2023/03/07

TOEFLライティング対策、出題傾向やおすすめの勉強法・添削のメリットを解説

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この記事を書いた人

バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

TOEFL iBTではリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの英語4技能がすべて計測されます。

なかでもライティングは4時間にも及ぶ、TOEFL iBTでも最後の受験セクションになります。

集中力が切れかけている状態で受けるセクションになり、余計に試験が難しく感じるかもしれません。

TOEFL iBT目標スコアを取得するためには、必要スキルや勉強方法を事前に知っておき、対策することが大事です。

この記事ではおすすめの参考書や過去問、添削のメリットを解説します。

効率よく目標スコア到達への参考にしてください。

目次

TOEFLライティングの出題傾向と対策

TOEFLのライティングセクションには、2つのタスクがあります。

タスク1は総合的な読解力を問う「Integrated task」であり、タスク2は自己表現力を問う「Independent task」です。

Integrated task

Integrated taskは直訳すると統合的タスクで、リーディング、リスニング、ライティングの総合力を測ります。

具体的には、リーティングとリスニングを実施し、内容を要約する設問です。

試験概要
・問題数:2門
・解答時間:20分
・解答の語数目安:200~300語程度

Integrated taskの対策

対策として、まずリーディングやリスニング音声の重要ポイントをみじかい時間で把握できるように練習しましょう。

長文の要約に慣れるため、長い英文を読んでまとめるという練習を繰り返すとよいです

要点をまとめる際は、主観を入れずにリーディングとリスニングから得られた情報を要約することに集中しましょう。

複数の情報源からの情報をまとめる能力を付けるために、英語のニュース記事などを見聞きしまとめる練習も有効です。

また、要約ポイントを作れば情報を整理しやすくなります。

リーディングとリスニングから得た情報をメモする際は、文章をすべて書き記すのではなく、情報の内容がわかるレベルの単語のメモを取りましょう。

情報を分類すると同時に要約ポイントを作れるようになれば、時間の短縮につながります。

最初から全体を把握しようとせず、ポイントを押さえるところから始めて要約ポイントを作る練習を繰り返しましょう。

Independent task

Independent taskを直訳すると独立型タスクですが、ライティングのみのタスクを意味します。

Independent taskでは与えられたテーマに対して、自分自身の経験や意見をもとにエッセイを作成します。

試験概要
・問題数:2問
・解答時間:30分
・解答の語数目安:300語程度

Independent taskの対策

Independent taskでは論理的に意見を述べることが大切です。

また、英文エッセイには独特の型があります。

  • 主張
  • 理由1
  • 理由2
  • 理由3
  • 結論

上記の流れを覚えておきましょう。

それぞれの箇所に定型で使える表現がありますので、覚えてしまえば難しいことはありません。

また、日常生活での自分の経験や考えについて、英語で書く練習をしておくとよいでしょう。

試験では賛否両論のテーマに関して、自分の意見を求められるからです。

TOEFLではアカデミックな内容が問われることが多いです。

普段からニュースを見て、自分の意見を短時間でまとめる練習が重要です。

TOEFLライティングの採点基準

Integrated task、Independent taskそれぞれ5点満点で採点され、2つの平均点が30点満点に換算されます。

たとえばIntegrated Taskが4.0、Independent taskが3.0であれば、合計7.0、平均は3.5点で、30点満点に換算するとスコアは21点です。

ライティングの採点は人間の評価者によっておこなわれます。

採点者は、評価基準に基づいて、エッセイを読み、各側面を評価して最終的なスコアを決定します。

Integrated task

Integrated taskは総合的なスキルを問われており、下記のポイントを理解しているかを問われています。

  • リスニングから得た情報から要点を理解し、回答に取り入れているか
  • リスニングとリーディングの重要情報がキチンと結びつけられているか
  • 構成は一貫性をもち、肉付けの内容は適切か
  • 文法やボキャブラリーなど、同じ表現を繰り返さずウィットに富んだ表現を使っているか

Independent task

Independent taskの採点では、下記のポイントに沿って判断されます。

  • 問われている内容に対しちゃんと答えているか
  • 主張をサポートする理由や具体例は適切で、型に沿っているか
  • 論点は一貫性がある内容か
  • 文法、ボキャブラリーはルールに則って正しく、かつ多様な使い方をしているか

TOEFLライティングに必要なスキル

TOEFLのライティングパートで問われるスキルはライティングだけではなく、他のスキルも必要です。

それぞれのスキルで問われている内容を理解して、スコアアップに繋げましょう。

リーディングのスキル

ライティングパートで必要なリーディングスキルは下記の通りです。

1.文章全体を理解するスキルと、要約に必要な情報を抜き出すスキル
問題文に何が書かれているかを正確に理解することが非常に重要です。

2.文章から主旨を把握し、詳細を理解するスキル
読んだ文章から詳細な情報を引用する必要があります。

3.言葉の意味を理解するスキル
単語の意味を正確に理解していなければ、考えていることを正確に伝えることはできません。

4.記述された情報を推論するスキル
与えられた情報から新しいアイデアを推論することを求められる場合があります。

リスニングのスキル

ライティングパートでは聞き取る内容がライティングにそのまま影響するので、リスニング能力も非常に重要になってきます。

1.メモを取るスキル
長い文章を聞き取る際はメモを取りましょう。
すべてをメモする必要はないので、短い語句で内容を理解できるようなメモの取り方を練習してください。

2.重要な情報を聞き取るスキル
聞こえてくる情報をすべて覚える必要はありません。
重要なポイントを判別し、スピーカーが何を言いたいのかを理解することが大事です。

3. 聴取した情報を要約するスキル
聞き取った情報を短い文章にまとめるスキルを身につけたら、リーディングの情報とあわせて要約ポイントをライティングでき、情報の整理と時間短縮に役立ちます。

アウトライン作成のスキル

ライティングはアウトラインを作ることが、重要になってきます。

アウトラインとは目次のようなもので、アウトラインがあれば一貫性があり論理的な文章を作成できるからです。

上述のとおり、英語のライティングは独特です。

主張、理由、結論の3つで、指定されている語数に応じて理由をいくつか増やしながら文章全体の長さを調整します。

タイピングのスキル

TOEFL iBT試験で使用するPCには、スペルチェックの機能はついていません。

もちろん、スペルを間違えると減点されます。

タイピングミスをしてしまうと、時間の浪費につながります。

パソコンを使い慣れてない方は、タイピング速度と正確にタイプできているか常に気をつけて、練習しましょう。

TOEFLライティングでは、長時間タイピングを続ける必要があります。

長時間タイピングを続けるためには、適切な姿勢で座り、手首や指を疲れさせないようにすることが重要です。

TOEFLライティング対策におすすめの勉強法

ここからはTOEFLライティング対策におすすめの勉強法を紹介します。

ポイントを覚えて最短距離でのスコアアップを目指しましょう。

テンプレートを覚える

出題形式をおぼえて、文章構成をテンプレート化して覚えていきましょう。

すでに紹介したとおり、英語のライティングには主張、理由、結論の型とそれぞれに決まり文句があります。

型を身につけて、シンプルかつ説得力のある文章を意識して練習しましょう。

英文を多読する

英語に触れた分だけ、英語の論理構成が感覚的に身につきます。

できるだけ多くの英語に触れるよう意識しましょう。

英語を読むときはできるだけ声にだして読みましょう。

文字と音と一緒にして覚えると脳に刺激が増え、記憶に定着しやすくなるからです。

周りに人がいるときは声にだして英語を読むことは難しいですが、一人で学習するときはできるだけ音読を意識してください。

TOEFLライティング対策におすすめの参考書

TOEFLライティングを勉強するとき参考書は欠かせませんが、どの参考書でも良いという訳ではありません。

ここでは、効率よく学習できる参考書を紹介します。

TOEFLテストライティング問題100

4つのチャプターで構成されており、この本ではライティングの全体的なイメージや型を把握しましょう。

基本情報はもちろんのこと、本番を想定したWEB実践問題まで収録されています。

パソコンを使って4時間の試験を受ける経験はあまり多くないでしょう。

事前に模擬試験を体験しておくことがスコアアップには欠かせません。

WEB模試が2回分収録されている本書で、試験本番の感覚を身に着けましょう。

TOEFL iBTテスト必修フレーズ100

ライティング、スピーキングの基礎となる100の必修フレーズが網羅されていて、何の学習から手をつけていいか分からない初学者にピッタリの参考書です。

採点者に論理的主張につながる洗練された表現と認識されるフレーズは、本番でそのまま使えます。

TOEFLライティング対策におすすめの過去問

過去問のトレーニングもTOEFLを知るうえで非常に重要です。

ETS公認ガイドTOEFL iBT (第5版) DVD-ROM版

ETS公式問題集の中で、日本語で解説されている対策本です。

3回分の過去問をはじめ、テスト指示文、解説や音声部分のスクリプトに日本語訳がついて分かりやすいです。

TOEFLの構成を知るためから、試験直前の仕上げまで十分に使える一冊です。

TOEFL ITP テスト 過去問充実セット

TOEFL ITPテストの構成や各セクションにおける問題の解き方を解説しています。

問題への対応力をアップさせるための、本番前の力試しにも役立ちます。

以下のリンクから、ご参照ください。

TOEFLライティングに文字数は必要?

TOEFLライティングにおいて、文字数は必要ではありません。

採点者は、エッセイの長さよりも主張や論理的な展開、文法や表現力など文章の内容に注目しているからです。

ただし、制限時間があるため、あまりにも短いエッセイは十分な内容を表現できていない可能性があるため、注意が必要です。

一般的には、エッセイが少なくとも300語程度はあると良いとされています。

ですが、文字数そのものが評価対象になるわけではありません。

ライティングの添削を受けるメリット

TOEFLライティングの対策をするとき、独学でも学習できますが、プロに添削してもらえばメリットは大きいです。

  • 自然な英語表現を教えてもらえる
  • 自分では気づかないミスを直せる

添削を受けることで文章力があがり、自信をつけることができます。

弊社講師による、TOEFL満点を取る方法についての解説記事がございます。

こちらもぜひ、参考にしてみてください。

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まとめ

今回はTOEFLライティングの概要や必要なスキル、おすすめの対策を紹介しました。

TOEFL対策のなかでもライティングは、一人で学習しても何が間違っているのかが自分では気づきにくいです。

最小の労力と最短の期間でスコアアップを狙うのであれば、プロの添削を検討してみてはいかがでしょうか?

バークレーハウス語学センターでは下記の様な強みを武器に、TOEICやTOEFLなど資格対策講座を運営しています。

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