2022/12/08

TOEICの配点はどんな仕組み?自己採点に使えるスコア換算表も紹介

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バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

TOEICの試験を受けたあとは、すぐにでもスコアを知りたいと感じる方が多いのではないでしょうか。

しかし、TOEICスコアの結果を確認するには受験後インターネット上で17日後、認定証であると30日ほどかかります。

そのため、受験後すぐにスコアが知りたい方は、すぐに確認することができません。

そこで今回は、TOEICの配点方式や自己採点に使えるスコア換算表などを紹介します。

TOEIC試験の受験後に自己採点をしたい方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

TOEICの配点について

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TOEICは合計200問あり、リスニングセクションとリーディングセクションに分かれ、それぞれ495点ずつの990点満点で構成されています。

配点方式は、独自の方法で行われているため、一般的な足し算方式では採点できません。

そこで、実際のTOEICの配点方式について紹介します。

各パートの最高点・最低点は?

TOEICの各パートの最高点・最低点は下記の通りです。

パート最低点最高点
リスニングパート5/495
リーディングパート5/495
合計10/990

TOEICの合計スコアは990点で、パートごとにそれぞれ495点が最高得点となっています。

最低得点はどちらのパートも5点で、合計の最低得点は10点です。

最低点が0点・最高点が1,000点でない理由

TOEICの最低点が0点、最高点が1,000点とならないのは、単純な足し算ではなく統計的処理を加えた方法でスコアが算出されているからです。

TOEICのスコアは5点刻みで計算されるため、下一桁は必ず0か5です。

しかし、1問5点で配点されているというわけでもないため、全問不正解だったとしてもスコアが10点の場合があります。

合否ではなく点数で結果が出る

TOEICの結果は、合否ではなく点数で出るため、自分のレベルが詳細にわかります。

TOEICの点数配分は非公開ですが、スコア換算のため自分で大体の計算ができます。

TOEICでは、結果が合否で出ないからこそ点数を上げることが大切です。

TOEICの点数は統計で計算されるため、正答率が低そうな問題でハイスコアを狙うスキルが必要です。

またそれと同時に、解ける問題をミスなく進めることも重要となります。

具体的な配点は非公開?

TOEICの配点は通常のテストとは異なり、問題ごとに点数が割り当てられているわけではありません。

TOEICの具体的な配点は非公開となっています。

またTOEICのスコアは、正答率の高さによる、点数のばらつきを考慮して算出されています。

そこで、独自の配点形式を持つTOEICの採点方法について紹介します。

間違えても満点はとれる

TOEICでは問題の難易度によってスコアが変動するため、間違えても満点になることがあります。

そのため、受験者の正答率が低い場合は、1〜5問程度ミスがあっても満点になる可能性があるのです。

高得点を狙うためには、正答率を考慮した点数処理に時間をかけるのではなく、コツをおさえた勉強が必要です。

自己採点は1問5点の計算でOK

具体的な配点はわかりませんが、自己採点をする場合は1問5点で採点を行うのが一般的です。

TOEICでは統計的な採点処理が行われているため、正確な自己採点はできませんが、大まかなスコアなら算出できます。

正確な実力は3回分の平均スコアで測る

TOEICを3回受験して3回の平均スコアで測ると、正確な英語の実力がわかります。

TOEICは、一問ごとの配点が受験者の正答率による難易度で決定されるため、一度試験を受けただけでは正確な英語力が判断できないからです。

実際、全問正解していなくても満点になることがあります。

そのためTOEICは2〜3回試験を受け、全スコアの平均がその方の英語の実力だといわれているのです。

TOEICスコア換算表

TOEICスコアは換算表を使用することで、ある程度の予想ができます。

スコアの換算表は下記のとおりです。

リスニング リーディング 
正答数換算点正答数換算点
96〜100485〜49596〜100460〜495
91〜95435〜48591〜95425〜490
86〜90400〜47586〜90385〜465
81〜85370〜45081〜85350〜440
76〜80345〜40076〜80315〜415
71〜75320〜38071〜75290〜390
66〜70280〜36066〜70260〜365
61〜65235〜33561〜65235〜335
56〜60210〜31056〜60210〜305
51〜55200〜28051〜55185〜270
46〜50180〜25546〜50155〜240
41〜45145〜23041〜45120〜215
36〜40125〜20536〜40105〜180
31〜35105〜16531〜3595〜140
26〜3080〜14526〜3075〜120
21〜2560〜11521〜2560〜95
16〜2035〜9016〜2055〜75
11〜1510〜7011〜1530〜55
6〜105〜606〜1010〜40
1〜55〜501〜55〜30
5〜355〜15

上記の換算表を活用して、各セクションとパートの問題数、1問当たり5点の計算により、ある程度のスコアの予想が可能です。

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【パート別】TOEICの配点目安

TOEICの配点目安をパート別に紹介します。

下記に、リスニング・リーディングセクションそれぞれの主な配点を記載しています。

ぜひ参考にしてみてください。

リスニングの配点目安

TOEICのリスニングセクションのパート別配点目安は、下記の通りです。

パート配点(問題数/点数)
Part1:写真描写問題6問/30点(6問×5点)
Part2:応答問題25問/125点(25問×5点)
Part3:会話問題39問/195点(39問×5点)
Part4:説明文問題30問/150点(30問×5点)

リスニングセクションは4つのパートに分かれており、それぞれの問題数は上記のとおりです。

1問5点として換算し、合計500点満点で大まかな計算ができます。

リーディングの配点目安

TOEICのリーディングセクションのパート別配点目安は、下記の通りです。

パート配点(問題数/点数)
Part5:短文穴埋め問題30問/150点(30問×5点)
Part6:長文穴埋め問題16問/80点(16問×5点)
Part7:複数・ひとつの文章54問/270点(54問×5点)

リーディングセクションは3つのパートに分かれており、それぞれの問題数は上記のとおりです。

リスニングセクションと同様に、1問5点として換算し、合計500点満点で大まかな計算ができます。

TOEICで高得点をとるためのコツ

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TOEICで高得点を取るには、出題傾向や効率的な学習を行うことが重要です。

そこで、TOEICテストのスコアを伸ばすための学習法について紹介します。

スコアを伸ばしやすいのはリスニング

TOEICはリーディングセクションとリスニングセクションのうち、とくにスコアを伸ばしやすいリスニングに力を入れて学習すると良いです。

リスニングの方がリーディングよりも点数をとりやすく、配点も高い傾向にあります。

リスニングでは、問題内容を聞き逃さないよう、次の問題が始まる前に設問を読んで何を聞かれるか把握しておくことが重要です。

TOEICの問題に慣れておく

TOEICの出題内容は、独自の方法をとっているものの、基本的に通年出題の流れなどは変わっていません。

しかし出題内容が多いため、時間内に効率よく問題を解くためには、出題傾向をきちんとつかんでおく必要があります。

試験を受ける場合は、事前に問題に慣れるため、問題集などで何度も練習をしておきましょう。

テストに慣れておけば、本番も落ち着いて挑むことができます。

苦手分野をなくす

TOEICで高得点を取るためには、苦手分野をなくしておくことが重要です。

自分の苦手パートを理解し、対策をしておくことでミスを減らせます。

テキストやスクールなど、信頼できるやり方で苦手を克服しておきましょう。

TOEIC対策におすすめの参考書・スクールを紹介するため、ぜひ参考にしてください。

TOEIC対策におすすめの参考書・スクール

TOEICの試験対策は、TOEICに特化した参考書・スクールを活用するのがおすすめです。

試験対策に有効な参考書・スクールを下記に紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

【問題集】公式TOEIC Listening & Reading 問題集10

「公式TOEIC Listening & Reading 問題集10」はTOEICテストを開発しているETSが制作した問題集です。

2023年10月に出版されたTOEIC問題集の最新刊で、実際の試験に近い問題が掲載されています。

解説本には、正答に関する説明や誤答に関する解説、語句の意味も記載されています。

また、問題に含まれる重要語句と意味をまとめた内容も含まれているため、幅広い英語学習に最適な問題集です。

【参考書】世界一わかりやすいTOEIC(R)テストの英文法

「世界一わかりやすいTOEIC(R)テストの英文法」はTOEICで出題される文法の傾向をつかみ、学ぶことができます。

また英文法だけでなく、リスニングなどで大切なポイントも記載されているため、全体的なTOEIC対策ができます。

TOEICに必要な順番で構成された参考書のため、試験の直前対策でも最大限の点数UPを見込める参考書です。

【単語帳】TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ

「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」は、TOEIC初心者も使いやすい定番の単語帳です。

頻出単語を、チェックシートと穴埋め問題を活用しながら覚えられ、スマホアプリと連動して単語の正しい発音を身につけられます。

TOEIC600点未満の初心者から990点満点の上級者まで、幅広いレベルの方が対象となっている単語帳としておすすめです。

【スクール】PRESENCE

TOEICの試験対策におすすめのスクールは、全コースが対面とオンラインの両方で対応可能な「PRESENCE」です。

オンライン受講でも対面受講と変わらない満足度と結果が実現されており、さまざまなコースが用意されています。

短期間でスコアアップを実現できる勉強法、カリキュラム、テクニックのすべてがそろっているため、目標スコアに向けた集中的な対策が可能です。

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【アプリ】スタディサプリ

「スタディサプリ」は、授業から演習問題まですべて網羅できるアプリです。

1回3分からコツコツ英語学習ができ、勉強が続く仕組みが満載に備わっているコース設計となっています。

TOEIC L&R TEST20回分相当の実践形式問題・解説が収録されています。

7日間無料体験も可能なため、気軽に始められるスクールです。

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まとめ

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今回は、TOEICの配点方式や自己採点に使えるスコア換算表などを紹介しました。

TOEICの配点は、独自の仕組みで構成されており、単純な足し算ではなく統計的システムで行われています。

そのため、正確な自己採点が難しく全問正解していなくても、満点をとれる可能性がある試験です。

TOEICを自己採点したい場合には、スコア換算表で大まかな点数を知ることができます。

また合否での判断ではないため、正確な実力は何度か試験を受けた結果の平均スコアで測る必要があります。

本記事を参考に、TOEICスコアの採点方法を理解し、高得点を取るための対策をしましょう。

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