日本人が知らないタイ文化
タイの国歌
タイでは、朝の8時と夕方の18時になると公共の場で国歌が流れます。そして聞こえる範囲の人達は、直立不動で歌が終わるまで動かないのです。止まらないと最悪の場合は不敬罪にて逮捕されます。
実はタイではこの朝と夕方の国歌だけではなく、他の場所でも歌を聞いて全員起立・直立不動とならなければいけない時があり、一番出会う場面が多いのは映画館です。映画はタイでは非常にポピュラーな娯楽で、デートなどでも頻繁に利用されます。この上映前に行われるのが、王様が様々な場所へ行ったりする様子を写したビデオの上映で、その時に歌も流れます。
この歌も国歌と言う人も多いのですが、実は違います。流れているのは「国王賛歌」です。コンサート会場や演劇の開始前にも流れます。そして、この歌が流れた時も国歌の時と同様起立しなくてはいけません。タイで映画館に行った人は、是非確かめてみてください。
中高生のバレンタインデー
タイの中高生はバレンタインに、好きな異性にハート形のステッカーを貼ります!貼るのは男の子→女の子、女の子→男の子、どちらもOK。人気のある子には行列ができたりするようです。人気のある子はステッカーの貼り場がないくらいになりますし、ステッカーの無い子は一目で分かるので、モテない子には厳しい日です。
子供の頭は撫でない!
日本人は子供を見ると、「可愛い」や「良い子」と頭を撫でますが、タイでは頭は神聖な部分なので、他人の頭を触ってはいけません。もちろん大人の頭も触らないようにしましょう。
国立大学の卒業式
タイの国立大学では、王族の方から1人ずつ卒業証書が授与されます。王族の方に対しての無礼は許されないため、念入りな卒業式のリハーサルが行われます。また、卒業式当日は、服装・髪型・化粧も厳しく決められているなど、厳粛な雰囲気の中で執り行われます。
禁酒日がある
タイでは、選挙の前日と当日、また宗教上の理由でブッダに関係する日はお酒の販売を禁止されていて、街中でお酒を買う事ができません。
人前で怒るのはタブー?
タイに行って、「マイペンライ(きにするな)」を聞いたことはありませんか?タイ人は人前では滅多に怒りません。これはタイのマナーであり、人前で怒鳴り散らしたり、太々しい態度をとるということは、恥じるべき行為であるという信念があるからです。例え大幅に遅刻をしてきても、「マイペンライ(気にするな)」という言葉を使い、許してくれます。本当に心から許しているのか……それは、定かではありませんので、相手を気遣うことを忘れないようにしましょう。
転職事情
現在では日本でも当たり前になってきていますが、タイ人にとって転職はごく一般的なことです。職を転々とするような人は「人間的に問題があるんじゃないか」「我慢が足りないのではないか」と思われるようなことは一切ありません。タイでは逆に「積極性」や「経験」として生かせるようです。
服は着たままで泳ぐ
タイで海水浴に行ってびっくりされた人はいませんか?多くのタイ人が服を着たまま海に入っています。中にはジーパンを履いていても、気にせず平気で海に入っている人も。日本で水着の上にTシャツを着て入るのとは、わけが違うのです。服がビショビショに濡れたら帰る時大変なのでは?と思いますよね。しばらく日向にいれば、強烈な日差しのおかげであっという間に乾いてしまうので、平気なようです。