2022/12/02

英検ジュニアゴールドとは?試験内容や参考書を紹介!

英検jrゴールド_対策法

この記事を書いた人

バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。
「英検ジュニアって何?」
「英検ジュニアの受験方法や難易度が知りたい」

上記のような悩みをお持ちではないでしょうか?

英検ジュニアという名前は聞いたことあるけれど、内容についてはよくわからないという人も多いと思います。

本記事では、英検ジュニアの試験内容や受験方法、対策法について詳しく解説していきます。

英検ジュニアの内容と目的を知り、お子さんの受験のサポートをしましょう。

目次

英検ジュニア

英検ジュニアとは、全てリスニングの小さなお子さん向けの英語テストです。

英検ジュニアには、下記のような3つのグレードがあります。

英検ジュニアのグレード
・ブロンズ
・シルバー 
・ゴールド

通常の英検は中学生レベルですが、英検ジュニアは小学生向けに作られた英検で、小学生の頃から英語に関心をもち、積極的なコミュニケーションを楽しむことを目的としています。

ブロンズが難易度としてはもっともやさしく、ゴールドが英検ジュニアの中では、一番難しいグレードとなっています。

難易度の高いグレードになるにつれて、試験時間も徐々に長くなっていきます。

ゴールドでは、約45分間で50問の試験問題が出題されます。

場面としては、海外旅行や日常会話、物語などが出題され、正しい選択肢にマルをつけるなど、音声で流れる語句や表現を理解して、状況を把握する能力が必要となります。

英検ジュニアのブロンズについて詳しく知りたい方は、以下のページも参考にしてみてください。

また、英検ジュニアは合否がありません。

正答率で評価されるため、不合格でもショックが少ないことが特徴です。

英検ゴールド

英検ゴールドについて、詳しく解説していきます。

英検ゴールドは、小学校高学年の児童に向けた英語試験です。

下記のような児童におすすめなのが英検ゴールドです。

英検ゴールドにおすすめの児童:

  • シルバーを8割以上正解できる英語力を持つ児童
  • 塾で2年~3年程度英語を学習している児童

英検ゴールドは、簡単な文での語句の聞き取りや3往復以上の会話の聞き取りが必要となります。

そのほかにも、5W1Hの疑問文への応答や程度や数量などの単語が出題されています。

試験の目的や概要について掲載されていますので、事前に英検公式サイトでもご確認ください。

受験方法

英検ジュニアには、下記の3つの受験方法があります。

英検ジュニアの受験方法
・学校
・ペーパー
・オンライン

受験費用は、受験方法によって異なり、下記のような受験費用となります。

英検ジュニアの受験費用
・ペーパー受験:2,500円
・オンライン受験:2,300円

個人で英検ジュニアを受験する場合は、上記の2種類から選択できます。

また、学校や自治体が主催で試験が開かれることもあります。

それぞれインターネットや郵送等の方法で予約することが可能です。

受験料や予約方法などは、先述の英検ジュニアオフィシャルサイトをご確認ください。

受験内容や日程が変更になる場合もありますので、しっかりと確認しておきましょう。

英検ジュニアと英検級の違いについて

英検ジュニアと一般英検との違いについて紹介します。

一番の特徴は、英検ジュニアは通常の英検と違い、合否判定がありません。

合格することはありませんが、落ちることがないので必要以上に落ち込むことがありません。

正答率で結果が出るので、より高い正答率を目指そうというモチベーションにもなります。

また、一般英検は試験内容が中学生の内容となりますが、英検ジュニアは小学生向けの試験となります。

また、試験形式も大きく異なり、一般英検がリーディングやリスニング、スピーキングの試験があるのに対して、英検ジュニアはリスニングだけの試験となります。

ゴールドの試験内容について

気になる、ゴールドの試験内容について紹介していきます。

英検ゴールドでは、下記のような問題が出題されます。

ビーチで蟹を見つめる少年の絵が出題され、下記のような選択肢の音声が流れます。
1. I found some shells on the beach.
2. I found some crabs on the beach.
3. I found some seaweed on the beach.

解答方法は、正解の2にマルをつけるというものです。

また、以下のような問題も出題されます。

dolphinという文字と音声が流れ、さまざまな動物の絵が描かれた写真からイルカを選んで〇をつけます。

ほかにも、会話を聞いて答える問題や、質問に対して選択肢を選ぶ問題があります。

ゴールドは英検ジュニアのなかでも最も難易度の高いグレードで、体感的な難しさは受験者によって異なりますが、一般的な英検の5級よりもわずかに簡単な難易度と言われています。

ゴールドとシルバーの違いは主に下記のような点です。
・出題される問題数:50問
・試験時間:約45分
シルバーゴールド
問題数45問50問
オンライン受験料2,500円2,700円
試験時間35分45分
学習時間1年〜2年程度2年〜3年程度

ゴールドで出題される問題

英検ジュニアゴールドでは全部で9問あり、下記のような問題が出題されます。

  • 絵に合う文を選ぶ問題
  • 4つの選択肢から仲間外れを選ぶ問題
  • 呼びかけの音声に合う返答を選ぶ問題
  • 音声の内容に合う選択肢を選ぶ問題
  • 文字に合う絵を選ぶ問題・質問に合った答えを選ぶ問題
  • 2人の会話にあった内容の選択肢を選ぶ問題
  • 絵にあった質問文を選ぶ問題
  • 4コマの絵の抜けている場所に入る文章を選ぶ問題

いろいろな文のなかで語句が理解できることや、3往復以上の会話の内容が理解できることが必要となります。

日本や外国の文化や慣習、海外旅行時や日常的な会話文などが出題されます。

公式サイトなどにサンプル問題がありますので、事前にサンプル問題で練習してから受験するようにしましょう。

難易度

英検ジュニアの中で、ゴールドは最も難易度の高いテストとなります。

難易度は受験者によっても異なりますが、一般的な英検5級よりもわずかに簡単な難易度といわれています。

小学生向けに作られているテストですが、何も勉強せずに臨むと正答率は低くなってしまいます。

英検ジュニアシルバーで80%以上の正答率を取得出来た場合に、ゴールドを受験してみましょう。

英検と英検ジュニアはどっちを受けるべき?

お子さんに受けさせる英語試験で、英検と英検ジュニアのどちらを受けるべきかを解説します。

英検と英検ジュニアの異なる箇所を表にしています。

 一般的な英検英検ジュニア
合否ありなし
認知度高い低い
問題リーディング、リスニング、ライティングリスニングのみ
オンライン受験なしあり
級(グレード)7階級3グレード

すべての教育機関や企業で通用するわけではありませんが、進学や就職で英語力を証明する場合であれば、一般的な英語試験である英検をおすすめします。

しかし、試験内容の項で述べた通り、一般的な英検は一番下の級位(5級)でも中学校初級程度の難易度があるため、英検ジュニアは「英検を受ける前段階」で受験することがおすすめです。

英語試験の空気感に慣れておけば、子どもが英検の試験を受ける際に緊張してしまう可能性も低くなります。

英検ジュニアのゴールドに対策方法はある?

英検ジュニアは、一般的な英検と同じく難易度(グレード)別に参考書が出版されています。

ゴールドグレードの対策に役立つ書籍や、使い方などを紹介していきます。

下記の参考書が英検ジュニアゴールドにはおすすめです。

楽しく始める英検Jr.ゴールド

本書は、書名のとおり楽しくお子さんが学べることができる1冊となっています。

イラスト、音声付のため本番を想定して練習することができます。

また、ごほうびシールや表彰状などお子さんが喜ぶ特典も豊富につけられているため、楽しく勉強を継続できます。

別冊では保護者向けの解説もついているので、どんなポイントに気を付けて解いたほうがよいのかをお子さんに説明してあげることもできます。

児童英検Jr.ゴールド 模擬テスト問題集

英検Jr.模擬テスト問題集は、オールカラーの問題集となっています。

内容としては本番さながらの模擬テストが掲載されているため、本番の予行練習ができます。

また、苦手な分野がどの問題なのかも模擬テストを事前に受けておくことであぶりだすこともできます。

スマホやアプリでも音声をダウンロードできますので、家以外のさまざまな場所で音声を聞くことも可能です。

はじめて受ける英検Jr.スーパードリルゴールド

はじめて受ける英検Jr.スーパードリルゴールドは、内容豊富な1冊です。

本番と同じ問題形式が2題と模擬試験が4回分収録されています。

必要な単語やフレーズもCDに一緒に収録されていますので、耳で聞いて覚えることができます。

単語やフレーズは、よくでる重要な単語をピックアップして収録されていますので効率的にゴールドの試験対策ができます。

英検ジュニアのオフィシャルサイト

そのほかには、英検ジュニアのオフィシャルサイトもおすすめです。

英検ジュニアのオフィシャルサイトには、サンプル問題が掲載されています。

模試の感覚で問題を解くこともできるため、どのグレードを受ける場合であっても本番前に一度受けておくことがおすすめです。

英検ジュニア公式HPからサンプル問題を受けることも可能です。

まとめ

ここまで、英検ジュニアについて紹介してきました。

英検ジュニアには、様々なグレードが存在しています。

なかでも、英語学習をしている子どもにはゴールドの試験がおすすめです。

英検ゴールドにおすすめの児童
・シルバーを8割以上正解できる英語力を持つ児童
・塾で2年~3年程度英語を学習している児童

また、ゴールドの試験対策には上記で紹介した参考書がおすすめです。

・楽しく始める英検Jr.ゴールド
・英検Jr.模擬テスト問題集
・はじめて受ける英検Jr.スーパードリルゴールド
・英検ジュニアのオフィシャルサイト

参考書やサンプル問題、勉強法にトライして、英検ゴールドに合格できるようになりましょう。

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