2026/01/15

英検S-CBTと従来型の違いを徹底比較!メリット・デメリットからおすすめの選び方まで解説

英検 s-cbt 英検 違い

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バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。
  • 英検S-CBTは従来型と何が違う?
  • それぞれのメリット・デメリットは?
  • 自分にはどちらの受験方法が向いている?

英検には、紙で受験する「従来型英検」と、パソコンを使って4技能を1日で受験できる「英検S-CBT」の2つの方式があります。

どちらも同じ英検ですが、試験形式・日程・受験のしやすさ・対策方法には大きな違いがあります。

本記事では、英検S-CBTの特徴をはじめ、従来型英検との違い、メリット・デメリット、向いている人のタイプ、試験内容と効果的な対策方法までをわかりやすく解説します。

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目次

英検S-CBTとは?

まずはじめに、英検S-CBTの基本的な仕組みや受験環境、従来型との共通点をわかりやすく解説します。

英検S-CBTの基本概要と受験の流れ

英検S-CBTは、紙で実施される従来型英検とは異なり、パソコンを使用して英語4技能(読む・聞く・書く・話す)を1日で受験できる形式です。

受験の流れは、次のとおりです。

受験の流れ

  • ① リーディング(PC画面で問題を読む)
  • ② リスニング(ヘッドフォンを使用)
  • ③ ライティング(キーボードで入力)
  • ④ スピーキング(マイクに向かって録音)

従来型英検では、一次試験と二次試験が別日に実施されます。

しかし、英検S-CBTは1日で試験が完結するため、長期間にわたってスケジュールを確保する必要がありません。

また、スピーキングは対面式の面接ではなく録音形式でおこなわれるため、面接官と直接話すことに緊張しやすい人にも向いています。

試験日程の選択肢が多く、柔軟に受験できる点は、忙しい学生や社会人にとって大きなメリットといえるでしょう。

受験できる級・会場・実施エリア

英検S-CBTで受験できる級は、「3級・準2級・2級・準1級」の4つです。

「5級・4級・1級」はS-CBTの対象外となっているため、これらの級を受験する場合は、従来型英検を選ぶ必要があります。

実施会場は全国各地に設けられており、都市部だけでなく地方都市でも受験可能です。

従来型と比べて会場数が多く、アクセスしやすい点は大きなメリットといえるでしょう。

会場はPCブース形式が中心で、ヘッドセットやマイクなどの設備があらかじめ整えられた環境で受験します。

また、英検S-CBTは原則として毎週実施されているため、従来型のように年3回の試験日を待つ必要がありません。

自分のスケジュールに合わせて受験日を選びやすく、学習計画を立てやすい点も特徴です。

従来型英検との共通点

英検S-CBTは受験形式こそ異なりますが、試験そのものに求められる英語力は従来型英検と変わりません。

問題の難易度や出題内容は従来型と同等で、評価基準・合否判定・CSEスコアの算出方法もすべて共通です。

そのため、「英検S-CBTのほうが有利」「従来型のほうが難しい」といった違いはなく、どちらを受験しても大学入試や各種資格提出では同等に扱われます。

英検S-CBTと従来型英検の違いを比較表で解説

英検S-CBTと従来型英検は、試験内容や評価基準は同じですが、受験形式やスケジュール、試験環境に大きな違いがあります。

ここでは、両者の違いを一目で把握できるよう、主要なポイントを比較表にまとめました。

比較項目英検S-CBT従来型英検
試験日程毎週実施、希望日を選べる年3回の指定日
試験方式PC受験/スピーキングは録音紙受験/スピーキングは対面
実施級3級〜準1級5級〜1級すべて
会場数全国多数のテストセンター本会場+学校・塾の準会場
検定料従来型よりやや高いS-CBTより安い
4技能すべて1日で完結一次試験・二次試験が別日
リスニング環境ヘッドフォンで個別再生会場全体でスピーカー再生
スピーキング形式録音式(面接官なし)面接官と対面形式

英検S-CBTのメリット

英検S-CBTは、従来型英検にはない柔軟な受験スケジュールと受験しやすさが大きな魅力です。

ここでは、英検S-CBTならではのメリットを具体的に整理し、どのような受験者に向いているのかをわかりやすく解説します。

毎週受験でき1日で4技能が完結する

英検S-CBTの最大のメリットは、毎週受験でき、4技能(読む・聞く・書く・話す)を1日で完結できる点です。

受験チャンスが多く、スケジュールを柔軟に調整できる点は、従来型英検と比べて大きな強みといえます。

従来型英検は年3回の実施で、一次試験と二次試験が別日におこなわれるため、試験日程に合わせた調整や複数日のスケジュール確保が必要でした。

一方、英検S-CBTは原則毎週実施されており、1日で4技能すべてを受験できます。

そのため、学業や仕事で忙しい学生・社会人でも無理なく受験しやすい形式です。

会場が多く受験チャンスが多い

従来型英検は本会場の場所が限られていました。

会場が遠かったり、日程が合わなかったりするケースも少なくありませんでした。

英検S-CBTは全国に多くのテストセンターが設置されており、受験できる場所や日程の選択肢が非常に豊富です。

都市部はもちろん地方都市にも会場があり、移動の負担が少ない点も大きなメリットといえます。

とくに、部活動・受験勉強・仕事との両立が必要な人にとって、会場選びの自由度が高いことは重要なポイントです。

近い会場で受験できるだけでも、試験前の疲労や当日の緊張を軽減できます。

リスニングが聞き取りやすい

英検S-CBTのリスニングは、ヘッドホンを使用する方式のため、従来型よりも音声が聞き取りやすいのが特徴です。

従来型の筆記試験では、会場全体のスピーカー環境や反響音、周囲の雑音によって、音が聞き取りづらくなることもありました。

ヘッドホン方式ではこうした影響を受けにくく、リスニングが苦手な人ほどメリットを感じやすいでしょう。

同一期間内で同じ級を2回受験できる

従来型英検は実施日が年3回のみのため、不合格になった場合は次の試験まで数か月待つ必要がありました。

英検S-CBTでは、同一検定期間内(4月~7月/8月~11月/12月~3月)に同じ級を2回まで受験可能です。

1回目の結果をもとに課題を把握し、すぐに対策して再受験できるため、学習サイクルを短く回せます。

短期間で合格を目指したい人にとって、非常に大きなアドバンテージといえるでしょう。

英検S-CBTのデメリットと受験時の注意点

英検S-CBTには、毎週受験できることや、1日で4技能が完結することなど、多くのメリットがあります。

一方で、受験前に把握しておくべき注意点やデメリットも存在します。

受験形式や試験環境は従来型英検と大きく異なるため、人によっては不向きに感じる場合もあります。

そのため、自分の学習スタイルや得意・不得意を理解したうえで、受験形式を選ぶことが重要です。

ここでは、英検S-CBTが向かない可能性があるケースや、実際に受験する際に注意したいポイントを整理して解説します。

受験できる級が限られている(3級〜準1級のみ)

英検S-CBTの大きな制約のひとつが、受験できる級が限られている点です。


S-CBTで受験できるのは、3級・準2級・2級・準1級の4つのみとなっています。

5級・4級・1級はS-CBTでは受験できないため、これらの級を希望する場合は従来型英検を選ぶ必要があります。

従来型より検定料が高い

英検S-CBTは、従来型英検と比べて検定料がやや高めに設定されています。


級にもよりますが、従来型より1,000〜3,000円ほど高くなるケースがあり、複数回受験する場合は費用負担が大きくなる可能性があります。

ただし、毎週受験できる点や、1日で4技能が完結する利便性、会場設備や音響環境の質などを考慮すると、費用に見合う価値があると感じる受験者も少なくありません。

一方で、受験回数が増えやすい準1級・2級では、トータルコストが高くなりがちなため、あらかじめ予算を意識した受験計画を立てることが重要です。

1会場あたりの受験可能人数が少ない

英検S-CBTはPCブースを使用する試験形式のため、1会場あたりの受験可能人数が従来型より少ないという特徴があります。

そのため、人気の時間帯や週末は早い段階で満席になることも多く、希望する日時に受験できないケースもあります。

受験日が決まっている場合は、早めに予約をおこなったり、複数会場の空き状況を比較したりするなどの対策が必要です。

4技能すべてを1日で対策する必要がある

英検S-CBTは「1日で完結する」という利点がある一方で、4技能すべてを同日に受験する負担もあります。

長時間にわたる試験となるため、体力や集中力に不安がある人にとっては、従来型よりハードに感じられる場合があります。

とくに、長文読解が苦手な人、タイピングが遅い人、スピーキングで緊張しやすい人は、後半に疲労が出やすいため注意が必要です。

事前に模試形式で1日分の流れを体験しておくと、本番でも安定して実力を発揮しやすくなります。

スピーキングで周囲の声が気になる場合がある

英検S-CBTのスピーキングは録音形式のため、同じ会場内でほかの受験者も同時に発話しています。

ブースには仕切りがありますが完全な防音ではないため、周囲の声や物音が気になると感じる人もいます。

そのため、静かな環境で話したい人や、雑音に敏感な人にとってはストレスになる可能性があります。

対策としては、自宅で雑音がある環境を想定したスピーキング練習をおこなっておくと安心です。

従来型英検(筆記試験)のメリット

従来型英検は、長年にわたって多くの受験者に利用されてきた、もっともスタンダードな試験形式です。

ここでは、英検S-CBTと比較したときに見えてくる、従来型ならではのメリットを具体的に紹介します。

学校・塾の準会場で受験できる

従来型英検の大きなメリットのひとつが、学校や塾などの準会場で受験できる点です。

慣れた環境で受験できるため、緊張しにくく、移動の負担も少ないという利点があります。

準会場には、中学校・高校・大学・大手学習塾など、多くの教育機関が指定されており、自宅や通学先の近くで受験できるケースが多いのも特徴です。

とくに中高生の場合、普段使っている校舎で受験できる、友人と一緒に受験できる、先生や塾講師のサポートを受けやすいといった点から、心理的な安心感が非常に大きくなります。

一方、英検S-CBTはテストセンター受験のため、学校での実施はありません。

小学生や、初めて英語試験を受ける受験者にとっては、「いつもの環境」で受けられる従来型のほうが安心して臨める場合も多いでしょう。

慣れた筆記形式で解答できる

従来型英検は、紙の問題冊子とマークシートを使用する筆記試験です。

パソコン操作が不要なため、PCやタイピングに不安がある受験者でも安心して受験できる形式といえます。

また、紙の試験には、長文に線を引いたりメモを書き込める、問題全体を一目で把握しやすい、ページを行き来しながら解答できるといった利点があり、読解や情報整理が苦手な受験者にも向いています。

一方、S-CBTでは画面のスクロール操作が必要となり、「問題全体を俯瞰しづらい」「目が疲れやすい」と感じる人もいます。

筆記形式に慣れている受験者にとって、従来型英検はストレスなく実力を発揮しやすい形式といえるでしょう。

対面面接でスピーキング対策がしやすい

従来型英検のスピーキング(二次試験)は、面接官と対面でおこなわれる形式です。

相手の表情や反応を見ながら話せるため、質問の意図がつかみやすい、聞き返しが自然にできる、会話としての流れを作りやすい、といったメリットがあります。

また、学校の英語授業や塾でおこなう面接練習と形式が近いため、対策がしやすく、本番でも練習の成果を発揮しやすい点も強みです。

一方、英検S-CBTの録音式スピーキングでは、相手がいない状態で話すため、「独り言のようで話しづらい」と感じる受験者も少なくありません。

コミュニケーション力に自信がある人や、実際に人と話す形式のほうが力を出しやすい人にとっては、対面面接の従来型英検のほうが高得点につながりやすい傾向があります。

従来型英検のデメリットと注意点

従来型英検は受験形式が分かりやすく、安心感のある試験ですが、受験日程や試験環境の面では注意すべき点もあります。

ここでは、英検S-CBTと比較した際に把握しておきたい、従来型英検のおもなデメリットを整理して解説します。

試験日が少なく4技能が2日に分かれる

従来型英検の大きなデメリットは、試験日が年3回しかなく、4技能が別日程で実施される点です。

一次試験と二次試験の間に数週間〜1か月ほど空くため、学習の流れが分断されやすく、モチベーション維持が難しくなることがあります。

また、試験日が限られているため学校行事や定期テストと重なる場合、模試や部活動と両立できない、体調不良など、次回まで数か月待つといったケースも珍しくありません。

短期間で結果を出したい人や、学習サイクルを早く回したい人にとっては、毎週受験できる英検S-CBTと比べて不便に感じる可能性があります。

リスニングが聞こえづらい場合がある

従来型英検のリスニングは、会場全体のスピーカーを使って再生されます。そのため、会場の広さや音響環境によっては、音が反響したり、雑音が混じったりして聞き取りづらくなることがあります。

とくに、体育館や講堂などの大きな会場が準会場となる場合、「英語の内容」よりも「音を聞き取ること」自体に集中力を使ってしまうケースもあります。

リスニングが苦手な受験者や、音のクリアさを重視したい人にとっては、ヘッドセットで個別に音声を聞ける英検S-CBTのほうが適している場合も多いでしょう。

対面が苦手な人はスピーキングで緊張しやすい

従来型英検のスピーキング(二次試験)は、面接官との対面形式で実施されます。

そのため、英語力だけでなく、人前で話す緊張、視線や表情への意識、雰囲気に飲まれてしまう不安といった心理的要素がスコアに影響することもあります。

人見知りしやすい人や、面接形式に強い緊張を感じる人にとっては、実力を十分に発揮できない可能性があります。

一方で、英検S-CBTのスピーキングは録音形式のため、対面で話すプレッシャーがありません。

「録音のほうが落ち着いて話せる」「人と向き合うより自分のペースで話したい」というタイプの受験者は、S-CBTのほうが力を出しやすいケースも多いでしょう。

英検S-CBTと従来型英検のどちらを選ぶべき?

英検S-CBTと従来型英検のどちらが適しているかは、受験者の性格・学習スタイル・生活スケジュール・得意不得意によって大きく異なります。

ここでは、英検S-CBTと従来型英検それぞれについて、どのような人に向いているのかを具体的に整理して解説します。

英検S-CBTが向いている人

英検S-CBTは、柔軟な日程で受験したい人や、短期間で合格を目指したい人に向いている試験形式です。とくに、次のようなタイプの受験者に適しています。

  • 忙しくて従来型の試験日に合わせにくい
  • 部活動・受験勉強
  • 仕事と両立しながら受験したい

  • 短期間で受験と改善を繰り返したい

  • リスニングをヘッドホンの静かな環境で受けたい

  • 対面面接よりも録音形式のほうが落ち着いて話せる

英検S-CBTは毎週実施されるため、「学習 → 受験 → 課題把握 → 再受験」というサイクルを短期間で回せる点が大きな強みです。

PC操作に抵抗がなく、効率重視で早期合格を目指す学生・社会人にとっては、非常に相性のよい受験形式といえるでしょう。

従来型英検が向いている人

従来型英検は、紙の試験や対面形式に慣れている人や落ち着いた環境で受験したい人に向いています。

具体的には、以下のようなタイプの受験者におすすめです。

  • パソコン操作やタイピングが苦手
  • 紙に書き込みながら長文を読みたい
  • 学校や塾など、慣れた環境で受験したい
  • 友達と一緒に受験したい
  • 対面式のスピーキングのほうが自然に話せる
  • 録音形式だと緊張してしまう

とくに小学生や中学生は、普段から紙のテストに慣れているため、筆記形式のほうが集中しやすく、実力を発揮しやすい傾向があります。

また、対面面接では面接官の反応を見ながら話せるため、会話として答えやすい点もメリットです。

  • 操作より内容に集中したい
  • 安心できる環境で受験したい

このような方には、従来型英検が適した選択といえるでしょう。

英検S-CBTの試験内容と対策方法

英検S-CBTは、従来型英検と同じく4技能を測定する試験ですが、受験形式がパソコン中心である点が大きく異なります。

そのため、高得点を狙うには、パソコン操作に慣れることと、録音式スピーキングへの慣れが必要です。

まずリーディングは、リーディングは画面スクロールで長文を読む形式のため、紙の試験と比べて文章全体を一度に把握しにくくなります。

オンライン教材や公式アプリを活用し、「画面で英文を読む」練習を重ねることで、読解スピードの低下を防ぐことができます。

ライティングはキーボード入力でおこなわれるため、タイピング速度が得点に直結します。

最低限、英文を考えながら無理なく入力できる速度を身につけておきましょう。

あわせて、「導入→理由→具体例→まとめ」といった基本的なエッセイ構成を繰り返し練習しておくことが重要です。

リスニングはヘッドセットを使用するため、従来型より聞き取りやすい環境です。

ただし、PC試験特有の集中力が求められるため、普段からヘッドホンを使って過去問や模試を解く練習をしておくと安心です。

スピーキングは録音形式のため、対面での面接より緊張しにくい一方で相手の反応がない分、自分で話すペースを作る必要があります。

模擬録音アプリや過去問を使い、時間を意識しながら話す練習を重ねることで、本番でも安定したパフォーマンスを発揮できます。

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まとめ:英検S-CBTと従来型の違いを理解して最適な形式を選ぼう

英検S-CBTと従来型英検は、合否基準や試験の信頼性に違いはありませんが、受験環境・試験形式・スケジュールの柔軟性には大きな違いがあります。

そのため、どちらが有利かではなく、自分の性格や学習スタイル、生活リズムに合っているかを基準に選ぶことが、合格への近道となります。

本記事で紹介した特徴やメリット・デメリットを参考に、自分に最適な形式を選び、効率よく英検合格を目指しましょう。

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