2022/04/25

英検準1級に合格するためのおすすめの勉強法は?テスト内容や学習教材も紹介

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バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

英検準1級に合格すると、大学入試で優遇されたり、大学で単位認定を受けられたりなどのメリットがあります。

また、教員採用試験でも優遇される、就職・転職にも有利になるなど、社会人にとっても、さまざまな恩恵があります。

ただ、英検準1級は、最高位である英検1級が目前となるレベルなので、合格する難易度は高く、大学中級程度の英語力が必要といわれています。

今回は、英検準1級のテスト内容や2級との違い、効果的に勉強するためのコツ、おすすめの教材などを紹介します

目次

英検準1級のテスト内容

英検準1級は、一次試験(筆記試験)と二次試験(スピーキング試験)に分かれています。

一次試験はリーディング・ライティングに90分間、リスニングに30分間の合計120分かけて行われます。

英検準1級の一次試験の内容は以下の通りです。

【リーディング】(4肢選択式)
●短文・会話文:25問
●説明文・評論文:長文の空所補充6問、長文一致選択10問

【ライティング】(記述式)
●用意された1つのトピックについて英文を記述

【リスニング】(4肢選択式)
●会話文:会話一致選択12問
●説明文:文一致選択12問
●アナウンス:Real-Life形式一致選択5問

英検準1級の二次試験(スピーキング試験)は、面接委員1名による約8分間の個人面接で行われます。

二次試験で評価される項目は以下の通りです。

  • ナレーション
  • 応答の内容
  • 発音
  • 語彙
  • 文法
  • 語法
  • 情報量
  • 積極性

二次試験の具体的な試験内容は以下の通りです。

  • 自由会話:面接委員との日常会話
  • ナレーション:2分間で4コマのイラストの展開を説明する
  • 受験者の意見を述べる1:イラストに関する質問に答える
  • 受験者の意見を述べる2:カードのトピックに関する質問に答える
  • 受験者の意見を述べる3:社会性のある内容に関する質問に答える

社会性のある内容については、過去のトピックとして以下のような内容が出題されています。

  • 在宅勤務
  • レストラン内の喫煙
  • チャイルドシート
  • 住民運動
  • キャッチセールス
  • 護身術

英検準1級の試験内容について、より詳しく知りたい方は、以下の記事をあわせてチェックしてみてください。

英検準1級と2級の違い

英検準1級と2級の大きな違いは、合格するために求められる語彙数です。

英検2級の必要語彙数は3,800~5,100語程度ですが、英検準1級の必要語彙数は約7,500~9,000語といわれています。

また、必要語彙数の上昇に比例して、リーディングの長文読解の難易度も上がっています。

合格に求められる語彙数が増えるため、長文問題の文章量も必然的に増えます。

長文読解は限られた時間の中で行う必要があるので、普段から長い英文に馴染んでおくことが大切です。

さらに、英検準1級ではリスニング問題で「Real-Life問題」が出題されます。

Real-Life問題とは「実生活でありうる状況」を取り上げたリスニング問題のことです。

シチュエーションに合わせて施設のアナウンス・カスタマーセンターの放送・留守番電話のメッセージといった内容を会場で放送します。

この放送で流された内容に対して、そのシチュエーションにふさわしい自分が取るべき行動を解答用紙に記入します。

英検準1級の基本的な勉強法

英検準1級の基本的な勉強法は、すでに合格レベルの学力を持つ方と合格レベルに達していない方で異なります。

英検準1級合格レベルの学力がある方の勉強法は以下の通りです。

  • 過去問で問題演習
  • 答え合わせと苦手分野の発見
  • 苦手分野の補強
  • 二次試験の問題演習

すでに英検準1級合格レベルの学力がある場合、試験本番の形式に慣れておくことと、苦手分野の発見と補強に注力することが大切です。

そのため、一次試験・二次試験を問わず、本番同様に制限時間を設けて過去問を使った演習を繰り返して行いましょう。

その後、演習時や演習後の答え合わせで発見した苦手分野の克服・補強に時間を使ってください。

英検準1級合格レベルの学力がまだ身についていない方の勉強法は以下の通りです。

  • 英検準1級試験の出題傾向を把握する
  • 重要単語を覚える
  • 重要単語をある程度覚えたら英検準1級合格レベルの勉強法を行う

学力が英検準1級合格レベルに達していない方は、まず合格に最低限必要な知識を身につける必要があります。

最初に英検準1級試験の出題形式と出題傾向を把握し、重要と思われる単語や熟語などを習得しましょう。

その後は合格レベルに達している方と同じように本番形式の演習をこなしつつ、弱点の克服と苦手分野の補強を行います。

はじめて英検準1級の試験を受ける、という場合は、本番をより意識した勉強が重要になります。

制限時間を設定し過去問などを解くことで、本番の雰囲気を意識しながら行いましょう。

効果が出やすい勉強をするコツを解説!

この項目では、英検準1級の試験対策で効果が出やすい勉強のコツを解説します。

英検準1級の勉強全般のコツ

英検準1級対策の勉強全般のコツは以下の通りです。

  • 洋楽を聴き、歌詞を見ながら歌ってみる(楽しみながら基本的な英単語が身につく。リスニング対策にもつながる)
  • 勉強中、わからない単語が出てきてもすぐに辞書を引かずに意味を推測する
  • 例文を暗記するだけでなく、英作文を自分で作成してみる
  • さまざまな音源からネイティブの英語発音を聴く

勉強全般のコツは、英語を楽しむことです。

たとえば、上記の例の他にも、洋楽を聴くだけでなく英語のドラマや映画に積極的に触れたり、英語の小説を読んだり、動画サイトでアメリカのコメディアンの動画を視聴したりなど、英語を趣味として楽しみましょう。

普段から英語に気軽に触れられる方法を探してみると良いです。

また、国際交流的なボランティアに登録して英語を使って外国人のサポートをすることも良いトレーニングになります。

リーディングのコツ

英検準1級試験のリーディング対策のコツは語彙力を高めて読解力を向上させることです。

読解力が向上すれば長文を読むことが楽しくなり、より長文に触れたくなるというポジティブループに入ります。

語彙力は英検合格に必須の能力でもあるので、最優先で取り組みましょう。

また、長文読解は、文と文のつながりや文脈を意識して文章全体の構造を把握する必要があります。

英文解釈力を向上させれば英文を読むスピードが上がり、日本語の文章を読むように理解できるようになるでしょう。

長文読解にある程度慣れてきたら、本番の形式に馴染むために、過去問を解いてください。

このタイミングで過去問に触れれば、現時点での自分のレベルや弱点がわかります。

過去問を解き終わって答え合わせをする時は、弱点の部分を重点的に復習しましょう。

ライティングのコツ

英検準1級試験のライティング対策のコツは、とにかく書くことに慣れることです。

まずは、英語の論文を書き写すことからはじめましょう。

この作業を行うと、頻繁に使われる表現のパターンや模範的な形式を覚えられます。

次に、ライティングに必須である以下の構成の型を覚えましょう。

  • 主張
  • 理由1
  • 理由2
  • まとめ

上記の型を活用することでロジカルな文章が書けるようになります。

主張の結論を先に書くことで、読みやすい英文を書けるのです。ライティングに必要な型を身につけたら時事問題に触れていくことも大切です。

英検準1級試験のライティング問題は時事問題に関する内容が頻繁に出題されます。

そのため、特に日本国内の時事問題に積極的に触れていきましょう。

また、時事問題に対する自分の意見を考えておくことも重要です。

問題に対してYesかNoか、それに対する根拠は何か、などを英文で書くトレーニングもこなしておきましょう。

リスニングのコツ

英検準1級のリスニング対策は「シャドーイング」が有効です。

シャドーイングは、英語の音声より少し遅れて発声するトレーニング法のことです。繰り返すことでそれまで聞き取れなかった英単語が聞き取れるようになり、英会話に頻出する表現も自然に身につきます。
声に出すトレーニングなのでスピーキング試験の対策としても有効です。

また、「ディクテーション」も有用な学習方法です。

ディクテーションは読み上げられる英文を書き取るトレーニングなのでリスニング力が鍛えられます。

さらに、ディクテーションは語彙力の強化、文章のつながりを理解する能力を高めるなども見込めるため、リーディング力が向上します。

頻出する接続詞や言い回しも覚えられるのでライティング対策としても有益です。

Real-Life問題のコツ

英検準1級のReal-Life問題は、問題用紙を10秒間黙読する時間が与えられます。

それを踏まえたReal-Life問題の対策のコツは以下の通りです。

  • 問題の英文の中からキーワードを見つけ出すトレーニングをする
  • 選択肢とシチュエーション用紙を見くらべながら問題を解く練習をする
  • 10秒間の解答時間を有効に使う練習をする

先に選択肢のほうに目を通す、という方法を使う方も多く見受けられます。

スピーキング(二次試験)のコツ

英検準1級のスピーキング対策は、本番を想定したトレーニングをすることが重要です。

入出、自己紹介、問題の解答、退出という試験本番と同じ流れを繰り返して慣れておきましょう。

スピーキングでは、頭の中で自分の考えを整理して相手にわかりやすく伝える能力が必要になるため、ライティング力を鍛えて論理的な思考力を身につければ、スピーキングの時も論理的な会話が可能になります。

また、たくさんの英語のフレーズを頭の中にストックしておき、使い回せるようにしておくことも大切です。

講座の受講で効率的な勉強を

英検準1級は語彙問題のレベルが非常に高いため、単語や熟語の勉強が重要です。難易度も覚える項目や単語の数も、英検準2級とは段違いです。

また、スピーキング対策として、音読や発声、本番と同じ形式の演習を繰り返して行うことも大切です。

自分が実践している勉強や試験対策が正しいかどうか迷った時は、すべての級に対応した英検対策を行っているバークレーハウス語学センターにご相談ください。

英検合格のために、専門の講師陣が丁寧に指導により、効率良く合格レベルの学力を身につけられるでしょう。

実際の英検対策講座が無料で体験できる無料体験レッスンをご用意していますので、ぜひ、こちらの「実用英語技能検定」をご覧の上、お申込みください。

学習教材の紹介

【総仕上げ】7日間完成 英検準1級 予想問題ドリル

この教材は、過去問を参考にして作成した予想問題が多数収録されており、本番直前の総復習や総仕上げにピッタリの教材です。

ライティング問題のトレーニングができるWeb特典も充実しています。

単語・熟語対策でる順パス単 準1

収録されている英単語すべてに使用例・対義語・類義語が載っており、これらをまとめて覚えられるので、効率良く単語・熟語を学べます。

さらに、公式サイトとアプリから無料ダウンロードできる音声データを使えば、単語の発音やアクセントを学ぶことができ、例文の読み上げ音声ではリスニングの勉強もできます。

独学での勉強に限界を感じたら

英検準1級の勉強は独学でも可能ですが、具体的な試験対策についてはどのようにすれば良いかわからない方も多いでしょう。

そのような方は、英検対策コースがある語学スクールに通うことも1つの選択肢です。

スクールであれば、受験する級位に応じた授業を受けることができるので、効率良く試験対策ができます。

バークレーハウス語学センターでは、独学では対策が難しい、ライティングや二次試験のスピーキング対策ができる「英検準1級対策講座」を開講しています。

バークレーハウス語学センターの英検準1級対策講座について、もっと詳しく知りたい方は、こちらの「実用英語技能検定」でご覧いただけます。

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