2026/02/11

【高校生向け】IELTSを受けるメリットや国内・海外の大学入試での活用法を解説!

ielts 高校生

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バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。
  • 高校生でIELTSを受けるメリットは?
  • 国内大学入試でも使えるの?
  • 海外大学や留学でどんなふうに活かせる?

高校生のうちにIELTSを受験するべきか迷っている人も多いのではないでしょうか。

IELTSは、海外大学出願に必要な英語試験としてだけでなく、国内大学の入試優遇制度や将来のキャリア形成にも役立つ国際的な資格です。


本記事では、IELTSの概要や他試験との違い、高校生が受けるメリット、活用できる大学・学部、そしておすすめの勉強方法までを詳しく解説します。

目次

高校生でIELTSを受けるべき?試験概要と特長を解説!

まずはじめに、IELTSの基本情報や試験の種類、受験形式の違いをわかりやすく解説します。

IELTSはどんな試験?英検・TOEFLとの違い

IELTS(InternationalEnglishLanguageTestingSystem)は、英語を母語としない人の英語力を測定する国際的な英語試験です。

リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能を総合的に評価し、スピーキングは試験官との対面式面接でおこなわれるのが特徴です。

IELTSは、海外の大学・大学院への進学、移住、就労など、英語力の証明として幅広く活用されています。

とくにイギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどの国・大学で高く評価されています。

一方で、英語試験には、ほかにも英検・TOEFL・TOEICなどがあります。

TOEFLはIELTSと同様に4技能を評価されます。

また、アメリカの団体(ETS)が運営しており、おもにアメリカ・カナダなど北米で評価されています。

すべてコンピューター上で受験し、スピーキングも録音形式でおこなう点がIELTSと異なります。

英検は日本国内で実施される資格試験で、日本語話者の英語力を測る目的で設計されています。


TOEICはビジネス英語に特化しており、日本国内の就職活動や企業内評価で利用されることが多い試験です。

それぞれの特徴を理解したうえで、自分の目的や進路に合った試験を選ぶことが重要です。

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高校生に向いているのはアカデミック?ジェネラル?

IELTSには「アカデミック(Academic)」と「ジェネラル・トレーニング(GeneralTraining)」の2種類のモジュールがあり、目的に応じてどちらを受験するかを選択します。

海外の大学や大学院への進学を目指す高校生には、アカデミックモジュールがおすすめです。

このモジュールでは、大学レベルの内容に対応できる英語力を測定します。

リーディングでは専門的な論文や雑誌記事、ライティングでは図表の分析や意見の論述などが出題されます。

将来の留学や進学を見据えた学術的な英語力を評価する形式です。

移住や英語圏での就労を目的とする場合は、日常生活や職場での実用英語を重視したジェネラルトレーニングモジュールが適しています。

高校生が大学・大学院への出願を視野に入れてIELTSを受ける場合は、アカデミックモジュールを選びましょう。

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IELTSの試験方式(会場・自宅)

IELTSの会場受験には、「ペーパー(紙)方式」と「コンピューター方式」の2種類があります。

リスニング・リーディング・ライティングの3技能は、選択した形式(紙またはPC)で受験し、スピーキングはどちらを選んでも試験官との対面インタビュー形式でおこなわれます。

また、結果が確認できるまでの期間にも違いがあります。

コンピューター版は通常3〜5日以内に結果が出るのに対し、ペーパー版は約13日後に結果が発表されます。

  • 紙にメモを取りながら解く方が集中できる
  • タイピングの方がライティングしやすい

上記のような事情もあるでしょうから、自分の得意スタイルに合わせて形式を選びましょう。

スコアをはやく確認したい場合は、コンピューター版がおすすめです。

さらに、会場に行かずに自宅で受験できる “IELTS Online” もあります。

ただし、一部の大学や機関ではオンライン版のスコアを認定していない場合もあるため、志望校がIELTS Onlineのスコアを受け入れているかを事前に確認しておくことが大切です。

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高校生がIELTSを受けるメリット

高校生のうちにIELTSを受験しておくことは、海外留学だけでなく、国内大学入試や将来のキャリアにも大きなメリットがあります。

ここでは、高校生がIELTSを受けることで得られる3つのおもなメリットを紹介します。

国内大学入試での優遇制度

高校生がIELTSを取得しておくことで、国内大学入試での優遇につながる可能性があります。

近年、多くの大学が英語外部検定試験を入試制度に導入しています。

IELTSスコアを提出すると、英語試験の免除や加点などの優遇を受けられるケースがあります。

この制度を活用すれば、英語の入試対策にかける時間を減らし、他教科の勉強に集中できるというメリットもあります。

ただし、すべての大学・学部で認められているわけではないため、志望校の入試要項や外部試験利用制度を事前に確認することが大切です。

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海外大学進学や交換留学に活かせる

IELTSスコアは、海外大学の出願条件として世界的に認められている英語資格です。

とくに英語圏(イギリス・オーストラリア・カナダなど)の大学では、アカデミックモジュールのスコアを出願時に求める学校が多くあります。

そのため、高校生のうちにスコアを取得しておくことで、出願時の安心感と選択肢の広がりにつながります。

また、国内大学に進学した場合でも、学内の交換留学プログラムや海外研修制度でIELTSスコアの提出を求められることがあります。


あらかじめスコアを取得しておけば応募のチャンスを逃さず、よりスムーズに留学の準備を進めることができます。

将来海外での学びを視野に入れている人は、高校生のうちからIELTSに挑戦しておくことで、留学ルートへの移行がスムーズになります。

将来の就職・キャリアに活かせる

IELTSスコアは、就職活動やキャリア形成においても強力なアピール材料になります。

外資系企業やグローバル展開している企業では、英語力を客観的に証明する指標としてIELTSスコアを採用するケースがあります。

また、国際的なビジネス環境や外国人との協働が多い職場では、スピーキングを含めた実践的な英語力を示せる点が高く評価されます。

さらに、政府機関や国際系NPO・NGO、国際交流関連の仕事を目指す場合にも、IELTSスコアは信頼性の高い英語力証明として評価されます。

高校生のうちからIELTSに取り組むことは、将来のキャリアの幅を広げる投資でもあります。


早い段階でスコアを取得しておくことで、大学進学後や社会人になってからの英語力のアドバンテージを手に入れられるでしょう。

IELTSを使える大学・学部とスコアの目安

IELTSのスコアは、国内外の大学入試や海外留学の出願条件として広く活用されています。

どのくらいのスコアが必要なのかを知っておくことで、受験計画や学習目標を明確に立てられます。

ここではスコアの仕組みと、IELTSが利用できる大学・学部、そして海外大学で求められるスコアの目安を紹介します。

IELTSのバンドスコアの仕組み

IELTSのスコアは、各セクション(リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング)が0.0から9.0までの0.5刻みで評価されます。

その4セクションの平均値が「オーバーオール・バンドスコア(OverallBandScore)」として総合評価されます。

また、スコアの算出には四捨五入のルールがあり、平均が0.25の場合は切り捨て、0.75の場合は切り上げになります。

たとえば、7.0/6.5/7.5/6.5の平均が6.875の場合、四捨五入されてオーバーオールスコアは7.0となります。

スコアごとの英語力の目安は次の通りです。

  • 5.5〜6.0:日常的な英語の理解・運用が可能なレベル
  • 6.5〜7.5:学術的・実務的な英語を高度に使いこなせるレベル
  • 8.0以上:非常に高い英語運用能力を持つレベル

スコアが上がるほど、大学・大学院での学習や国際的なビジネス環境にも対応できる英語力があると評価されます。

日本国内でIELTSが利用できるおもな大学・学部

日本国内でも、英語外部試験のひとつとしてIELTSスコアを入試に活用している大学が増えています。

とくに、国際系学部・海外留学プログラム・英語教育に力を入れている大学で導入が進んでいます。

次がその一例です。

  • 早稲田大学(国際教養学部)
  • 上智大学(国際教養学部・外国語学部)
  • 立命館アジア太平洋大学(APU)
  • 東京大学(PEAKプログラム)

上記の大学では、出願条件や英語試験免除の基準としてIELTSスコアを利用できる場合があります。

ただし、すべての大学・学部で認められているわけではありません。

必ず志望校の募集要項や外部試験利用制度を確認し、IELTSが対象となっているかを事前にチェックしておきましょう。

海外大学で求められるIELTSスコアの目安

海外大学では、IELTS6.0〜7.0を出願条件とするケースが一般的です。

とくに名門大学や人気の学部では、6.5〜7.5のスコアを求められることもあります。

たとえば、イギリス・オーストラリアの多くの大学では6.0〜6.5が入学基準となることが多く、専門性の高い学部や大学院では7.0以上が必要な場合もあります。

また、日本国内の大学から参加できる交換留学プログラムでは、IELTS5.5〜6.0程度を応募条件として設定しているケースが多いです。

したがって、高校生のうちから海外進学を目指す場合は、6.0〜7.0前後を目標スコアとして準備を進めるのが現実的です。


はやめに目標を設定しアカデミックモジュールを中心に学習を始めることで、出願時に余裕を持って対応できるようになります。

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高校生におすすめのIELTS教材と勉強方法

IELTSは試験形式や出題傾向に特徴があるため、正しい教材を使って効率的に学習を進めることがスコアアップの近道になります。

ここでは、初心者でも取り組みやすいおすすめ教材と効果的な勉強方法を紹介します。

初心者向けの参考書・問題集を選ぶ

IELTS学習を始める際は、まず初心者向けで解説が丁寧な参考書や問題集を選びましょう。

試験形式を理解しながら基礎力を固めることが、スコアアップの土台となります。

おすすめは、公式問題集である「IELTSPracticeTestsシリーズ(ケンブリッジ大学出版)」や、ブリティッシュ・カウンシル/IDP公認の問題集です。

これらの教材は実際の試験に近い構成で作られており、本番と同じ時間配分・出題パターンに慣れるのに最適です。

最初はすべての問題を解けなくても構いません。

出題形式をつかみ、苦手分野を明確にしてから重点的に対策することで、段階的にスコアを伸ばしていけます。

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IELTSに特化した単語帳で語彙力アップ

IELTSでは、アカデミックな語彙力が求められるため、一般的な英単語帳よりもIELTS専用の単語帳を使うのがおすすめです。


代表的な教材には、「IELTS英単語3800」や「Barron’sEssentialWordsfortheIELTS」などがあります。

これらの単語帳は試験で頻出する語彙を厳選しており、例文や用法解説も充実しています。

単語だけでなくフレーズやコロケーション(語の自然な組み合わせ)も一緒に覚えることで、ライティングやスピーキングでも活用できるようになります。

また、音声データやアプリ対応の教材を使えば、通学中やスキマ時間にも効率よく学習できます。


語彙力は一朝一夕では身につかないため、毎日少しずつ継続して増やす習慣をつけることが大切です。

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添削サービスや英会話スクールを活用する

スピーキングやライティングの対策は、独学だけでは限界があります。

正しい英語表現や構成力を身につけるために、添削サービスやオンライン英会話スクールを活用するのがおすすめです。

添削サービスでは、自分の書いたエッセイに対してプロ講師から具体的なフィードバックを受けられます。

論理構成・語彙選択・文法のミスなどを的確に修正できるため、短期間で表現力を磨くことができます。

スピーキング対策では、ネイティブ講師との対話を通じて発音・流暢さ・構成力を実践的に鍛えられます。

また、IELTS専門コースを提供しているスクールでは、過去問演習や模試形式のトレーニングが可能です。


こうした専門的な指導を受けることで、自分では気づけない弱点を補い、学習効率を大幅に高めることができます。

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高校生がIELTSを受験する際の注意点

高校生がIELTSを受験する際は、出願条件や試験形式、年齢に関する手続きなど、事前に確認しておくべき点がいくつかあります。

まず、出願先の大学や奨学金制度がIELTSスコアを認めているかを確認することが必要です。

出願条件として求められるスコア(例:6.0以上など)も大学・学部によって異なるため、必ず最新の募集要項を確認しましょう。

また、IELTSには会場受験に加えて自宅受験(IELTSOnline)という形式もありますが、大学によっては自宅受験のスコアを認めていない場合があります。

自宅受験を検討している人は、志望校がIELTSOnlineのスコアを受け付けているかどうかを事前に確認しておきましょう。

次に、試験予約と受験日程の管理を早めにおこなうことが重要です。

試験会場は人気が高く、とくに出願シーズン(秋〜冬)はすぐに満席になることがあります。

希望日に受験できないと出願締切に間に合わない可能性もあるため、少なくとも1〜2か月前には予約しておくのがおすすめです。

さらに、18歳未満で受験する場合の手続きにも注意が必要です。

IELTSでは、試験当日に18歳未満の受験者は「未成年受験者に関する同意書」の提出が義務付けられています。

同意書はIELTS公式サイトからダウンロード・印刷し、保護者の署名をもらう必要があります。

高校生の受験者はほとんどが18歳未満に該当するため、同意書の準備を忘れずにおこないましょう。

IELTSを受験して、グローバルな進路の選択肢を広げよう!

IELTSは、自分の英語力を国際的に証明できる力強いツールです。

高校生のうちにIELTSを取得しておくことで総合的な英語力を身につけられるだけでなく、国内大学での優遇制度や海外大学への出願、そして将来のキャリア形成など幅広いチャンスを手に入れることができます。

もちろん、IELTSの学習は決して簡単ではありません。

しかし、目標スコアを明確にし、計画的に学習を進めれば、着実に成果を出すことができます。

本記事を参考に、まずは目標スコアを設定し、グローバルな未来へ向けて最初の一歩を踏み出してみましょう。

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