みなさん、こんにちは!
この記事を読んでいるみなさんの中には、『はじめてのIELTSを受けてみたい』『留学したいから、IELTSの点数が必要』と考えている方も多いと思います。
しかし、『IELTSの試験当日はどんな流れか』『ライティング・リーディングなどセクションごとに時間はどういう配分なのか』『試験当日の持ち物は何が必要なのか』をちゃんとわかっている方は少ないのではないかと思います。
でも大丈夫です。
今日この記事を読んだ方は、ペーパーでの試験とコンピューターの試験の2種類のIELTSの試験について当日のスケジュール・時間配分がバッチリわかるようになります。
しっかりとIELTSの当日の流れを把握して対策しましょう!
IELTSの試験内容について
まずは、IELTSの試験内容について少しだけ説明します。
2つのモジュール
IELTSにはアカデミック・モジュールとジェネラル・モジュールの2種類のモジュールがあります。違いは以下の通りです。
アカデミック・モジュール | ジェネラル・トレーニング・モジュール |
受験者の英語力が、英語で授業を実施する大学や大学院に入学できるレベルに達しているかどうかを評価するテストです。 留学を希望する方はこちらのモジュールを受験してください。 | 英語圏で学業以外の研修を考えている方や、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドへの移住を行う人を対象とした試験です。 |
どちらのモジュールもライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの4技能をテストするのは同じです。
リスニングとスピーキングは共通の問題になります。ライティングとリーディングはモジュールによって問題が異なりますのでご注意ください。
また留学を検討している方は、必ずアカデミック・モジュールを受験しましょう。
4技能の時間配分は以下の通りです。
・ライティング タスク1/タスク2 合計で60分
・リーディング 3セクション 40問 合計で60分
・リスニング 4セクション 40問 合計で30分
・スピーキング 3パート 11分~14分
モジュールの違いについてしっかりと確認しましょう。
2つの受験形式
IELTSには、2つの受験形式があります。紙と鉛筆によるペーパーの試験とコンピューターによるCDIと呼ばれる試験です。
ペーパーの試験とCDIの試験では、試験日程・持ち物・当日のスケジュールなどが異なります。
確認してご自身に適した試験形式で受験するようにしましょう。
詳細はこの後ご説明します。
CDI(コンピューター試験)について
ここからは、コンピューターによる試験についてお話していきます。コンピューターによる試験はComputer-delivered IELTS、CDIと呼ばれます。
試験当日の持ち物
試験当日の持ち物は以下2点です。
・受験申し込み時に使用したパスポート(有効期限が切れていないもの)
・無色透明なボトルに入った水(ラベルは剥がす必要があります)
パスポートは忘れると受験ができなくなりますので必ずご用意ください。
試験当日のスケジュール
目安となるタイムスケジュールは以下の通りです。
試験を受験する試験センターによって、時間は違いますので、詳しくはご自身が受験する際にタイムスケジュールを必ず確認してください。
また、リスニング中はお手洗いには行けません。
リーディング・ライティング中にお手洗いに行くことは可能ですが、お手洗いに行く時間中も時計は進み、あとで追加の時間が与えられることはありません。
下記に試験の時間割の例を掲載しておきます。試験会場や日程によってスケジュールは違いますので、あくまで目安にしてください。
9:30 | 受験者集合・受付開始 |
9:55~ | 説明開始 |
10:00~10:30 | リスニング |
10:40~11:40 | リーディング |
11:50~12:50 | ライティング |
13:00 | 一時解散 |
13:20~16:00 | スピーキング(指定された時間に 随時集合。面接時間は約11分~14分) |
試験結果
試験結果のWEB閲覧・郵送は以下の日程で実施されます。あくまでバークレーハウスのテストセンターでの対応となりますので他の試験会場では対応が異なることがございます。
- ・WEB閲覧
IELTS受験者用ページにて、試験日から3-5営業日後に確認できるようになります。正式な成績証明書として使用することはできませんので、ご注意ください。 - ・成績証明書郵送
WEB閲覧開始と同時に成績証明書が郵送され通常5日以内にご自宅に届きます。
CDI受験のポイント
CDI受験の際は以下のポイントを頭に入れて受験しましょう。
・リスニングはヘッドホンで聞きます。 ・リスニングの後に転記の時間はありませんので、リスニング音声を聞きながら同時に解答を入力する必要があります。 ・リスニングの音量は適度な音量に合わせましょう。 ・PCの画面上に解答を入力していきますが、メモと鉛筆が用意されていますので活用しましょう。 ・ライティングでは単語数が画面上に出ますので、単語数を数える必要はありません。 ・紙の試験ではできないコピー&ペーストや、行の挿入・削除などもできますので活用しましょう。
ペーパー試験について
では次に、紙と鉛筆によるペーパー試験について説明いたします。
試験当日の持ち物
試験当日の持ち物は以下4点です。
・受験申し込み時に使用したパスポート(有効期限が切れていないもの)
・無色透明なボトルに入った水(ラベルは剥がす必要があります)
・黒鉛筆(シャープペンシル不可)
・カバーを外した消しゴム
パスポートは忘れると受験ができなくなりますので必ずご用意ください。
鉛筆と消しゴムが必要ですので注意してください。
試験当日のスケジュール
目安となるタイムスケジュールは以下の通りです。
試験を受験する試験会場によって、時間は違いますので、詳しくはご自身が受験する際にタイムスケジュールを必ず確認してください。
ライティング・リーディング・リスニング中にトイレに行くことはできますがその間も試験は継続されます。
8:00~ | 受験者集合・受付開始 |
8:55~ | 説明開始 |
9:00~10:00 | ライティング |
10:10~11:10 | リーディング |
11:20~12:00 | リスニング(転記時間含む) |
12:10 | 一時解散 |
13:00~19:30 | スピーキング(指定された時間に 随時集合。面接時間は約11分~14分) |
CDIとペーパーテストの大きな違いとしては、ライティング・リーディング・リスニングの受ける順番が違うことがあります。
CDI→リスニング・リーディング・ライティング
ペーパー→ライティング・リーディング・リスニング
このような順番になります。
試験結果
試験結果のWEB閲覧・郵送は以下の日程で実施されます。
- ・WEB閲覧
IELTS受験者用ページにて、試験日から13日後に確認できるようになります。正式な成績証明書として使用することはできませんので、ご注意ください。 - ・成績証明書郵送
WEB閲覧開始と同時に、つまり試験日から13日後に成績証明書が郵送されます。
ペーパー受験のポイント
ペーパー受験の際は以下のポイントを頭に入れて受験しましょう。
・問題用紙への書き込みや線を引くことが可能ですので、必要な情報は問題用紙にメモをしましょう。 ・30分のリスニングが終了したあと、10分間の転記時間があります。問題用紙に記入した解答を解答用紙に転記することができます。 ・ライティングでは単語数を数える必要がありますので注意しましょう。 ・紙と鉛筆の受験の方が慣れている方が多いとおもいますので、慣れた環境で受験することができます。
スピーキングについて
最後にスピーキング試験の流れについてお話します。
ペーパーテストの場合
スピーキングテストはペーパーテストではリスニング・リーディング・ライティングが終わった後に実施されます。
13:00~19:30の時間帯のうちの指定された時間になります。スピーキングのテストの時間は基本的には指定できません。
また2DAYセッションの場合は次の日の、9:30~19:30の指定された時間になります。
CDIの場合
スピーキングテストは、リスニング・リーディング・ライティングが終わった後または、始まる前になります。
試験会場や日程によって違いますので必ず確認してください。
また、試験会場によってはスピーキングを受ける時間を選べますのでご自身の都合に合わせて選んでください。
スピーキング試験の概要
時間は11分~15分です。
必要な持ち物は、パスポートのみになります。待合室までは他の荷物も持ち込めますが、会場に持ち込めるのは、パスポートのみになりますのでご注意ください。
採点されるのは、受験者の声のみになります。服装は自由ですし、試験の態度などは採点には影響しません。
試験官は必要なこと以外はあまり話しませんので、気にせずに自分の伝えたいことをはっきり話すことが重要です。
結局CDIとペーパーどちらを受験すれば良いのか?
CDIとペーパーのIELTS試験それぞれメリット・デメリットがありますのでご自身にあった受験方法を選択して受験するのがよいです。
以下の表にメリットをまとめてみました。
メリット | |
CDI | ・PC試験なので、コピー・ペーストやライティングの書き直しなどが容易である。 ・ライティングの際に文字数がが自動で表示されます。 ・試験結果の閲覧および交付が早い |
ペーパー | ・紙と鉛筆による試験なのでPC操作に慣れていない方には向いている。 ・問題用紙にメモができるので、問題用紙にメモをして考えたい方には向いている。 |
たとえば、大学に早めにIELTSの結果を提出しなければ行けないからCDI受験などご自身の状況に合わせて受験方法を選択していただければと思います。
具体的な試験の日程や時間などは下記のUK PLUS IELTS公式テストセンターのリンクからご確認ください。
しっかりと準備して目標点を獲得しましょう。