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2020/11/24

IELTS7.5に到達するには?勉強法や学習時間を詳しく紹介!

この記事を書いた人

バークレーハウスIELTS公式テストセンター センター長
長田 拓也 Takuya Osada
東京大学文学部卒業。東北大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。専攻は米文学。大学院在学中より大学、専門学校、予備校などで英語を指導。その後、英会話学校教師を経て、2020年7月より、新設されたバークレーハウスIELTS公式テストセンター、センター長に就任。TOEIC925点/英検1級/IELTS7.5取得。大学院時代にアフリカンアメリカン文学を研究していたことからヒップホップに興味を持ち、独自に研究中。ヒップホップ以外にも様々な音楽に興味がある。
目次

今回はIELTS7.5に到達するにはどのくらいの実力が必要なのか、どういった勉強をどれくらい行えば7.5のレベルに到達するのか、さらには、8.0、8.5といったさらに上のスコアを取得するにはどういった勉強が必要なのか、初受験で7.5のスコアを取得したわたしの実体験をもとにご紹介します。わたしの勉強法を参考にすることによって、皆様のIELTSスコアアップに少しでもお役に立てればと思います。

IELTSで7.5をとった感想

長年英会話教室で英語の指導をしていたわたしですが、バークレーハウスのIELTS公式テストのセンター長に就任するにあたり、2020年の6月にIELTSを受験しました。スコアはO.A.7.5、実はわたしがIELTSを受けるのはこれが初めてでした。さらには試験に備えて十分に勉強したとは言えませんでした。

わたしの今回のスコアはListening:8.5 Reading:8.5 Writing:7.0 Speaking:6.5でした。スコアを見るとLRに偏ったスコアであることがわかります。これはわたしが行っていた英語の勉強法が結果に大きく表れています。

IELTSリーディング8.5のレベル

わたしの場合、学部で言語学、大学院で英米文学を学んでいた関係で、数百冊の英語の文学作品や研究書を読んできました。これだけの読書経験があると、IELTSのリーディングで出てくる単語・表現で知らないものはほぼ無く、あとは問題を解くだけ、という状態でした。ただしこれは、「英米文学の専攻だからできた!」という結果には留まりません。IELTS7.5を目指すためには普段から英文を目になじませることは非常に重要です。IELTSなどの英語試験のためのみならず、今後の英語コミュニケーションに大きく役立ちます。

まずは、すでに読んだことのある身近な日本語の文学書で英字版が出版されているものを読んでみたり、一つの出来事・事実に対して言及している文書(新聞やニュースなど)を英字で読んでみたりするといいでしょう。日々英文を読み続けることで大幅に単語力の向上が見込めます。単語力はどの技能においても基礎としてスコアの底上げにつながります。より具体的な対策法については記事下部でご紹介します。

IELTSリスニング8.5のレベル

わたしは学生時代から毎日英語ニュースを音声で聞くことを習慣にしていました。IELTSの受験もあり、最近では映画やドラマ、バラエティー番組なども基本的に英語のものを見るように心がけています。リーディングの項でも触れた通り、英文での読書経験から語彙力も問題なく、IELTSのリスニングに出てくる表現で知らないもの、聞こえないものはありませんでした。このように日々の生活の中に英語を少しずつ取り入れ、増やしていくことがIELTS7.5への第一歩となります。後はIELTS特有の問題に対してどう対処するかという対策のみになります。問題の傾向や対策については他のブログ記事や、バークレーハウスの無料体験レッスンで詳細にご説明しています。

長田

このように日常に英語を取り入れることでLRに関してはかなり余裕をもって受験し、結果、好成績が出たのですが、この対策のみだとダメだったのがライティング・スピーキングでした。

IELTSライティング7.0のレベル

ライティングは執筆スピードが明らかに遅かったです。大学院時代に英語で論文執筆をしていた経験があったものの、長年のブランクにより、一つ一つの英文を構成するのに非常に時間がかかり、最終的にはTask2の途中で時間が無くなってしまうほどでした。バークレーハウスが実施しているアンケートや受験者様の感想をお伺いすると、同じようにライティングの執筆時間を十分に確保できない受験者の方は多いと思います。ライティングはリーディング、リスニングで触れた”日常に英語を取り入れる”対策でカバーできない技能です。英語で長文を書く機会というのは、明確な目的がない限りはありませんね。

IELTSスピーキング6.5のレベル

スピーキングも同様に日常に取り込むのが難しい技能です。わたし自身、大学院時代にイギリス人の指導教官と高度な議論を英語で行う機会が多くありましたが、社会に出て、普段英語を話さない生活を送っているうちに、一定のテンポで正確な英語を話す、という感覚が抜けてしまっているのを感じました。

日常的にビジネスに英会話が必要とする方はともかく、学生の方は学校生活において英語で言葉を交わす機会は少ないと思います。運動と同じように、語学も継続により力を維持できる分野ですので、オンラインの英会話コミュニティなどを活用してみるのが良いでしょう。

IELTS7.5のリスニング・リーディングの対策法とポイント

わたしは大学時代から英語雑誌の購読をしながら英語ニュースを聞く、という勉強を続けており、今回リスニング・リーディングで高得点が出せたのはそのおかげだと思います。ただ、いきなり英語雑誌や英語ニュースを使った勉強を行うことは難しいと思います。

長田

最終的にこの勉強法を行えるようになるための準備として以下の3つのポイントを説明します。
  1. 語彙力:英語ニュースの単語に習熟し、音声で聞き取れること
  2. 読解力:英語ニュースの英文をナチュラルスピードで音読して1回で理解できること。
  3. 知識:海外のニュースの話題について、一定量の英文記事を読むこと

語彙力を鍛える

英語ニュースを聞き取るためには、ニュースの中で頻出する単語、熟語に習熟する必要があります。よく使われる語彙を知らない状態でいくらニュースを聞いていても、右から左に抜けていくだけで「勉強したつもり」になって終わってしまいます。

長田

また、語彙力が不十分な段階で英語雑誌を読んでも、辞書を引くのに時間がかかるばかりで、なかなか読解演習の効果が上がりません。したがって、まずは語彙力の増強が大事になります。

では、語彙力を伸ばすにはどうすればいいか?というと、これは当たり前ですが市販の単語集を1~2冊仕上げるのが良いと思います。自分で単語帳を作ってもいいですが、基本的に市販の単語集は大学受験レベル・TOEIC800レベル・英検1級レベルなど、レベル分けされており、その単語集を1冊仕上げればそのレベルにおける最低限度の単語は網羅できるようになっています。自分で作ると、なかなか全分野を網羅するのが難しく、整理するのも大変なので、わたしは市販の単語集を使うことをおすすめします。

単語集は大きく「単語だけを覚えるもの」と「文章の中で単語を覚えるもの」の2通りあります。好みによってどちらを使ってもいいと思いますが、わたしは後者の「文章の中で単語を覚えるもの」を好んで使っていました。これは後述しますが、「文章の中で単語を覚える」タイプの単語集を繰り返し音読することで、英文を前から後ろに1回読んで理解する能力が高まっていきます。このように、速読力を上げる練習を兼ねるためにも「文章の中で単語を覚える」タイプを個人的にはおすすめします。

絶対に大事なのは、「音声が付いていること」です。眼だけ、文字だけで単語を覚えても聞き取れませんので、音声は絶対に必要です。この音声に従い、単語の発音や音のつながり、イントネーションなどを真似て音読、シャドウイングを行うことにより、英語を音声で理解する力を鍛えることができます。

そして単語集の使い方として一番大事なことは、「繰り返しやる」ということです。わたしの場合は「文章の中で単語を覚える」タイプの単語集を使っていましたが、一度読んだ文章について、最低1週間は音読とシャドウイングを行うようにしていました。シャドウイングは、最初は文章を見ながら、慣れたら文章を見ないで行うようにしていました。これをホントに、ひたすら繰り返します。

たとえば1日に2つの新しい文章を読むとしましょう。するとその日は2つの文章の読解を終えた後、その文章の音読と文章を見ながらのシャドウイングを行います。そこからは復習です。「1週間は復習する」というルールにしていますから、1日に2つの新しい文章を読むならば2×7=14で、14の文章の音読+シャドウイングを行う形になります。1つ3分としても、これだけで45分はかかります。

長田

ただ、これだけ何度も復習すると、単語は当然覚えますし、さらに副産物として英語の音声に慣れ、英語を前から後ろに一方通行でスピーディーに読んで理解する感覚が鍛えられますので、速読力もついていきます。

読解力を鍛える

次に読解力ですが、読解力をアップさせるためには、まず、前提条件として、基本的な英文法を理解しておく必要があります。わたしは高校時代に買わされた英文法の参考書兼問題集を繰り返しやり、基本的な文法を一通り理解しました。

確かに文法は大事なのですが、文法の勉強で一番大事なのは、「100%理解しようとしない」ことだと思います。わたしは大学で言語学を専攻しましたが、英語の文法の中に解明されていないことはたくさんあります。それを多くの言語学者が研究しているのです。ですから皆さんが英文法を勉強していく時に「分からないこと」はあって当たり前です。

文法というのは、「分からない」なりに7割~8割程度理解すればいいのです。よく、「ここの文法が分からなくて困っています」という方がいらっしゃいますが、基本、文法など分からないことだらけです。「分かる部分を少しずつ増やそう」というつもりで文法書を繰り返し解いていけば、いずれ8割ぐらいは分かるようになります。そして残り2割は分からなくてOKです。今後構文や読解の学習をするにつれて次第に分かるようになってきます。

読解において文法と同じくらい大事なのは「基本構文」を覚えることです。

It…for…toの構文、not ~ until構文、比較級の構文など、基本構文を700~800程度覚えておくことが大事です。構文は後から辞書で調べるのは大変なので、あらかじめ市販の構文集を使って覚えてしまうのが得策です。これも1日20文などと決め、一度理解したらひたすら音読して覚えます。

長田

このぐらいの準備を行ったら、あとは先ほど挙げた「文章の中で単語を覚える」タイプの単語集に取り組めばいいと思います。まだ自力で難解な文章を読解することはできないかもしれませんが、単語集には英文解説もありますので、それを参考にしながらだんだんと英語の文章に慣れていけば、次第に複雑なものも読めるようになっていきます。

知識を鍛える

英語のニュースを使った勉強を行ううえで、海外ニュースの話題にある程度慣れ親しんでいないと、英語自体は理解できても「何について話しているのか」が分からないことがあり、なかなか興味も湧きません。ですから、まずは海外ニュースの話題に慣れ親しむために、一定量の英字新聞・英語雑誌の読解練習を行うことをおすすめします。

この練習におすすめしたいのは『Japan Times 社説集』です。この本はJapan Timesの社説をテーマごとに抜粋、編集したもので、日本語訳や語句の解説もついています。これなら語彙力や読解力にそれほど自信の無い方でも取り組めます。音声もついていますので、読解練習後はこちらも音読やシャドウイング教材として使えば、さらに高いレベルでリスニング力を鍛えることができます。

社説集での練習を一通り終えたら、今度はTimeThe Economistなどの雑誌のデジタル版を購読するのが安価でおすすめです。1週間で全部読もうと思っても無理なので、まずは巻頭の今週のニュースのまとめのページを読み、その週の英語ニュースに取り上げられそうな話題に慣れ親しんでおくことが大事です。ある程度語彙力や読解力が上がってきたら、自分の興味のある記事から1日1つ、2つと、無理のないペースで読んでいくことをおすすめします。

長田

ここまで来たら、あとは英語ニュースを毎日聞き、英字新聞・英語雑誌の読解を習慣化すれば、これまで身に着けた語彙に毎日触れながらリスニング・リーディングの練習を毎日行うことになりますので、自然とIELTS8.0~9.0レベルの力をキープすることができます。

もう一つ、IELTSのリーディングについて付け加えるとすれば、「アカデミックな文体に慣れておくこと」が大事です。IELTSにはAcademicとGeneral Trainingの2つのモジュールがありますが、多くの方が受験するAcademicモジュールのリーディングセクションではAcademicな文章が出題されます。

こういったAcademicな文章に慣れていない方におすすめしたいのは、Oxford University Pressから出ているA Very Short Introductionシリーズです。1冊150ページ程度と、とても短いので、気軽に読むことができます。大学教養課程程度の内容について、比較的平易な英語で書かれていますので、これを何冊か読むことでAcademicな文体に慣れることができます。Academicモジュールを受験する方は留学予定の方が多いと思いますが、ご自身の専門分野からスタートして、その周辺分野のものを読んでいけば、ご自身の研究を英語で行うための準備にもなります。

IELTS7.5のライティング・スピーキングの対策法とポイント

ライティング・スピーキングに関して、わたしは今回練習不足でした。現在は以下のような勉強・準備行っており、効果を実感できているのでぜひみなさんも参考にしてみてください。これはわたしが英検1級に合格した時の勉強法を、その後の大学院時代の経験からアレンジしたものです。

ライティングに必要な基本構文と執筆時間

ライティングについて、IELTS対策の前に、まず作文用の基本構文を覚え、使えるようにしておくことが大事です。これは読解用に覚える構文とは別で、「読む」ためではなく、「書く」・「話す」ための構文です。わたしは大学受験の際に、英作文の問題集に載っていた700文程度の基本英文を覚え、その構文を使って簡単な英語を話してみる、という練習を行っていました。

こうした基本構文に習熟した上で、IELTSのライティング(Academic module)で高得点を取るためには、アカデミックライティングの教科書を一つこなすのが良いと思います。わたしのおすすめはFirst Moves (東京大学出版会)という本で、paragraphの組み立て方に始まり、introduction、body、conclusionという英語のエッセイの構成方法を、練習問題などを交えながら具体的に習得できるように工夫されています。

また、参考文献の引用の仕方なども説明されていますので、将来、留学先で英語の論文を書く場合にも重宝すると思います。

このように基本構文、アカデミックライティングの書き方を押さえた上で、IELTSのWriting問題に取り組みます。Cambridgeの公式問題集などを使い、実際にIELTSを受験するのと同じ時間で、時間を計りながら書いていきます。この練習により、制限時間内に一定レベルの英文を書き上げる、というスピード感を養います。

時間内でベストを尽くし、書き終えたら、今度は時間を延長して書き直します。ここで大切なのは、書きあがったエッセイを自分で評価・添削できる程度にアカデミックライティングの仕組みを理解しておくことです。問題集には解答例と「このエッセイの得点は〇点です」と書いてあるだけで、解答例のエッセイのどの部分が良く、どの部分が悪いのか、といったところまでは解説されていないことが多いです。しかし上記のようにアカデミックライティングのマナーを一通り習得しておけば、解答例や自分が書いたエッセイを評価できるようになります。

この評価に基づき、自分の書いたエッセイのパラグラフ構成、パラグラフ内の情報の配列などを見直し、辞書や参考書なども使いながら書き直していき、また自己ベストを目指します。時間内にある程度内容の詰まった文章を執筆ができるようになれば、他人に添削してもらう必要は無いと思います。人に添削してもらうと、その時は「なるほど。確かに直した方がいいな」などと納得しますが、結局自分で気づけないような間違いはすぐには直りません。それよりも自分で書いた英文の間違いや構成のまずさに自分で気づく力を高めることの方が大事だと思います。

長田

わたしは前回、ライティングに関しては十分な問題演習+書き直しを行うことができませんでしたが、次回受験に向けて高得点を狙うならば、以上のような勉強法で30~50テーマほどエッセイを書いて練習をしようと思っています。

スピーキングに必要な英語表現・パターンを覚える

最後にスピーキングですが、これはライティングと非常によく似た対策になると思います。

まず、基本的な英文を「使える」レベルで暗唱します。かなり古い本になりますが、『アメリカ口語教本』(研究社)というテキストがあり、英検1級の2次試験対策を行う際、これを使って基本的な英文・英語構文のパターンプラクティスを毎日1時間程度行いました。

使える英語表現・パターンが増えれば、自分が言いたいことを伝えやすくなっていきます。それをもとに、今度は順序立てて、論理的に話す練習を行います。これは基本的にはアカデミックライティングを口頭で、即興で行うようなものです。したがって、この練習を行う前にアカデミックライティングのテキストの勉強を終えておくのがベストです。

上記のリスニング・リーディング対策と組み合わせ、その日に読んだり聞いたりしたニュースについて概要をまとめ、自分の意見を述べる、というやり方をとっていましたが、IELTS対策として行うならばIELTSのspeaking testのPart 2を使うのがいいと思います。Part2の問題について、試験本番と同じ時間で準備し、時間を計って話します。

長田

その際にintroduction, body, conclusionという構成や、自分の意見のtopic sentenceがしっかり具体例でsupportされているか、など、アカデミックライティングで求められる文章構成を意識して話します。それが終われば、今度は先ほど話してみた反省を踏まえ、自分が気づいた間違いなどを意識しながらもう一度話す、ということを繰り返し行います。これも30~50テーマほど練習しておけば十分かと思います。

IELTS7.5を目指すあなたへ

今回は「IELTS7.5に到達するには」というテーマで、英語の勉強法をご紹介させて頂きましたが、この勉強法が合う方もいれば合わない方もいらっしゃると思います。

皆さんの中には「文法が苦手だ」、「繰り返しの音読は退屈だ」という方もいらっしゃると思います。あくまで勉強というのは自分の足らないところを見極め、そこを補強するために行うものですので、皆さんがご自身の勉強法を確立していく際に、今回ご紹介した勉強法が参考になれば幸いです。

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