「英語をアウトプットする機会や時間がない…」
日本で英語を学習している方にとって永遠の課題ですよね。
特に社会人の方だと「忙しくてスクールに行く時間がない」、「オンライン英会話をやっても続かない」など、アウトプット学習をしたいけど出来ないという方も多いでしょう。
そんな方におすすめしたいのが、1日10分の個別添削で気軽に英語のアウトプット学習が行える、HiNative Trek(ハイネイティブトレック)です。
今回はそんなHiNative Trekの特徴や、評判、料金プランなどを紹介しつつ、実際に1週間使ってみて感じた良い点・悪い点などを正直にお伝えしていきます。
結論から言うと、上記に当てはまる人に特におすすめのサービスです!
HiNative Trek(ハイネイティブトレック)の特徴
まず、そもそもHiNative Trekをよく知らないという方のために、HiNative Trekの簡単な特徴から紹介していきます。
HiNative Trekは、外国語学習者のためのQ&Aプラットフォーム「HiNative」や、外国語の無料添削サービス「Lang-8」を運営する、株式会社Lang-8の個別添削サービスです。
HiNative Trekの特徴を大きくわけると、主に以下の3つです。
1日10分で学習継続がしやすい
HiNative Trekの特徴は、なんといっても1日10分で取り組める手軽さです。
HiNative Trekでは、登録すると1日1問、英作文とスピーキングの課題が出されますが、課題は1問約10分で解けるものになっています。
また、スマホにアプリをダウンロードしておけば、休み時間や通勤中などの隙間時間にも気軽に英語学習に取り組めます。
英語学習には習慣化が大事ですが、HiNative Trekは「1日10分」という手軽さなので、学習の習慣化を手助けしてくれます!
ネイティブの添削でリアルな英語が身につく
HiNative Trekでは、課題を提出すると講師から添削をしてもらえます。
主にビジネスシーンで使用する英語が課題になり、実際に添削を行うのもアメリカ在住のビジネス経験豊富なネイティブ講師です。
英会話スクールや他の類似サービスでは、こういった添削は日本人講師が行うことが比較的多いです。
しかし、HiNative Trekではネイティブ講師から直接フィードバックを得られるため、より実践的かつリアルな英語を学ぶことができます。
発音の仕方や表現の違いなど、ネイティブでしか気づかないような教えてくれます!
「話す・書く」のアウトプット学習ができる
HiNative Trekでは、ライティングとスピーキングの課題に取り組むので、英語学習における「話す・書く」のアウトプット学習を行うことができます。
前述の通り、日本で生活していると英語のアウトプットの機会は中々作りづらいです。
なので、どうしても気軽にできるインプット学習に走ってしまいがちですが、HiNative Trekではその心配はありません。
また、添削内容などで気になることがあれば、1日3回まで質問もできるので、添削だからといって一方的にフィードバックを送りつけられて終了、といったこともないです。
添削のフィードバックは英語で送られてくるので、フィードバックを読むだけでもリーディング力UPが期待できます!
意外と高い?HiNative Trekの料金プランとコース
続いて、HiNative Trekの料金プランとコースを紹介します。
HiNative Trekの料金プラン
月額プラン | 19,600円(税込) |
年額プラン | 196,000円(税込) |
HiNative Trekの料金プランは上記の2つです。
1日あたりでいうと約653円で、他のよくある英語学習アプリと比較すると正直料金は高いです。
とはいえ、ネイティブ講師に毎日添削してもらえるというサービスはそもそもかなり貴重ですし、他に類似するサービスがあまりないのも事実です。
どうしても料金が気になる方は、年額プランにすると1日326円にコストを抑えられるので、最初の出費はかさみますが、最初から年額プランを選んでしまうというのもありと言えます。
また、時期によってはクーポンなどでお得に登録できることもあるので、登録前は使えるクーポンやキャンペーンがないか一度チェックしておきましょう!
HiNative Trekのコース
ビジネスコース | ビジネスにおけるプロフェッショナルなシーンで使用できる実践英語を学ぶためのコース |
ITコース | ビジネス英語の中でもITスタートアップ業界の現場で使われるフレーズに特化したコース |
HiNative Trekでは、教材別にビジネスに特化したビジネスコースと、IT・Web業界に特化したITコースの2種類があります。
教材はどちらのコースも、講師・ビジネスの経験が豊富なネイティブが作成しており、ビジネスミーティングや、クライアントとの交渉など、実際の場で役立つ実践的な英語を学べるようになっています。
なので、特にこういったビジネスのシチュエーションで使う実践英語を身につけたい方には最適でしょう。
実際にアメリカ在住で活躍するビジネスマンや、Tech企業に勤めるネイティブスピーカーが教材を監修しています!
HiNative Trekの評判は?ネットの口コミを調べてみた
ここまでHiNative Trekの特徴や料金について解説してきましたが、ここまで見たら実際の口コミや評判はどうなのかもやはり気になりますよね。
そんな方のために、ここではHiNative Trekについてのネットの口コミをいくつかピックアップして紹介します。
良い評判・悪い評判も含めて総合的にはどうなのかを調べてみました!
良い評判
自分を追い込むために #ハイネイティブトレック を始めてみたのですが、毎日課題配信されて、英作文と音声提出して、かなり丁寧な添削受けられるし、固定のネイティブ講師が担任してくれる。 文法の細かなミスや発音もひろってくれて、力つきそう。
by のりりーな@英語×育児×ブログ
HiNative Trekは講師が発音も確認してくれます。 「Your pronunciation is very clear!」と言ってもらえるとどんどん自信がつきますよ。 直される発音を知ることで発音の悪い癖にも気がつきます
by よしの
今日の#HiNative Trek添削5/4, ラベルの粘着力について。稀に仕事で出るんよね。adhesive powerで辞書に出てたけど米ネイティブはThe adhesion strength is weak/ strong, という使い方がI’m finding used mostだと。辞書に載ってないやつ教えてもらえるのホントありがたし
by K@社会人英語学習
良い評判としては、発音や自然な言い回しの添削など、ネイティブならではの指導やクオリティが高く評価しているものが多かったです!
悪い評判
HiNative Trek、全然返信ないので何でーと問い合わせてみたら48時間が目安とのこと。仕方ないから待つかーと思ったら一気に4日分の添削がきてウォーとなってゐる…
by 4maretto
悪い評判は見た感じあまりありませんでしたが、返信などのタイミングが人によっては長いと感じることがあるかもです!
HiNative Trekを実際に体験!1週間レビュー
以上の特徴や評判を踏まえた上で、ここからは実際に私が1週間HiNative Trekを使ってみた際の、登録の流れや実際の体験内容を紹介してきます!
利用を検討している方は、ぜひ流れなど参考にしてみてください!
HiNative Trekの登録方法
まず、HiNative Trekの公式サイト にアクセスして「今すぐHiNative Trekに登録」をクリックします。
HiNative Trekには残念ながら無料体験はなく、登録の際はクレジットカードが必要になるので、その点には注意です!
次に、ビジネスにコース or ITコースを選択します。
コースを選択すると母語を選ぶ画面になるので、「日本語」を選びましょう。
続いて、年額プランか月額プランかを選択します。
SNSアカウント、またはメールアドレスで新規登録ができます。
ユーザー名やパスワードを入力します。
会員情報を入力したら、クレジットカードの情報を入力します。
最後に登録完了のメールが来れば、無事会員登録は完了です!
登録自体は本当にサクッと終わります!
Day1:wantを使った課題
実際にHiNative Trekに登録してみると、課題が並んでいます。
早速1つ解いてみることに…!
会話の音声を聞けるのですが、場所がすこしわかりにくいです。
スクロールすると発見できました。
初日の課題は、want toを使ったセンテンスを作る問題でしたが、こんな感じで回答してみました。
またHiNative Trekでは、スピーキングも提出するので、先ほどの回答後に、アプリのマイクマークを押して音声を吹き込んだ音声ファイルも提出しました。
どんな添削が来るのかワクワクです…!
1日目の添削は2日目のお昼ごろに送られてきました。
さて、添削結果はどうでしょうか…
添削では「wantの過去形を使って、メールや電話をした目的をあらわす」とありました。
つまり、文法的には現在形でも合っているけど、意味合い的には過去形を使った方がよいということです。
これは恥ずかしながら初めて知りました…(笑)
Day2:Let me giveを使った課題
2日目の課題は、Let me giveを使ったやりとりです。
letはビジネスシーンでもよく使うのでかなり実践的です!
Day3:Could you tellを使ったセンテンス
3日目は、Could youとCan youを使ったセンテンスです。
難しい英語ではありませんが、提出前は念入りにチェックします。
添削は本当にかなり細かい部分までチェックしてもらえます!
Day4:on timeを使ったセンテンス
4日目は、on time を使ったセンテンスです。
だいぶ操作にも慣れてきました。
1)Your order should arrive on timeは正解でした。
ただ、チャレンジ問題は「最終目的地」をthe final destinationと直訳してしまいました。
ネイティブ講師によると、destinationは事前にわかっている目的地にしか使えないそうです。
このように、学校英語では絶対に習わないリアルな英語を教えてもらえます!
Day5:Is this a good timeを使ったセンテンス
5日目は、Is this a good timeを使ったセンテンスを作る課題です。
ビジネスで相手の都合を訊くのによく使うセンテンスです。
丁寧に見直すことでミスもなくなってきました!
Day6:Can you give (tell)を使ったセンテンス
6日目は、Can you give(tell)を使ったセンテンスです。
相手に依頼する際によく用いる定番フレーズです。
基礎を固める内容も多く、課題自体はそれほど難しくありませんでした!
Day7:Let me see ifを使ったセンテンス
7日目は、Let me see ifを使ったセンテンスです。
確認してみますと伝える際、便利に使える表現です。
このたった7日間だけでもビジネス会話をだいぶ鍛えられました!
HiNative Trekを使ってわかった良い点
私が実際にHiNative Trekを受講して感じた特に良かった点は以下の3つです。
英語学習を継続できるしくみ
特徴でも述べたように、HiNative Trekはとにかく楽しく手軽に継続できる気軽さがとても良いと思いました。
毎日10分というボリュームが絶妙で、この時間であればどんなに忙しくても学習時間を捻出しやすく、英語学習でつまづきがちな継続のハードがかなり低いと言えます。
どうしても忙しい日は、1日休んで翌日に2問解くといったように、スケジュール変更も可能なので、その辺りの柔軟性も良かったですね!
講師の説明・添削が丁寧
HiNative Trekは、課題前の説明や提出後の添削がとても丁寧でした。
説明が丁寧なため、しっかりと理解してから課題に取り組めますし、こちらの質問にも適切に答えてくたので、安心してやりとりができました。
講師とのやりとりは英語なので、これを続ければ英文の作成能力もおのずと上がっていくと思います!
ナチュラルな英語表現が身につく
添削でもあったように、自然な英語を教えてくれるのはやはり大きかったです。
例えば「want」ひとつとっても、wantにするかwantedにするかなど、ネイティブに教えてもらえわない限り、中々気づかないことだと思うので、こういった細かい部分を矯正していけるのは、やはりネイティブに教わるからこそだなと改めて実感しました。
簡単な単語でも使い方やニュアンスが異なったりするので、その辺りを学べるのはとてもありがたかったですね。
HiNative Trekを使ってわかったイマイチな点
一方でイマイチに感じる点も正直いくつかありました。
対面での英会話はできない
HiNative Trekは添削サービスであるため、当たり前ですがネイティブ講師とのレッスンや会話はありません。
したがって、会話に慣れたい方やコミュニケーションを楽しみたい方には不向きと言えます。
とはいえ、逆に言えば対面での会話が不得意な方や、自分ひとりで黙々とやりたい方にはこちらの方が合っているでしょう!
英語初心者は結構厳しい
HiNative Trekは正直言って英語初心者の方だと厳しいです。
理由は以下の3点です。
TOEICでいうと、600~700点のレベルでないと厳しいかもしれません。
説明の文法用語を理解できる知識が必要
毎日の課題の説明は文法用語が多く使われています。
たとえば、法助動詞や不定動詞句などです。
文法書を読んで学習している方でないと、すこし難しく感じられるかもしれません。
語彙力や課題の場面を想像する力が必要
毎日の課題には、使う単語・表現のヒントがありますが、
ただ、すべての単語がヒントになっているわけではありません。
会話の場面・メールを出す状況を想像して適切な語彙を補う必要がありますので、ある程度の語彙力がないと課題を解くのが難しいでしょう。
フィードバックはすべて英語
HiNative Trekの添削はネイティブのアメリカ人が行うので、日本語での説明はなく、フィードバックはすべて英語です。
以下は、実際に私が添削してもらったフィードバックですが、
英語で文法や語句を解説されるため、まるで英英辞典のような言い回しです。
なので、最低でもこのレベルの英文が理解できる状態でないと、正直毎日続けていくのは厳しいと言えます。
会話やメールの相手があいまい
会話やメールの相手があいまいな課題があります。
たとえば、TOEICのような試験ではシチュエーションを理解させる問題がありますが、試験と課題では目的が異なるはずです。
シチュエーションを誤解してしまうと、見当違いな文章になりかねません。
シチュエーションによって解答も変わるので、課題によってはすこしやりづらさを感じました。
受講する方はシチュエーションを誤解しないよう注意してください!
HiNative Trekはこんな人におすすめ
ここまでを踏まえた上で改めてまとめると、HiNative Trekは下記のような方に特におすすめです。
HiNative Trekは、リアルなビジネス英語習得のトレーニングに特化した添削型の英語学習サービスです。
無料体験がないのと、月額料金が他のアプリサービスと比較して高いのがデメリットではありますが、実際に体験を受けてみて、課題の内容や添削を担当してくれる講師の質はかなり高いと感じました。
初心者の方にはあまり向きませんが、手軽なボリュームで英語学習の習慣化をしたい方や、自己学習に限界を感じていてプロに添削してもらいたいと思っている中上級の方には、特に相性が良いでしょう。
料金もひと月あたり最安9,800円と、英会話スクールに行くよりも安いので、自分のスタイルに合いそうと思った方は利用してみるとよいかもしれません。
無料体験はないですが、簡単に解約もできるので、ひと月単位で気軽に試してみることをおすすめします!