2022/06/06

ワーホリにかかる費用は?オーストラリアを例に節約のポイントもご紹介!

この記事を書いた人

バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

毎年多くの日本人がワーホリで海外に長期滞在をしています。

ワーホリというと、現地で働くことをイメージされるため、費用はかからないと思う人も多いですが実際はどうなのでしょう。

今回は日本人にとって人気のワーホリ先であるオーストラリアを例にワーホリをするにあたって掛かる費用の解説をしていきます。

ワーホリを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

目次

準備しておくべき費用はどれくらい?

ワーキングホリデービザは就労可能なビザです。

同一雇用主の下で働けるのは6ヶ月まで、という決まりはありますが、それ以外は地元の人と同じように働き、お金を稼ぐことができます。

そのため、語学留学などと比べてそれほど資金はいらないと考える人もいるかもしれません。

確かに、渡豪後にかかる費用については現地での就労でカバーできる部分がありますが、実は日本に出る前にかかるお金もいろいろとあります。

また、できれば準備しておいた方が良い費用もありますので、詳しく見ていきましょう。

※費用はすべて1オーストラリアドル(AUD)=90円で計算しています。

事前準備にかかる費用の目安

まず、渡航するにはビザの申請が必要です。

ビザの申請には495AUD(44,550円)かかります。
これは、オーストラリア内務省のワーホリ特設ページから申請することが可能です。
申請自体はご自身でも可能で、Google検索をするとワーホリビザ取得までの流れを解説している方のページもありますので、参考にしてみてください。

やっぱり一人でビザ申請を出すのは難しいと感じた場合は、エージェントに申請代行を依頼することもできますが、その場合には代行費用がかかることもあります。

また、語学学校へ行く場合には入学金や授業料などの支払いも発生します。

通う期間によって費用は変わりますが、仮に4ヶ月通うとしたら50万円程度が相場です。

そして、現地へ行くには航空券を購入しなければなりません。

航空会社及び時期によって航空券の値段は大きく変わりますが、片道であれば4〜7万円ほどです。

加えて、現地で何かあったときのために海外留学保険も入っておくべきでしょう。

通常、海外留学保険は日本を出る前に契約しなければならないものがほとんどです。

保険期間によって金額は変わりますが、1年間行く場合には25万円ほど支払うことが一般的です。

これらを合計すると、事前費用は約83〜86万円必要なことがわかります。

半年間分の生活費は準備しておこう

上記にプラスして、現地での生活費も必要です。

渡豪してすぐに仕事が見つかるとは限りませんし、語学学校に通うとなれば働ける時間も限られます。

思ったように稼げない期間があるかもしれないと考えると、ある程度の生活費は準備しておくべきでしょう。

語学学校に4ヶ月通うとして、そこにフルタイムの仕事を探す期間を足し、余裕を持って半年分の生活費を準備しておけば安心でしょう。

現地では食費、住居費、通信費などがかかります。

すべてを合計した1ヶ月の目安は約14万円、半年分は約84万円です。

事前に必要なのは約170万円!

上記2つを足すと、事前費用は約167〜170万円を準備しておくべきことがわかります。

もちろん、どんな生活をするかによってかかる費用は異なります。

ここで紹介しているのは一例ですので、自分のやりたいことや目的に合わせて費用を算出してみてください。

1年間のワーホリに必要な費用は…

現地で生活していると、友人と食事をしたり新しい洋服を買ったり、必要最低限以上の費用もかかります。

1年間滞在すれば、こういった費用も徐々に積み重なり少なくない額になっていくでしょう。

実際に、1年間滞在する場合にはおおよそ下記の金額が必要です。

項目費用
学費(4ヶ月分)50万円
滞在費及び生活費168万円(14万円×12ヶ月)
交際費13万円
交通費16万円
海外留学保険25万円
ビザ代5万円
航空券代(往復)14万円
合計291万円

交際費は週に1回、カフェやレストランなどで30AUD(2,700円)支払うと仮定した場合の数字です。

ここは個人差が大きい部分ですので、もっと多くなることもあれば少なくなることもあるでしょう。

また、交通費はメルボルンの公共交通機関を使用した場合の金額です。

メルボルンには”myki”と呼ばれる交通系ICカードがあり、トラム、メトロ、バスで使用できます。

都市部に近いZone1と郊外のZone2で交通費が異なり、表ではZone1で使用した場合の金額を示しています。

オーストラリアでは都市によって交通システムが異なります。

自分の行きたい都市の交通事情を調べてみれば、より正確に費用が算出できます。

メルボルンであれば上記の”myki”、ブリスベンやゴールドコーストだと”Go card”、シドニーでは”Opal”などICカードがあります。

オーストラリアの電車は日本の改札と同じようにICカードをタッチして電車に乗りますが、タッチせずに無賃乗車する人も中にはいます。

乗り込む際や、駅ごとにチェックがされております。

場合によっては警察に引き渡されますので、くれぐれも無賃乗車はせずにご利用ください。

可能なら1年分の貯蓄を!

お金_貯金

表の数字をすべて足すと、300万円近い数字になります。

オーストラリアは物価が高い国ということもあり、どうしても生活費や滞在費は高くなりがちです。

これだけの金額を事前に準備しておくのはなかなか骨が折れますが、なるべく1年分カバーできるだけの費用を貯めておくことをおすすめします。

理由としては、現地での仕事がすぐに見つからない可能性が大いにあるからです。

ワーホリ滞在者向けの仕事として圧倒的に多いのは接客業です。

お客様をおもてなしするのですから、当然英語力が求められます。

英語力がないと採用されにくく、就労先が見つかるまで難航するかもしれません。

その間の収入がゼロになることを考えると、生活費は充分に準備しておいた方がよいといえます。

また、折角海外へ行くのですから、そこでしかできない経験がしたいと考える人もいるでしょう。

旅行をしたり現地の友人を作ったり、ワーホリならではのことがしたいと思う人は多いはずです。

そんなとき、懐が寒いとどうしても自由にやりたいことができなくなってしまいます。

金銭的な余裕は心の余裕にもつながります。

ワーホリ生活を心行くまで楽しむためにも、充分な蓄えは必要です。

費用を抑えるコツとは?

十分な資金を確保する一方、削れる部分はなるべく削るようにしましょう。

出すところは出す、締めるところは締める、と財布の紐をしっかりコントロールすれば、お金に対する不安も軽減されるはずです。

事前に必要な費用も現地での生活費も、気を付ければ抑えられる部分はあります。

下記のポイントを意識するようにしましょう。

外での食事は控えめに

上述の通り、オーストラリアは物価が高い国として知られています。

その分、給料も高いのですが働き始めるまではその恩恵を受けることなく、ただただ支出が多い印象を受けるかもしれません。

その中で節約できるポイントは、ずばり食費です。

飲食店での支払いは、日本に比べ高いです。

たとえば、メルボルンのあるカフェのメニューを見てみると、エスプレッソのブラックコーヒーは一杯4.5AUD(405円)です。

食事を済ませようと、ここにランチのバーガーを加えると24AUD(2,160円)になり、1回の昼食で約2,500円使うことになります。

これはごく一般的な価格帯です。

外食がいかに出費の大きいものかわかるでしょう。

節約のためには、なるべく外食は控えて自炊することをおすすめします。

語学学校の費用は通う期間に比例する

上記で示した語学学校の費用は、4ヶ月通った場合の学費です。

学費は通う期間によって変わるので、短ければ当然必要な費用も少なくなります。

ブリスベンのある語学学校を例にとると、4ヶ月の費用は6,144AUD(552,960円)ですが、1ヶ月の場合は1,561AUD(140,490円)です。

自分の予算に合わせ、語学学校に通う期間を調整してみましょう。

渡航はLCCに決まり!

オーストラリアの各都市には日本から多くの航空便が運航しています。

その中には、LCCの便も少なくありません。

LCCとそうでない航空会社では航空券代が大きく異なり、時期によっては5万円以上安くなることもあります。

費用を抑えて渡航したい場合には良い選択肢になるでしょう。

ただし、LCCは航空券を安く抑えるために各種サービスをオプションにしているのが一般的です。

機内での食事や預け荷物の個数など、事前によく確認しておきましょう。

まとめ

今回の記事では、オーストラリアのワーキングホリデーで必要な費用について詳しく見てきました。

滞在費や交通費だけでなく、通信費や交際費など、現地で生活するとなるとかかる費用がいろいろとあります。

ワーホリビザなら現地で稼ぐこともできますが、余裕を持って生活をするためには、可能な限り資金を準備しておくことをおすすめします。

節約できるポイントもありますので、自身の予算に合わせてプランニングしてみてください。

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