやすいところや苦手なところをチェックし、重点的に復習しましょう。
リスニングの対策としておすすめの方法は、まずは筆記試験を可能な限り早く解き、余った時間でリスニング問題の選択肢を先読みする方法です。
選択肢の先読みをしておくことで、どんな内容の英文が流れるか想像することができ、選択肢を頭に入れた状態で英文を聞けるので、早く解答できるようになります。
そのためには、筆記試験の時間配分が重要になりますので、過去問を解く時は必ず時間を計ることも大事です。
英検2次試験の内容と対策
2次試験は、スピーキングのテストが面接形式で行われます。
スピーキングテストが実施されるのは3級以上の級になりますが、4級、5級でも録音形式ではありますが、スピーキングのテストを受験することは可能です。
ここでは英検3級以上で実施される2次試験の内容と対策について紹介します。
英検2次試験の内容
英検2次試験の級ごとの試験時間は以下の表の通りです。
英検2次試験の試験時間 | |
---|---|
級 | 試験時間 |
3級 | 約5分 |
準2級 | 約6分 |
2級 | 約7分 |
準1級 | 約8分 |
1級 | 約10分 |
少しずつですが、級が上がるごとに試験の時間も長くなります。
スピーキングテストは面接官と対面して行われ、面接官に「面接カード」を渡したところからスタートします。
次に氏名や受験する級の確認、簡単な挨拶などのいわゆる自己紹介をします。
自己紹介をしたら、面接官から「問題カード」を受け取り解答する、という流れです。
出題内容については、級ごとに異なります。
英検の2次試験の内容と対策については、以下で詳しく紹介しています。
英検2次試験の対策
2次試験のスピーキングテストにおいて最も注意をしたい点は、沈黙を続けない、ということです。
沈黙が続き、不自然な間が生まれてしまうと、面接官に「答えられない」と判断され、次の質問へと移ってしまうこともあり得るからです。
そのため、面接官の質問が聞き取れなかった時には、聞き返すようにしましょう。
加えて、問題についての解答を考える時間が欲しい時は、「Let me see…」「Well…」などといった言葉を覚えておき、時間を稼ぐようにすることも大切です。
また、テストではどうしても緊張してしまうため、日頃から英語で会話をすることに慣れるようにしておきます。
周囲にいるネイティブスピーカーや学校の先生などに協力してもらい、英語で会話したり、スピーキングテストの演習をしたりするとよいでしょう。
しかし、日本では日常生活において英語で会話をする機会はなかなかありませんし、周囲にスピーキングテストの演習に協力してもらえる相手がいない、という方も多いはずです。
そういった状況の方にとっては、スピーキングテスト対策を独学で行うのは難しいため、英検対策を専門に行っている語学スクールに通うことをおすすめします。
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